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【例文あり】転職面接の自己紹介のOK・NG例|話し方のコツも紹介

【例文あり】転職面接の自己紹介のOK・NG例

この記事でわかること

  • 自己紹介は「面接で最も聞いて欲しいポイント」を出す
  • 簡単な「経歴+強み」を話すのが基本
  • 質問のされ方にも種類があるので、パターン別の例文と対策を解説します。

転職活動中の面接において、自己紹介は、一番最初にされる質問のため、その後の面接の会話の起点となる重要な場面といえます。

ここでは、面接担当者が自己紹介を求める目的や、自己紹介の基本構成をはじめ、OK・NGの回答例文、好印象を与える話し方のコツまで詳しく解説します。

監修 粟野友樹

国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表

転職の面接で、自己紹介を求められる理由とは

面接冒頭の自己紹介は、簡単な経歴や志望動機などを簡潔に話すことが一般的です。

面接担当者は、面接前に応募者の経歴は概ね把握していることが多いにも関わらず、あえて、自己紹介をしてもらうのは、アイスブレイクに加え、ちょっとしたプラスの目的があるからです。例えば、

  • 応募者の緊張をほぐすため
  • 面接で深掘りするポイントを確認するため
  • コミュニケーション力や第一印象を確認するため

応募者の緊張をほぐすため

職歴の説明など、本格的な説明に入る前に、自己紹介という「あいさつ」を設けることで、少しでも緊張をほぐす役割があります。

面接で深掘りするポイントを確認するため

職務経歴書などを事前に確認はしているものの、すべての応募者に最初から的確な質問ができるとは限りません。自己紹介で、応募者から自分のキーとなることを話してもらうことで、面接を担当する側も「後で深掘りしたいポイント」を絞りやすくする効果があります。

コミュニケーション力や第一印象を確認するため

最初から明確に確認するというよりは、自己紹介をしてもらった結果、話し方を通じて、端的に話すコミュニケーション力がありそうか、どのような人柄なのかを把握することにつながります。

以上、主に3つの観点を踏まえて、良い面接のスタートを切れるよう事前に話す内容の準備をすると良いでしょう。

💡キャリアアドバイザーからのアドバイス

自己紹介は「面接で最も聞いて欲しいポイント」を出す

自己紹介は、その後の面接で特に深く話したい「自分の最大のアピールポイント」の“先行公開”だと考えると良いでしょう。

最も伝えたいことを中心に「自分は何を経験し、何を強みとしているのか」が伝わるよう、1〜2分で簡潔にまとめましょう。

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転職面接の自己紹介に入れる基本項目

転職面接の自己紹介に入れる基本項目

転職面接の自己紹介では、面接担当者が知りたい情報を簡潔にまとめることが大切です。職務経歴書の冒頭に書く「職務要約」を参考にしながら、具体的には、以下の4つの基本項目を盛り込むと、端的にまとめやすいです。

  • あいさつと名前
  • 現職(直近の前職)、応募先と関係する経歴
  • 応募先と関係する経歴での成果、得意なこと
  • 簡単な志望理由、締めの言葉

あいさつと名前

〇〇(フルネーム)と申します。本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。

自己紹介の冒頭は、あいさつとして自分の名前や面接の機会をいただいたことへのお礼を伝えます。第一印象を決める重要な部分であるため、姿勢を正し、相手の目を見ながら伝えることがポイントです。

現職(直近の前職)、応募先と関係する経歴

私は、ここ5年間、株式会社XXXXで、量販店を中心に自社商品の取引数と取引店舗数を拡大をする法人営業をしています。

自己紹介は、1〜2分程度と短いため、すべての経歴を時系列で最初から伝えるのではなく、直近の職歴や、応募先と関係する職歴を中心に話をすると良いでしょう。

転職回数が多い場合は、「学校卒業後、3社で営業職を経験し、3年前から現職に就いています」など、途中の経歴を省略して概要を短くまとめます。異業界への転職であれば、前職の事業内容を簡単に補足すると良いでしょう。

応募先と関係する経歴での成果、得意なこと

お客様の売上状況を、自社の他のお客様も含めた取引データと比べながら、地域性などを考えながら提案することを大事にしています。

経歴を伝えた後は、現職や前職の仕事での成果や実績を伝えます。具体的な数字で成果をあげても良いですし、例文のように、取り組んだ仕事に言及する形でも構いません。

いずれの場合も、その後の面接で深堀りして質問してほしいことに焦点を当てることが重要です。

簡単な志望理由、締めの言葉

その中で、自社商品のみでは提案しきれないことにジレンマを感じ、商品開発にも関われる仕事がしたいと思うようになり、この度、志望いたしました。
本日は、よろしくお願いいたします。

自己紹介の最後は、前向きな志望理由と「よろしくお願いします」など、次の質問に進む合図となる、明確な締めの言葉でまとめます。

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転職面接での自己紹介|例文と回答のコツ

ここでは、転職面接でよく聞かれる3つの質問パターン別に、具体的な例文と回答のコツを解説します。

  • 「あなたのことを簡単に教えてください」
  • 「ご経歴と自己PRを簡単に教えてください」
  • 「当社を志望した理由を簡単にお願いします」

「あなたのことを簡単に教えてください」

【OK回答の例】
〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私は、新卒で株式会社〇〇に入社後、5年間一貫して飲料メーカーで小売店や飲食店中心のルート営業を担当し、お客様に新商品の導入提案や売り場作りの支援を行っています。
提案の際は、データを活用して仕入れや棚割り提案をすることを徹底し、昨年度は担当エリアの売上を前年比110%まで伸ばしました。
5年が経った節目を迎え、飲料に閉じず、顧客のビジネスの仕組みや経営課題から解決するような広い視点から携わりたいと考えて応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。(239文字)
回答のポイント
・あいさつと氏名を最初に伝えている
・担当してきた業務内容と役割が明確である
・売上実績を「前年比110%」と数字で示している
・転職で実現したいことを明確に示している

面接担当者はこの質問を通して、「応募者がどのような業務経験と成果を出してきたのか」を大まかに把握したいと考えています。

答え方としては、下の「ご経歴と自己PRを簡単に教えてください」と同じで、特にアピールしたい仕事内容を中心に組み立てると良いでしょう。

「ご経歴と自己PRを簡単に教えてください」

ここでは社会人10年目、2回目の転職となる総務・経理部門の例文を紹介します。

【OK回答の例】
〇〇と申します。本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
私は1社目で経理を4年経験し、2社目となる現職では、総務として6年間勤務しています。
現職では、経費精算システムの導入プロジェクトでリーダーを務め、月間の処理時間を20%削減し、業務効率化を実現しました。そこで、私が大事にしていたのは、各部署の課題を丁寧に聞くことと、ゴールに向けた実行計画に落とし込む推進力だと考えています。
御社の求人募集をみて、これまでの経験を生かして管理部門全体の業務効率化に貢献できるのではないかと考え応募しました。本日はよろしくお願いいたします。(269文字)
回答のポイント
・複数社の経歴を簡潔にまとめている
・自分の強みをはっきりと示している
・「強みを裏づける具体的なエピソードと成果の数字」を示している
・その強みを入社後にどう役立てるかを示している

「あなたのことを簡単に教えてください」と似ていますが、あえて自己PRと言われた場合は、「強み」や「得意なこと」を明確に盛り込みましょう。

経歴を最初から話すと長くなるときは、面接でアピールしたい自己PRと、それを裏づける経歴を中心に構成するとまとまりやすくなります。

「当社を志望した理由を簡単にお願いします」

ここでは、リサーチ業務から未経験のブランドプロモーション業務へ挑戦する例文を紹介します。

【OK回答の例】
〇〇と申します。本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
現職では、マーケティングリサーチの担当として定量・定性調査の設計やデータ分析を5年間行い、私のデータ分析の結果が、担当するアパレルメーカー様の商品企画戦略に採用され、売上向上につながったこともあります。
ですが、どうしても間接的な貢献となるため、事業を動かせる立場で働いてみたいという思いが、今回、転職したいと考えている理由です。
ブランドプロモーション業務は未経験ですが、現職で培った「データから顧客のニーズを読み解く力」を活かし、貴社のブランド価値向上に貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。(290文字)
回答のポイント
・転職の目的と志望動機に納得感がある
・未経験の職種に対して、活かせる経験や強みを紐づけている
・入社後にどう貢献したいかを明確にしている

とくに未経験の業種や職種へ転職する際は、「前職での経験や強みを、新しい環境でどう役立てるか」を伝えることがポイントです。募集要項や会社ホームページから求める人物像のキーワードを見つけ出し、アピール内容を調整しましょう。

転職面接での自己紹介|NG例と対処法

ここでは、自己紹介でやりがちなNG例と、改善するための具体的な対処法について解説します。

  • 経歴を順々に話し、メリハリがない
  • 自己PRが詳しすぎる
  • 最後の「締め」の言葉がない

経歴を順々に話し、メリハリがない

経歴を羅列するだけでは、「結局、何ができる人物なのか」という強みが面接担当者に伝わりません。また、決められた時間内に情報を整理して伝えるスキルが不足していると判断される懸念もあります。

【NG回答の例】
〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私は新卒で株式会社Aに入社し、営業事務として3年経験したあと、株式会社Bで2年間電話での顧客サポートに従事しました。その後、家庭の事情で3年のブランク後に株式会社Cでチャットツールと電話を使った顧客サポートをしています。
貴社でも事務処理力とコミュニケーション力を活かして貢献していきたいと考えています。本日はよろしくお願いいたします。(201文字)
【OK回答の例】
〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私は新卒で営業事務として3年経験したあと、家庭の事情で3年のブランクを挟んで、株式会社BとCで合計4年間、自社サービスを利用する顧客向けのコールセンター業務に携わっています。現在は、チャットツールと電話での応対を行い、感謝の声からクレームまで幅広い問い合わせの対応をしています。
今回は、正社員として業務に向き合いたいと考え、応募しました。
相手の意図を正確に汲み取る傾聴力と臨機応変な対応力を活かして、御社の顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。本日はよろしくお願いいたします。(289文字)
対処法
・メインで伝える経歴を決めておく
・応募先の企業で活かせる職歴や経験に絞る
・それ以外の期間は「その後、2社で事務を経験し」などと短くまとめる

自己PRが詳しすぎる

自己紹介の段階で、自己PRの内容を細かく説明しすぎることは避けましょう。面接担当者が質問を考える余白がなくなり、その後の会話が広がらない可能性があります。

【NG回答の例簡単に自己PRをお願いします
〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
現在、採用広告の営業として、小売業界の顧客を中心に新規開拓を担当しています。その中で、私の強みは課題解決力です。
新規顧客の商談での受注率を上げようと考えたときに、失注する大きな原因の1つに、汎用的な説明のみでは、採用期待が具体的に持てないことにあると気づきました。そこで、業界や職種、雇用形態別の採用事例や推奨する掲載プランをまとめ、商談の際の提案資料として使うことを徹底しました。結果、月間の新規顧客数が平均20社から27社に増え、受注単価も約10%増える成果につながりました。
現在は、提案資料をチームで共有し、新しい事例を追加するサイクルができており、チーム全体の売上拡大に貢献しています。
貴社においても、業務における課題を自分なりに見つけて、事業拡大につながるよう頑張っていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。(389文字)
【OK回答の例簡単に自己PRをお願いします
〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
現在、採用広告の営業として、小売業界の顧客を中心に新規開拓を担当しています。私の強みは、課題解決力だと考えています。
受注率があがりにくい小売業界の顧客に対し、原因となる仮説を複数立てて、効果とスピードなどから優先度をつけて打ち手を実行しました。例えば、お客様に合わせた採用事例を商談時に導入し、受注件数が月で20社から27社、受注単価も10%増やすことができています。
御社でも、業務における課題を自分なりに見つけて、事業拡大につながるよう頑張っていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。(277文字)
対処法
・自己紹介に盛り込む自己PRは、「何に取り組み、結果はどうだったか」を中心にすること
・詳細なエピソードは、その後の質疑応答で聞かれた際に答える準備をしておく

最後の「締め」の言葉がない

自己紹介を終える際に明確な「締め」の言葉がない話し方も、NGパターンのひとつです。面接担当者が次の質問に移るタイミングを掴みにくいため、ビジネスのコミュニケーションスキルに不安を持たれかねません。

【NG回答の例】
「営業としてより広いフィールドで試したいと考え、応募いたしました」
(あいさつ無しで急に黙る)
「営業としてより広いフィールドで試したいと考え、応募いたしました。以上です」
(終わりは伝わるものの、相手への敬意がやや足りない印象が残る)
対処法
最後は「本日はよろしくお願いいたします」と締めの言葉を添える

転職面接での自己紹介|好印象を持ってもらうためのコツは?

転職面接での自己紹介|好印象を持ってもらうためのコツは?

転職面接の自己紹介で面接担当者に好印象を持ってもらうためには、話す長さや姿勢などの伝え方も重要です。ここでは、自己紹介で好印象を与えるための3つのコツを解説します。

  • 1~2分程度で簡潔にまとめる
  • 目を見て明るいトーンで話す
  • 面接担当者が確認しておきたそうな内容を用意する

1~2分程度で簡潔にまとめる

自己紹介は、1~2分程度で話せるようにまとめましょう。文字数にすると約300文字が目安です。1分より短いとアピール不足になり、長すぎると「情報を要約する力がない」と受け取られる可能性があります。

自己紹介を準備する際は、タイマーで時間を計りながら実際に声に出して練習しましょう。時間内でスムーズに収まるように原稿の推敲と反復練習を重ねることで、本番でも落ち着いて話しやすくなります。

目を見て明るいトーンで話す

自己紹介の際は面接担当者の目を見て、明るくはきはきとしたトーンで話しましょう。視線を合わせることで、誠実さや入社への意欲の高さが相手に伝わりやすくなるためです。

基本は面接担当者の目やネクタイの結び目あたりを見て話し、面接担当者が複数いる場合は満遍なく視線を配ります。オンライン面接の場合は、画面に映る顔ではなく「カメラのレンズ」を見るように意識しましょう。

実際の話し方については、以下の動画も参考にしてください。

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面接担当者が確認したそうな内容を用意する

面接担当者がそのポジションの人材に求めているスキルや経験を示すキーワードを、自己紹介に盛り込むことも大切です。

まずは求人票の募集要項や事前の企業研究から、「どのような人物が求められているか」を逆算しましょう。そのうえで、企業のニーズに合致する自分の経歴や成果をピックアップし、自己紹介に組み込みます。

たとえば「チームで協力できる人材」が求められている場合は、「〇名のチームで連携し、プロジェクトを推進した」など、協調性を示すエピソードや実績を入れると良いでしょう。

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自己紹介の型を知り、自信を持って転職面接に臨もう

転職面接の自己紹介は、第一印象を決定づけ、その後の面接の流れを左右する重要なスタート地点です。面接担当者の質問の意図を正しく理解し、自分の経歴やアピールポイントを簡潔にまとめることがポイントです。

すべての経歴を羅列するのではなく、応募先企業が求める人物像に合わせた実績やキーワードを意図的に盛り込みましょう。事前に原稿を作成して声に出す練習を重ねることで、本番でも落ち着いて話しやすくなります。

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粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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