受かる志望動機とは?志望動機の書き方と伝え方【例文付き】

受かる志望動機はどのように作成すれば良いのでしょうか。
「志望動機」の書き方と、受かる志望動機のポイント、職種別・シチュエーション別の志望動機例文を解説します。
「書き出し」や「締めくくり」のポイントもご紹介するので、参考にして志望動機を作成してみましょう。
目次
志望動機の書き方3ステップ
志望動機・志望理由は「1.書き出し」「2.活かせる経験」「3.締めくくり」の3ステップに分けて書くと、簡単に、伝わりやすい志望動機を作ることができるでしょう。
- 書き出し:なぜこの業界・会社を選んだのか
- 活かせる経験:入社後、何を実現したいのか
- 締めくくり:入社後、どのような活躍ができるのか
ステップ1.「応募企業を選んだ理由」で書き出す
志望動機・志望理由でまず伝えたいのは、なぜその業界・企業を選んだのか、という理由です。
業界動向やその企業、仕事内容についてリサーチをした上で、どこに魅力を感じて志望しているのかを伝えましょう。
例えば以下のポイントで、他業界・他社とはどのように違うのかを比較しながら調べていきましょう。
1:ライバル企業と比べた独自の強み 例)業界内でのポジション(◯◯シェアナンバーワン)、独自の技術やセールスポイント(業界初△△を商品化)、経営基盤(大手◇◇グループの一員として安定した経営基盤と資金力を持つ) 2:経営者の理念やメッセージ 例)経営者のメッセージ、企業精神、社会や世の中、人に対してどのように貢献していくか?、社長が発信しているブログ・SNS 3:経営状況や今後の事業に対する取り組み 例)設立から現在までの沿革や経営・売上の推移、中長期経営計画内容、計画実現に向けた具体的な戦略や取り組み 4:商品・サービスの魅力 例)具体的な商品やサービス内容、開発ヒストリーや開発者・営業などの声(関連する記事などでチェック)、消費者の反応(SNSなどでチェック) |
どうしても志望動機が思いつかないときは「志望動機がないときに考えたい3つの軸とは?」を参考にしてください。
ステップ2.「活かせる経験・スキル」を書く
次に、応募先企業で自分の経験やスキルをいかに活かせるか、入社後に活躍できるか、“自分と応募先企業や応募職種との接点(共通点)”を伝えていきます。
未経験職種への挑戦でも、これまでの仕事への向き合い方や手掛けてきた業務、プロジェクト内容などから、入社後に活かせる汎用性・再現性のある経験やスキルを引き出すことはできるでしょう。
自分の強みがわからない場合は『転職活動に役立つ!無料自己分析ツール「グッドポイント診断」』を参考にしてください。
ステップ3.「入社後に実現したいこと」で締めくくる
締めくくりでは、入社後に実現したいことや、自分がどう貢献していきたいのかを伝えていきます。
実現に向けて、具体的にどのような努力や工夫、自己鍛錬をしていくのかを伝えることで、熱意や意思をはっきり伝えることができるでしょう。
思いだけを一方的にアピールする形にならないように、企業側が求めている経験やスキル、人物像をリサーチした上で、自分が実現したいこととミスマッチが生じていないかセルフチェックをすることも大切です。
受かる志望動機とは?
受かる志望動機を作成するために気をつけておきたいポイントがあります。
作成後にチェックしておきましょう。
志望企業との接点が明確
なぜ応募企業を志望しているのか、採用担当者が納得できる内容になっていることが重要です。
「自分自身が将来実現したいことと、応募企業の仕事内容は一致するのか」「なぜ転職をしたいのか、今の環境では実現できないのか」なども整理して伝えるようにしましょう。
入社後の活躍イメージが持てる
受かる志望動機にするためには、強い入社意欲だけでは不十分です。
志望動機で伝えた経験・スキルが、実際に入社後に活かせそうだと採用担当者が納得できるかどうかも重要なポイント。
求人に記載されている仕事内容や求める人物像などを確認し、具体的にどのような経験・スキルが活かせるのかを伝えましょう。
応募企業ならではの魅力を伝えている
応募企業を志望する理由が応募企業ならではの魅力・特徴を理解した内容になっているかどうかも重要です。
採用担当者から「他の企業でも良いのでは?」「企業研究が足りないのでは?」という疑問を抱かれないように、業界や商品・サービスだけでなく、企業理念や事業戦略などできる限り調べ、自分の言葉で志望動機として伝えることが大切です。
志望動機・志望理由の例文
職種別の志望動機・志望理由の例文とポイントを紹介します。
事務
DXのコンサルティングで急成長を遂げている貴社で、社内の業務効率化に貢献したいと考えております。
現職は社歴の長い社員が多く、取引先も地域に根差した小規模の企業が大半で、デジタル化が進んでおらず非効率な作業がとても多いのが課題でした。デジタルを活用した業務効率化に興味がありましたが、ツールの導入などを提案しても受け入れてもらえず、知識やスキルがアップデートされないことも悩みでした。
貴社が取り上げられている記事やブログなどを拝見したところ、社内でも積極的にDXを推進し売り上げを伸ばされていることを知りました。現職でデジタル化やツール導入を提案するために、各社の事例調査やツールの比較検討などを行ってきた経験・知識は、貴社でも活かせると考えております。また、社歴や職種の違いなどにとらわれず、自由闊達に議論ができる貴社の柔軟で風通しの良い社風にも魅力を感じています。
入社後は積極的に社内の課題に取り組み、貴社の成長に貢献したいと考えております。
<評価のポイント>
- 応募企業を選んだ理由:現職で課題に感じていた分野と応募企業の特徴を結び付けて伝えられている
- 活かせる経験・スキル:実戦経験はなくても、学んできた知識が活かせることを伝えられている
- 入社後に実現したいこと:応募企業の社風と関連付けて入社意欲をアピールできている
営業
20代からマネジメントポジションに就くなど、年次に関係なく評価される風土に魅力を感じ、営業として貴社で力をつけたいと考えています。
現職では年功序列の制度が根強く、成果を上げても昇給・昇格が望めないところにもどかしさを感じています。また、扱う不動産自体の良し悪しが営業成績に大きく左右するため、私自身の営業力を磨く環境として限界も感じています。
法人向けの不動産営業で培った経験は、人材領域のリクルーティングアドバイザーとして売り上げに大きく貢献できると考えております。また、個人向けの不動産営業経験も、求職者に寄り添うキャリアアドバイザーとして活かせると感じております。
人材という無形商材を扱うことで、更なる営業力を身に着け、貴社の事業成長に貢献するとともに、求人企業の人材不足という課題に向き合い、潜在的なニーズを引き出す存在になりたいです。
<評価のポイント>
- 応募企業を選んだ理由:「20代からマネジメントポジションに就く」「年次に関係なく評価される風土」といった、若手から活躍できる部分に魅力を感じたと具体的に自分の言葉で伝えられている。
- 活かせる経験・スキル:法人営業と個人営業の双方の経験・スキルを応募先で活かせることを伝えられている。
- 入社後に実現したいこと:自身の営業力向上だけではなく、応募企業の事業成長や顧客の課題解決に関する意識をアピールできている。
経理
IPOを見据え成長を続ける貴社で、経理として事業拡大を支えたく、入社を志望しました。
現職では、経費管理や請求書の発行、入出金の管理から始まり、決算業務も一通り経験してきました。ただ、大きな組織ゆえに部門内の役割分担が明確で、ルーティンをこなすことに物足りなさを感じています。
税理士事務所との連携でも、窓口としてさまざまな書類の作成を手掛けてきたので、社内外での多岐にわたる業務にも精通しております。貴社が今後、組織拡大とともに外注の範囲が広がっていっても、現職の経験やスキルを活かせると考えています。
経営を支える経理職として、●年後のIPOを目指す貴社で、事業成長に貢献できる人材になりたいです。
<評価のポイント>
- 応募企業を選んだ理由:IPOを目指し成長中の応募企業で経験を活かしたいと明確に伝えられている。
- 活かせる経験・スキル:現職での社内外での連携をとってきた経験スキルが、応募企業で将来的に必要になり価値があると自身の見立てとともに伝えられている。
- 入社後に実現したいこと:企業にとっての大きな目標であるIPOに主体的に貢献し組織を支えていくという意欲をうまく伝えられている。
生産管理
大手コンビニチェーンを中心に、毎日100万食以上もの商品を製造・出荷している貴社の事業に興味を持ちました。特に「大規模製造のコスト管理や工程管理」のノウハウを吸収し、成長していきたいと思っています。
私は現職の老舗メーカーで、〇〇の製造工場の生産管理や予算管理業務に携わっています。季節によって異なる製造量に対応すべく、仕入れ業者との価格交渉や、納期を厳守するための製造ラインの見直し、衛生管理の徹底などに努めてきました。これまでは〇〇という一つの製品に特化してきましたが、今後はより多岐にわたる商品や大規模製造の現場で、生産管理の経験を生かしたいと考えています。
入社後は、効率的なコスト・工程管理と共に、現場スタッフのモチベーションを高めるための労務管理やマネジメントにも積極的に携わりたいです。
<評価のポイント>
- 応募企業を選んだ理由:数字を交えて具体的に書かれている。
- 活かせる経験・スキル:「大規模製造のコスト管理や工程管理」に活かせる経験を具体的に伝えている。
- 入社後に実現したいこと:労務管理・マネジメントポジションに挑戦したいという意欲を伝えられている。
職種やシュチュエーションごとの志望動機・志望理由の例文集
【職種別】志望動機例文
リンクをクリックすると、職種別の志望動機・志望理由の書き方解説ページへ遷移します。
【シチュエーション別】志望動機例文
リンクをクリックすると、シチュエーション別の志望動機・志望理由の書き方解説ページへ遷移します。
改善が必要な志望動機のNG例と改善方法
志望動機・志望理由を完成させるにあたり、企業の採用担当者から低評価につながりやすい点も知っておくと良いでしょう。
志望動機・志望理由は企業によって評価が異なりますが、どの企業にも共通するマイナスポイントを理解しておくことで、不採用の確率を下げることができるでしょう。
応募企業ならではの特徴になっていない
「貴社の仕事を通して、人材不足という日本社会の課題に向き合いたいと考えています」
「貴社の商品開発を通じて、多くの人を喜ばせる仕事をしたいです」
<NGな理由>
同業他社との違いが明らかになっていない志望動機や、スケールの大きな社会課題や漠然とした思いが書かれた志望理由の場合、「あまり調べていないのでは」「どこでもいいのでは」と思われてしまう可能性があります。
「同じ内容の文面を同業他社にも送っているんだろうな」「他社の面接でも同じ回答をしているんだろうな」と思われてしまっては、なかなか採用にはつながりません。
<改善方法>
応募する前から、業界のポジションや競合優位性など、応募企業の研究をしっかりと行っておきましょう。
企業のホームページや関連のWebサイトなどで情報収集するほかに、商品やサービスを使ってみたり、店舗に足を運んでみたりして、自分の目で確かめてみるという方法も有効です。
仕事内容について言及していない
「貴社の看板商品である〇〇を、幼少期から愛飲しております。思い入れのある商品に携わりたいと貴社を志望しました」
「貴社の〇〇社長のインタビュー記事を拝読し、事業への思いに大変感銘を受けました。そのような経営者のもとで働きたいと考え、貴社を志望しました」
<NGな理由>
志望動機・志望理由が企業規模や商品、経営者の魅力のみに終始してしまうと、具体的に何ができる人物なのかが判断できません。
「仕事内容を把握せず、憧れや興味だけで応募しているのだろうか」と誤解されたり、「興味を持ってくれているのはわかるけれど、入社後にどう活躍してくれるのかイメージできない」と懸念されたりする可能性もあります。
<改善方法>
求人や採用ページなどの「募集要項」「仕事内容」「求める人物像」をチェックして、これまでの経験がどのように活かせるかも加えましょう。
働く条件のみが志望の動機になっている
「残業が少なく、休日が取りやすい職場環境だと知り、プライベートと両立して働けそうだと思い志望しました」
「福利厚生が充実していて、社員を大事にする会社なのだと感じました」
<NGな理由>
働く条件は企業選びにおいて重要な要素ですが、応募企業を志望する理由が「休日の多さが魅力で」「テレワークを導入しているから」など労働条件のみになってしまうと働く意欲が伝わらない可能性もあります。
採用担当者からは「同じ条件の他の企業でもいいのではないか」「条件が変わったら辞めてしまうのだろうか」と、懸念されかねません。
<改善方法>
志望動機として働く条件を伝えたい場合は、「なぜその条件を求めるのか」まで補足しておくと、採用担当者の理解が深まるでしょう。
志望動機・志望理由でアピールに役立つスキル・強み一覧
アピールに役立つスキルや強みを職種別に見ていきます。
ただ、どの職種・キャリアの状況においても、その人らしい内容で応募職種に合致するものであれば問題ありません。
職種 | アピールに役立つスキル・強み |
---|---|
営業 | 自分に関わる強み:目標志向性、達成意欲、やり抜く力、行動力 他人に関わる強み:対顧客に対する誠実さ、プレゼンテーション力、傾聴力 課題に対する強み:提案力、論理的思考力 |
事務職 | 自分に関わる強み:変化対応力、柔軟性、感情をコントロールする力 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力、働きかける力 課題に対する強み:正確性、スピード、分析力 |
一般事務 | 自分に関わる強み:継続力、実行力 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力 課題に対する強み:正確性、スピード |
営業事務 | 自分に関わる強み:目標志向性・達成意欲、前向き志向 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力、働きかける力 |
受付 | 自分に関わる強み:継続力、集中力 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力 課題に対する強み:正確性、スピード |
医療事務・病院受付 | 自分に関わる強み:継続力、学ぶ姿勢 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力 課題に対する強み:正確性、スピード |
総務 | 自分に関わる強み:実行力、変化対応力・柔軟性、責任感 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力、協調性、働きかける力 課題に対する強み:企画力 |
経理 | 自分に関わる強み:継続力、集中力、粘り強さ、分析力 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、誠実さ 課題に対する強み:正確性、スピード |
販売スタッフ(接客)・店長 | 自分に関する強み:目標志向性・達成意欲、変化対労力・柔軟性、感情をコントロールする力 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、協調性、チームワーク、コミュニケーション力 課題に対する強み:企画力、提案力 |
ITエンジニア | 自分に関わる強み:探究心、改善・成長意欲 他人に関わる強み:協調性、チームワーク、プレゼンテーション力、働きかける力 課題に対する強み:企画力、論理的思考力 |
機械系エンジニア | 自分に関わる強み:探究心、学ぶ姿勢、好奇心 他人に関わる強み:わかりやすく伝える力、調整・交渉力、協調性・チームワーク力 課題に対する強み:論理的思考力、想像力 |
品質管理 | 自分に関わる強み:粘り強さ、改善・成長意欲 他人に関わる強み:調整・交渉力、コミュニケーション力 課題に対する強み:計画力、分析力 |
サポートエンジニア(製造業) | 自分に関わる強み:学ぶ姿勢、使命感・責任感 他人に関わる強み:傾聴力、わかりやすく伝える力 課題に対する強み:分析力、課題発見力 |
秘書 | 自分に関わる強み:変化対応力、柔軟性、使命感、責任感 他人に関わる強み:気配り・ホスピタリティ、親しみやすさ、コミュニケーション力 課題に対する強み:正確性、スピード |
デザイナー | 自分に関わる強み:好奇心、学ぶ姿勢、集中力 他人に関わる強み:わかりやすく伝える力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力 課題に対する強み:企画力、想像力、提案力 |
コンサルタント | 自分に関わる強み:改善・成長意欲、探究心、目標志向性・達成意欲、挑戦心・チャレンジ精神 他人に関わる強み:働きかける力、調整・交渉力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力 課題に対する強み:論理的思考力、発見力、分析力 |
介護職 | 自分に関わる強み:行動力、変化対応力・柔軟性 他人に関わる強み:傾聴力、気配り・ホスピタリティ 課題に対する強み:正確性、スピード |
経験別 | アピールに役立つスキル |
---|---|
第二新卒 | 自分に関わる強み:改善・成長意欲、主体性、挑戦心・チャレンジ精神 他人に関わる強み:協調性・チームワーク、働きかける力 課題に対する強み:論理的思考力、提案力 |
業界未経験 | 自分に関わる強み:持続力や学ぶ姿勢 他人に関わる強み:調整力、コミュニケーション力、リーダーシップ、指導育成力(マネジメント力) 課題に対する強み:企画力、提案力 |
職種未経験 | 自分に関わる強み:学ぶ姿勢、積極性、主体性 他人に関わる強み:コミュニケーション力、協調性・チームワーク 課題に対する強み:論理的思考力、課題発見力 |
経験者 | 自分に関わる強み:実行力、目標志向性・達成意欲 他人に関わる強み:リーダーシップ、コミュニケーション理力、指導・育成力 課題に対する強み:課題発見力、提案力、分析力 |
【動画で解説】面接で好印象を残す志望動機の伝え方3ポイント
面接での志望動機の伝え方について、以下の3つのポイントを解説しています。
書類通過後の面接準備として、動画もあわせてチェックしてみてください。
<面接で志望動機を伝える時のポイント3つ>
- 1~2分で答えられるように事前に準備
- 応募企業ならではの魅力を伝える
- 自分の経験、スキルがどのように活かせるか伝える
「志望動機の伝え方」解説動画(3分間)
【ポイント1】1~2分で答えられるように事前に準備
履歴書と面接では志望動機の伝え方が異なります。
例えば、履歴書の志望動機欄はスペースに限りがあります。
基本的に、履歴書に記載する志望動機は100~300程度で端的にまとめていることが多いでしょう。
志望意欲の高い企業に対しては、応募書類でより強く・長くアピールしたいと考えた場合には、「志望動機書」を作成して意欲を伝えるという方法もあります。
一方で面接の場合は、最初は端的に答えることが求められます。
具体的には1~2分で答えられるように事前に準備をしておきましょう。
応募企業との接点を意識しながら、面接担当者に深掘りをしてほしい内容のキーワードを入れ込むことも有効でしょう。
【ポイント2】応募企業ならではの魅力を伝える
共感できる特徴を伝えることができるように、事前の企業研究は欠かせません。
「自分自身が将来実現したいことと、応募企業の仕事内容は一致するのか」「なぜ転職をしたいのか、今の環境では実現できないのか」なども整理して伝えるようにしましょう。
【ポイント3】自分の経験、スキルがどのように活かせるか伝える
応募企業でどのように活躍できるか、これまで培ってきた経験・スキルと、応募企業で求められる業務内容との接点を意識しながら、具体的に伝えることが大切です。
(参考)オンライン面接の場合の志望動機の伝え方
オンライン面接は、対面よりも声が聞き取りにくくなる傾向があります。
少しゆっくり目に、はっきりとした声を出しましょう。
異業種・異職種の転職の場合、面接担当者が業界の専門用語に精通していない可能性もあります。
業界特有の言葉や、現職(前職)の仕事内容について具体的に伝える際は、言葉を区切りながら、早口にならないように意識しましょう。
また、画面越しだと表情が読み取りづらく、面接担当者の質問に対する細かな反応も伝わりにくくなります。
目線を上げ、表情も普段より大きくつけるように意識するといいでましょう。
就活と転職での志望動機の書き分け
同じ志望動機といっても、新卒採用と中途採用では書く内容も変わってきます。
それぞれの書き方を見ていきましょう。
【新卒採用】就活での書き方
社会人経験がない就活生の場合、実務経験を根拠にしてどのように活躍するかを伝えることが難しいと考えられます。
そのため、企業研究をしっかり行い、志望度の高さとともに、どのように貢献したいか、その企業でどのようなキャリアを歩んでいきたいかなどの意欲を中心に伝えることになるでしょう。
【中途採用】第二新卒
社会人歴が浅く実務経験が少ない第二新卒ですが、短い中で得られた経験やスキル、学びをどう生かすかを伝えます。
向上心、成長意欲、キャリアビジョンやキャリアプランを伝えると同時に、企業研究をしっかり行い志望度の高さをアピールしましょう。
【中途採用】キャリア採用
前職(現職)で得た経験、スキル、実績を具体的な数字やエピソードとともに伝え、入社後にどのように活躍ができるのか、即戦力性を伝えます。
自身の経験と応募企業が求めるスキルとの接点を伝え、なぜこの企業で働きたいのかを明確にすることが大切です。
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