転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2021/09/17 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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介護職の仕事内容とは?志望動機の書き方についても解説【例文つき】

車椅子の高齢者を介助する女性超高齢化が進んでいる日本では、介護職人材のニーズが高まっています。

介護職への転職を考えている未経験者に役立つ仕事内容などの基本から、経験者にも未経験者にも参考になる志望動機の書き方まで、キャリアアドバイザーの沖野沙代子さんに話を聞きました。

介護職には、高齢者を対象とする仕事と障がい者を対象とする仕事がありますが、本記事では求人の多い「高齢者向けの介護職」についてご紹介します。

アドバイザー

株式会社リクルートキャリア

沖野沙代子

営業職として業務アウトソーシング提案などを経験後、リクルートキャリアへ入社。
入社以降一貫して、営業職の転職支援に従事。キャリアアドバイザーを経て、現在は20代前半をメインとする若手求職者のキャリアアドバイザーチームのスーパーバイザーを務めている。

介護職が仕事をする場所、その仕事内容は?

介護サービスを提供する場は、利用者(高齢者)が生活している場所が、「施設」なのか「自宅」なのかで分類することができます。

介護職の仕事は、介護サービスを提供することですが、働く場所によってその内容は異なります。

施設で介護サービスを提供する場合

施設の場合は、さらに「介護型」か「自立型」かで分類することができます。

【介護型の施設の場合】

「介護型」とは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護付き有料老人ホームやグループホームなど、介護を必要とする高齢者が多数入所している施設のこと。

介護型施設では、入浴や排泄、食事や着替えの介助、寝返りの介助、ベッドから車いすなどへの移乗介助などの「身体介護」の占める比率が高く、24時間体制の勤務シフトとなります。

施設によっては、認知力の維持・向上を目指したレクリエーションを企画・実施する仕事なども含まれます。病院付属の高齢者施設の場合は、日常的に看取りに立ち会う可能性があります。

【自立型の施設の場合】

「自立型」とは、サービス付き高齢者向け住宅など、まだ自力で生活できる高齢者が多く暮らしている施設のこと。

サービス付き高齢者向け住宅などの自立型施設では、入居者がより快適に暮らせるよう要望にこたえることが求められるので、ホテルコンシェルジュのような接遇の仕事が重視される傾向にあります。

多くの施設では外部の介護サービス事業所と契約していますが、高齢者向けの施設である以上、緊急対応などで介護の仕事が発生することもあります。入浴や排泄、食事や着替えの介助はありません。

自宅で生活する利用者に通所または訪問サービスを提供する場合

利用者が自宅で生活している場合は、「通所」か「訪問」かで分類することができます。

【通所の場合】

デイサービス(通所介護)デイケア(通所リハビリテーション)があります。どちらも食事や入浴、機能訓練などを提供する場所ですが、デイケアは機能の回復により重点を置き、リハビリなどによって健康度を高めていくことを目指しています。

デイサービスやデイケアは、“高齢者が日中に通ってくる学校”と考えると仕事をイメージしやすいでしょう。例えばレクリエーションを授業と考えると、その計画や事前の準備、実行が仕事に含まれます。

特にリハビリが中心となるデイケアでは、施設にいるリハビリの先生と共に、各利用者の自立に向けたPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを考えることも大切な仕事です。

【訪問の場合】

訪問介護事業所や病院・クリニックなどに所属し、高齢者が暮らす自宅を訪問して、入浴などの介護サービスを提供します。

訪問介護の主な仕事は、入浴や排泄、食事などの身体介護のほか、掃除や洗濯、調理などの生活援助、病院への送り迎えなどです。その中でどの仕事が多いかは、訪問介護事業所によって異なります。

基本的に夜勤はなく、日曜休みの事業所が多いです。訪問介護は、介護サービスを提供する時間が決められているので、時間内にテキパキとサービスを提供しなければなりません。

介護職に求められる適性とは?

介護職に求められる適性としてもっとも重要なのは「高齢者を尊重する姿勢」です。高齢者のサポートをしながらも敬う気持ちを忘れず、「人生の先輩から学べることが楽しい」と思える人は、この仕事に向いているといえるでしょう。

ほかにも、「人と接することが好き」「人を楽しませたいというホスピタリティがある」「思いやりがある」「気働きができる」などが求められます。加えて、訪問介護では、フットワークが軽いことや、仕事の処理能力が高いこともプラスになります。

デイサービスやデイケアでは、レクリエーションやリハビリの計画を立案・実行することになるので、学習塾の講師、教師、店舗マネジメントなどにおける、生徒やスタッフの成長に対してPDCAを回すような思考力も強みになるでしょう。

介護職に資格は必要?

未経験や資格がなくても、介護職につくことは可能です。ただし、身体に直接触れる身体介護や、ホームヘルパーとして訪問介護をするには、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」の資格が必要となります。

実際、未経験や資格なしで介護職に転職している人は多く、現場で働きながら介護職員初任者研修の資格を取っています。ですから、「資格を取ってから応募しよう」と考えるよりも、「経験を積みながら資格を取ろう」と考えるほうが賢明です。

資格を持っていると、仕事の選択肢が広がり、任される仕事も増えていきます。現場経験を積みながら「ケアマネージャー(介護支援専門員)」の資格を取って仕事の領域を広げる、サービス管理責任者となってマネジメントに携わるなどのキャリアアップも可能です。

【介護の資格】

1)護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護の入門資格。訪問介護事業所で働きたいなら必須。無資格・未経験でも取得可。

2)介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修の上位資格。介護福祉士を目指すなら必須。無資格・未経験でも取得可。

3)介護福祉士
国家資格。職場のリーダーや管理者として、介護士への指導や利用者の相談など、幅広く活躍できる。

4)認定介護福祉士
介護福祉士の上位資格。部下の育成や地域の介護力向上など、介護現場での中核的役割を担う。

5)ケアマネージャー(介護支援専門員)
介護保険制度や医療などの知識を身につけ、ケアプランの作成などを行う。デスクワークが中心となるので、介護福祉士から転身するケースも。

志望動機のポイント〈介護職未経験者の場合〉

介護職における志望動機はかなり重要です。「介護業界は人手不足だから誰でも受かるのでは?」と事情をよく知らない人には思われがちですが、採用側にとっては入社後のギャップで早々に退職されては困るので、志望動機をとても重視しています。

採用側に安心感を持って受け入れてもらえる志望動機にするポイントは、主に2つ。

1つは、「高齢者のサポートをするだけでなく、生活の質を高めて幸せに過ごしてもらうために大切な仕事である」と理解していること。世話をすることは大切ですが、自立支援も大切だとわかっているかどうかを、採用側は見ています。

そして、もう1つは、「命に関わる仕事をする」という覚悟を持っていることです。

デイケアやデイサービス、自立型の施設に応募する場合は“自立支援の大切さ”を、介護型の施設に応募する場合は“命に関わる覚悟”を、というふうに応募先のタイプによって強弱をつけてアピールしましょう。

未経験者の場合は、「身内の介護をしたことがある」など、経験ベースの話を交えるのもいいでしょう。

志望動機を書く時点では、「なぜその施設に興味を持ったか」まで盛り込む必要はありません。現場を見る前に経営理念への共感を伝えるより、面接などのタイミングで実際に見てから伝えるほうが、現実味を持って受け止めてもらえるからです。

採用側も、実際に現場を見てもらい、「自分に合っている」と体感してもらえることを重要視しています。

志望動機のポイント〈介護職経験者の場合〉

経験者の場合は、前職を辞めた理由を正直に伝えましょう。

介護業界の退職理由として、ご自身のライフステージの変化によるもの以外ですと下記のような傾向があります。

・以前の介護現場の職場環境が悪かった
・それに加え、本人が仕事を抱え込む・周囲に頼れない等の状態に陥ったことで疲弊してしまった

この理由だけを見ると、前者では、環境を変えれば解決するかもしれません(但しこの場合、志望動機上ではネガティブな前職批判にならないよう気をつける必要があります)。

しかし後者の場合、環境を変えても同じことが起こってしまうのでは?という不安を面接官に与えてしまいがちです。

そこで、あえて転職理由の中でご自身の振返りを語り、「それを乗り越えるために、今回はどんな改善や工夫をして臨んでいるのか」を伝えることがポイントとなります。

採用側は、「一度は介護職を目指したのだから、介護に対する思いはある」という前提に立って応募者を見ています。そこに「この方は今後、多少大変なことがあっても頑張ってくれそうだ」という安心感を加えて持ってもらうためにも、「前回の退職理由は、今回には影響しない」ということを、しっかりと伝えてください。

なかには家庭の事情などで、24時間勤務のシフト制から日中のみの勤務へと、働き方を変えたい人もいるでしょう。こうした場合も、家庭の事情を正直に伝えたほうが、採用側は安心すると思います。

もう1つのポイントは、「介護職を通じて感じたやりがいを伝える」ことです。

例えば、「リハビリのサポートをした方に改善が見られ、『念願だった旅行に行くことができた』と喜ぶ姿を見て、達成感を感じた」など、介護職のやりがいをアピールすると、好印象につながります。

経験の長さは、志望動機ではなく職務経歴書で伝えてください。これまでやってきたことや工夫してきたことなど、仕事の中身がわかるような形で職務経歴書に書きましょう。

未経験者の志望動機例

アパレル販売員からデイサービスに転職(25歳・女性)

5年間大手アパレルメーカーのショップで販売員をしていました。お客様をよく観察し、服を買いに来た背景などのヒヤリングも行い、「その人の生活をファッションで幸せにする提案」を心がけてきました。その工夫が、売上成績トップという成果にも結び付きました。

しかし、この職種はノルマを優先しなければならず、また1回きりの接客が多いことから、もっと目の前の人の変化に純粋に、長期的にコミットし続けられる仕事がしたいと感じるようになりました。

そこで今回は、介護職という仕事を通じて、ご高齢者と長くお付き合いしながら相手をより深く理解し、幸せに過ごしてもらうためのリハビリ提案やサポートをしていきたいと考え、デイサービスに応募しました。

【ポイント】
「相手を幸せにする提案」という共通点を見つけ、前職での工夫ややりがいを志望動機に結びつけるとともに、前職の特徴との相違点も盛り込むことで、介護職の仕事に魅力を感じる理由を伝えています。

経験者の志望動機例

介護付き有料老人ホームから(アルバイトを経て)介護付き有料老人ホームに転職(24歳・女性)

祖父を介護する母を手伝ってきた経験から、大学を卒業後、介護付き有料老人ホームに就職しました。その施設で、できることが増えた利用者様やご家族が喜ぶ姿を見てやりがいを持つようになりました。

しかし、約1年で体調を崩してしまい、不本意ながら退職しました。現在は体調も回復し、アルバイトをしていますが、やはり介護職への思いが捨てきれず、再び志望いたしました。

体調を崩した原因は、一人で仕事を抱え込んでしまったことだと分析しています。これからは、早めに周囲に相談し、対処するよう心がけるつもりです。そして、利用者様の「自分らしさ」を大切にしたサービスを徹底している御社で、利用者様が主体的に生きるためのサポートに取り組んでいきたいと考えています。

前職時代に介護職員初任者研修を取得していますが、今後も現場経験を積みながら、さらに専門的な資格の取得に挑戦したいと考えています。

【ポイント】
退職した理由を正直に伝え、その原因を分析し、自ら改善策を提示。仕事をしながら資格を取得した努力もアピールになっています。

まとめ

ニュースやブログ、SNSなどでは、「介護業界は仕事がきつい」など、ネガティブな情報がフォーカスされがちですが、介護業界もほかの業界と同様に世の中の1つのビジネスです。いろいろな企業があり、仕事内容やお客様(高齢者)もさまざまです。一部のマイナス情報に振り回されずに、転職先として興味を持ったら、まず現場を覗いてみてください。

デイサービスやデイケアは街の建物の1階などに入っていますので、通りからでも中の様子を垣間見ることができる場合があります。楽しそうなシニアやはつらつと働くスタッフの姿を見ることで、多少なりとも現場の雰囲気がつかめると思います。

志望動機・志望理由の例文集(サンプル)

職種別と「地元で働く」「未経験業種・職種」など様々なケース別の志望動機・志望理由の例文を用意しました。ぜひ参考にしてください。

【職種別】志望動機・志望理由の書き方と例文

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【ケース別】志望動機・志望理由の書き方と例文

未経験職種・業界 地元で働く
会社に対する志望動機 職種に対する志望動機
第二新卒で転職する場合 IT業界
記事作成日:2021年1月22日 WRITER:笠井貞子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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