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履歴書と職務経歴書の違いとは?書類の違いと項目の書き分けのポイント解説

職務経歴書と履歴書の写真

転職活動では履歴書と職務経歴書を両方提出するのが一般的ですが、履歴書と職務経歴書にはどのような違いがあるのでしょうか。

応募書類の作成前に履歴書と職務経歴書の違いを理解しておくと、明確に書き分けができるので、アピールポイントがより伝わりやすくなります。

転職活動を始めるにあたり押さえておきたい、履歴書と職務経歴書の項目の違いや書き分け方のポイントについて解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書と職務経歴書の目的と見本、役割、項目の違いについて解説します。

  • 履歴書の目的:「氏名」「連絡先」「年齢」「学歴」「職歴」「保有資格」といった基本的なプロフィールを記載する
  • 職務経歴書の目的:具体的な職務内容や経験・スキル、実績や自己PRなどを伝える

    履歴書と職務経歴書の役割の違い

    実際に履歴書と職務経歴書のそれぞれ書面の見本を確認してみましょう。
    目的や役割、重視されるポイントが異なることがわかります。

    ▼【見本】履歴書のイメージ

    履歴書_見本

    ▼【見本】職務経歴書イメージ

    職務経歴書_見本
    一般的な役割の違いについて、比較表にしました。
    項目履歴書職務経歴書
    目的氏名、連絡先、年齢、学歴や職歴、保有資格など基本的なプロフィールを伝える具体的な職務内容や経験・スキル、実績や自己PRなどを伝える
    フォーマット履歴書形式自由形式
    枚数A4(もしくはB5)サイズ×2枚
    またはA3(もしくはB4)サイズ×1枚(二つ折り)
    A4サイズ1~2枚程度
    重視されるポイント基本的なプロフィール、本人希望欄実務経験、経験・スキル、実績、自己PR
    書き方のポイント正確性、読みやすさ具体性、読みやすさ、アピール力

    履歴書と職務経歴書の項目の違い

    履歴書と職務経歴書に設置されている項目一覧です。

    • 〇:必要項目
    • △:任意項目(履歴書の場合はフォーマットにない場合もある)
    • ×:不要項目
    項目履歴書職務経歴書
    日付
    写真×
    氏名
    生年月日×
    現住所×
    電話番号
    連絡先
    学歴×
    職務要約×
    職歴
    免許・資格
    志望動機
    自己PR
    趣味・特技×
    本人希望欄
    関連記事:履歴書テンプレート・職務経歴書フォーマットの無料ダウンロード(Excel・Word・PDF)と見本

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    履歴書と職務経歴書の書き分け方のポイント

    履歴書と職務経歴書には重複する項目もあります。
    書き分け方のポイントを解説します。

    職歴

    履歴書の職歴欄はスペースが限られているので、入社・退職した年月と企業名を1行ずつ記載するのが基本です。

    職歴欄に余裕があれば、配属部署や仕事内容を簡潔に記載してもいいでしょう。

    ▼履歴書の「職歴」記載例
    学歴・職歴
    職歴
    20XX4○○○○株式会社 ●●部 入社
    20XXXX○○○○株式会社 ●●部 退職

    一方、職務経歴書は会社概要や具体的な担当業務、役割や実績などを具体的に記載します。
    表組みやリストなどを活用して、職歴をわかりやすくまとめましょう。

    ▼職務経歴書の「職歴」記載例

    ■職務経歴
    20xx年04月~現在 ○○○○株式会社●●部
    事業内容:オリジナルおよび輸入紳士服・婦人服及び雑貨等の企画・販売
    資本金:xxx百万円 売上高:xxx百万円(20xx年) 従業員数:xxx名 非上場

    期間業務内容
    20xx年04月~20xx年xx月■■店に配属
    △△販売担当として接客・販売・在庫管理業務を行う。

    【実績】
    予算比:95%/対前年比:105%
    売り場担当人数:40名
    20xx年xx月~20xx年xx月引き続き■■店で副店長職に昇進
    パート・アルバイト25名をマネジメント。

    【実績】
    20xx年度 担当店舗年間売り上げ:2000万円(予算比:98% 対前年比:110%)
    20xx年度 担当店舗年間売り上げ:2500万円(予算比:95% 対前年比:106%)
    ※注力商品キャンペーン25店舗中1位を記録(6月、7月度)

    【ポイント】
    ● 従来、戦略商品ではなかった商品群を、壁面を埋め尽くすディスプレイを展開により視覚訴求の演出。競合店よりも圧倒的な陳列量で差別化を図り、ヒット商品化に成功。
    ● 売上の落ち込みに伴い○○店の商圏分析、顧客分析、競合他社の価格調査等の販売分析を行い、ターゲットを絞込んだ商品展開を見直しました。

    売り場担当人数:50名

    免許・資格

    応募する仕事に活かせる免許・資格は、アピールになるので履歴書と職務経歴書のどちらにも書いておきます

    ▼履歴書の「免許・資格」記載例
    免許・資格
    20206日商簿記検定試験2級 合格
    20219普通自動車第一種運転免許 取得
    20238TOEIC Listening & Reading Test 840点 取得
    20241実用英語技能検定試験 準1級 合格
    20257秘書技能検定試験2級 受験予定
    以上

    職務経歴書の場合は、免許・資格名以外にも、操作経験できるツール・アプリケーション名や使用OS、経験言語や開発環境など、実務経験を裏づけるスキルを記載すると効果的です。

    ▼職務経歴書の「免許・資格」記載例
    ■資格
    ・ 普通自動車第一種運転免許(2021年9月)

    ■語学力
    ・TOEIC Listening & Reading Test  840点(2023年8月)
    ・実用英語技能検定試験 準1級(2024年1月)
    ・大学在籍時に3カ月間、アメリカの〇〇大学に語学留学し、日常会話レベルの英語のやりとりは可能

    ■その他
    ・日商簿記検定試験 2級(2020年6月)
    ・秘書技能検定試験 2級(2025年7月受験予定)
    ・【Excel】売上報告のデータ作成のためVLOOKUPなどの関数計算、ピボットテーブル、グラフの作成など可能
    ・【Word】報告書作成で日常的に利用しており、表作成やタブ揃え、段組みなど可能

    自己PR

    自己PRは職務経歴書へ記載しますが、履歴書の形式によっては、自己PR欄が設けられているものがあります。

    例えば、厚生労働省の履歴書フォーマットでは「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」という欄があり、この中で書きやすいものが「自己PR(=アピールポイント)」である場合は、履歴書にも記入するとよいでしょう。

    一方、履歴書のフォーマットにより記入できる文字量に限りがある場合もあります。

    履歴書には自己PRの要約を記載するようにし、フォーマットの制限がない職務経歴書に詳細を記載することで一貫性を保ちましょう

    職務経歴書の自己PRには、採用担当者が応募者の人物像をイメージできるように、具体的なエピソードを交えることが重要です。自分の強みや仕事に対するこだわりを伝えましょう。

    志望動機

    志望動機は、履歴書、職務経歴書ともに必要に応じて記入しましょう。

    例えば、企業に応募書類を送付する段階では、企業研究があまりできておらず志望動機が考えきれていないまま志望動機を記入することで、内容によっては採用担当者に違和感を持たれてしまったり、選考途中で深掘りをされてしまい、うまく回答できなかったりといったケースもあるかもしれません。その場合、どちらにも記載しない方法もあります。

    もちろん、志望意欲の高い企業に応募する場合や、社会人経験が短くアピールできることが少ないといった場合には、志望動機を入れたいケースもあるでしょう。その際は履歴書に優先して記入をします。

    どちらにも志望動機を記載したい場合は、職務経歴書の志望動機を先に作成し、文字数が限られている履歴書に要約して記載しましょう。

    応募企業ならではの志望動機や入社後に活かせることを伝えて、入社意欲や熱意をアピールしましょう。

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    転職活動では履歴書と職務経歴書を両方提出することが多い

    転職活動では、履歴書と職務経歴書の両方を求める企業が一般的です。
    履歴書のみだと簡単な経歴や資格しかわからず、人材要件にマッチしているか、入社後に活躍してもらえるかを判断しにくいからです。

    ただし、履歴書のみで経験・スキルを推測できるために職務経歴書の提出を求めない職種や、履歴書と職務経歴書以外に、実績作品をまとめたポートフォリオを求めるクリエイティブ系の職種もあります。

    必要な応募書類は求人に記載されているので、応募時点で必ず確認して用意するようにしましょう。

    履歴書と職務経歴書の作成方法

    応募書類の作成には、想定よりも時間がかかることもあります。
    履歴書と職務経歴書を効率的に作成する方法をご紹介します。

    自分に合うフォーマットを決める

    履歴書は、転職回数が多い人向けの学歴・職歴欄が大きいものや、自己PR欄や志望動機欄が充実しているものなど、複数のフォーマットがあります。

    自分の経歴やアピールしたいことに合わせてフォーマットを選ぶと、履歴書を作成しやすくなるでしょう。

    職務経歴書にも「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つのフォーマットがあります。

    編年体式は古い経歴から記載していくので、社会人経験が短い・転職回数が少ない方向けです。
    逆編年体式は、最新の経歴から記載するので、すぐに社会人経験が豊富・転職回数が多い方向けです。
    キャリア式は複数の職種経験を持っていたり、転職回数が多かったりする場合に適しているでしょう。

    テンプレートをダウンロードし入力する

    自分に合うフォーマットが決まったら、テンプレートをダウンロードしましょう。

    履歴書テンプレート・職務経歴書フォーマットの無料ダウンロード(Excel・Word・PDF)と見本

    必要項目を入力するだけで履歴書や職務経歴書を作成できます。

    テンプレートはExcelやWordで作成されているので、オフィスソフトの操作に自信がある方は、自分の経歴に合わせて余白や枠、表や見出しなどを調整することで、さらに見やすい応募書類にブラッシュアップできるでしょう。

    関連記事:職務経歴書のフォーマット(テンプレート)の選び方と活用方法【無料ダウンロード】

    履歴書と職務経歴書に関するQ&A

    履歴書と職務経歴書の違いについて、よくある疑問にお答えします。

    Q. 履歴書と職務経歴書はどこで買えますか?

    A. 市販の履歴書や職務経歴書を使いたい場合は、文房具店やECサイトなどで自分に合った様式を探してみましょう。

    ただし、市販の履歴書や職務経歴書を使うと手書きになるため、何枚も作成する場合は手間がかかる点に注意が必要です。

    なお、購入しなくても、リクナビNEXTの履歴書・職務経歴書ダウンロードページより無料でダウンロード可能です。

    関連記事:履歴書テンプレート8種無料ダウンロード|Word、Excel、PDF
    職務経歴書のフォーマット(テンプレート)の選び方と活用方法【無料ダウンロード】

    Q. 履歴書と職務経歴書を一緒に提出する場合、用紙のサイズはそろえた方が良いですか?

    A. 履歴書も職務経歴書もA4サイズで作成するのが一般的です。
    履歴書と職務経歴書のサイズを合わせる必要はなく、両者のサイズが違っていても応募はできます。
    ただ揃っていた方が見栄えがよく、採用担当者も扱いやすいため、好印象でしょう。

    Q. 履歴書と職務経歴書を一緒に企業に提出する場合の注意点はありますか?

    A. 提出する前に履歴書と職務経歴書を一読し、内容に一貫性があるかどうかを確認することをおすすめします。
    また、同じ履歴書と職務経歴書をベースに複数企業に応募している場合は、応募企業ごとに書き換えられているかも意識しましょう。
    誤字・脱字はないか、同じ提出日で記入されているかなど、それぞれ書類として不備がないかを漏れなく確認した上で提出しましょう。

    Q. 履歴書や職務経歴書以外に企業に提出する書類はありますか?

    A. 多くの企業で、履歴書と職務経歴書の両方の提出を求められますが、応募企業や職種によっては、過去実績がわかるポートフォリオなどの提出が求められることもあります。

    また、リクナビNEXTの応募フォームからの応募で履歴書を不要としたり、レジュメ をもとに選考したりするケースもあるようです。応募書類については、リクナビNEXTの「選考の流れ」を確認してみましょう。

    Q. 履歴書・職務経歴書は手書きで作成しても良いですか?

    A. 履歴書、職務経歴書ともに、手書きとパソコンのどちらで作成しても問題ありません。
    転職活動ではどちらかと言うとパソコン作成が一般的ですが、重視されるのは履歴書・職務経歴書の内容であり、書き方自体で評価に直結することは少ないでしょう。
    応募企業によっては指定された応募書類を使用するケースもあるため、募集要項に書き方の指定があれば、それに従って作成するようにします。手書きとパソコンで迷っている場合は以下の記事で詳しく解説しています。

    関連記事:履歴書はパソコンと手書き、どちらが良い?企業の観点と作成ポイントをアドバイザーが解説
    職務経歴書は手書きとパソコンどちらがいい?手書きの作成方法とポイントについて紹介

    Q. 履歴書や職務経歴書に書きたくない職歴を書かなくても良いですか?

    A.職歴は履歴書、職務経歴書ともに省略せずにすべて記載しましょう。

    履歴書には「◯年◯月~◯年◯月 A株式会社」があるのに、職務経歴書にその記載がないと、「記載漏れ、もしくは未完成の職務経歴書ではないか」「職歴を偽ろうとしているのでは?」など、採用担当者が懸念を抱く可能性があるためです。

    履歴書、職務経歴書の職歴の書き方は以下を参考にして記入しましょう。

    履歴書の「学歴・職歴欄」の書き方│ケース別見本・Q&Aあり
    職務経歴書に必要な実績・職歴を覚えてない時の調べ方&書き方
    転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 職務経歴書・履歴書を用意する > 職務経歴書の書き方 > 職務経歴書ノウハウ > 履歴書と職務経歴書の違いとは?書類の違いと項目の書き分けのポイント解説

    ※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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