職務経歴書の書き方完全ガイド|職種別例文サンプル110種&無料テンプレート4種

職務経歴書の書き方や書類選考通過に向けた作成のポイント、提出方法を解説します。職種別の例文サンプルも100種類以上ご紹介しているので、書き方の解説や職種別の見本を参考に、職務経歴書を作成し、書類選考通過を目指しましょう。
目次
職務経歴書とは
職務経歴書は、これまでの勤務先や担当業務、成果を具体的に示す書類で、「強みの再現性」と「熱意や志望度の高さ」を伝えるための資料です。一方で、履歴書は氏名・連絡先・学歴職歴などのプロフィールを確認する書類です。採用担当者は、履歴書で募集条件と合致するかを確認し、職務経歴書で成果の裏付け、経験が自社で再現可能か、志望動機との一貫性を確認します。求人票の求める人物像を把握し、要件キーワードに沿って職務要約・実績・スキルを構成しましょう。
職務経歴書を書く前にする3つのステップ
職務経歴書の書き方がわからない人向けに、清書前の下準備について解説します。
職務経歴書を書く前にすべきことは、①これまで所属してきた会社や部署の経歴、担当した仕事、成果を書き出して、キャリアの棚卸しをすること、次に②応募先で活かせる経験やスキルを把握すること、最後に③自分の強みとあわせて自己PRしたい点を絞ること、と考えていくと、まとまった職務経歴書に仕上げやすくなります。
仕事の経歴や成果を書き出す
時系列で経歴を書き出します。所属した会社や部署、担当した仕事やプロジェクトを一覧にします。次に、成果物や実績、マネジメント経験の有無、役職や役割、使ったツールを書きます。最後に、課題発見力やコミュニケーション力などどんな力を発揮したかを書いていきます。
| 項目 | 経歴や成果の内容例 |
|---|---|
| 所属組織・職種 | 会社名/雇用形態/在籍期間/役職/部署・チーム名/所属組織の人数/担当職種/業界 |
| 担当業務 | 仕事内容や責任範囲。プロジェクト型の場合は、プロジェクト名/期間/工数規模/関与工程 |
| 役割・ポジション | マネージャー/リーダー/メンバー |
| 実績・成果 | 定量評価:売上、納品量、効率 定性評価:成果物、表彰、顧客評価 |
| スキルや使用ツール | 業務推進上の力:課題発見力、交渉力など 使用ツール:Excel、Jira、pythonなど |
| 仕事相手や取引先 | 関わった相手(お客様・取引先・社内)/どんな合意や契約をまとめたか |
| 特徴的な取り組みや工夫 | 新人育成/マニュアル化や手順書の作成/失敗からの学び・再発防止など |
応募先で活かせる経験やスキルを把握する
求人票にある「主な仕事」「求められる経験・スキル」を書き出します。次に、応募先の会社ホームページや業界のニュースを見て、力を入れていきたい事業や顧客の特徴、扱う商材を確認し、会社としてどんな人材を求めているのかを会社研究を通して具現化します。
自分の経験でアピールできる内容を考える
最後に、自分の経験や成果の中から、応募先で「同じような成果を再現できる」経験を選びます。自己PRとしてまとめる際は、選んだ業務について、課題(困りごと)に対しての行動(どう動いたか)、結果(数字や期間)の成果を書き出します。自身の経験に不足がある場合は、似た場面での対応や学習中の内容を添え、即戦力性と伸びしろなどを伝えましょう。
職務経歴書のフォーマットダウンロード
転職でよく使われる職務経歴書のフォーマットは、経歴順で書く「逆編年体式」「編年体式」と、経験でまとめる「キャリア式」「スキルシート」の4種類があります。
| 逆編年体式 ※おすすめ | 最も一般的。最新の業務内容から書くので直近業務の経験が応募職種にマッチしている人向け | Word形式 Excel形式 PDF形式 |
|---|---|---|
| 編年体式 | 過去の経歴から書く。社会人経験浅めな人や、経歴の一貫性を伝えたい人向け | Word形式 Excel形式 PDF形式 |
| キャリア式 | 経験豊富な人向け。これまでの経験を分野別にまとめた書式 | Word形式 Excel形式 PDF形式 |
| スキルシート式 | 専門職向け。プロジェクトごとに経歴をまとめた書式 | Excel形式 PDF形式 |
【職種別】職務経歴書サンプルテンプレート110種
職種によって、見せたい要素が異なります。職種別の職務経歴書見本を参考にして、職務経歴書をまとめていきましょう。
営業職
この職種の職務経歴書では、取り扱っていた商材、顧客の規模、数、商談相手の役職などに加え、売上・営業実績、顧客評価、社内評価(表彰の経験・成績)などの実績を具体的に記入しましょう。
企画・マーケティング・経営・管理職
この職種は、会社の規模によって、仕事内容が大きく異なるのが特徴です。職務経歴書では所属していた部署の規模、自分の役割を過不足なく明確にしておきましょう。
サービス・販売職
この職種の職務経歴書では、「こんな接客経験をしてきたから自分にはこんな強みがある」といえる具体的な情報を盛り込みましょう。店長候補の場合は、接客力だけではなく、マネジメント力についても言及できると良いでしょう。
Web・インターネット・ゲーム
進化の速いWeb系職種は、実績だけでなく持っている知識や技術も重要視されます。この職種の職務経歴書では、使用可能ツールとスキルレベルを具体的に記載しておきましょう。
専門職系(コンサルタント、金融、不動産)
専門性が問われるこの職種の職務経歴書では、「専門分野」「関わってきたプロジェクト」「実績」の具体性が重要です。表などを用いて分かりやすくするのもオススメです。
クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン)
この職種は、会社の規模によって、業務範囲に違いで出てくるのが特徴です。職務経歴書では、自分の役割(企画・コンセプトの立案の有無、実作業をしていたのか、ディレクションだけなのかなど)を明確にしましょう。
ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)
この職種の職務経歴書では、特にこれまでの経験や専門性が問われます。自分の専門スキルや経験をより理解してもらうために、簡潔に記し、表形式などで整理するようにしましょう。
エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)
この職種は、スキルと実務経験が重視されます。職務経歴書では、スキルや関わっていた工程、役割などがすぐに分かるように、表形式でまとめるのもオススメです。
素材・化学・食品・医薬品技術職
この職種は、実務に裏付けられた経験・スキルが重視されます。職務経歴書では、スキルや関わっていた工程、役割などを分かりやすくまとめましょう。研究や技術開発力だけではなく、他部署との連携や折衝能力、マネジメント能力もアピールできると有効です。
医療・福祉・介護系
この職種は、経験のほかに、コミュニケーションスキルも重視されます。業務の中で工夫や改善したことや、関係者との連携について、具体的に記入すると良いでしょう。
建築・土木技術職
この職種の職務経歴書は、領域担当、主担当か補佐か、保有資格などを具体的に記載しましょう。資格は未取得であっても「専門学校に通学中」「既に受験を済ませ結果待ち」などがあれば記載しましょう。
技能工・設備・交通・運輸
この職種は、経験のほかに、コミュニケーションスキルも重視されます。業務の中で工夫や改善したことや、関係者との連携について、具体的に記入すると良いでしょう。
その他
ブランク期間が長く、転職回数が多い場合には、どんなことを考え、ステップアップを目指してどのように自分自身を磨いてきたかを中心に書きましょう。
職務経歴書の項目別の書き方

職務経歴書の項目は、採用する形式によらず概ね共通しています。項目別の書き方は、それぞれをクリックすると解説にジャンプします。
① 年月日(提出日)と氏名
② 職務要約(職務概要)
③ 活かせる経験、知識、スキル
④ 会社(勤務先)概要
⑤ 職務経歴
⑥ 資格・特技など
⑦ 自己PR
① 日付(提出日)と氏名
「職務経歴書」の直後に、日付と氏名を右寄せで配置します。日付は、職務経歴書の提出日を記載し、履歴書や送付状の日付とも揃えます。
| 項目 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 日付 | ・提出日を記載 ※郵送=投函日、メール=送信日、持参=面接日 ・西暦和暦どちらでもOK |
| 氏名 | フルネームを記載する(ふりがな・印鑑は不要) |
② 職務要約(職務概要)
職務要約(職務概要)は、職務経歴書の冒頭に200〜300文字程度の経歴の要約文です。採用担当者が詳しく確認する前に、一見で「どのような経験を持ち、何ができるか」が分かる内容をまとめます。
▼職務要約に入れると良い要素
(1)業界・職種
(2)経験年数
(3)担当業務・商材
(4)役割・ポジション
(5)具体的な業務内容
(6)実績や成果
(7)スキル・得意分野
(8)特徴的な取り組みや工夫
▼職務要約作成用穴埋めテンプレート
伝える順序や要点をまとめるイメージが湧かない場合は、埋めるだけで文章が整う「穴埋めテンプレート」を使ってみてください。
| 私は【(1)業界・職種】で約【(2)経験年数】年、【(3)担当業務や扱った商材・サービス】に携わってきました。【(4)役割・ポジション】として【(5)具体的な業務内容】を担い、【(6)実績や成果(数値・具体例)】を挙げました。強みは【(7)スキル・得意分野】で、【(8)特徴的な取り組みや工夫】にも取り組んできました。 |
| ↓完成した例文↓ |
| 私は【(1)Webのフロントエンジニア】で約【(2)3】年、【(3)化粧品のECサイトのUX改善】に携わってきました。【(4)Webディレクターと自分がエンジニア】として【(5)詳細設計からコーディング、リリース】を担い、【(6)1ヶ月で3〜5案件のPDCAの実現】をしました。強みは【(7)開発効率を上げること】で、【(8)Githubなどを活用して共通資材化する工夫】にも取り組んできました。 |
\AI要約で職暦要約を自動生成/
③ 活かせる経験、知識、スキル
業務での使用ツール、ソフトや語学力などのテクニカルスキル、会社によらず汎用的なポータブルスキルを中心に記載します。
IT系やクリエイター系の職種など、スキルが多岐にわたる場合は「スキルシート」や「ポートフォリオ」にまとめる方法もあります。
▼活かせる経験、知識、スキルの書き方のポイント
- 「職務経歴」の前後に記載する
- 応募職種に関係のあるスキルを選ぶ
- 扱えるツールやアプリ等も記載してよい
- 略語は避け、正式名称で記載
- ツールの使用歴や、取り組み内容も加える
| 【得意領域】 ・タスク管理能力(社内プロジェクトの進捗会議を主導) ・課題解決力、提案力(マニュアル作成やフロー改善を実施し、業務効率化の仕組みを提案) ・Webアプリケーション開発(PHP、JavaScriptの使用経験あり) |
| 【使えるツール、ソフト】 ・Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル使用/売上分析レポート作成経験あり) ・営業資料のPowerPoint作成(提案書テンプレートを10パターン作成) ・Photoshop (使用歴5年程度) ・新規Webサイトのデザイン、バナー制作の経験があります。 |
④ 会社(勤務先)概要
職務経歴を会社ごとにまとめて書く際は、最初に会社(勤務先)概要を書きます。主な項目は、社名、事業内容、設立年や売上などの規模がわかる情報を入れます。
| 項目 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 会社名 | 正式名称で記載 |
| 事業内容 | 「○○の製造・販売」「○○業界向けITソリューション提供」など、簡潔に具体的に記載業界が伝わりづらい場合は商品ジャンルや取引先を補足 |
| 設立年/売上規模(資本金、売上高)/従業員数 | 約◯名、約◯億円など、おおよその数・規模でOK従業員数は正社員のみであれば(正社員)、連結の場合は(連結)と追記 |
| その他 (必要に応じて) | 上場・非上場、本社所在地、主要サービス、強みのサービス、主要取引先など |
| 【関連記事】 職務経歴書の「会社(勤務先)概要」の書き方 |
⑤ 職務経歴

職務経歴書の職歴では、履歴書と異なり、「担当業務の詳細」「実績」などを記載します。応募職種に関係の深い経験を中心に掘り下げ、それ以外は簡潔に記して構いません。上の例は、使用ツールや役職の列を分けていますが、列の分けるかは、自分の職歴に応じてカスタマイズしてかまいません。
職種別の書き方・記載例は、職種別のリンクを参考にしてください。
⑥ 資格・特技など
職務経歴書では、資格の正式名称と、業務上でどのくらい活用しているかがわかる一文を加えるとよりアピールになります。
この情報により採用担当者があなたの強みをイメージしやすくなるため、可能であれば積極的に記載しましょう。
書き方の例など:職務経歴書で記載できる免許・資格一覧
⑦ 自己PR
「自身の強み・成果」や「これまでの仕事で得た経験・スキル」について、それを裏打ちするエピソードを交えて200~400文字程度でまとめます。
イメージが沸かない場合は、まず以下の穴埋めテンプレートを活用してみてください。
| 私の強みは【①自分の強み】です。 前職では【②役職や担当業務】として【③強みを示すエピソード】に取り組み、【④そこで工夫した点】を実践しました。その結果、【⑤成果(数値や改善内容)】を達成し、【⑥周囲からの評価や広がり】にもつながりました。入社後は【⑦応募企業の業務で発揮できる強み】を活かし、【⑧具体的な貢献イメージ】に取り組みたいと考えております。 |
\自分の強みが思いつかない場合は/
職務経歴書を書くおすすめの順番
職務経歴書を書く前の準備(職歴や強みの棚卸し、企業研究)をしたあと、職務経歴書はどこから書くべきか。
おすすめは、職務経歴書を書く順番は「職務要約」と「自己PR」を固めることから始めることです。アピールポイントを整理することで、詳しく見せたい経歴と簡易に見せる経歴の優先度がついて、見やすい職務経歴書にすることができます。
職務経歴書に書かない方がよいこと
職務経歴書には、基本的に採用要件との関連性が低い情報は書きません。以下で詳しく解説します。
退職理由は書かない
職務経歴書に退職理由は原則不要です。特に待遇不満や人間関係など主観的・ネガティブな説明は逆効果になります。契約満了や会社都合、キャリア方針の転換など、どうしても触れておきたい場合でも、スペースを最小化し、面接で前向きかつ事実のみを説明するのが無難です。代わりに、次の環境で活きる経験・スキル、達成した成果、再現可能な強みを中心に据えましょう。空白期間がある場合は、学習・資格・プロジェクトなどの活動で補足し、成長や準備を示す記載に置き換えると評価に繋がります。
応募職種に関連しない趣味や特技などは書かない
採用担当者は求人要件との整合と再現性を短時間で見極めます。関連性の低い趣味・特技、選考に関係のないエピソード、汎用的で根拠の乏しい自己評価は読み飛ばされてしまう原因になりやすいので避けます。アルバイト経験も、職務に直結しない場合は割愛し、代わりに成果に紐づく活動(数値改善、リーダー経験、顧客対応の評価など)のみ記載するようにしましょう。関係のない情報は思い切って削ることで、要点が際立ちます。
職務経歴書でよくある質問
職務経歴書は手書きで作成してもいい?
基本はPCで作成する方が無難です。PCで作成するほうが、誤字修正・更新・提出形式(PDF等)への変換が容易なのと、採用担当者にとっても見やすい仕上がりになります。指定がない限り手書きは避けましょう。手書きで作成する場合は、文字サイズや余白、見出しの階層を揃え、採用担当者が読みやすい見た目に仕上げることが重要です。
アルバイト経験しかない場合はどうする?
職務関連性の高い経験へ言い換えることが出来れば十分に評価対象になります。業務量や売上への貢献、改善提案、シフト管理や新人育成、クレーム対応などを数値・規模で具体化したり、役割拡大や表彰、指名獲得など再現可能な成果を示しましょう。自主的に学んだことや資格なども、併記すると意欲が伝わり効果的です。
職務経歴書は何枚までに収める?
目安は社会人経験が5~7年程度までなら1~2枚、それ以上は2~3枚に集約します。重要なのは分量ではなく「募集要件と合致するか」と「読みやすさ」です。最新かつ応募に直結する経験を厚めに、古いものや関連の薄い内容は圧縮します。枚数を減らすコツは、職務要約で結論を先出しし、実績は大見出しと要点の箇条書きに、冗長な背景説明は削減します。枚数基準は企業指定があればそれに合わせて調整しましょう。
自己PRは書かなくても問題ない?
指定がなくても、自己PRは選考でプラスに働くことが多いです。自己PR欄を設けない場合は職務要約の直後に自己PRとして1〜2項目を添えておくといいでしょう。
適切なフォントサイズは?変更してもいい?
本文は10.5〜11pt、見出しは12〜14ptが一つの目安です。日本語はゴシック系(游ゴシック、ヒラギノ角ゴなど)が見やすいケースが多く、PDFでも体裁が保たれやすいです。行間は1.2〜1.5倍、余白は上下左右15〜25mm程度にすると採用担当者が読みやすいでしょう。指定がある場合はそれに従い、なければ提出形式(PDF/Word)で見え方を確認しましょう。情報が多い場合は、文字を極端に小さくするより、不要な記載を削って整えましょう。
提出するよう言われなかった場合は出さなくてもいい?
指示がなくても、職務経歴書を添えることで採用担当者の目に留まりやすくなります。履歴書だけでは伝わりにくい「成果の具体」「再現性」「求人との適合」を補えるためです。添付欄がない応募フォームなら、履歴書にポートフォリオURLや簡易サマリーを記載し、面接で提示できる準備をしておくと安心です。企業が「履歴書のみ」と明示している場合は従いつつ、任意提出の可否を確認するようにしましょう。
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