【活動意欲の自己PR例文】履歴書や職務経歴書、面接でアピールするポイント

自己PRは、転職活動で必要となる職務経歴書や、面接でも必ず聞かれる重要な項目です。ただ、いざ自己PRを考え始めてみると、「なかなか浮かばない…」と悩んでしまう方も多いようです。

そこで今回は、「活動意欲」をアピールしたい場合の自己PR文作成のポイントと、例文をご紹介します。

アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

プロフィール詳細

「活動意欲」とは？

「活動意欲」とは、業務やミッションなどに積極的に取り組む意欲がある状態を指します。指示を待つのではなく、自ら考えフットワーク良く行動できる力は、どの職種にも求められる基本的なスキル。なかでも、能動的にモチベーション高く行動することが求められる営業や販売職や、新しいことにも躊躇せず取り組むことが求められる企画職、クリエイティブ職などにおいては有効なアピール材料になるでしょう。

自己PR作成のポイント（履歴書、職務経歴書、面接）

自己PR作成のポイントと、履歴書、職務経歴書、面接用に作成する方法をご説明します。

自己PRの作り方

自己PRは、まず「キャリアの棚卸し」を行い、これまでの経験・スキルや得意分野を明らかにすることから始めます。

次に応募先企業の人材ニーズを掴み、棚卸しした経験・スキルや得意分野からアピールできそうな強みをピックアップして言語化。最後に自己PR文として、エピソードを交えて作成します。

「自分の強み」に活かせる3つの力

自己PRに盛り込む「自分の強み」を考える際、大きく次の3つに分けられます。

• 他人に関わる力　（協調性やチームワーク、指導・育成力など）
• 自分に関わる力　（責任感、行動力、計画性、粘り強さなど）
• 課題に対する力　（論理的思考力、分析力、企画力など）

「活動意欲」は自分に関わる力になります。

成長意欲や集中力、柔軟性など自分に関わる力をアピールしたいときの自己PR例

https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/3037/

「自分に関わる力」を自己PRで記す際、気をつけたいのは、独りよがりなアピールになってしまうことです。「成長意欲の高さは誰にも負けません」「負けず嫌いなので、目標は必ず達成します」といった内容は、客観性に欠け自分本位な人物に映ってしまうでしょう。採用する側が知りたいのは、「自分に関わる力」を、企業やお客様、同僚など、“他者”のためにどう使ってきたか。「チームのために」「お客様のために」「コスト削減のために」など、自分以外の着地点に向けて、具体的にどう行動したのかをエピソードで記すことが大切です。「...

転職成功ノウハウ

自己PRの作り方 4ステップ

1．キャリアの棚卸しをする
2．応募先企業のニーズを考える
3．自分の強みを言語化する
4．1～3で整理した情報を元に自己PR文にまとめる

自己PR例文集｜書き方・簡単テンプレ・面接で効果的な伝え方

https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/905/

職種別・キャリア別の自己PR例文とともに、書き方がわからない人のための4つのステップ、自己PRの基本的なテンプレートを紹介。採用担当者が見ているポイントや自己PRのNG例、面接で好印象を残す伝え方なども解説します。あなたの5つの強みを無料で診断できる「グッドポイント診断」もあわせてご紹介します。自己PR例文集【強み別】「自分に関わる強み」「他人に関わる強み」「課題に対する強み」の3つに分けて、自己PR例文をご紹介します。自己PR例文【キャリア別】これまで歩んできたキャリアによって、自己PRのポイントは異なります...

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履歴書、職務経歴書、面接用の自己PR作成の流れとポイント

まず、職務経歴書用に200～400文字程度の自己PR文を作成しましょう。履歴書はスペースが限られているので、職務経歴書用の自己PRのうち特に伝えたいことを中心に、100文字程度にまとめます。

面接の自己PRは職務経歴書用と同様になりますが、伝える時は表情や姿勢、話し方を意識しましょう。また、自己PRに対して、「なぜそう感じたのか？」「苦労したポイントは？」など、さらに踏み込んだ質問が来る可能性があるため、付随する質問を想定しておくと万全です。

活動意欲を伝える際の注意点

「活動意欲」を自己PRとして伝える際は、「活動意欲が高いがゆえに、どんなチャレンジングな行動をして、どんな成果を上げることができたのか」まで伝える必要があります。単に「活動意欲が高い」だけでは、それがどんな挑戦につながり、どう会社に寄与したのかわからず、評価しづらいためです。

そのため、具体的なエピソードとセットで、活動意欲の高さをアピールするといいでしょう。例えば、「誰もがチャレンジしてこなかった難攻不落のクライアントに果敢にアタックして新規契約を取り付けた」「能動的に業務フローを一から見直し、業務改善を進めたことで部の残業時間削減に寄与した」などと伝えられれば、人事担当者に「入社後の活躍イメージ」を持ってもらうことができるでしょう。

なお、活動意欲の高さばかりを前面にアピールすると、「フットワークはいいかもしれないけれど、粘り強さに欠けるのでは？」「挑戦心はありそうだけど飽きっぽいのでは？」などと懸念を持つ企業もあります。そのため、エピソード内に懸念を払しょくするような情報を加えておくといいでしょう。

例えば、「活動意欲が高く、新規開拓営業でも臆せず飛び込むことができます。かつ一度コンタクトを取ったお客様には何度もアプローチして、先方が納得するまで提案内容を練り上げています」とか、「新しい技術にもどんどんチャレンジする一方で、完全に習得できるまで継続して学び、アウトプットできるまで知識を磨き上げています」など、「活動意欲＋継続意欲」をセットで伝えると、応募先企業の納得度が高まるでしょう。

【職種別】「活動意欲」の自己PR例文

「活動意欲」を強みにした自己PRの例文を、職種別にご紹介します。

営業の自己PR例文

商品企画の自己PR例文

販売の自己PR例文

その他の自己PR例を見たい場合

自己PRがなかなかうまくまとまらない時は、他のケースの自己PRも参考にしてみてください。あなたのキャリアに合った自己PR例が見つかるかもしれません。

診断ツールを使ってみる

どうしても思いつかない場合は、診断ツールを使ってみるという方法もあります。

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