転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/09/25 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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面接で「長所」を聞かれたら?伝わりやすい話し方と回答例

面接をする女性社員面接で聞かれることの多い“長所”。うまく伝えれば自己PRにつながるチャンスですが、ふんわりとした自慢話で終わってしまうことは避けたいところです。

どのように話すと、面接という短い時間の中でも、うまく要点を伝えられるのでしょうか。

組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏に、長所が伝わりやすくなる話し方を教えてもらいました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

業務に活かせる長所を「キャリアの棚卸し」から見つけ出そう

そもそも、企業が「あなたの長所を教えてください」と質問する意図は、どこにあるのでしょうか?

企業は、長所から人柄を見ると同時に、「自社とマッチするか」「入社後に活躍してくれそうか」といった部分も見ています。また、「このような強みを持った人材が欲しい」など、企業が求める人物像と合致する人を探しているともいえます。

そのため、自己分析の際に忘れてはいけないポイントは“ビジネスにおける長所”を見つけ出すこと。業務に活かせる長所でなければ、面接の場では評価されません。

“ビジネスにおける長所”を見出すには、キャリアの棚卸しが役立ちます。過去の仕事内容と実績を時系列に沿って書き出し、その中にある成功体験の要因を考えてみましょう。例えば、「営業成績トップ」という成功体験があったとして、その要因は「ひたすら行動量を増やした」や「大きな売上が見込める顧客から優先順位をつけてアプローチした」など、人によって異なるはずです。

見えてきた長所は「行動力」「分析力」「協調性」などのように言語化しておくと、面接でも伝わりやすくなります。

また、自身の長所と企業のニーズが合致していると、内定につながりやすくなります。求人情報に書かれている「仕事の内容」「求める人物像」などをチェックすると、どんなスキルを持ち、何を実現できる人材を求めているか、理解できるでしょう。

“事実ベース”で話すことが大事!面接官に伝わる話し方

面接で自分の長所について話す時には、“事実ベース”で伝えることを心がけましょう。

“事実ベース”とは、具体的な事例を用いて伝える、ということです。「私はバイタリティにあふれています」と抽象的な話をするだけでは、企業側には伝わりません。

ここからは、短い時間でも伝わりやすくなる話し方をご紹介しましょう。ちなみに、面接での話し方は、履歴書に長所や自己PRを書く際の構文としても応用できます。

まずは長所を「簡潔」に伝える

最初に「私の長所は、人と協力して解決策を導き出す課題解決力です」のように、言語化した長所を伝えましょう。結論を伝えずにだらだらと話し始めると、長所がわかりにくくなってしまうので、まず簡潔に提示することが大切です。

この時、シンプルに「課題解決力です」と伝えるよりも、+αがあった方がベター。前述した「人と協力して解決策を導き出す課題解決力」のように、長所には個性があるものです。「自ら主体的に動いて策を練る課題解決力」という人もいるでしょう。+αの部分も、キャリアの棚卸しで見えた成功体験から考えてみましょう

長所は、企業のニーズに合わせて打ち出し方を変えていく必要もあります。成功体験から見えてくる長所は、1つではないことも多いです。「人と協力して解決策を導き出す課題解決力」であれば、「課題解決のために人と協力できる協調性」と言い換えられるでしょう。柔軟な思考で、考えてみましょう。

長所を補強する「具体的な事例」を交える

“事実ベース”で話すことが重要なため、キャリアの棚卸しで出てきた具体的なエピソードを盛り込みましょう。

ただし、自分の経験を整理せずに話すと、話題があちこちに飛んで散漫になり、面接官が理解しにくくなってしまいます。そこで、参考方法の1つとして「STAR」というフレームを活用し、整理しましょう。

  • Situation(状況)
  • Task(課題)
  • Action(行動)
  • Result(結果)

上記4つの単語の頭文字を取ったフレームが「STAR」。上から順番に整理し、その順番の通りに話していくと、長所につながる事例が伝わりやすくなります。この記事の最後の例文を、参考にしてみてください。

「STAR」は、面接官が応募者の実像をより深く知るべく、質問の手法として用いられることもあります。そのため、「STAR」を意識して回答すると、面接官が理解しやすいだけでなく、「相手のことを考えてプレゼンできる人だ」という評価につながる可能性もあるのです。

事例に関して話す際には、自分が担当していた業務や社内の状況、扱っていた商材について言及することも重要です。応募先の企業が、自身の過去のキャリアとは異なる業界・業種だった場合でも、面接官に内容を理解してもらいやすくするためです。もし、「1カ月で結果が出た」「従業員満足度が30%上がった」など数値的な結果があれば、その数値も用いるとさらにインパクトが強くなります。

最後に「入社後に活躍するイメージ」を伝える

企業のニーズを把握していれば、そこに合致するように話せるはずです。さらに、「御社でも、メンバーと積極的にブレストを重ね、課題を解決できるような新事業を立ち上げていきたいです」など、入社後のイメージをつけ加えてもいいでしょう

応募先の企業の業務内容や職場環境は、入社しなければわからないことも多いので、言及した内容が間違っている可能性はあります。しかし、間違っていても問題ありません。入社後のことも想定して面接を受けているのだと、伝えることが大切なのです。面接官に「自社のことをしっかり考えてくれているんだな」と感じてもらえれば、面接官側から補足や修正をしてくれることもあるでしょう。

長々と成功体験を語ってしまうのはNG

事例を盛り込んだとしても、その事例について長々と話してしまうことは避けましょう。数分間だらだらと話してしまうと、面接官の集中力が途切れてしまいます。

面接は、面接官とのキャッチボールです。相手のことを考えて、理解しやすいように話すことを意識すると、面接官とのコミュニケーションが生まれ、自分という人物を深く知ってもらうことができるでしょう。

強み・弱み回答例

応募先企業が「プロジェクトをマネジメントする力がある人物」を求めている場合の回答例

私の強みは、部署を横断して人をまとめるチームワーク力です。私は、メーカーからの受注を受けて包装資材を製造する企業で、営業職に就いております。(状況)入社5年目の話ですが、当時から下請け業務に留まらず、自社製品も提供していました。ただ、独自性に欠けていたため、メーカーに提案しても見向きもされなかったのです。また、社内には、新規事業を立ち上げるため、役員にプレゼンできる制度があるものの、形骸化していて、誰も使っていないことは気になっていました。(課題)

私は、せっかくのチャンスを社員自ら潰していることに疑問を感じ、オリジナリティのある自社製品の開発に動き出しました。ただ、私は営業職のため専門的な知識は持ち得ていないので、毎月一度、営業部のメンバーとエンジニア合わせて10人ほどに集まってもらい、ブレストの機会を持ちました。私から「お客様からこういうニーズがある」と提案し、エンジニアの方々からも「こういう素材なら実現できるかもしれない」と意見をもらい、試作を重ねながら、1年かけて新素材を用いた自社製品を開発いたしました。(行動)

私が代表してプレゼン資料をまとめ、役員にプレゼンしたところ、他社製品にはない独自性が評価され、生産の許可が下りました。展示会に出展して製品の知名度を高め、営業部も一丸となって顧客に提案した結果、5社から「新製品を使いたい」との依頼をいただきました。(結果)

御社で働かせていただく場合にも、営業部だけでなく、マーケティングやエンジニアなど、部署の垣根を越えてチームを組み、新事業の立ち上げ、既存事業の推進に取り組んでいきたいと考えております。

応募先企業が「主体性に富んだ人物」を求めている場合の回答例

私の強みは、自ら課題を見つけて改善に動ける主体性です。現在勤めている企業には中途採用で入り、経理の業務について3年ほどが経ちます。入社したばかりの頃は、OJTで業務を教えていただいたものの、マニュアルや人材育成制度はなかったため、苦労しました。(状況)入社して1年が経った頃、私と同じく中途入社の後輩が入ってきました。その後輩もマニュアルがないために苦戦を強いられ、3カ月ほどで退職してしまったのです。入社してから業務を覚えるまでに時間がかかりすぎることや、業務をキャッチアップできずに新入社員が辞めてしまうことは、改善すべき課題だと感じました。(課題)

そこで、私は中途採用者向けのマニュアルの作成を始めました。業務内容の説明だけでなく、私自身が躓いた部分も留意点として盛り込みながら、入社3カ月間のトレーニングスケジュールを完成させました。(行動)

そのマニュアルを当時の新入社員に実践してもらうと、スムーズに業務内容を理解し、即戦力となってくれたのです。その評判が社内でも広がり、他の部署から「マニュアルを見せてほしい」と声をかけていただくことが増え、マニュアルを完成させた半年後には、社内で表彰されました。それ以降、経理部の中途採用者は誰も早期退職していません。(結果)

御社でも、指示されたことだけをこなすのではなく、積極的に課題点を見つけて、改善につながるアクションを起こしていきたいと考えております。

記事作成日:2020年4月3日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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