転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2017/07/21 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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「転職活動がうまくいかない」と感じたときに振り返りたいポイント

Fotolia_119571452_M転職活動を始めたものの、不採用が続き、気持ちも落ち込んできた…。そんな時には一度立ち止まって、これまでの転職活動を振り返ってみましょう。

今回は、転職活動における確認しておきたいポイントを、これまで多くの転職者をサポートしてきた、リクルートキャリアのキャリアアドバイザー(CA)のインタビューをもとにまとめてみました。ズルズルと負のスパイラルに落ちていかないよう、冷静に見つめ直してみては。

◇不採用が続いていても「どこにも通用しない人」ではない

転職相談を受けていると、「どのように書類を書けば選考に通りますか?」「面接では何と答えたほうがいいですか?」といったテクニックの質問をされることが少なくありません。おそらく転職活動を学校のテストのように、「明確で客観的な合格/不合格の基準があるもの」だと捉えている方が多いからなのでしょう。しかし、実際には明確で客観的な基準というのはない場合がほとんどです。その理由は2つあります。

1つ目は、特に欠員募集のための採用の場合、「前任担当者のスキルに引っ張られて要件を設定する」ということが起こるためです。募集するポジションの仕事内容に対して「本当に必要なスキル」を明確にすることができず、前任担当者のスキルをそのまま要件にしてしまう。その結果、仕事に必要なスキルとは若干異なる採用が行われてしまい、実際の仕事内容に対するスキルでは申し分ない人でも、「スキル不足」と判断されてしまう場合があるのです。

2つ目は、「実際に採用を担当する現場の方が、採用に精通しているわけではない」ためです。採用に際しては、現場の人間や事業部長などが面接官となるケースが多いのですが、必ずしも「人を採用する」ということに対してプロではないので、合否にブレが出たり、転職者の持っているスキルを見抜けなかったりする場合があります。
また、「実際に業務で関わる人」が面接をするので、個人の感覚的な「合う/合わない」という判断により、不採用とされてしまう場合もあるのです。

つまり、採用における明確で客観的な基準というものはない場合が多いので、不採用が続いてしまったからと言って「どこにも通用しない人」というわけではありません。このことをまずは知っておいてください。

しかし、そうは言っても応募する企業や書類・面接において、きちんと見直すべき点がある可能性もあります。今回は「転職活動がうまくいかない」と思う方にありがちな、3つの落とし穴とその改善方法について説明していきたいと思います。

◇【落とし穴1】企業の求めるスキルを持っていない/アピールできていない

企業から「スキル不足」と判断された場合は、主に書類審査の時点で不採用となるケースが多いです。書類の通過が思わしくないという方はこれをまずは見直してみてください。

例えば、「就職活動のときに入社したいと思っていた企業に、中途採用でリベンジしたい」と考えている方は、一概には言えませんが、このケースが当てはまる可能性があります。新卒採用では、企業は基礎学力や素養、職務遂行能力といった「ポテンシャル」を重視して採用をしますが、中途採用ではそれを前提に、スキルなどの付加価値を求めます。新卒採用の延長線で転職活動を考えていて、「企業が求めるスキル」という視点が完全に抜けてしまっている…ということがあるかもしれません。「この会社に入社することで自分は本当に活躍できそうか」「活躍できるとしたら、どのように活躍できるのか」についてきちんとイメージができた上で応募してみましょう

また、一方で、自分はしっかり企業の求めるスキルを持っているにも関わらず、それがうまくアピールできずに不採用になってしまう…という場合もあります。その場合は、募集要項の「求めている人材」や「募集の背景」について、理解を深めておきましょう

例えば、求人情報に「これからの5年を『第二創業期』ととらえ、今後の事業の柱となる新規事業立ち上げに注力していきたいと考えています。そのために自ら課題を発見し、自発的に行動できる人材を求めています」という募集の背景・求めている人材像が書かれている場合、どのように自分の持っているスキルや経験をアピールしますか?「自ら課題を発見し、自発的に行動」してほしいと企業側は考えています。例としては、「業務フローの改善を自ら提案し、多くの人を巻き込んで成功に導いた」「営業先に自ら提案内容を企画し提案した結果、売上を先月の1.5倍に増やすことができました」など、自ら課題点を発見し行動したエピソードなどをアピールするとよいでしょう。

またこの場合、「なぜ『自分なり』に考えようと思ったのか?」「(他の人にはできない)自分だからこそできたのはなぜか?」といったことを様々な角度から深掘りしてみてください。そうすることで、「たまたまではなく、しっかり考えたうえで行動している。これならうちでも活躍してくれそう」と、再現性のあるスキルとして認めてもらえる可能性が高まります。

募集する人材像や募集背景を読み、「企業が本当に求めていること」は何かをしっかりと理解したうえで、自分の経験をそれに沿って整理し伝えるようにしていきましょう。

◇【落とし穴2】応募する企業・求人を厳選しすぎている

「転職活動は大事なことだから、慎重にやりたい」と考える方は、「気に入った企業を1社だけ受ける。同時に何社も受けない」など、極端に応募する企業・求人を絞って転職活動を進めがちです。しかし、これはあまり賢いやり方とは言えません。

面接を受けてみると、それまで抱いていた印象が変わることはよくあることです。求人情報や企業ホームページから受ける印象だけで判断して応募していると、「求人情報や企業ホームページを見た限りではいいと思ったけど、実際に面接を受けてみると何か違う」と感じることもあります。結果として、最初から厳選して応募していると選択肢がなくなってしまい、転職活動が長期化してしまいます。また先に挙げた通り、どんなに採用条件に合致したスキルを持っていても、「実際に業務で関わる人」である面接官が個人的に「合う/合わない」で採用を判断する可能性もあります。

転職活動が長期化することで、様々なリスクが生じます。在職中の場合は、現業と転職活動を両立することで心身ともに疲弊していきます。「今の仕事を頑張り続ける」ことも難しいとなると、それだけ成長できる機会を損失していることにもなります。結果として、どちらもうまくいかなくなってしまう可能性が高まるのです。

転職活動を短期間で終えるためにも、また複数の選択肢の中から入社する企業を選べる状態にするためにも、少しでも気になる求人については同時に複数応募し、面接に足を運ぶようにしてみてください。実際に求人情報や企業ホームページだけではわからない部分が必ずあります。直接会って話を聞くという「1次情報」を積極的に取り入れるようにしましょう。

◇【落とし穴3】面接で「企業が聞きたいこと」に答えられていない

なかなか面接が通過できない…という方は、もしかするとこのケースが当てはまる可能性があります。例えば、「転職理由」について問われたときに「退職した(する)理由」ばかり答えてしまい、結果「前職のグチ」のように捉えられてしまう…というケースです。「転職理由」を聞くのは、「あなたが『これから』『この会社で』何をしたいのか」という「転職で実現したいこと」を聞きたいから。面接における質問の真意をしっかり理解したうえで答えるようにしましょう。

※詳しくは「転職理由を聞かれても、うまく答えられない人のための処方箋」をご覧ください。

◇「自分視点」から「企業視点」に考え方を変えてみよう

「自分視点」で、「給与も、会社のビジョンも、知名度も、勤務地も…」とあれこれ条件を並べて求人を探しても、なかなか期待通りの企業は見つかりません。まずは、「自分はこの転職で何を実現したいのか」を考え、求める条件に優先順位をきちんとつけていきましょう。

また、「自分視点」だけで考えるのではなく、「企業視点」で自分はどう評価されるのかをきちんと意識してみましょう。転職活動は「営業活動」に似ています。「相手(=企業)は自分に何を求めているのか?」を十分に理解したうえで、「自分は何が提供できるのか?」を考え、整理し伝える。この視点に基づいて今までの転職活動を見直してみてください。きっと改善できる点が見つかるはずです。いままでうまくいかなかったからといって、全く落ち込む必要はありません。いまから変えていけばいいのです。

また気持ちを新たに、転職活動をスタートさせましょう!皆さんの転職活動の成功を、心から祈っております。