転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/11/06 UPDATE 毎週水・金曜更新!

転職理由をネガティブからポジティブな印象に変える方法と15の例文を紹介

ネガティブとポジティブのイメージ画像

「転職理由」は、中途採用の面接ではよく聞かれる質問です。しかし、転職理由を聞かれた際に、ネガティブな退職理由を伝える方もいるようです。

面接で不満をそのまま伝えては、応募先企業にマイナスな印象を与えかねません。

そこで、よくある15の退職理由をポジティブに言い換える方法と例文をご紹介します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

企業が「転職理由」や「退職理由」を聞くのはなぜ?

企業は、面接で「退職理由」を聞くことによって、入社後に同じ理由で辞めてしまわないかを確認しています。

また、「転職理由」を聞くことで、入社後に叶えたいことが自社で実現できるかどうかも確認しています。

転職理由を実現できれば、モチベーションが上がり長く活躍してもらえる可能性が高まります。

一方、転職理由を実現できなかった場合は、不満を抱いて早期退職をしてしまうかもしれません。

企業は、「転職理由」や「退職理由」の質問を通じて、「入社後の定着性」や「活躍の可能性」を判断しているのです。

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不満を紐解いて、前向きな思いを見つけよう

「前職の退職理由を教えてください」──大半の面接で聞かれる定番質問です。

その際に、会社への不満を正直に話してしまう人が多くいます。

いくら前職に不満があっても、それをそのまま伝えてしまっては、印象を悪くする恐れがあります。

企業は、仕事に対する前向きな気持ちを高く評価するからです。

「不満」は仕事に対する前向きな思いが叶えられないからこそ起こるもの。

不満の理由を紐解いてみれば、自分の仕事観、キャリア観が見えてくるはずです。

それに基づいて転職活動を行えば、きっと満足のいく転職が実現できるはずです。

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ネガティブな退職理由の言い換え例

前職への不平・不満など、ついネガティブになりがちな退職理由。

ここからは、面接で退職理由を聞かれた際のポジティブな伝え方をご紹介します。

ありがち退職理由①「社内の人間関係の悪さに嫌気が差した」

人間関係を退職理由に挙げるのは、面接においてあまり好ましくありません。

採用担当者からすれば、「人間関係を理由にまたすぐ辞めてしまうのではないか」「うちの会社でも人間関係がこじれてしまうのではないか」と不安に感じるからです。

採用担当者の気持ちに立って、退職理由を伝えるよう意識しましょう。

人間関係の悪さに嫌気が差したということは、裏を返せば「今度は人間関係の良いところで働きたい」ということであり、「周囲と協力してチームワークを活かした働き方がしたい」という気持ちの表れとも言えます。

その思いを伝えれば、採用担当者も納得するでしょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が人間関係の場合、このように言い換えられます。

• 周りと連携を取りながらチームワーク良く仕事を進めたい
• みんなと意思疎通を取りつつ働きたい
• みんなと一緒に気持ち良く働きたい
▶例
前の会社は、個人の売り上げが重視されていたため、個人で行動する機会がほとんどでした。
しかし、私自身は周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めるのが得意なタイプです。
チームで団結し一つの目標に向かってまい進し、成果を挙げたいという思いが強まり、退職を決意しました。

ありがち退職理由②「社長がワンマンで付いていけない…」

社長や上司がわがままで自分勝手…というのもよく聞く話です。

しかし、それをそのまま伝えてしまうのはNGです。

人事担当者だけではなく、採用部署の責任者が面接を担当するケースは多く、その人に向かって「上がワガママで…」と言うと反感を買ってしまう可能性もあります。

「トップの考えに付いていけない」と感じたのは、「こんな仕事がしたい」という目標やキャリアプランが明確だからが故に、強いギャップを感じたのではないでしょうか?

もしくは、トップの経営理念に共感しながら働きたいという思いの表れとも言えるでしょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が社長や上司への不満の場合、このように言い換えられます。

• 自身の意見やアイディアを活かして、新しい仕事にチャレンジしたい
• 社長の思いに共感しながら、会社と同じベクトルで働きたい
• 自分の目標に合った働き方がしたい
▶例
以前の勤務先はトップダウンの組織で、若手社員が意見やアイディアを発表する場はほとんどありませんでした。
年齢や社歴に関係なく、自由に意見が言える職場で働きたい、新しい仕事にどんどん挑戦し続けスキルアップしていきたいと考え、退職を決めました。

ありがち退職理由③「ノルマがきつすぎる」

仕事に追われて毎日午前様…。面接の場で、激務の辛さを訴えたくなる気持ちはわかります。

しかし、面接の場で不満を伝えるのはぐっとこらえた方がいいでしょう。

「不満を抱えやすい人物」という印象を与える可能性があります。

本当は、「数字ばかり気にすることなく、営業という仕事に真摯に打ち込みたい」という思いをかなえたいのではないでしょうか?

例えば、顧客のニーズをじっくり汲み取りたい、時間をかけて強固な信頼関係を築きたい、などという思いがあるから、ノルマに追われることに不満を持ったのかもしれません。

ノルマの有無で応募先を選ぶのではなく、「顧客のニーズをじっくり探る」「顧客と長期的な関係性を築ける」などのキーワードで選ぶと、思いに沿った企業に出会える可能性が高まります。

<こうプラス転換できる!>

退職理由がノルマへの不満の場合、このように言い換えられます。

• 顧客一件一件とじっくり腰を据えてやり取りしたい
• 顧客と長く信頼関係を築いていける仕事がしたい
• 営業の仕事そのものにもっと打ち込みたい
▶例
以前の職場では常に高い目標数字が課せられていました。
もちろん、営業として目標達成のために全力で取り組みましたが、顧客に対して多くの時間を割くことができないのが悩みでした。
今度は顧客要望をじっくり聞き出し、それに最大限こたえられる仕事がしたい、そして長く取り引きいただけるような信頼関係を築きたいと思い、退職を決めました。

ありがち退職理由④「残業が多すぎる」

残業が多くやる気も上がらない。そんな職場に疲れ、退職を決意する人は少なくありません。

「残業に疲れた」ということは、もっと効率的に働いて成果を挙げたい、オンとオフを分けてメリハリのある働き方をしたい、もしくは正当な評価を受けたいという気持ちの表れと言えます。

いずれの理由も、採用担当者が納得できる内容であり、立派な転職理由です。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が残業時間への不満の場合、このように言い換えられます。

• 効率的に仕事をして、さらに成果を挙げたい
• 努力や成果に見合うだけの評価がほしい
• 成果を正当に評価してほしい
▶例
現在の勤務先は『営業は残業するのが当たり前』という社風で、上司より先には帰りにくい雰囲気でした。
残業をすること自体は決して厭いませんが、もっと効率的に仕事を進められるのではないかと常々考えていました。
メリハリを持って業務に取り組むことで、より高い成果を挙げたいという思いが強くなり、退職を決意しました。

ありがち退職理由⑤「会社が遠くて通勤が辛い」

さまざまな理由から、長距離通勤を余儀なくされている人もいるでしょう。

仕事に不満はなく、通勤時間だけがネックだったとしても、それを退職理由とはしないほうが得策です。

「現状がイヤだから…」という退職理由は、どのような正当な理由であっても後ろ向きの印象を与えかねません。単に「通勤に疲れる」ではなく、「通勤に割いている多大な労力を仕事に割きたい」と伝えれば、前向きなアピールに変わります。

もし「地元で働きたい」という思いがあるならば、「地元で腰を据えて働き、地域に貢献したいと思ったから」など前向きな思いを前面に伝えましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が通勤時間への不満の場合、このように言い換えられます。

• 通勤分の時間を仕事に有意義に使いたい
• 仕事にもっと打ち込みたい、集中したい
• 地元に密着し、腰を据えて働きたい
▶例
前職では、SEとして今までさまざまな客先に常駐しました。
しかし、通勤に2時間以上かかるケースが多く、先日も自宅から片道3時間はかかる企業への常駐を打診されてしまいました。
通勤に割いている労力を仕事に割きたい、もっと仕事に打ち込みたいとの思いがどんどん強くなり、退職しました。

ありがち退職理由⑥「自社サービスに魅力がない」

営業職の場合、扱う商品に自信を持てないのは一番辛いところ。

しかし「商品がダメだから売れない」と言い切ってしまうのは好ましくありません。

「自分の営業力の低さを商品のせいにしている」と受け止められてしまう恐れがあるからです。

自社商品への不満の裏には、もっとプライドを持って営業に臨みたい、そして仕事に打ち込みスキルアップしたいという前向きな気持ちがあるのではないでしょうか。

もしくは、顧客に喜んでもらいたいのに、商品力のせいでそれが叶えられない悔しさがあるのでは?

その責任感の強さは、企業に高く評価されるはず。自信を持って伝えましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が扱う商品やサービスへの不満の場合、このように言い換えられます。

• 胸を張り、自信を持って商品やサービスを売りたい
• 営業の仕事で実績を挙げ、スキルアップしたい
• プライドを持って仕事に打ち込みたい
▶例
前の会社で扱っていたソフトウェアは競合優位性に乏しく、努力はしたもののなかなか成果につながりませんでした。
自信を持って『いい商品だ』と言えるものを提供し、顧客との信頼関係を築いて営業としてスキルアップしたいとの思いが日に日に強まり、転職を決意しました。

ありがち退職理由⑦「給与が安すぎる」

給与への不満は、努力や成果が報われないから生まれるもの。

そこを伝えないと、「おカネのことしか考えていない」とマイナスに受け取られてしまうので注意しましょう。

自分の働きぶりに自信がないと、「給与が安すぎる」とはなかなか言えないもの。

自分の働きぶりを正当に評価してくれる会社で活躍したいという、前向きな気持ちがあるはずです。

もしくは、会社の評価制度と、自身の働き方が合わなかったせいと言えるかもしれません。

評価制度の切り口から退職理由を伝えるのも一つの方法です。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が給与への不満の場合、このように言い換えられます。

• 努力や実績を正当に評価してくれる会社で働きたい
• 自分が挙げた成果を実感しながらバリバリ働きたい
• 実績を会社に認めてほしい
▶例
以前の会社は年功序列の給与体系だったため、なかなか自身の成果を実感できずにいました。
営業でトップの成績を収めても、給与額にほとんど反映されないため、モチベーションをそがれたこともあります。
成果を正当に評価してくれる実力主義の会社に転職して、営業として思う存分力を発揮したいと考え退職を選びました。

ありがち退職理由⑧「業績が悪くて将来が不安」

業績が悪く将来性に不安を感じたことが退職の理由だったとしても、直接伝えるのは避けた方がいいでしょう。

どのような企業でも好調な業績を維持し続けられるわけではありません。

特に現代は「VUCA」と呼ばれ、ビジネスにおいて変化が激しく予測困難だと言われています。

そのため、「業績が悪くて将来が不安」という退職理由は他責の印象を与え、「業績が悪いと会社を辞めてしまうのでは」「主体的に業績を上げようとする姿勢に欠ける」と判断される可能性があります。

業績悪化が退職理由の場合は、端的に業績悪化に触れ、自分なりに努力したことや転職で実現したいことを強調するようにしましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が業績悪化の場合、このように言い換えられます。

• 事業が撤退したが、まだ○○領域に携わりたい
• 成長ステージの企業で経験を活かしたい
• 成長実感を得ながら働きたい
▶例
前職企業は業績が悪化し、携わっていた教育事業は残念ながら撤退することになりました。
異動を打診されたのですが、まだ教育に携わりたいという思いが強く、また、これまで培ってきた経験や知識を活かしたいとも考え転職を決意しました。

ありがち退職理由⑨「評価が低く納得いかない」

「低い評価が納得いかない」という退職理由は、そのことを伝えても、採用担当者は本当に実績に対して評価が不当なものだったのかを判断することができません。

企業としては順当な評価だったとしても、本人の自己評価が高すぎるために不満を抱いていたという可能性もあります。

その場合、「入社後にまた評価に不満を抱いて辞めてしまうのでは」という懸念も抱かれてしまうかもしれません。

評価に満足できていないというのは、自分なりに努力し実績に自信があるから感じるものです。

不満を伝えるのではなく、高い実績を出す強い意欲があることや、成果にこだわりがあることを前面に伝えるようにしましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が評価への不満の場合、このように言い換えられます。

• 努力や実績を正当に評価してくれる会社で働きたい
• 自分が挙げた成果を実感しながらバリバリ働きたい
• 実績を会社に認めてほしい
▶例
営業として、課せられた目標をクリアするだけでなくより高い達成率を目指し、直近3年間の平均達成率は125%でした。
しかし、前職では達成率100%も125%も評価に大きな差がなく、営業としてのやりがいが少ないことが悩みでした。
実績重視の環境で、営業としての成長実感を得ながら働きたいと考えております。

ありがち退職理由⑩「仕事にやりがいがない」

仕事にやりがいを感じられないことが退職理由のケースもあります。

しかし、人によってやりがいの感じ方は異なるため、「仕事にやりがいがない」と言われても、採用担当者は具体的な不満を理解できません。

そのため、やりがいを感じられず退職する場合は、まず自分にとってのやりがいを整理することが大切です。

「単純作業が多い」「人間関係が悪い」など、やりがいを感じなくなった理由を明らかにしてから、「自分で創意工夫できる仕事に就きたい」「チームワークを活かして働きたい」など、プラス転換するようにしましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由がやりがいのなさの場合、このように言い換えられます。

• 自分のアイディアを形にしたい
• 得意分野を活かして働きたい
• 成果が評価される仕事に就きたい
▶例
前職では人事を担当していましたが、採用は少数の新卒採用と欠員募集のみだったため、業務の大半は労務関係の手続きでした。
人事としてもっと採用に携わり、企業の人材戦略に貢献したいと感じて退職を決意しました。

ありがち退職理由⑪「ワーク・ライフ・バランスが取れない」

仕事と生活のバランスが整った環境は、健やかな生活を送る上で重要です。

ただし、ワーク・ライフ・バランスが退職理由の場合は、伝え方を工夫しましょう。

残業の多さや休日の少なさなどの不満ばかり伝えてしまうと、「条件が良ければどの企業でもいいのだろうか」と懸念される可能性があるからです。

ワーク・ライフ・バランスを求める背景には、ビジネスとプライベートのメリハリをつけて、もっと仕事に集中したいという思いがあるのでは?

もしくは、生産性を高めたいという意識の表れかもしれません。

ワーク・ライフ・バランスを目的にするのではなく、それによって仕事でどのようなことを実現できるのかを伝えるといいでしょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由がワーク・ライフ・バランスの場合、このように言い換えられます。

• オン・オフを明確にして仕事に集中したい
• 勉強やスキルアップの時間を創出したい
• 効率的に仕事をして、さらに成果を挙げたい
▶例
前職ではプレイングマネジャーとして、自分の担当顧客への営業活動とグループメンバー○名の指導を行っていました。
担当顧客数とマネジメント業務量がどちらも多く、月の平均残業時間が約○時間を超え、体調を崩して業務に集中しきれない時期もありました。
心身ともによいコンディションで業務に集中して取り組み、管理職として組織で成果を出せる環境で働きたいと考え退職を決意しました。

ありがち退職理由⑫「キャリアアップの機会がない」

「キャリアアップの機会がない」ことを退職理由にする方もいるようです。

しかし、キャリアアップの定義は人によって異なるのと、具体性にも欠けるため退職理由としては不十分です。

キャリアアップが退職理由の場合は、まず自身が描きたいキャリアについて明確にしましょう

また、「キャリアアップの機会がない」という理由は、「キャリアアップの機会を待っていただけなのだろうか」と、受け身の印象を与えます。

退職理由では、所属企業で努力し希望を伝えていても実現できなかったことも補足すると良いでしょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由がキャリアアップの不満の場合、このように言い換えられます。

• できることの幅を広げたい
• 成果が評価に結びつく環境で働きたい
• 専門性を極めたい
▶例
前職は組織が縦割りになっていたため、担当領域が限定的でした。
担当領域を増やして業務の幅を広げたいと上司には伝えていたのですが、組織体制上なかなか実現できませんでした
○○領域の専門家として様々な案件に携わり知見を増やしたいと考え、退職を決意しました。

ありがち退職理由⑬「福利厚生が充実していない」

給与同様に、福利厚生への不満から退職を考える方もいますが、「条件のことしか考えていない」という印象を与える可能性があるため注意が必要です。

退職理由は、福利厚生が充実している環境で、どのようなことを実現したいのかを伝えるのが重要。

応募企業でどのように働きたいのかをアピールしましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が福利厚生の不満の場合、このように言い換えられます。

• 安心して長く働ける環境で仕事がしたい業務に集中して成果を出したい
• モチベーション高く働きたい
▶例
自己啓発・スキルアップのための福利厚生(セミナーやオンラン講座参加補助、資格取得支援や資格手当など)がほぼなく、スキルアップをしながらモチベーション高く仕事に取り組むことが難しい状態でした。
スキルアップに積極的に取り組めるサポートを組織としてもしてくれる環境で働きたいと考え、退職を決意しました。

ありがち退職理由⑭「管理職のリーダーシップに不満がある」

管理職への不満を退職理由に挙げる方もいます。

管理職への不満は、職場の人間関係と同様に相性の問題があるため「合わない上司のもとに配属されたら辞めてしまうのでは」「リーダーシップへの要望が高すぎるのでは」などと懸念される可能性があるため注意が必要です。

採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえるように、退職理由は管理職への不満ではなく、自分がどのように働きたいのかを伝えるようにしましょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が管理職への不満の場合、このように言い換えられます。

• 学びの多い環境で働きたい
• チームワークを活かして成果を出したい
• 切磋琢磨できる環境で成長したい
▶例
前職は営業の管理職の多くがプレイングマネジャーで、マネジメントするメンバー数が多くてなかなか指導を受けられないことが悩みでした。
上司との関係性は良好だったのですが、すぐに相談できる環境で日々学び成長していくために、上司と部下のコミュニケーションが盛んな環境で働きたいと考え、退職を決意しました。

ありがち退職理由⑮「仕事内容が合わない」

「仕事内容が合わない」という退職理由は、「仕事の選り好みが激しい人物なのでは」「合わないと感じたら辞めてしまうのでは」と採用担当者が不安になる可能性があります。

また、具体的に何が合わないと感じたのかを補足する必要があります。

なお、常に自分にピッタリ合う仕事を与えられるとは限りません。

与えられた仕事に不満を抱くのではなく、前向きに取り組んで成果を出し、自分に合う仕事を獲得しようとする姿勢が重要です。

退職理由では、自分がやりたいこととのギャップを埋めるために、工夫や改善をしたことも伝えられると良いでしょう。

<こうプラス転換できる!>

退職理由が仕事内容への不満の場合、このように言い換えられます。

• 経験・スキルを活かして働きたい
• 自分の強みを発揮できる仕事に就きたい
• 組織に貢献し、成果を出して成長実感を得たい
▶例
前職はミスをゼロにすることが重視されており、積極的な業務の改善提案や創意工夫が難しい環境にありました。
専門ツールの導入によりミスを減らすことはできましたが、ミス撲滅よりも業務改善による工数削減や生産性の向上に取り組める仕事をしたいと考え、退職することにしました。

退職理由の伝え方のコツ

退職理由を伝える際は、ネガティブな表現をポジティブに変換するだけでなく、志望動機や自己PRとの一貫性を重視することも大切です。

「○○を実現したいので退職を決意しました」「応募企業なら○○を実現できるため志望しました」と、転職理由と志望動機が一貫していれば、意欲の高さが伝わり回答に説得力が増すでしょう。

転職理由の伝え方についてはこちらもご覧ください。
面接で聞かれる質問と回答例【転職・退職理由例】
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