【素直さの自己PR例文】履歴書や職務経歴書、面接でアピールするポイント
自己PRは、転職活動で必要となる職務経歴書や、面接でも必ず聞かれる重要な項目です。ただ、いざ自己PRを考え始めてみると、「なかなか浮かばない…」と悩んでしまう方も多いようです。
そこで今回は、「素直さ」をアピールしたい場合の自己PR文作成のポイントと、例文をご紹介します。
「素直さ」とは？
「素直さ」とは、物事を真っ直ぐに受け入れる姿勢を指します。素直さに欠け、物事を疑ったり聞く耳を持たなかったりすると、適切なコミュニケーションを図ることができず、結果的に成長機会を逃すことになります。変化や逆境が起きたとしても真っ直ぐに受け入れる素直な姿勢は、職種を問わず大切なスキルと言えるでしょう。
ただし、素直さは「従順」や「人に逆らわない」という意味も含んでいます。伝え方によっては「主体性に欠けるのでは」「よく考えずに鵜呑みにしてしまうのでは」などと懸念される可能性があります。そのため、素直さを自己PRにする場合は、素直さを活かしながらも主体的・積極的な行動を意識して伝えましょう。
自己PR作成のポイント（履歴書、職務経歴書、面接）
自己PR作成のポイントと、履歴書、職務経歴書、面接用に作成する方法をご説明します。
自己PRの作り方
自己PRは、まず「キャリアの棚卸し」を行い、これまでの経験・スキルや得意分野を明らかにすることから始めます。次に応募先企業の人材ニーズを掴み、棚卸しした経験・スキルや得意分野からアピールできそうな強みをピックアップして言語化。最後に自己PR文として、エピソードを交えて作成します。
「自分の強み」に活かせる3つの力
自己PRに盛り込む「自分の強み」を考える際、大きく次の3つに分けられます。
・他人に関わる力 （協調性やチームワーク、指導・育成力など）
・自分に関わる力 （責任感、行動力、計画性、粘り強さなど）
・課題に対する力 （論理的思考力、分析力、企画力など）
「素直さ」は他人に関わる力になります。
自己PRの作り方 4ステップ
1．キャリアの棚卸しをする
2．応募先企業のニーズを考える
3．自分の強みを言語化する
4．1～3で整理した情報を元に自己PR文にまとめる
履歴書、職務経歴書、面接用の自己PR作成の流れとポイント
まず、職務経歴書用に200～400文字程度の自己PR文を作成しましょう。履歴書はスペースが限られているので、職務経歴書用の自己PRのうち特に伝えたいことを中心に、100文字程度にまとめます。
面接の自己PRは職務経歴書用と同様になりますが、伝える時は表情や姿勢、話し方を意識しましょう。また、自己PRに対して、「なぜそう感じたのか？」「苦労したポイントは？」など、さらに踏み込んだ質問が来る可能性があるため、付随する質問を想定しておくと万全です。
素直さを伝える際の注意点
ビジネスで求められる素直さとは、相手の立場や事情に関わらずしっかりと話を聞き、受け入れる姿勢を指します。相手の意見や教えに耳を傾けて実行する人材は、成長余地が大きいと言えます。素直な人材の方がマネジメントしやすく活躍の可能性も高いため、素直さを求める企業は多いでしょう。
ただし、素直さを自己PRにする場合は伝え方に工夫が必要です。前述のとおり、伝え方によっては「主体性に欠けるのでは」「よく考えずに鵜呑みにしてしまうのでは」などを懸念される可能性があります。そのため、素直さを基本姿勢として、「どのような成果を出したのか」「具体的なアクション」「自分なりの考えや創意工夫」を意識して自己PRにまとめるようにしましょう。
なお、「目に見える成果が出ていない」「規模が小さくアピールするほどではない」などで、自己PRに入れるエピソードに悩んでいる方もいるかもしれません。規模が小さく成果が数値化できなかったとしても、課題意識を持って自主的に行動したり、周囲を巻き込んだりしたエピソードがあれば自己PRになります。自ら取り組んだ経験は、積極的にアピールしましょう。
【職種別】「素直さ」の自己PR例文
「素直さ」を強みにした自己PRの例文を、職種別にご紹介します。
一般事務の自己PR例文
企画の自己PR例文
私の強みは「素直さ」です。
新しく企画を考えるときは、素直な姿勢でアイデアを考えるようにしています。過去の経験や知識だけにとらわれると、革新的なアイデアが出なかったり、狙ったターゲットにミートしなかったりする可能性があるからです。
アイデアの引き出しを増やすために、様々な業界・職種・年代の方との対話の機会を設け、普段のライフスタイルや嗜好、どのようなスマホアプリを利用しているのかをヒアリングするようにしています。昨年リリースした〇〇〇〇は、ヒアリングを通じて得たヒントを元に開発しました。現在は100万MAUの人気アプリとなっています。
営業の自己PR例文
営業として、素直な姿勢を意識しています。
商品のメリット・デメリットは、正直にお伝えするようにしています。正直にお伝えして、期待値を調整することで、商品を正しく評価していただくことができます。また、素直な姿勢で話を伺っていると、お客様から様々なことを教えていただくことができます。それは事業への想いであったり、困っていることであったり、単なる雑談だったりしますが、話をよく聞いて、お客様のために解決できることがあれば、仕事に関わらずご提案するようにしています。その結果、大手のお客様から〇〇に関する企画・コンサルティング業務を受注することができました。これは、既存の商品にない、新しいサービスになります。
枠にこだわらず、素直な気持ちでお客様に寄り添った結果、新しいビジネスを生み出すことができました。これからも、顧客満足を高めていきたいと考えております。
その他の自己PR例を見たい場合
自己PRがなかなかうまくまとまらない時は、他のケースの自己PRも参考にしてみてください。あなたのキャリアに合った自己PR例が見つかるかもしれません。
| 【自分に関わる強み】自己PR例文サンプル集 | |
| やり抜く力 | 忍耐力 |
| 継続力 | 粘り強さ |
| 実行力 | 活動意欲 |
| 集中力 | ストレス耐性 |
| 主体性 | 挑戦心・チャレンジ精神 |
| 改善・成長意欲 | 前向き思考 |
| 学ぶ姿勢 | 度胸がある・本番に強い |
| 感情をコントロールする力 | タフさ（精神力） |
| 使命感・責任感 | 目標指向性・達成意欲 |
| パッション（情熱） | 探究心 |
| 好奇心 | 変化対応力・柔軟性 |
| 行動力 | 積極性 |
| 【他人に関わる強み】自己PR例文サンプル集 | |
| 親しみやすさ | 気配り・ホスピタリティ |
| 素直さ | 誠実さ |
| 真面目さ | 約束を守る |
| 協調性・チームワーク力 | 指導・育成力 |
| 働きかける力（巻き込み力） | わかりやすく伝える力 |
| 傾聴力 | プレゼンテーション力 |
| 調整・交渉力 | コミュニケーション力 |
| リーダーシップ | |
| 【課題に対する強み】自己PR例文サンプル集 | |
| 論理的思考力 | 課題発見力 |
| 企画力 | 計画力 |
| 想像力 | 提案力 |
| 分析力 | 広い視点で捉える力 |
| 正確性 | スピード |
診断ツールを使ってみる
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