転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/07/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

【短所一覧】面接で短所を聞かれた場合の答え方と長所の言い換え例

面接で聞かれることの多い、「あなたの短所を教えてください」という質問。どのように答えていいか悩む人も少なくないようです。

そこで、印象を悪くしない短所の例と答え方について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に教えていただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

面接で企業が短所を聞く理由

企業が、応募者の短所を聞く理由は何でしょうか?回答から何を知りたいと思っているのかをご説明します。

自己理解ができているかどうか確認したい

「短所を理解している」ということは、自分自身を客観的に捉え、今の自分に足りないものを把握する力があるということ。

自分に足りないものを理解できている人であれば、それを補うための工夫や改善方法を考えられ、成長し続けられると判断することができます。

短所にどう向き合い、対応しているのか知りたい

短所の質問では一般的に、短所をどのように受け止め、どう対応しようとしているのかも確認されます。

すなわち短所をそのままにせず、改善のために行動できている人かどうかも見られています。自身の課題と向き合い成長しようという姿勢が感じられれば、入社後の活躍も期待できます。

自社に合う人かどうかを確認したい

短所の質問を通じて、応募企業の社風や働き方、仕事の進め方にマッチしているかどうかを判断しています。

例えば、チームワークを重視している企業の場合は、「頑固」「協調性が足りない」などの短所があると、イキイキと働けない可能性があります。一方で、「おせっかい」「周りに合わせがち」などの短所であれば、チームワークに良い影響を与える可能性があるため、評価されるかもしれません。

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短所はどう伝えるのが正解?答え方のポイント

面接で聞かれたときの、効果的な答え方も理解しておきましょう。

客観性を意識する

短所をネガティブに捉えられないように配慮するあまり、言い訳がましく聞こえてしまうケースがあります。

面接で短所を聞く理由は、短所を客観的に捉えて、改善する姿勢や工夫をしているかどうか。端的に事実を伝えて、改善する姿勢や対策方法を補足すれば、マイナス印象になることはありません。

改善する姿勢や具体的な対策方法を伝える

短所を客観的に伝えるとともに、改善する姿勢や対策についてのエピソードを伝えましょう。

短所を改善するためにどんな方法を取っているのか、その結果どのような成果や気づきがあったのかまで伝えられれば、好印象につながります。

ポジティブな印象を心掛ける

短所を伝えるときは、「マイナスイメージにならないだろうか…」と不安に思うかもしれませんが、短所は長所の裏返しでもあります。萎縮したり下手に取り繕ったりせず、改善する姿勢とともに堂々と伝えましょう。

求人広告や企業ホームページなどから、応募先企業が求めている人物タイプを洗い出し、それに合った短所を伝えることも大切です。

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短所が見つからない場合は?

短所が思い浮かばない場合は、長所を変換するといいでしょう。例えば、「粘り強い」という長所は「頑固」、「柔軟性がある」という長所は「優柔不断」など、短所に置き換えることができます。自身が認識している長所、もしくは自己分析などで洗い出した長所を、短所に言い換えてみましょう。

長所を短所に変換すると、例えば「粘り強く仕事に取り組む一方で、頑固で信念を曲げないところが短所です」など、長所を交えながら短所を伝えることができるのもメリットです。短所を前向きな自己アピールにつなげることができるでしょう。

長所を言い換えた「短所一覧」

責任感が強い、慎重に物事を進める心配性、1人で抱え込む
周囲に配慮ができる、柔軟性がある優柔不断
おおらか、人の意見に流されないマイペースすぎる
準備を怠らない、何事にも真剣に取り組む緊張しやすい
向上心が強い、努力家負けず嫌い
スピード重視、行動力があるせっかち
信念がある、意志が強い協調性が足りない
粘り強い、意志が固い頑固
探求心が強い、集中力がある視野が狭い
行動力がある、対応力がある無計画
慎重に物事を進める、思慮深い内気、マイナス思考
決断が早い、スピード重視短気
好奇心旺盛、流行りに敏感飽きっぽい
論理的思考力がある物事に批判的
親切、思いやりがあるおせっかい
主体性がある自己主張が強い

短所の伝え方例文

面接で短所を伝える際の例文をご紹介します。まずは端的に短所を伝えて、短所を改善していることやそれによる成果まで、一貫性を意識して伝えましょう。

「優柔不断」を短所とした例文

私の短所は、優柔不断なところだと認識しています。例えば、チームで仕事を進める際、本来私がリーダーシップを発揮しなければならないのに、メンバーそれぞれの意向に配慮するがあまり、方針を決め切れず悩んでしまうことがあります。

そこで、視座を上げて経営視点に立つことを意識するようになりました。迷ったり悩んだりしたときは、「経営者だったらどう判断するか」という視点で物事を考えることで、決断・判断をしています。

「せっかち」を短所とした例文

私の短所は、せっかちすぎるところです。思ったことはフットワーク良くどんどん行動に移すタイプなので、無意識のうちに周りにもそれを強いてしまうことがあります。また、「走りながら考えればいい」とアイディアを即行動に移した結果、失敗したことも少なからずあります。

そんな自身を省みて、行動に移す前にいったん立ち止まり、これからの行動をシミュレーションしてみることを徹底しています。その結果、無謀なチャレンジが減り、十分な準備を経て走り出せるようになり、行動が成果につながるようになりました。

「自己主張が強い」を短所とした例文

私の短所は、自己主張が強すぎる点です。営業経験を積み、コンスタントに成果を上げられるようになったことで、徐々に「自分の意見が正しい」と思い込むようになり、他者の意見を聞かず自分の意見ばかり主張していました。

その結果、チーム内の雰囲気が悪くなり、業務に支障が出たことから、自分の欠点を認識し、深く反省しました。周りの声に耳を傾け、丁寧なコミュニケーションを意識したことで、チームの雰囲気も徐々に改善しています。

短所もアピールのチャンスと捉えよう

「短所」は答えにくい質問のひとつです。マイナス評価につながるのではないかと不安を覚えるかもしれませんが、企業は欠点を探すために短所を聞いているわけではありません。自己理解ができているか、短所にどのように向き合っているか、克服するためにどのような工夫をしているのか…つまり「あなたという人物」を知りたいと考えています。

前述した「長所の言い換え」をうまく活用することで、短所を伝えつつ好印象につなげることができます。ぜひアピールの機会と捉え、事前に準備をしておきましょう。

記事作成日:2023年5月24日 WRITER:伊藤理子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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