協調性の自己PR例文と言い換え、面接で伝える場合の注意点やPR方法

「協調性」を自己PRにする場合は、どのようにアピールすれば良いのでしょうか。そこで、協調性が仕事で必要な理由や協調性の自己PR例文、面接で伝える場合の注意点やPR方法について解説します。
国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表
目次
「協調性」とは?仕事で協調性が必要な理由
ビジネスにおける「協調性」とは、役割や考え方の異なる人とも意思疎通を図り、組織やチームの中で円滑に業務を遂行できる力を指します。仕事で協調性が必要な理由を解説します。
組織で成果をあげることができる
多くの仕事は、組織やチーム、プロジェクト単位で遂行されます。協調性がある人は、自分の役割や立場を理解したうえで、周囲と連携しながら業務を進めるため、認識の相違や連携不足が生じにくくなります。結果として、効率的に成果をあげやすくなるでしょう。
社内コミュニケーションが円滑になる
協調性がある人は、相手の意見や立場を尊重しながらコミュニケーションを図るため、意見の違いが生じても大きな対立に発展しないように対処するでしょう。その結果、社内のコミュニケーションも円滑になり、情報共有や意思疎通がしやすい組織になります。
マネジメントがしやすくなる
協調性が高い人は、管理職の指示を受け止め、組織の方向性や方針に調和しようとします。そのため管理職が細かい指示や指導をしなくても、状況に応じて報告や連絡、相談をするため組織運営がしやすくなります。
エンゲージメントが高まる
協調性が高い人がいる組織では、意思疎通や連携が円滑に行われるため、他のメンバーも安心して働きやすくなります。周囲と協力しながら成果を出せる組織は、達成感や成長実感をより得やすくなるため、組織のエンゲージメントも高まるでしょう。
【職種別】「協調性」の自己PR例文
「協調性」を強みにした自己PRの例文を、職種別にご紹介します。
「営業」で協調性をアピールする自己PR例文
| 協調性があり、相手の気持ちに寄り添うことができるのが私の強みです。 現在、法人クライアント向けのソリューション営業に携わっていますが、最適な提案を行うためにはクライアントを知ることが大切になります。そこでまずは先方の話を傾聴して課題をつかみ、共感力を発揮しながらニーズを引き出すことを徹底しています。 その結果、先方にとって納得度の高い提案につながり、前期は目標数字に対して110%の実績を収めるなど、多くの契約を実現することができました。 |
「営業アシスタント」で協調性をアピールする自己PR例文
| 私の強みはチーム力を高める「協調性」です。 入社3年目までの若手が中心の営業組織で、アシスタント業務を行っていました。リーダーやマネジャーも忙しく、悩みを相談できないメンバーも多かったため、「業界勉強会」を実施。勉強会後はアンケートフォームを送って、匿名で疑問点や悩みを相談できるようにしました。 チームメンバーが気軽に会話できる場や、悩みを伝える機会を作ったことで、これまで顕在化していなかった課題の発見や組織の活性化に貢献しました。 |
「店長」で協調性をアピールする自己PR例文
| 販売店の店長として協調性を発揮し、メンバー全員が目標に向けて能動的に動き、当事者意識を持てる組織作りに注力してきました。 販売数量や実績、売上目標などの経営情報を常に共有するほか、全員参加型のサービス向上のためのアイデアコンテストを企画し、実務に取り入れるなど、モチベーションを高めるための工夫をこらしました。 メンバー自ら考え、行動するチームを作ったことで、業績が上がり全社表彰される店舗へと成長させることができました。 |
「コールセンター」で協調性をアピールする自己PR例文
| 仕事では、スタッフの力を最大化させるために、「協調性」を意識しています。 アウトバウンド専門のコールセンターのリーダーをしていました。オペレーターはアルバイトスタッフが中心で、年配のベテランスタッフから、経験の短い学生まで様々でした。経験が浅いとなかなか成果が出ず、短期間で辞めてしまうアルバイトも多かったため、助け合いができるチーム作りを心掛けました。 シフトを工夫して、ベテランと経験の浅いアルバイトをペアにしたり、慣れるまではトークスクリプトのロールプレイングを集中して行ったりすることで、短期で辞めるアルバイトが半分以下に減りました。 また、アルバイトの育成を通じて、ベテランスタッフにも責任感ややる気が出て、チームの受注数も昨対105%までアップしました。 |
「SE」で協調性をアピールする自己PR例文
| 私は協調性が高く、チームワークを得意としています。 現在、クライアントの業務システム更新プロジェクトのプロジェクトリーダーを務めており、先方担当者と直接やり取りする機会が多いのですが、難しい要求を受けることがあります。そんなとき、すぐにチームメンバーに情報を共有して、要望に応えるにはどうすればいいか皆で意見を出し合うようにしています。 どのような意見であっても尊重し実現可能性を考えることで、思いもよらないアイディアにつながることが多く、クライアントの満足度向上にもつながっています。 |
「企画職」で協調性をアピールする自己PR例文
| 協調性があり、周囲の意見を調整できる点が私の強みです。 現在、商品企画とマーケティングを担当しており、経営陣や事業企画、営業担当、製造担当など社内のあらゆる部署と連携を取る必要があります。あらゆる立場の人たちの声に耳を傾け、意見を取りまとめ調整しながら、自社にとって最良の企画案を練り上げることを意識しています。 また、マーケティングでは一般消費者の声を聞く機会も多いのですが、協調性を活かして相手に合わせたコミュニケーションを取り、本音を聞き出すようにしています。 |
「生産管理職」で協調性をアピールする自己PR例文
| 私の強みは、協調性が高く相手に寄り添った対応ができて、社交的である点です。 生産管理として、自社製品の生産計画から受注管理、製造・品質管理、出荷管理などを一通り担当しているため、社内外のさまざまな立場の人と日常的にやり取りする機会があり、社交性を発揮しながら連携を取っています。 昨年より、製造現場のパート・アルバイト社員の導入研修も任されていますが、協調性を発揮しながら初めて業務に取り組む人の気持ちに立ち、わかりやすい説明を心がけています。 |
「協調性」の言い換えと自己PR例文
「協調性」はほかの言葉に言い換えることもできます。具体的な例文をご紹介します。
言い換え例1:「チームワークが得意」
組織やチームの中で連携し協力できる力は、「チームワークが得意」とも言えます。特にチームやプロジェクトで進める仕事でアピールしやすい言い換えです。
| 私はチームワークを得意としています。 |
| 現職では経理として請求管理や決算業務に携わっていますが、繁忙期は業務が集中してしまうため、チームメンバーの残業が増え休めない状態が続いていました。家庭と両立しているメンバーも多いことから、日頃から声掛けを行うなどチームで互いをフォローしあえるような雰囲気づくりをリードしました。その結果、決算業務を1日前倒しで進めることが可能になり、チームの残業時間も○時間削減できました。ツールを見ながらお互いに声をかける習慣もできて、チームの雰囲気も良くなったと自負しています。 |
言い換え例2:「柔軟性がある」
相手の立場や役割に応じて柔軟に進め方や対応を変えられるとも言えます。事業の変化が早く、柔軟性やスピードが求められるスタートアップやベンチャー企業などでアピールしやすい言い換えです。
| 柔軟性の高さを強みとしています。 |
| 現職はSaaSサービスの営業企画を担当していますが、市場環境や顧客ニーズが変化する中で、当初計画に固執せず現実に即した目標と施策を設定しながら売上拡大に貢献してきました。特に競合他社が価格変更を行う際には、企画部門、営業部門、プロダクト部門の意見が激しく対立しました。市場環境の客観的な分析に基づいた企画サイドの方針を押しつけるのではなく、営業・プロダクト部門の意見も尊重した論点整理や優先順位づけを行い、すり合わせのための話し合いを複数回実施しました。その結果、関係者が納得できる販促キャンペーンの実現にこぎつけ、成果を出すことができました。今後も柔軟性を活かして営業活動を促進していきたいと考えております。 |
言い換え例3:「気配りができる」
関係者に対して気配りをしながら行動することで、信頼関係が生まれ円滑な連携が図れます。気配りができるという強みは、サポート業務が多い事務やアシスタント、他部署と連携するバックオフィス、顧客に向き合うクライアントワークなど、様々な職種で活かせるでしょう。
| 私の強みは、周囲に気を配り、先回りして行動できる点です。現職では営業事務をしていますが、正確に業務を進めることに加え、営業が素早く顧客対応を進められる環境を整えることが重要だと考えています。そこで、営業担当にどのような対応をしてほしいか、個別に要望を聞くようにしました。例えば、顧客から問い合わせがあった場合は実績を確認してから報告する、営業支援システムの進捗状況を見ながら資料を準備するなど、営業部のニーズに応じた行動を心掛けました。その結果、営業活動の前倒しが進み所属チームの目標達成に貢献できました。 |
| 今後も、細やかな気配りを活かし、周囲から信頼される営業事務として営業活動を支えていきたいと考えています。 |
協調性を伝える際の注意点
円滑な組織運営のために協調性はとても重要な力ですが、自己PRとして伝える場合は工夫が必要です。
「協調性=他者と調和して業務を遂行できる力」を評価する企業もありますが、「他者との調和」は前提条件とした上で、「協調性を活かしてどのように成果を出すことができるのか」までを判断する企業もあるからです。
そのため、協調性を自己PRにしたい場合は、応募する求人の仕事内容を読み込んで「企業が求める人物像」をイメージすることが重要です。例えば、「チームワーク」や「気配り」など、人や組織との関係構築力を重視するようなキーワードが並んでいる場合は、協調性を軸にして、求める人物像にフィットするような自己PRを構成しましょう。
一方で、「協調性のある方求む」と記載があっても、「課題解決力」や「経営的視点」、「裁量の大きさ」「リーダーシップ」など、主体的な行動を重視するようなキーワードが並んでいるのであれば、協調性を前提としながらも、主体性を意識したエピソードなどを自己PRに盛り込むようにしましょう。
「協調性」の面接でのPR方法
協調性を面接でアピールするには、基本的な面接のアピールポイントのほかに、「協調性を活かしてコミュニケーションを円滑に図ってもらえそうだ」と印象づけることが大切です。協調性の面接でのPR方法を解説します。
応募書類に記載した内容を1分程度でまとめる
応募書類に記載した自己PRを1分程度でわかりやすくまとめます。この時に、強みや成果の根拠となるエピソードを、採用担当者がイメージしやすくなるように具体的に伝えると良いでしょう。
面接では、ダラダラと長くならないようアピールポイントを絞ることも重要です。そのため、面接が決まったらあらかじめ伝える内容を考え、声に出して練習してみることをお勧めします。鏡の前で話したり、録画して見返したりして、話が冗長になっていないか、エピソードはわかりやすいかなどをチェックしブラッシュアップしましょう。
企業が求める人材像との接点を意識する
前述の「協調性を伝える際の注意点」でも解説した通り、「協調性」は企業が求める人材像をイメージして調整しましょう。求人に記載されている「仕事内容」や「求める人物像」などを参考にして、応募企業で再現できそうなエピソードがあれば自己PRに盛り込みます。
面接担当者に合わせて話す
自己PRを伝える際は、面接担当者に合わせて内容を調整すると良いでしょう。異業界や異職種の求人に応募している場合は、現職(前職)のエピソードをイメージしにくい可能性があるため、できる限り専門用語を使わず、業務内容をわかりやすく補足しながら伝えると良いでしょう。一方で、同業界や同職種の求人に応募し、面接担当者が現場の担当者や責任者の場合は、即戦力であることが伝わるように実績を交えて具体的なエピソードを伝えるようにします。
協調性を身につけるには?
協調性を身につけるには、日頃から相手の立場や背景を想像する癖をつけると良いでしょう。「なぜこの発言になったのだろう?」「どのような認識なのだろうか?」など、相手を理解しようとすることで、最適な行動を選択できるようになります。
そのために、コミュニケーションや情報共有を図って相手の状況を知る機会を増やしましょう。困ったときは、積極的に周囲に働きかけを行うことも、相互理解やチームワークを構築するために重要です。
組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。
こちらの記事も読まれています
新着記事
2026年2月18日人と関わらない仕事一覧(40職種)|特徴とメリット・デメリット
2026年2月2日志望動機で「魅力を感じた」熱意が伝わる言い換え表現集
2026年2月2日証明写真の服装ガイド│スーツやシャツのOK・NG例
2026年2月2日年齢早見表|生まれ年から年齢が分かる【2026年最新】
2026年2月2日いま令和何年?西暦・和暦早見表【2026年最新版】
2026年1月20日エンジニアリング・設計開発職の自己PR例文|職種別のアピールポイントと書き方
2026年1月19日採用担当者様、採用ご担当者様、御中、どれが正解?宛名の書き方、メール・封筒・電話の例文を解説
2026年1月19日履歴書で出向はどう書く?出向・帰任・転籍…守秘義務対応などケース別の書き方も解説














