転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2021/12/03 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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一流企業に転職するにはどうすればいいですか?【転職相談室】

高層ビル群中小ベンチャー企業から知名度の高い一流企業に転職したいという20代男性のIさん。どうすれば実現できるのか相談したいといいます。

企業の選び方や選考対策のポイントについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

一流企業に転職したいのですが、どうすれば実現できるでしょうか?(Iさん/28歳/男性/営業職)

相談者
相談者
■相談内容
新卒で入社したITベンチャー企業で営業をしています。周囲に転職する人が多く、自分もそろそろかな……と思っています。

せっかく転職するなら、一流企業に行きたいです。どうすれば一流企業への転職を成功させられるでしょうか。

一流企業に転職したい理由は何か?

アドバイザー
Iさんが考える「一流企業」とは、どのような企業を指しますか?

相談者
誰もが社名を知っていて、今も業績を伸ばしているような大手企業ですね。今の会社も成長してはいますが、200名程度の規模で、BtoBビジネスということもあり、一般には知られていません。

同窓会に出席したときなど、大手企業に勤めている同級生は「おーっ」「すごいね」なんて言われるけれど、自分が勤務先の社名を言っても「聞いたことない」と言われます。商品の説明をしても「よくわからない」と。ちょっとツライものがあります。

アドバイザー
つまり、ブランド力がある企業を希望しているわけですね。

相談者
そうですね、憧れがあります。

アドバイザー
そうした企業を目指すのはもちろんいいのですが、知名度やブランドイメージだけにとらわれて企業選びをすると、失敗するケースも多いんです。「やりたい仕事ではなかった」「希望するキャリアが積めない」と、入社後に気付く人が少なくありません。

まずは、「やりたい仕事」「積みたい経験」の軸を定めておきましょう。今後、どんな仕事をしていきたい、どんなキャリアを積みたい、と考えていますか?

相談者
今の会社に入社以来、ずっと営業をしてきました。営業の仕事は好きなので、これからも続けていきたいと思っています。

アドバイザー
では、今の会社で営業をしていて物足りなさを感じるところはありますか?

相談者
今の会社は自由で、自分がやりたいように営業活動をさせてもらえます。それはいいところでもあるんですが、自己流なので、「本当にこれでいいんだろうか」という気がしています。

同僚は同世代ばかりで、先輩たちは30代に入る前に転職して出ていってしまう。営業スキルを学べる人が近くにいないんです。

それに、扱っている商品は独自性があり、競合が少ないんです。売りやすいけれど、他社でも通用するような営業スキルは身に付いていないんじゃないか、という不安もあります。

アドバイザー
営業スキルを磨いていきたいのですね。次の会社では、どんな営業を経験したいと思いますか?

相談者
今は、ターゲット顧客が特定の業種に限定されていて、提案する商品もメインプロダクトといくつかのオプション程度です。もっと幅広い顧客層を対象に、さまざまな商材から相手に合うものを選んで提案するような営業を経験してみたいです。

商品ラインナップが豊富であるという点でも、大手企業がいいと思っています。大手なら人材の層も厚いので、熟練の営業の方々から学びたいですね。

アドバイザー
では、これまでの経験を活かしつつ、そのような営業を経験できる大手企業に注目してみましょう。

BtoBのIT営業経験を活かすのであれば、例えば「大手IT・ネット企業で法人向けのプロダクトを扱う営業」が候補に挙げられます。

最近では、SaaS(クラウド上で提供されるソフトウェア)や、AI(人工知能)・ブロックチェーン(台帳データの改ざんを防ぐためのシステム)などの先端技術を使ったプロダクトがリリースされているので、そうした営業の求人を狙ってはいかがでしょうか。

あるいは、「大手IT・ネット企業が一般ユーザー向けに提供しているサービスの営業」という選択肢もあるかと思います。

まだ20代のIさんであれば、異業種の営業職に転職できる可能性も十分にあります。幅広い業種の企業の求人を見てみるのもいいでしょう。

転職活動のアドバイス

相談者
幅広い業種を検討したいと思いますが、大手企業を狙うとなれば応募者も多いですよね。選考に向けて、どんな対策をすればいいでしょうか。

企業の採用ニーズを押さえる

アドバイザー
競争率が高い企業を狙う際、自分がいかに優秀か、実績があるかのアピールに集中しがちです。しかし、自分の強みをアピールする前に、「相手企業が何を求めているか」を理解しておくことが大切です。

例えば、同規模・同業種の会社が営業職を募集しているとして、採用の背景や求める人材像はそれぞれ異なっているものです。

企業のホームページや採用ページ、あるいはその企業のインタビュー記事などをしっかりと読んで、どんな人材を求めているかをつかみましょう。

相手企業が求めているものと、Iさん自身の経験・スキルがマッチする部分をピックアップして、それを職務経歴書や面接でアピールしてください。

このとき、「どんな仕事を経験したか」だけでなく「独自にどんな工夫をしたか」「どんなことを意識しながら取り組んだか」「どんな成果を挙げたか」など、具体的なエピソードを交えて伝えられるように準備しましょう。

応募する企業は絞りすぎない

アドバイザー
大手企業の中でも、一般消費者向けの商品やサービスを扱うBtoC企業は知名度が高く、その分、多くの応募者が殺到します。競争率が高く、近しい商品・サービスを扱った経験者が選考で有利となる可能性があります。

Iさんは転職の軸を整理した結果、「営業力を磨きたい」という目的を設定されましたよね。その目的であれば、BtoB企業でも実現できるかと思いますので、そういった企業も視野に入れて求人を探すことをおすすめします。

大手にこだわりすぎない

アドバイザー
「営業力を磨くこと」を転職の軸とするのであれば、大手企業でなくても実現できます。大手企業にこだわりすぎないことも大切です。

Iさんは「顧客層や取り扱う商品・サービスの幅を広げたい」とおっしゃいました。大手企業は確かに幅広い商品・幅広い顧客を持っていますが、組織が細分化されています。

配属された部門の商品・プロダクトしか扱えないとなれば、むしろ幅が狭まってしまう可能性もあります。異動を繰り返してさまざまな部門・商品を経験できればいいのですが、それができない企業も多いと思います。

その観点でいえば、新たなプロダクトやサービスをどんどん増やしていく中小ベンチャーのほうが、営業経験の幅を広げられるかもしれません。

ところで、営業の話だけをしてきましたが、Iさんは他の職種には興味はないのでしょうか?

相談者
そういうわけではありません。営業職が現実的だと思ったので、営業希望と言いましたが、マーケティングとか企画などの仕事にも興味はあります。

アドバイザー
それであれば、中小ベンチャーのほうが、この先、マーケティング、商品企画、営業企画、事業企画など、さまざまな仕事を経験し、キャリアの選択肢を広げるチャンスがあるかもしれません。

職種チェンジのほか、「マネジメント」を経験する機会も、大手より早く巡ってくるはずです。もちろん、今の会社にとどまっても、その可能性はあると思います。

実際、大手企業に勤務する方が「大手では一部の業務しか担当できない。幅広い経験を積みたい」と、中小ベンチャーに転職するケースは少なくないのです。

知名度やブランド力のある大手企業に憧れを抱く気持ちはわかりますが、将来を見据えて、どんなキャリアを歩んでいきたいのかも考えた上で選択してください。

記事作成日:2021年11月8日 WRITER:青木典子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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