転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/12 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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前職での仕事ぶりを応募先企業に調査されることはありますか?【転職相談室】

キーボードを打つ人「履歴書に記載されている経歴が正しいか」「働きぶりはどうだったのか」など、応募先の企業が前職の企業に調査を行うことはあるのでしょうか?

今回は、応募者に関しての調査について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

前職での仕事ぶりを応募先企業に調査されることはありますか?(Fさん/営業/28歳/男性)

相談者
相談者
新卒で入社した商社で5年勤め、IT系の企業に転職しました。しかし、転職先の上司とどうしても合わずに3カ月で辞めてしまいました。
最後は喧嘩別れのような状態で、上司からの印象がとても悪いまま退職しています。
知人から聞いたところ、「前職調査」というものがあり、応募先企業が前職の会社に調査を入れることがあるとか…。
もし前職調査をされてしまうと、悪い評価しか言われず、転職活動が不利になりそうでとても不安です。応募先の企業が前職に勤務態度などを調査することはあるのでしょうか?

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前職の企業への調査は必ず行われるとは限らない

アドバイザー
アドバイザー
知人の方は「前職調査」という呼称を使われていたようですが、応募者に対して企業が行う調査には、一般的に「バックグラウンドチェック」や「リファレンスチェック」と呼ばれるものがあります。
外部の調査機関を使って履歴書や職務経歴書の経歴に相違がないかを確認するのが「バックグラウンドチェック」、同僚や上司などに仕事ぶりや人柄などを確認するのが「リファレンスチェック」と呼ばれている調査です。
ただし、どの採用企業でも必ず調査を行うとは限りません。
金融機関やコンサルティングファーム、外資系企業や、企業経営への影響が大きい役員や事業部長などの重要ポジションの採用で、選考の過程で調査を行われることが多いようです。
「上司から悪い評価を聞くのではないか」というご心配ですが、一般的に、リファレンスチェックは事前に応募者に趣旨説明が行われ、ご自身の仕事ぶりを理解している方を紹介してもらったうえで、ヒアリングが行われます。
今回の場合は前職に3カ月しか在籍していないので、判断するには期間が短い。
もし調査が行われるのであれば、5年間在籍した1社目の上司や先輩がヒアリング対象となる可能性の方が高いでしょう。
全ての企業でリファレンスチェックを行うわけではないのですね。
もう一点、ご質問があるのですが、履歴書に2社目の経歴を書くと、在籍期間が短すぎてコミュニケーション力や継続力を疑われてしまいそうです。
また、退職理由を聞かれても、ネガティブになりそうでうまく説明できる自信がありません。
履歴書や職務経歴書に2社目の経歴を書かなかった場合、バックグラウンドチェックで明らかになってしまいますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
バックグラウンドチェックもリファレンスチェック同様に、全ての企業の選考で行われるものではありません。
ただし、調査が行われなかったとしても、経歴を正しく書いていないと「経歴詐称」とみなされ、判明した時にトラブルに発展する恐れもあります。
入社時の社会保険の手続きなどで判明するケースもあるので、短い期間とはいえ履歴書や職務経歴書には事実をきちんと記載しましょう。
分かりました。経歴は漏れなく記載するようにします。
相談者
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退職理由は事実をベースにして、「転職理由」で前向きな姿勢を伝えよう

アドバイザー
アドバイザー
退職理由の回答に不安があるとのことですが、上司の方とはなぜ合わなかったのでしょう?
1社目の会社は従業員の平均年齢が高く、5年目でも若手として扱われていました。
2社目は20代前半の若手が多く、入社後になかなか成果が出せないことに対して、若手メンバーと比較して指導されることにストレスを感じていました。
自分なりに成果を出そうと努力しているのに、営業活動を逐一ダメ出しされて、全く認めてもらえません。
「こんなこともできないの?」と、何度も否定的な言い方をされたので、会話をするのも嫌になって退職しました。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
初めての転職だと、慣れるまでに時間がかかる方も多いようです。慣れない状況で、社風や上司のマネジメントスタイルにギャップがあったので、より強くストレスを感じたのかもしれませんね。
ただ…今にして思えば、初めての転職で、焦って空回りしていたのかもしれません。
5年間の営業経験がありましたし、「いずれリーダーを任せたい」と言われて入社したので、自分はもっとできると思っていました。
“リーダー候補”のプライドから、成果を出している年下の若手に提案のコツを聞くこともできず、ダメ出しを恐れて上司に相談もできず、自分の営業スタイルを貫き通してしまいました。
当時は上司の指導に嫌気がさしていましたが、「こんなこともできないの?」と言われたら、素直に「できないのでやり方を教えてください」と相談すれば良かったんですよね。
実際に成果は出ていなかったので…。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
客観的な振り返りができているのであれば、退職理由は「初めての転職で、“リーダー候補”を任されたため、すぐに成果を出そうと焦ってしまいました。
うまく周囲に相談できずに空回りして3カ月で退職してしまいましたが、今はそのことを深く反省しています。
この経験を活かし、すぐに報告、連絡、相談を行いながら、一歩一歩成長していきたいと考えています」などはいかがでしょうか?
失敗してしまったことを正直に伝えてもいいんですね。前向きな理由でないとダメなのかと思っていました。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
退職理由は、転職のきっかけなので、必ずしも前向きである必要はありません。退職理由にプラスして、転職によって何を実現したいのかといった「転職理由」をきちんと説明できていれば大丈夫です。
分かりました。きちんと説明できるように考えてみます。
相談者
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転職理由の考え方と、面接で聞かれたときの回答例
記事作成日:2020年6月16日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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