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転職の面接で聞かれることとは?効果的な伝え方も解説

レジュメを見る面接官書類選考を通過し、面接へ。

「どんなことを聞かれるんだろう」と不安に思っている皆さんに、面接でよく聞かれる質問、面接官がその質問をする意図、受け答えのポイントについてアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職の面接でよく聞かれること

面接の場でよくある質問と、面接官がその質問をする意図、答えるときのポイントの3点についてご紹介します。

自己紹介

面接の導入時に、「自己紹介をしてください」と言われることが多いです。求められないケースもありますが、準備をしておかないと焦ってしまいます。第一印象を損なわないためにも、ポイントを心得ておきましょう。

質問例

「自己紹介をしてください」

質問の意図

面接官が自己紹介を求める意図はさまざまです。「緊張をほぐす」「人物の印象をつかむ」「面接で深堀りしたいポイントをつかむ」「プレゼン能力をチェックする」など。

【伝え方のポイント】

ここですべてを伝えようとする必要はありません。下記のポイントについて、1~3分程度にまとめて話しましょう。「経歴」「強み」「こだわり」などは、相手企業でも活かせる共通点を選んで伝えるのがポイントです。

  • 面接に招いてもらったことへのお礼
  • 職務経歴を簡潔に
  • これまで挙げた成果、自分の強み
  • 仕事へのこだわり、大切にしていること
  • 入社への意欲

これまでの経験内容

質問例

「これまでどんな仕事をしてきましたか」

質問の意図

「経験・スキルが求める要件に合致しているか」「これまでの経験を活かして入社後に活躍できる人材かどうか」を判断しようとしています。

【伝え方のポイント】

これまでの職務経歴を、時系列でダラダラと話すのは避けた方が良いです。相手企業で活かせる経験については厚めに話し、それ以外の経歴は簡単に触れる程度にしましょう。

アピールしたい経験については、「担当業務」「組織での役割」「成果」「成果に至ったプロセス」をセットで伝えるようにします。

未経験の仕事への転職を目指す場合は、相手企業でも活かせる「ポータブルスキル(業種・職種問わず持ち運びできるスキル)」――例えば、コミュニケーション力、折衝力、調整力などを培った業務内容にフォーカスして伝えてください。

転職理由・退職理由

質問例

「なぜ転職しようと思ったのですか」
「なぜ今の会社を辞めようと思ったのですか」

質問の意図

自社に入社しても、また同じ理由で辞めてしまうようなことにならないか、入社後に意欲的に働けそうかを確かめる狙いがあります。

【伝え方のポイント】

退職を考えたきっかけが「不満」であったとしても、それをストレートに話すのではなく、「転職によって何を実現したいか」という「目標」に転換して伝えましょう。

前の会社への不満を語るにしても、「自分なりにどう解決を図ったか」も併せて伝えられることが大切です。

志望動機

質問例

「当社を志望した理由を教えてください」

質問の意図

自社についてどれだけ研究しているかをチェックし、興味の度合いや、仕事に取り組む姿勢がどれくらいあるかを見ています。

【伝え方のポイント】

相手企業のホームページや採用情報などをしっかり読んだ上で、「仕事内容」「大切にしている理念」「今後のビジョン」などについて、相手企業と自分の共通点を見つけてアピールしましょう。

経験が不足している場合は、早期に即戦力となるための努力をする姿勢や、意欲を強調して伝えてください。

キャリアプラン/将来の目標

質問例

「入社後、どうなりたいですか」
「5年後・10年後に何をしていたいと思いますか」

質問の意図

「入社後、どうなりたいですか?」「5年後・10年後に何をしていたいと思いますか」という質問をする意図は、多くの場合、次の3つが挙げられます。

  • キャリアの志向が、自社のキャリアパスと一致するかどうかを確認したい
  • 自社の社風・文化に合うかどうかを見極めたい
  • 応募者の「成長意欲」を確認したい

【伝え方のポイント】

「こんな業務を担当していたい」だけでなく「こんな自分になっていたい」という「あり方」の観点を整理して伝えましょう。

例えば「お客様の信頼を得て、リピート指名いただけるようになっていたい」「メンバーの成長を促進できるリーダーになっていたい」といったようにです。

仕事での成功体験

質問例

「これまでどんな成果を挙げてきましたか」
「仕事での成功体験を聞かせてください」

質問の意図

成果を挙げた経験からスキルレベルを測るとともに、成功体験を通じて身に付けたスキルやノウハウを自社でも再現して活躍できるかを見ています。

【伝え方のポイント】

成果は、なるべく具体的な数値とともに伝えましょう。

また、「こんな成果を挙げました」だけで終わらないこと。「たまたま運が良かっただけ」「同じチームのリーダーやメンバーが優秀だったおかげ」などと思われる可能性もあります。

成果を挙げるまでのプロセス――どんな課題意識を持ち、どんな戦略を立て、どんな工夫をしながら実行したかをストーリーで語れるようにしておきましょう。

仕事での失敗体験

質問例

「仕事で失敗したことはありますか」

質問の意図

トラブルの乗り越え方、ストレスへの耐性などをチェックしています。また、失敗の要因を分析し、そこから学んで成長できる人材であるかどうかにも注目しています。

【伝え方のポイント】

失敗に対して、どのように捉えどのような対処をしたか」「失敗経験から学んだこと」「失敗による心境や行動の変化」「二度と失敗しないために心がけていること」などを整理して伝えましょう。

長所・短所(強み・弱み)

質問例

「あなたの長所・短所(強み・弱み)は何ですか」

質問の意図

長所(強み)については、人柄のほか、自社とマッチするかを見ています。「こんな強みを持った人材がほしい」といったニーズがあり、それに合致する人物を探していることもあります。
短所(弱み)をたずねるのは、「自己認識力」の確認が目的。「自身の改善点を認識しているかどうか」「伸びしろはありそうか」に注目しています。

【伝え方のポイント】

長所(強み)を伝える際は、「ビジネスにおける長所」にフォーカスして伝えましょう。

過去の成功体験を振り返り、「なぜ達成できたか」を考えてみると、自分の特長が浮かび上がります。それを「行動力」「分析力」「協調性」といったように言語化しておいてください。

短所(弱み)を伝える際は、「長所(強み)」を裏返すことを意識してみましょう。例えば、次のような言い換えを工夫してみてください。

「集中力がある」→「集中しすぎて周りへの配慮が欠けてしまうことがある」
「忍耐力がある」→「他者に対しても忍耐を強いてしまいがちになる」
「チャレンジ精神が旺盛」→「果敢に挑戦するあまり、リスクへの冷静な判断を欠くことがある」

ストレスを感じるとき/ストレスの解消法

質問例

「ストレスを感じるのはどういった場面ですか」
「ストレスをどのように解消していますか」

質問の意図

応募者のストレスの感じ方、ストレスへの対処法を確認することで、職種や社風に適合するかどうかを見極めようとしています。また、自己認識力や問題解決能力を測ろうとする意図もあります。

【伝え方のポイント】

「ストレスを感じたことはない」という回答は避けた方が良いかと思います。

仕事をしていれば何かしらストレスを感じることもあるでしょう。面接官によっては「本心を伝えていない」「自己分析ができていない」と受け取られてしまう可能性があります。

自分なりの方法でストレス解消ができているのであれば、その旨を伝えましょう。

希望条件(年収・勤務地・残業への対応・入社時期など)

質問例

「年収はいくらを希望しますか」
「勤務地の希望はありますか」
「残業があってもかまいませんか」
「いつ頃入社できますか」

質問の意図

自社の労働条件・労働状況に合致しているかを確認します。

【伝え方のポイント】

「年収」……前職の年収から大幅アップ(目安として20%以上)を希望する場合は、明確な理由を添えましょう。希望年収とは別に「最低限、これだけは譲れない」という最低希望年収を併せて伝える方法もあります。

「勤務地」……特定の勤務地にこだわる事情がなければ、自宅から通える範囲であれば問題ないことを伝えましょう。

「残業への対応」……残業への対応に制限がある場合、家庭環境などの事情を伝えます。残業しなくても担当業務を完了できるように、効率化する工夫を伝えてもいいでしょう。

「入社時期」……「有休を消化したい」などの理由から先延ばしにすると、採用を見送られるケースもありますので注意が必要です。引き継ぎに要する期間を見極め、内定前に明確に伝えてください。

逆質問(何か質問はありますか?)

質問例

「仕事内容や選考の流れなどに関して、何か質問はありますか」

質問の意図

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かることが多いです。入社にあたり疑問点を解消しておくことを意図していますが、応募者にとっては、「理解度」「入社意欲」「質問力」をアピールするチャンスと言えます。

【質問選びのポイント】

ホームページや採用ページを見ればわかる質問は避けましょう。条件や待遇面の質問だけで終わることも、場合によっては仕事意欲が低いのでは、と誤解させてしまうこともあるため、避けた方が良いかと思います。

質問の例として、仕事の進め方事業展開などについて具体的に聞くのも一つでしょう。相手企業について事前に調べた上で、自分なりの仮説を立てて質問するといいでしょう。

回答しづらい質問

状況や人によって、どう答えるべきか戸惑ってしまう質問が振ってくることもあります。例えば……

「前職の在職期間が短いのはなぜですか?」
「転職回数が多いのはどうしてですか?」
「失業期間が長いようですが、どう過ごしていましたか?」
「他社にも応募していますか?」

面接本番でぎくしゃくしないように、関連記事も参考に準備しておくことをおすすめします。

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面接対策に関するその他のアドバイス

「面接で聞かれること」以外に押さえておいた方が良いこと

面接に臨むにあたり、質疑応答への対策以外にも配慮したいポイントがあります。例えば……

  • 服装
  • 持ち物
  • マナー・振る舞い方
  • 話し方
  • 表情・仕草

以下の記事も参考に、事前準備をしておきましょう。

面接での心構えについて

面接に臨むにあたっては「完璧」を目指さないことが大切です。事前シミュレーションを綿密にしすぎると、予想外の質問が来たときに頭が真っ白になってしまうことも。会話のキャッチボールを意識しましょう。

そして「評価される」という意識は捨て、自分が相手企業を見定めるつもりで、「互いに評価し合う」「相性を確認する場」として捉えてください。

記事作成日:2021年2月22日 WRITER:青木典子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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