転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/07/31 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職活動で企業探しの軸がなくて困っています。軸の作り方を教えて下さい【転職相談室】

スマホを持ち思い悩む女性転職はしたいけれど、何を基準に企業を選んでいいかわからない――。

自分に合った企業探しに悩んでいる方へ、「転職に役立つ軸の作り方」を組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに伺いました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

転職活動で企業探しの軸がなくて困っています。軸の作り方を教えて下さい(Sさん/接客・販売/29歳/女性)

相談者
相談者
新卒でアパレル企業に入社し、約5年間、販売・接客業務を担当してきました。
好きな商品に囲まれた仕事はやりがいがあるのですが、土日勤務で終日ほぼ立ちっぱなしの業務内容に「これからも長く続けられるのだろうか」と不安を感じています。
30代を目前に転職を考えていますが、現職の入社理由が「服が好き」の一点だったため、ほかにどんな軸で企業を探すべきなのか見当もつきません。軸を作るための考え方を教えてください。

最初から転職の軸が明確な人は少ない。まずは「転職したい理由」を整理しよう

アドバイザー
アドバイザー
Sさんのように、「どうやって企業を探したらいいのか」と悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
「転職はしたいけれど、企業選びの軸がとくにない」「こんな経験をしてきたけれど、受かるところはあるのか」「自分に合った企業をどう見つければいいのか」など、求職者から寄せられる声はさまざまです。
ただ、「転職を考えている」ということは、現職を続けられないという何らかの理由があるはず。まずは「退職理由」を整理するところから始めましょう。

理由ですか。「土日は休みたい」「体力的にしんどい」といった不満は出てくるのですが、「次はこれをやりたい」というものがないのです。
相談者
相談者
アドバイザー
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不満でも大丈夫。軸探しの最初のステップは「現職への不満・不安な点を整理する」ところから始まります。
転職を考え始めたきっかけや、どんな点が解消されればいいのかを書き出していくと、自分が何に不満を感じやすいかが見えてきます。
大切なのは、それらの不満を整理した上で「自分の優先順位を決める」ことです。

「現職の不満が解消されるから」という理由だけで、転職してはダメなんですね。
相談者
相談者
アドバイザー
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そうですね。どんな環境でも、不満がまったくない職場・仕事はありません。
Sさんの現職への不満を解消する仕事となると、「土日が休みの仕事」「就業時間が固定されていて、立ち仕事ではないもの」となりますが、選択肢は膨大です。
立ち仕事ではなくデスクワークだからラク、という単純な話でもありませんよね。
また、求職者の中には「人間関係が合わなかった」という理由で転職を考える方が多くいらっしゃいます。人間関係の問題は、社会に生きる以上は必ずついてくるもの。
“前職の不満を解消する”という視点だけでは、次の職場でも同じような不満を抱えてまた転職を考えることにもなりかねません。

4つの観点で優先度を決め、軸を定める

なるほど。では、どんな風に「企業選びの優先順位」を考えていけばいいのでしょう。
相談者
相談者

アドバイザー
アドバイザー
転職の軸を考える方法として、人が企業に期待する項目を大きく4つに分けて整理するやり方があります。
4つの観点とは、

1「目的への共感」=企業理念に共感する、社長の思いにワクワクできる

2「活動内容の魅力」=仕事内容が魅力的

3「構成員の魅力」=社風が良い、優秀な社員が多い

4「特権への魅力」=福利厚生、勤務先の立地やアクセス、評価体制、教育・研修制度の充実

この4つのうち、次の職場に求めるもっとも大事な要素はどれか、順位をつけていきましょう。

 

▼企業選びの優先順位のつけ方についてはこちらもご覧ください
転職に失敗したくない!自分に合った企業の選び方を教えてください【転職相談室】

仕事での成功体験や喜びを感じたときを振り返ろう

アドバイザー
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また、社会人になってからの「仕事のモチベーショングラフ」を作り、感情が揺さぶられたときに何があったのかを整理していくのも一つの方法です。
モチベーショングラフとは、新卒入社時をスタート地点(ゼロ地点)に、「仕事でモチベーションが上がったとき・下がったとき」を曲線で描くものです。
仕事で成長実感を得られたとき、自信を失ったとき、喜びを感じたときなど、感情を揺さぶられたタイミングを細かく思い出しながら作成しましょう。

【モチベーショングラフの作成例】

モチベーショングラフのイラスト

アドバイザー
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それぞれのポイントで何があったかを具体的に記入し、さらに「なぜうれしかったのか」「何が悔しかったのか」などの理由を書き加えていきます。
なるほど!これまでのキャリアを振り返るためにも、やってみるといいですね。
うれしかったことでいうと、「お客様に初めて“名前”を呼ばれた」「チームで売上を達成し、エリア内トップの業績を上げた」など、いろんな出来事を振り返れそうです。
相談者
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アドバイザー
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いいですね。うれしかった理由を探ることで、「お客様との関係性を深めることが好き」「チームで同じ目標に向かうときに力がわいてくる」など、仕事で大事にしているポイントが見えてきます。
そこから、転職先を探す際に、「人の人生に影響を与える仕事」や「チームワークを大切にする職場」といった軸につながってくるかもしれません。

軸に合った求人を探すために、自分の市場価値を知ろう

企業や仕事選びで「自分が大切にしたい軸」が見えてきたら、次は、その軸に合った求人探しが重要ですよね。探し方のコツはありますか?
相談者
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アドバイザー
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転職は、企業と個人のマッチングです。
「こういう仕事がいい!」と理想を掲げても、企業に求められなければ意味がありません。
そこで、自分の経験・スキルが、転職市場でどう評価されるのか、などの客観的な相場観を知ることが大切です。
キャリアアドバイザーに相談し、自分の軸と経験・スキルに合った求人を紹介してもらうのも一つの方法です。
また、転職サイト等のスカウトサービスに登録し、どんな企業からオファーがくるのかを見てみるのもよいでしょう。
「こんな会社から求められているんだ!」という新しい発見があるかもしれません。
ご自身で動く際は、まずは企業の採用ホームページで「企業理念」「仕事内容」「社風や人」「待遇や就業環境」の観点で情報を収集し、「いいな」と思う求人をいくつか選んでみましょう。
求人情報に触れることで、どんな点に魅力を感じ、何に不安を感じるかがクリアになるので、新たな軸ができてきます。
現在は、「求人募集」をしていない会社でも、会社を理解するための説明会やカジュアル面談、社内見学など“知る機会”を設けている企業がたくさんあります。
そうした場を活用し、情報取集するのもいいでしょう。
自分一人で転職の軸を深堀りするあまり、選択肢を狭めていてはもったいない。
周りからの視点も取り入れながら、自分に合った軸を定めていくといいと思います。
記事作成日:2020年6月2日 WRITER:田中瑠子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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