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【例文一覧】転職活動の「自己PR」の書き方・伝え方|職種・強み別の見本110種

自己PRを添削する人

履歴書や職務経歴書、面接で求められる自己PRは、転職活動で伝える重要な項目の一つです。

この記事では、採用担当者の目に留まる自己PRの「書き方」を、作成のサポートに使える穴埋めテンプレートと、職種別・強み別・ケース別の豊富な例文サンプルを交えて解説します。

この記事でわかること

  • 転職での自己PRは、入社後の即戦力として活かせる強みを伝える
  • これまでの成果を根拠に具体的に説明することが大事
  • 職種別や悩み別の自己PRの例文(未経験、経験者)
  • 自己PRが思いつかない時の原因と対策、がわかります
監修 粟野友樹

国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表

目次

【職種別】自己PR例文集(サンプル)

営業や事務、企画など職種別の自己PR例文サンプルをご紹介します。

職種カテゴリー記入例
営業金融営業(個人) │ 金融営業(法人) │ 製造業営業(機械系) │ 製造業営業(電気電子系) │ 製造業営業(食品系) │ 製造業営業(化学系) │ MR(製薬会社営業) │ 自動車ディーラー │ 量販店営業 │ 不動産営業(売買) │ 不動産営業(仲介) │ 不動産営業(土地活用) │ 人材系営業
事務一般事務 │ 秘書・アシスタント │ 営業事務 │ 医療事務 │ 貿易事務 │ 経理事務 │ 人事・総務事務
企画経営企画 │ 事業企画 │ 営業企画 │ 商品企画 │ マーケティング │ PR │ 広報 │ 人事 │ 総務 │ 法務 │ 経理 │ 財務 │ 購買
販売・サービス販売(小売) │ 販売(アパレル) │ 販売(飲食) │ 販売(店長) │ 販売(コールセンター) │ 販売(SV) │ 販売(旅行) │ 宿泊業(サービス職)
ITエンジニアSE・プログラマー │ プロジェクトマネージャー │ 社内SE │ ネットワークエンジニア │ サーバーエンジニア │ データベースエンジニア │ インフラエンジニア │ Webエンジニア │ テクニカルサポート │ ITコンサルタント

【長所・強み・状況別】自己PR例文集(サンプル)

強みをアピールする自己PR例文は、以下のリンクからご確認いただけます。

自分に関わる強み】自己PR例文サンプル集
やり抜く力忍耐力
継続力粘り強さ
実行力活動意欲
集中力ストレス耐性
主体性挑戦心・チャレンジ精神
改善・成長意欲前向き思考
学ぶ姿勢度胸がある・本番に強い
感情をコントロールする力タフさ(精神力)
使命感・責任感目標指向性・達成意欲
パッション(情熱)探究心
好奇心変化対応力・柔軟性
行動力積極性
他人に関わる強み】自己PR例文サンプル集
親しみやすさ気配り・ホスピタリティ
素直さ誠実さ
真面目さ約束を守る
協調性・チームワーク力指導・育成力
働きかける力(巻き込み力)わかりやすく伝える力
傾聴力プレゼンテーション力
調整・交渉力コミュニケーション力
リーダーシップ
課題に対する強み】自己PR例文サンプル集
論理的思考力課題発見力
企画力計画力
想像力提案力
分析力広い視点で捉える力
正確性スピード
ケース別】自己PR例文集
未経験第二新卒

転職活動での自己PRは何を伝えるべきか

転職活動における自己PRは、「自分を採用したら、入社後にどんな貢献ができるか」をアピールするための項目です。

伝える内容は、主に次の2つです。

  • 職務経歴書に書いた仕事の成果を出せた自分のスキル、仕事の進め方での強み
  • 入社後にどんな貢献をしていきたいか

自己PRは、職務経歴書の後半に書くのが一般的です。その上にまとめる職務経歴と一貫した流れでまとめるように意識しましょう。

職務経歴書の前半には、職務経歴を要約した職務要約も書きますが、職務要約は、職務経歴を簡潔に伝える事実ベースを中心にした内容になります。

一方、自己PRは、職務経歴で伝えた事実の裏側にある自分の強みを伝えるものですが、重要なのは、応募先でも再現性のある強みをアピールすることです。

自己PRを書く前にするべき4つの準備

説得力のある自己PRを作成するためには、「自己理解」と「企業理解」の両方を行うことがポイントです。そこから、もっともアピールすべき強み、説得力を出すためのエピソードの深掘り、応募先でどう活かしていけるかを整理していきます。

自己PRを書く前にするべき4つの準備

具体的な方法をそれぞれのstep順に解説します。

職務経歴の「事実」と「強み」を洗い出す

まず、これまで経験した仕事内容やプロジェクトをすべて書き出し、「いつ、どこで、何を、どのように行ったか」という事実(ファクト)を整理します。その際は、数値で表せる実績、数値化できない組織への貢献や課題解決の内容、成果を出すための工夫や意識した点を洗い出します。

職務経歴から洗い出す3つの観点
実績
※必須
売上〇〇円達成、コスト〇〇%削減、顧客満足度〇〇点獲得など、具体的な数字で表せる成果
工夫・行動
※必須
上記の実績を出すためにどのような「工夫」や「努力」を行ったか
組織的な貢献上記の実績を出した結果、チームや会社にどのような影響を与え、何を「改善」または「解決」したか

洗い出した事実から、困難を乗り越えるためにした工夫や、成果を出すために実施した施策を振り返ることで、自分の強みを見つけやすくなります。

強みを裏付けるエピソードを深掘りする

洗い出した事実の中から、特に大きな成果を出した、または困難を乗り越えたエピソードを選び、当時の状況・課題・実際の行動・結果に分けたフレームワーク(STARフレーム)を使って深掘りします。

STARの各項目で整理すること
▼Situation(状況)・問いかけ:どのような状況・課題があったか?
・目的:エピソードの背景を言語化する
▼Task(課題)・問いかけ:その状況下で、求められた役割や目標は何か?
・目的:自身の役割を明確にする
▼Action(行動)
※最も重要
・問いかけ:課題に対し、「独自に」「工夫して」何をしたか?
▼Result(結果)・問いかけ:その行動の結果、どのような成果が得られたか?
・目的:行動の有効性(再現性)を証明する

応募先企業のニーズを徹底分析する

企業が自己PRで見ていることは、「入社後に活躍が期待できるスキルや経験を持っているか」です。同じ強みでも、伝え方次第で印象は変わります。

募集要項・採用サイトを読み込んで、応募先の企業や職種が「入社後に何を求めているか」を徹底的に分析して、鍵となるキーワードを見つけましょう。

求人情報や企業サイト・IRなどでは、主に下記に注目すると企業が求めるものが見えてきます。

分析した結果の例
必須スキル・歓迎スキル技術や経験、求められる人物像を示すキーワード
例:「自走できる方」「チームで協力できる方」
事業課題や戦略企業が現在直面している課題や、今後注力していく事業領域
社風・バリュー企業が大切にしている価値観や行動指針
例:「挑戦」「スピード」「顧客志向」

企業のニーズと自分の強みをマッチさせる

企業分析で見つけた、「求めるニーズのキーワード」(例:コミュニケーション能力、課題解決力、実行力など)に対し、自分の棚卸しで出てきた強みを紐づけます。

分析した結果の例
企業が求めるニーズチームをまとめる協調性
自身の強みチーム内での意見対立を解消し、プロジェクトを完遂した経験

↓↓

マッチングしたアピールポイント協調性:利害関係を調整するファシリテーション能力

企業が必要と明言しているスキルや資質に合わせて、自己PRで伝える強みを選定し、エピソードを調整することが、自己PRを「企業のための価値」へと昇華させるポイントとなります。

履歴書・職務経歴書に書く自己PRのまとめ方のコツ

職務経歴書の自己PRは、「①自分の強み(結論)」「②裏付けるエピソード(根拠)」「③締めくくり(入社意欲)」の3つの構成でまとめると、説得力のある文章になります。各項目の目的と書き方のポイントを、例文とともに解説します。

結論私の強みは、【① 強み】です。
裏付け現職(前職)では、【②-1.職種・役割】として【②-2. 経験年数】、主に【②-3. 具体的な業務内容】に携わりました。特に【②-4. その強みが活きた具体的な工夫や行動】を得意としており、その結果、【②-5. 定量的な実績や成果】を達成しました。
入社意欲入社後は【③ 貴社で実現したい目標や貢献領域】に取り組み、貴社の発展に貢献したいと考えております。

① 自分の強み(結論)

自己PRの冒頭では、これから何について話すのかを明確にします。「私の強みは〇〇です」と一言で言い切ることで、採用担当者がその後のエピソードを理解しやすくなります。

強みの例目標達成意欲
例文私の強みは、目標達成に向けた粘り強い行動力です。

② 裏付けるエピソード(根拠)

冒頭で伝えた「強み」が事実であることを証明する、最も説得力を持たせるべき部分です。抽象的な言葉ではなく、「どのような課題に対し、どう行動し、どんな成果を出したか」を具体的な数字を用いて表現しましょう。

裏付けの例営業目標の達成
例文前職では、新規開拓部門にて未達成が続いていたチームに配属されました。テレアポの件数を増やすだけでなく、過去の成功事例をデータ分析し、ターゲット企業の選定基準を見直しました。その結果、チームの新規契約件数を半年間で1.5倍に引き上げ、部門目標を達成しました。

③ 締めくくり(入社意欲)

企業サイトや募集要項から読み取った事業内容や課題に触れ、「自分の強み」と「企業の未来」を結びつけます。「この人を採用したら自社で活躍してくれそうだ」という再現性をアピールして締めくくりましょう。

応募先企業が求める内容の例営業部門の新規市場開拓
例文この目標達成に向けた粘り強い姿勢と行動力を活かし、貴社の新しい〇〇市場の開拓に尽力いたします。そして、3年後には部門を牽引できるリーダーとして貢献したいと考えております。
▼自己PR例文(全文)
私の強みは、目標達成に向けた粘り強い行動力です。
前職では、新規開拓部門にて未達成が続いていたチームに配属されました。テレアポの件数を増やすだけでなく、過去の成功事例をデータ分析し、ターゲット企業の選定基準を見直しました。その結果、チームの新規契約件数を半年間で1.5倍に引き上げ、部門目標を達成しました。
この目標達成に向けた粘り強い姿勢と行動力を活かし、貴社の新しい〇〇市場の開拓に尽力いたします。そして、3年後には部門を牽引できるリーダーとして貢献したいと考えております。

【ケース別】履歴書・職務経歴書に書く自己PRの例文(サンプル)

ここでは、履歴書・職務経歴書に書く自己PRの例文を以下の5つのケース別に解説します。

  • 「個人営業」から「中古品買取の対面営業」に転職するケース
  • 「法人のルート営業」から「飲料食品」に転職するケース
  • 「一般事務」に転職するケース
  • 「総務」に転職するケース
  • 「Webマーケティング」に転職するケース

「個人営業」から「中古品買取の対面営業」に転職するケース

【営業職:自己PR例文】
私の強みは、相手の言葉の裏にある潜在的なニーズを引き出し、信頼関係を築く力です。
前職では個人向けのライフプラン提案営業を3年間担当し、お客さまの不安やこだわりを丁寧に汲み取るヒアリングを徹底してまいりました。
その結果、成約率を前年比120%に向上させ、3年連続で営業目標110%以上を達成しました。
入社後は、中古品買取業務において、品物に込められたお客さまの想いに寄り添いながら納得いただける査定と丁寧な説明を心がけ、リピート率の向上と買取実績の拡大に貢献してまいります。

本例文では、金融商品の営業で培った傾聴力を中古品買取の対面営業のスキルに掛け合わせて伝えています。

「営業力の高さ」ではなく「相手の心情を読む力」としてアピールしているのがポイントです。

また、強みを裏付けるように「成約率前年比120%」「3年連続110%以上達成」という数値を伝え、実績に具体性と説得力を持たせています。

【関連記事】
営業職の自己PR例文|業界別のアピールポイントと書き方

「法人のルート営業」から「飲料食品」に転職するケース

【営業職:自己PR例文】
私の強みは、顧客データに基づいた具体的な改善提案を通じて、売上最大化に貢献できる力です。
前職では法人ルート営業として4年間、既存顧客へのオフィス備品の供給と運用改善を担当してまいりました。
利用データをもとにコスト削減案を提示するとともに、季節ごとの需要変動を予測した在庫管理の適正化を提案した結果、担当顧客の契約継続率98%を維持し、取引単価を前年比120%向上させました。
入社後は、飲料食品業界特有のトレンドや季節変動を反映した売場作りに注力し、データに基づいた提案を通じて貴社製品の導入シェア拡大に貢献したいと考えております。

本例文では、ルート営業で培った提案力を、飲料食品業界の営業で活かせるように言い換えています。

具体的な、契約継続率98%や取引単価前年比120%向上という数値により、提案の質が実績に直結していると客観的に示しています。

【関連記事】
営業職の自己PR例文|業界別のアピールポイントと書き方

「一般事務」に転職するケース

【一般事務:自己PR例文】
私の強みは、常に正確性を意識した丁寧な事務処理と、業務の仕組み化によるチーム全体への貢献です。
前職では一般事務として3年間、契約書・請求書の作成・チェックおよび業務マニュアルの整備を担当してまいりました。
不備を防ぐための2段階確認体制と項目別チェックリストを自ら作成・運用した結果、ミスの発生率を大幅に減らし、業務全体の処理時間を月10時間短縮しました。
入社後は、正確な仕事の遂行と業務の標準化を通じて、チーム全体の安定稼働を支える存在として貢献してまいります。

事務職の自己PRは、実績が数値で表しにくいと感じる方が多いですが、「ミス件数の削減」や「作業時間の短縮」など、業務改善の成果を数字で示せます。

また、正確に業務をこなすだけでなく、仕組みを整えてチーム全体の生産性を高めたという視点で語ることで、受け身ではなく主体的に働く人材だと印象づけられます。

【関連記事】
事務職の自己PR例文|職種別のアピールポイントと書き方

「総務」に転職するケース

【総務:自己PR例文】
私の強みは、部門間の橋渡し役として調整力を発揮しながら、組織の基盤を支えられることです。
前職では人事・総務担当として3年間、従業員約200名規模の入社手続きや勤怠管理、新人研修の企画運営を担当してまいりました。
部門間やスタッフとの調整においては丁寧なヒアリングと解決策の提案を心がけるとともに、未経験社員向けの業務マニュアル作成と習熟度に応じたOJTを実施しました。
入社後は、調整役・支援役として従業員が安心して働ける環境作りに取り組み、管理部門から組織全体を支えるべく尽力してまいります。

定量的な成果が出しにくい総務・人事職において、従業員約200名規模という担当範囲を具体的にエピソードとして盛り込み、実績の伝わりやすさを高めています。

【関連記事】
事務職の自己PR例文|職種別のアピールポイントと書き方

「Webマーケティング」に転職するケース

【Webマーケティング:自己PR例文】
私の強みは、データ分析と顧客心理への深い理解をもとに戦略を立案し、関係部署を巻き込みながらプロジェクトを推進する力です。
前職ではWebマーケティング担当として3年間、自社サービスの集客最大化に向けたデジタル広告の運用とサイト改善に従事してまいりました。
感覚に頼らず数値データを根拠とした戦略を立て、顧客心理を反映した施策を広告代理店・営業部・広報などのステークホルダーと連携しながら実行しました。その結果、新規リード獲得数を前年比150%に向上させ、120%の目標達成率を実現しました。
入社後は、データと顧客心理の両面からマーケティング戦略を牽引し、部門横断的な連携を通じて市場シェアの拡大と事業成長に貢献してまいります。

例文では、データ分析力やプロジェクト推進力という2つの強みを伝え、それぞれが実際の業務でどのように機能したかをエピソードで裏付けています。

強みを裏付ける具体例として新規リード獲得数前年比150%や目標達成率120%という実績を用意し、成果の大きさを明確に示しています。

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企画職の自己PR例文|業界別のアピールポイントと書き方

面接での自己PRはどう答える?履歴書や職務経歴書との違いは?

面接での自己PRの伝え方のコツ

事前に履歴書や職務経歴書に書いた自己PRですが、面接でも改めて聞かれることが多いです。

基本的に同じ内容を話していきますが、面接で直接話す機会を活かし、次のポイントを意識して回答しましょう。

  • より詳しいエピソードを伝える(深さ)
  • 中でも、特に強調したい強みを伝える(熱意)
  • 1分程度で話せるように内容をまとめる

面接での自己PRは、深さと熱意を意識する

履歴書や職務経歴書は、転職活動では面接前に事前提出することも多いです。応募書類上の自己PRは、強みや実績が客観的に伝わり、即戦力への期待が読み取れるまとめ方にすることが重要です。

一方で、面接は、書類審査後に行われることも多く、応募書類に書いたことの肉付けや表情、話し方などで熱意を伝えることができます。

履歴書・職務経歴書 自己PR面接の自己PR
役割 履歴書・職務経歴書「会いたい」と思わせる書類選考通過の材料「活躍できる」と確信させる最終確認の場
面接400文字未満が目安1分程度、300文字目安
ポイント強みを裏付ける成果の事実が伝わるように簡潔にまとめる職務経歴書に記載した自己PRのより詳しいエピソードや、特に強調したい強みをアピールする。熱意が伝わる話し方を意識する

面接で伝える自己PRの回答例文とポイント

面接の場では、採用担当者から自己PRを直接求められるだけでなく、さまざまな質問の形で強みや貢献意欲を問われます。ここでは、よくある質問形式と、1分以内で簡潔に強みを伝える回答例を紹介します。

【質問例】あなたの強みを交えて自己PRをしてくだい
【回答例】同業他社での営業職(専門性と実績アピール)
私の強みは、専門知識に裏打ちされた深い顧客課題解決力です。
前職では製造業向けSaaSの法人営業を5年間担当し、その中でも複雑なサプライチェーンを持つ大企業への導入支援を得意としてきました。導入後のオペレーション効率化を見据えた提案を徹底した結果、直近3年間で平均単価が業界平均を20%上回り、年間MVPを2度受賞しました。
この深い専門知見と課題解決力を活かし、貴社の最先端ソリューションを顧客に届け、事業のさらなる成長に貢献したいと考えております。

📌この回答例のよいところ

  • 実績を具体的にイベント(MVP)や数字(単価20%UP)で伝えていること
  • 面接でもう少し聞いてみたいと思わせるような専門的な経験(サプライチェーンを持つ企業への導入支援)を出していること
【質問例】あなたの採用は弊社にとってどんなメリットがありますか?
【回答例】事務職から企画職へ(ポータブルスキルのアピール)
私を採用いただく最大のメリットは、データに基づき潜在的な課題を解決する分析力と実行力を、貴社の企画部門で発揮できる点です。
前職の営業事務では、営業会議のデータ分析レポート作成を通じ、顧客ロスの潜在的な課題に気づきました。独自にデータ分析を行い、仮説に基づいたアプローチ資料を作成・共有した結果、顧客維持率を3ヶ月で15%向上させました。
この分析力と実行力は、貴社の企画部門における市場ニーズの特定や販促戦略の立案に必ず活かせます。貴社の発展に即戦力として貢献できると確信しております。

📌この回答例の良いところ

  • 企画職に求められるスキル(分析力と実行力)を自分に強みに持ってきていること
  • 「分析力と実行力」を発揮した成果を具体的に提示できていること
【質問例】あなたのストロングポイントを教えてください。
【回答例】IT系・開発エンジニア(自律的な課題解決能力のアピール)
私の強みは、技術的な課題に対し、原因を深く掘り下げて自律的に解決する能力です。
前職ではWebサービスのバックエンド開発を担当していました。あるプロジェクトで原因不明のシステム遅延が発生した際、担当外の領域でしたが、私は自らログ分析を徹底しました。結果、複雑に絡み合った複数のライブラリのバージョン競合が原因だと特定。自力で最適な解決策を提案・実装し、サービスの遅延時間を90%削減することに成功しました。
この課題解決能力と、職域を限定せず貢献する姿勢を活かし、貴社の開発スピードと品質向上に貢献できるエンジニアとして尽力いたします。

📌この回答例の良いところ

  • 具体的な課題(原因不明のシステム延滞)と成果(90%削減)を伝えることで技術力をアピール
  • 自ら動いたことを示すことで、組織全体に貢献するスタンスをアピール

自己PRが思いつかない原因と対策

自己PRが思いつかない原因

ここでは、「自己PRに何を書けばよいかわからない」と感じる際の、よくある原因とその対策を解説します。

  • 自己PRはすごいことを書かないといけないと思っている
  • 自己分析が足りていない
  • 企業や職種の研究が足りない

自己PRはすごいことを書かないといけないと思っている

自己PRが思いつかない原因のひとつで多いのが、「自分にはすごい実績がない」と思い込んでいるケースです。

実際に、輝かしい成功体験があるに越したことはありませんが、採用担当者が重視しているのは、目の前の課題にどう向き合い、どのような工夫をしたのかといった「プロセス」や、日々の仕事への「取り組み方」の部分です。

そのため、特別なエピソードを無理に探す必要はありません。日々の業務における小さな改善や、顧客へのちょっとした気遣い、困難な状況を乗り越えた経験なども十分にアピール材料となります。

まずは、「仕事で意識していたこと」や「少しでもうまくいったと感じた出来事」を、どんなに小さなことでもよいので思いつく限り書き出してみましょう。断片的なエピソードであっても、そこから「なぜうまくいったのか」を深掘りしていくことで、自分らしい自己PRへと広げていくことができます。

自己分析が足りていない

自己PRが浮かばない原因として、これまでの経歴の棚卸しが不十分なケースがあります。

これまで取り組んだ以下のような内容を時系列で書き出し、それぞれの経験から自分は何を意識していたかを掘り下げてみましょう。

  • 担当した業務
  • 達成した出来事
  • 乗り越えた失敗 など

また、行き詰まった際は、同僚や家族など身近な人に「自分の仕事上の強みは何か」と尋ねるのもおすすめです。客観的な視点でスキルや特性を発見できるでしょう。

企業や職種の研究が足りない

応募先の企業がどのような人材を求めているかが把握できていない場合、自分のどの強みをアピールすべきかの判断がつかず、自己PRが書きにくくなります。

応募先の求人票や企業ホームページに記載されている以下の項目を確認し、自分の経験と重なる部分を探しましょう。

  • 求める人物像
  • 社風
  • 事業内容

たとえば、チームワークを重視する企業であれば、周囲と協力して成果を上げたエピソードを中心に強みを構成しましょう。

企業のニーズに沿った内容にすることで、採用担当者の評価につながりやすい自己PRを作成できます。

また、応募先に惹かれた理由をあらためて考えるのも、強みと企業の共通点を見つけるきっかけになります。

職務経歴書の自己PRにAIを活用するのは問題ない?

自己PR作成にAIを活用しても問題ありません。近年は、AIを活用して自己PRを作成する人も増えています。

しかし、AIに作成をすべて任せることは、以下の理由から避けましょう。

  • 自分が内容を理解できなくなる
  • 具体性のない文章となり採用担当者に魅力を伝えられなくなる

自己PRにおいてAIを活用する際の範囲は以下がおすすめです。

活用範囲概要
内容の壁打ち相手壁打ち相手として使い、強みと企業のニーズを掛け合わせる内容などのアイデアを広げる
文章の改善文章のボリューム調整や言い回しの改善に使う
文章チェック・抜け漏れや客観性のチェックに使う
・誤字脱字や文章の違和感の解消に使う

職務経歴書の自己PRにAIを活用するメリット

自己PRの作成にAIを活用するメリット

AIを自己PR作成に活用すると、主に以下の3つのメリットが得られます。

自分では気づかなかったアピールポイントが見つかる

自身の経歴やエピソードを入力することで、自分では「当たり前」と感じていた経験を、客観的な強みとして言語化できます。自己分析に行き詰まった際の壁打ち相手としても有効です。

自己PRの下書きを短時間でつくれる

経歴・実績・応募先の情報をAIに指示することで、ベースとなる文章を素早く生成できます。ゼロから書き上げる必要がなく、出力された文章を自分の言葉に整えるだけで済むため、作成の負担を大幅に軽減できます。

書き上げた文章のブラッシュアップに使える

すでに作成した自己PRをAIに読み込ませ、より魅力的な表現への改善や、誤字脱字のチェックを依頼することで、文章の完成度をさらに高めることが可能です。

AIを有効に活用することで、書類準備の負担を抑えながら、より質の高い自己PRを効率よく仕上げられます。

AIを有効に使うためにすべきこと

AIから質の高い回答を引き出すには、事前準備が必要です。AIを効果的に活用するために、以下の3つの手順で進めるのがおすすめです。

まず、自分のこれまでの職務経歴や担当業務の内容、定量的な成果、工夫した点などを言語化しておきます。次に、求人票やコーポレートサイトから応募先企業が求める人物像・スキル・事業の方向性を読み取り、どのような人材を必要としているかを分析します。最後に、整理した自分の情報と企業分析の結果を組み合わせて細かい指示文をAIに入力し、自己PRの叩き台を出力してもらいます。

情報が具体的であるほどAIのアウトプットの精度が高まり、説得力のある自己PRが生成されやすくなります。

自己PRについてよくある質問

Q.自己PRに書かない方が良いことは?

採用担当者にマイナスな印象を与えやすい内容として、以下の3点が挙げられます。

  1. 具体性がなく抽象的なもの
  2. 裏付けがなく、客観性に欠ける内容
  3. 応募先のニーズにマッチしない強みのアピール

自己PRを伝える時は、企業にマッチした強みを1つに絞り、具体例を交えてアピールすることを心がけましょう。

Q.自己PR、強み、長所、それぞれの違いは何?

自己PR、強み、長所の3つは混同されやすいですが、それぞれ意味が異なります。

用語意味
自己PRその強みや長所を活かして企業にどう貢献できるかをアピールすること
強みスキルや能力など仕事で成果を出すための武器
長所人間性や性格など、人より優れている部分

自己PRは「その強みを活かして、貴社にこのように貢献できます」という、企業へのアピールで、強みは「スキルや能力」、長所は「性格や資質」という自分の持っているものの提示を指します。

Q.自己PRを複数社で使い回しても問題ないか?

企業ごとに求める人物像や事業上の課題は異なるため、同じ文章をそのまま複数社に使いまわすのは、できる限り避けましょう。

同じ内容で自己PRを使い回してしまうと企業のニーズにあった内容になりにくいため、自身の魅力や熱意が伝わりにくくなります。

基本となる自分の強みやエピソードは共通でも構いませんが、各企業の募集要項や事業内容に合わせて、アピールするポイントや貢献イメージを調整しましょう。

粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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