転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/10/25 UPDATE 毎週水・金曜更新!

転職してルーチンワークがメインの仕事に就きたい【転職相談室】

電話応対をする女性

ルーチンワークがメインの仕事に正社員として就きたいという場合、まずは「本当にルーチンワークに就くべきかどうか」から考える必要があります。

この記事では、その判断方法や向いている人の特徴、ルーチンワークの職種一覧とその中でも自分に合った職種の見つけ方について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹さんにお伺いします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

ルーチンワークがメインの仕事に就きたいのですが、おすすめの職種はありますか?(Rさん/30歳/営業職)

相談者
相談者

<相談内容>
現在、IT企業で営業職として勤務していますが、取引先の要望に応えるために臨機応変な対応が求められ、負担に感じています。残業が多く、体力的にきついことも悩みの一つです。コツコツとすることが得意なことも踏まえ、ルーチンワークがメインの仕事に正社員として就きたいと思っています。おすすめの職種があれば教えてください。

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ルーチンワークの仕事とは

▶アドバイザー
一般的にルーチンワークとは「手順や手続きが決まっている業務」を指します。

「ルーティンワーク」とも呼ばれ、日単位・週単位・月単位などの周期ごとに決まった手順に沿って繰り返し行う定型業務がある仕事のことを指します。

Rさんは、今の仕事についていくことが難しく、体力的にも不安があるため、ルーチンワークをメインにできる職種への転職を考えているということですね。

▶相談者
その通りです。正社員として働けるルーチンワークがメインの職種には、どんなものがあるかぜひ教えてください。

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ルーチンワークがメインの職種と仕事内容一覧

▶アドバイザー
それでは早速、ルーチンワークがメインの職種を仕事内容と共に見ていきましょう。

製造系の職種

▶アドバイザー
製造系の職種には、ルーチンワークがメインの仕事が多数あります。

例えば、製造現場でのオペレーション業務や、機械設備メンテナンス・保守などです。

代表的な職種として、工場の生産ラインや機械の監視、機械の操作を行う製造オペレーター職、機械オペレーター職などがあげられます。

主な仕事は、自動で動いている機械の動きに異常はないか、正しく稼働しているかを管理することのため、納期に追われるような仕事ではなく、ルーチンワークがメインと言えるでしょう。

物流系の職種

▶アドバイザー
物流系の職種にも、ルーティンワークがメインの職種は多いと言えるでしょう。

例えば、物流ドライバーや、物流倉庫での梱包や検品、仕分けなどを行う職種です。

物流ドライバーの中には、ルートが固定されておりよりルーティン色が強いものもあります。

物流倉庫での梱包や検品、仕分けなどを行う職種は、軽作業スタッフや、物流センター作業員と呼ばれるケースもあります。

IT・Web系の職種

▶アドバイザー
IT・Web系の職種にも、ルーチンワークがメインの仕事はあります。

例えばEコマースの商品管理や情報入力、発送などです。

これらは規則やルールにしたがって作業をすることが求められるため、ルーチンワークがメインの仕事です。

その他、市場調査のために行うマーケティングリサーチのデータ収集やデータ加工なども、定められた手順に沿ってデータを取り扱うため、ルーチンワークの要素が強い仕事と言えるでしょう。

エンジニア系の職種

▶アドバイザー
エンジニア系の職種の中で、ルーチンワークの要素が強いのは、システムの運用・保守エンジニアやテストエンジニア、社内SEなどです。

テストエンジニアとは、ソフトウェアや製品が正しく動くようにさまざまなテストや、動作検証を行う職種です。

定められたテスト項目に従って検証を行うことがメインのため、ルーチンワークの仕事と言えるでしょう。

社内SEは、社内のシステム構築や運用保守、インフラの整備を行う職種です。

企業によっては新しいシステム構築のためのプロジェクト管理などをすることもありますが、主な仕事が社員からの問い合わせ対応となる企業の場合はルーチンワークがメインの仕事になるでしょう。

事務系の職種

▶アドバイザー
事務系の職種の中で、ルーチンワークがメインになるのは一般事務、営業事務、経理事務、医療事務、総務事務などでしょう。

基本的に顧客と直接関わらずに、後方から営業部などをサポートするバックオフィスの事務職などでは、週次や月次などの周期ごとに決まった手順に沿って繰り返し行う定型業務がメインとなる傾向があります。

ただし、事務職であっても、自分で考える要素が多く企画職としての要素が強い場合や、業界や商流の変化が激しくて業務を定型化できない場合もあります。

企業によっても異なるため、具体的な仕事内容や働き方などを確認するようにすると良いでしょう。

不動産関係の職種

▶アドバイザー
不動産関係の職種の中で、ルーチンワークがメインになるのは、ビルや店舗等の不動産管理や、賃貸物件の管理の仕事です。

建物管理とも呼ばれ、排水管や電気設備などを含む設備の保守点検や、建物の老化を防ぐ為の維持管理、建物や敷地内の植栽の環境保全などをする仕事です。

これらは、定められた期間に定められた点検や管理を行うことがメインのため、ルーチンワークの仕事と言えるでしょう。

コールセンター系の職種

▶アドバイザー
主にコールセンターで働くテレフォンオペレーターやカスタマーサポートは、ルーチンワークがメインの仕事と言えるでしょう。

コールセンターには、顧客からの電話を受電するインバウンド業務と、商品の案内などを目的に顧客に電話をかけるアウトバウンド業務とがあります。

どちらも、ルーチンワークの要素が比較的強い仕事ですが、中でも顧客からの問い合わせに応えるインバウンド業務が主な仕事となる、テレフォンオペレーターやカスタマーサポートは、マニュアルが手厚く用意されているケースが多く、ルーチンワークがメインの仕事と言えるでしょう。

接客系の職種

▶アドバイザー
臨機応変な対応が求められるイメージがある接客業ですが、企業の受付職や商業施設などの案内職は、説明する内容などが固定されており、マニュアルもしっかりとしているケースが多いのでルーチンワークがメインの仕事と言えるでしょう。

また、タクシードライバーも、走行するルートや配車のエリアが決まっているケースが多く、比較的ルーチンワークが多い職種の一つです。

清掃関係の職種

▶アドバイザー
商業施設や医療施設、宿泊施設など各種施設の清掃作業員は、ごみの回収や処理、掃除などを毎回決まった手順に従って行うことが多いため、ルーチンワークがメインの仕事と言えるでしょう。

同じく、清掃車のドライバーも、定められた担当ルートに従って、ごみの回収や処理を行うため、ルーチンワークがメインとなります。

営業系の職種

▶アドバイザー
営業職は、ルーチンワークとはかけ離れたイメージが強いかもしれません。

しかし、既に取引実績のある既存顧客に対して不具合がないかを確認したり、必要に応じてオプションや新商品を案内したりするルート営業は、ルーチンワークの要素が強い仕事と言えるでしょう。

他にも、自社店舗内などで取引の意志がある顧客に対して商品案内を行うカウンター営業(内勤営業)も、ルーチンワークがメインとなる傾向にあります。

公務員

▶アドバイザー
一概には言えませんが、公務員として申請書の処理や手続きサポートなどがメインの部署に配属された場合は、ルーチンワークがメインの仕事になるでしょう。

定められたマニュアルやフローに従って、ミスなく正確に仕事をすることが求められる傾向にあります。

正社員として高収入が期待できるルーチンワークは?

▶相談者
ルーチンワークにも色々な仕事があるんですね。ところで、ルーチンワークというと単純作業が中心になる分、年収も低めなイメージがあるのですが、正社員として高収入が期待できる仕事はありますか?

▶アドバイザー
一概には言えませんが、これまでに紹介したルーチンワークがメインの仕事の中で高収入が期待できるのは、公務員や、ルート営業、物流ドライバー、タクシードライバーなどでしょうか。

公務員は俸給表で給与が決まっていますが、年功序列の要素が強いため勤続年数に応じて年収も上がることが期待できます。

▶相談者
なるほど。個人的には、ルート営業や物流ドライバー、タクシードライバーも高収入が期待できるというのには少し驚きました。

▶アドバイザー
ルート営業や物流ドライバー、タクシードライバーなどの職種では、成果に応じた業績給を出す企業もあります。

そういった企業に勤めた場合、高い業績を残すことができれば、高収入も期待できるかもしれません。

ただし一般的には、ルーチンワークがメインの仕事は年収を上げづらい傾向にあります。

ルーチンワークの仕事のメリット・デメリット

ルーチンワークの仕事のデメリット

▶相談者
ルーチンワークの仕事は年収を上げづらい傾向があるとのことですが、他にもデメリットはありますか?

▶アドバイザー
定型業務がメインになるためスキルアップがしづらいことがデメリットとしてあげられます。

スキルアップがしづらいということは、キャリアアップもしづらいということです。

ルーチンワークの仕事が、年収を上げづらい傾向にあるのは、こういった背景もあるからです。

▶相談者
やるべきことがある程度定まっているからこそのデメリットということですね。

▶アドバイザー
そうですね。人によっては、仕事での成長感やりがいを持ちづらいと感じるケースもあるかもしれません。

また、やるべきことが定まっているということは、「誰もが取り組みやすい」ということでもあります。

そのため、正社員として採用されても、将来的には、AIやIoTを始めとするデジタル技術を活用するDX化によって仕事が減る可能性や、アウトソーシングなどによって他者に代替されるリスクもあるでしょう。

ルーチンワークの仕事のメリット

▶相談者
ルーチンワークの仕事に就くメリットには、どんなことがありますか?

▶アドバイザー
ルーチンワークの仕事は定型業務だからこそ、転職後の仕事習得を早くしやすいというメリットがあります。

業務の効率化もしやすいので、労働時間や残業時間を減らせる可能性も高く、ワーク・ライフ・バランスを保ちやすいとも言えるでしょう。

▶相談者
比較的早く仕事に慣れることができそうなのは、転職をする場合には魅力的ですね。

▶アドバイザー
そうですね。ルーチンワークがメインの仕事では、定められたマニュアルに沿ってコツコツと作業することが求められるケースも多いです。

そういった場合は、自分のペースで仕事ができるので、新しい環境や、新しい仕事であっても心身への負荷があまり大きくないかもしれません。

ルーチンワークの仕事が向いている人

▶相談者
ルーチンワークに向いているのは、どんな人ですか?

▶アドバイザー
ルーチンワークは、根気強い人、集中力が続く人、明確なタスクを処理するのが得意な人、正確な作業ができる人、自己管理ができる人に向いています

同じ作業を繰り返すことが苦にならない根気強さ、同じ作業を続けて慣れてきても集中力を欠かさない力、マニュアルやルールを守ってタスク処理をする力はルーチンワークに欠かせません。

また、定型業務だからこそ求められる正確さを保ちながら、コツコツと自分のペースで仕事を続ける自己管理力も必要です。

▶相談者
なるほど。定型業務だから簡単というわけではなく、そこで求められる力もあるんですね。

転職活動で「本当にルーチンワークに就くべきかどうか」を考えるには

▶相談者
私はコツコツとした作業が好きなので、ルーチンワークに向いているかもしれません。

▶アドバイザー
コツコツとした作業が得意という意味では、ルーチンワークがメインの仕事を、転職先の一つの選択肢として考えるのも良いかもしれませんね。

ただし、そういった仕事に就く前に、転職活動ではいくつか注意すべき点があります。

まずは「転職軸」を整理し、「本当にルーチンワークに就くことが良いか」を考える必要があるでしょう。

▶相談者
転職軸とは何ですか?

▶アドバイザー
転職軸とは、転職で「叶えたいこと」や「実現したいこと」を言います。企業や職種を選ぶ際の判断基準となるものです。

ルーチンワークに就くべきかどうかは「転職軸」で判断する

▶相談者
転職軸はどのようにして決めればいいのでしょうか?

▶アドバイザー
転職軸は「現状の不満」や「希望条件」から整理をします

まず、現状の不満についてですが、今の仕事が肌に合わず、負担が大きいということでしたね。

▶相談者
はい。システムの導入を行う際、顧客によって商談後の流れはバラバラで、状況に応じてどのようにプロジェクトを進めるのが良いか一から検討する必要があり、業務をこなすだけでも精一杯です。

帰宅する直前に、「本日中に」と提案書の作成依頼が来ることもあり、残業が多いことも懸念しています。

数字での成果もあまり挙がっておらず、プレッシャーからストレスをためてしまうこともあり、このまま続けていくのは難しいのかなと思っています。

▶アドバイザー
そうだったのですね。企業を探す上で希望の条件はありますか?

▶相談者
やはり残業時間がどれくらいなのかは気になります。

また、今の仕事は休日出勤することもあるため、完全週休2日制であれば良いかなと思っています。

▶アドバイザー
企業を探す際の注意点ですが、ルーチンワークがメインの仕事は求人数が少ない傾向があるため、希望条件はあまり狭めずに探していく必要があるかと思います。

▶相談者
先ほど紹介してもらったルーチンワークがメインの仕事の中だと、例えば事務職の求人倍率はどれくらいになるのでしょうか。

▶アドバイザー
事務職を例に挙げると、令和6年4月時点で、求人倍率は0.34倍となっており、現職の営業職と比べると、約6倍の差があります(※)。

求人数は一定数あるようですが、それ以上に転職希望者が多いため、買い手市場となっているようです。

※参考:参考統計表(一般職業紹介状況(令和6年4月分)について)│厚生労働省

▶相談者
確かに事務職は人気がありそうですね。

▶アドバイザー
求人倍率だけでなく、定型業務を担当することから大幅なスキルアップが見込みづらい面もあります。

長期的に見ても年収が上がりづらいという点をデメリットとして説明しましたが、こちらについてはいかがですか?

▶相談者
残業が少ないことや、土日にしっかりと休みがとれるかどうかは重視したいと思っていますが、年収やその他の条件についてはあまりこだわらず、企業を探していければと思っています。

▶アドバイザー
わかりました。残業時間については、月何時間以内であれば問題ないかによっても応募できる求人数が変わるため、この点についても整理しておくと良いかと思います。

▶相談者
確かに、残業があると言っても、月5時間程度なのか、20時間くらいなのか、などによって負担は変わりますよね。

今の働き方を振り返って、この点についてもしっかりと考えていきたいと思います。

▶アドバイザー
これまでのお話をまとめると、1つ目の転職軸は「残業時間や休日出勤のないワーク・ライフ・バランスがとれそうな企業で働く」ということになるかと思います。

▶相談者
その他にルーチンワークに就く上で考えておくべき注意点はありますか?

▶アドバイザー
需要の高いスキルを得にくい、というデメリットについても改めて考えてみてください

先ほど説明したように、AIなどの導入により、今後ルーチンワークと呼ばれる仕事はどんどん減っていくかと思います。

再度、転職することを考えると、やはり需要のあるスキルの方が重宝されるとは思います。

▶相談者
求職者1人あたりの求人数が少ない上に、今後、需要も減っていくのですね。

▶アドバイザー
とはいえ、ルーチンワークと呼ばれる仕事がすぐにゼロになることはないと考えられるので、転職後に「AIなどに代用されないスキルをどう身に付けていくか」という意識を持ちながら仕事に取り組むことで、ある程度、市場価値の高いスキルや経験が得られるのではないかと思います。

▶相談者
わかりました。ルーチンワークに就くことばかりこだわっていましたが、転職を通じて叶えたいことは何か、ということを軸に考えていきたいと思います。

▶アドバイザー
それでは、1つ目の大事にしたい転職軸が明確になりましたので、次は職種を考えながら別の転職軸を探っていきましょう。

職種を変える場合は「適職かどうか」で考える

▶アドバイザー
職種を変える場合は「適職かどうか」で考えましょう

▶相談者
先ほど教えていただいた「ルーチンワークに向いている人の特徴」に自分は当てはまると思っているのですが、それだけではいけないのでしょうか?

▶アドバイザー
向いているかどうか、からもう一歩深めて、「合っているかどうか」を考えてみましょう。

具体的には「モチベーション高く取り組め、成果も出せる仕事」かどうかです。

今の仕事が肌に合わず、思うように成果が出せていない、というのも、適職を見つけることである程度改善されるかと思います。

▶相談者
負担を減らすためにルーチンワークに就く、と考えていましたが、適職に就くことが結果的に負担の軽減になるのですね。

▶アドバイザー
そうですね。確かに、これまで転職支援を担当してきた求職者の方々の中には、単に楽そうだからという理由でルーチンワークを探す方もいらっしゃいました。

しかし、楽な仕事に就けたとしても、それが適職でなかった場合、業務を覚えていくのが難しくなるなど、新たな不満が出てくることにもなりかねません。

また、ルーチンワーク=事務職といったように、イメージだけで職種を選んでしまうと、ミスマッチの原因となる可能性もあります。

そういった意味でも適職かどうかで考えていくのが良いかと思います。

適職の見つけ方とは?

▶相談者
適職はどのように見つけていけばいいのでしょうか?

▶アドバイザー
適職を見つけるための4つの考え方を用いて、これまでの業務を振り返っていきましょう。

①やりたくない仕事を整理し、自分にできそうな仕事をピックアップする

▶アドバイザー
まず、「自分が主体的に取り組める仕事」を洗い出しましょう

そのために、ネットなどでさまざまな職種を調べ、「興味を持てない仕事」や「やりたくない仕事」を、主観で構わないので書き出します。

その際、「スキルや経験がない」という理由以外に、どのような点で「やりたくない」と感じたのか、共通点を探りましょう。

やりたくない仕事を整理することで、おのずと自分にできそうな仕事が見えてくるかと思います。こちらについてはいかがですか?

▶相談者
やはり、社外の方と接するような仕事や、その場に応じて柔軟に対応することが強く求められるような仕事には、苦手意識があります。

②没頭できる仕事かどうかを見極める

▶アドバイザー
没頭して仕事に取り組めるかどうかは、適職の定義にもある「モチベーション高く取り組めるかどうか」に影響します。

これまでの仕事で没頭できた経験や業務があれば、そちらも書き出してみましょう。

▶相談者
資料作成などコツコツと作業することは比較的得意で、苦に感じることはありませんでした。

③評価が高かった仕事や業務をまとめる

▶アドバイザー
仕事の好き嫌いとは別に、客観的な評価が高い仕事も適職になる可能性が高いです。

評価が高い仕事を「数字としてアピールできること」や、周りのメンバーに良い影響を与えたといった「プロセス面で評価されたこと」から振り返りましょう。

▶相談者
プロセス面で言えば、後輩や上司からは、業務の教え方が上手だとほめてもらえることがあり、新卒社員向けに作成した育成プログラムが採用されたこともありました。

④適性診断を参考にする

▶アドバイザー
リクナビNEXTの「適職診断ツール」がありますので、こちらを利用するのもおすすめです。

診断結果を見てしっくりとこない場合は、その理由について深掘りすることも適職を見つけるヒントにつながるでしょう。

Rさんにおすすめの仕事とは

▶アドバイザー
お話をお聞きし、Rさんの2つ目の転職軸は「社外向けではなく、社内向けの業務がメインで、資料作成など自分のペースでコツコツ取り組める仕事に就くこと」になるのではないかと思います。

こちらを踏まえ、おすすめの職種を2つご紹介したいと思います。

営業アシスタント

▶アドバイザー
まず、営業アシスタントですが、営業経験があるということもあり、比較的スムーズに業務に携われるのではないかと思います。

資料作成が得意という意味でもおすすめです。

選考のことも考えると、営業職に近しい仕事であれば、これまでの経験やスキルがより強くアピールしやすいでしょう。

人事アシスタント

▶アドバイザー
現職で評価が高かった育成プログラムの作成経験などは、アピールポイントになるかと思いますので、人事アシスタントもおすすめです。

新入社員への研修や、社内環境の整備などが主な業務ですが、給与や社会保険に関する事務手続きを行うこともあり、コツコツとした作業が肌に合っているようにも感じます。

▶相談者
どちらにも興味があります。

▶アドバイザー
注意点ですが、適職になるかどうかは、どのような企業・組織に行くかによっても変わります

「ワーク・ライフ・バランスが取りやすいか」、「社風が合っているか」など、受けたい業界・企業・職種のリサーチと合わせて、確認しておきましょう。

まとめ

▶アドバイザー
本日お話した内容をまとめたいと思います。

ルーチンワークがメインの仕事に就きたいという場合、まずは転職軸を見直し、本当にルーチンワークに就くべきかを考えましょう

転職軸は「不満」や「希望条件」などから整理し、「ルーチンワークに就く場合の注意点」も踏まえ、職種を変えることに問題がないかを検討します。場合によっては、今の職場で解決できることもあるため、焦って転職を決めてしまわないよう気をつけましょう。

また、職種を変える場合は、「自分に合っているかどうか」を考えます

ただし、次のキャリアのことも考え、転職後は「AIなどでは代用できないスキルを身に付ける」という積極的な姿勢で、仕事に取り組んでいくのが良いかと思います。

▶相談者
わかりました。自己分析をして、しっかりと自分自身とも向き合えたので、提案してくださった中からより自分に合った職種を検討したいと思います。

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