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「仕事のやりがい」と「年収」どちらを優先すればいいでしょうか?【転職相談室】

若い男性の後ろ姿今の仕事にやりがいを感じられない。そんなとき、興味を持てそうな転職先に出会ったが、年収が下がるのが不安…。

仕事のやりがいと年収とで迷ったら、どちらを優先すればいいのでしょう?

人事歴20年超、現在は人事領域支援会社を経営する「人事のプロ」、曽和利光さんにアドバイスをいただきました。

アドバイザー

曽和利光さんプロフィール画像

株式会社人材研究所・代表取締役社長

曽和 利光(そわ・としみつ)

株式会社人材研究所・代表取締役社長。1995年京都大学教育学部教育心理学科卒業後、リクルートで人事コンサルタント、採用グループのゼネラルマネージャー等を経験。その後、ライフネット生命、オープンハウスで人事部門責任者を務める。2011年に人事・採用コンサルティングや教育研修などを手掛ける人材研究所を設立。『「ネットワーク採用」とは何か』(労務行政)、『コミュ障のための面接戦略』(講談社)など著書多数。

やりがいがありそうな仕事を見つけたけれど、転職すると年収が下がるので迷っています。(30歳/男性)

相談者
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■相談内容
IT系企業でマーケティングを担当しています。
現在の仕事内容や待遇に不満はありませんが、もともと別の部署を志望していたこともあり、今の仕事にはあまりやりがいを感じません。
そんな折、スポーツ関連企業に転職した先輩から誘いを受けました。
自分の好きなスポーツ関連の事業で、話を聞く限り仕事はとてもやりがいがありそう。
ぜひやってみたいと思っています。ただ、年収は現在よりも100万円以上下がるとのことで、「本当に転職していいのか?」と迷っています。
「仕事のやりがい」と「年収」、どちらを優先したらいいのでしょうか?

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迷っているならば現状(年収)を優先したほうがいい

アドバイザー
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やりがいと年収、どちらを優先すればいいか…というご相談ですが、迷っているならば現職にとどまったほうがいいでしょう
やりがいよりも、年収を取るべき、ということですか?
相談者
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アドバイザー
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今回の場合は、そうだと思います。
あなたの「やってみたい」という気持ちがどれほどなのかわかりませんが、年収が100万円下がることが障壁で迷っているのであれば、「やってみたい」の度合いはそれほど高くないのではないか…と感じました。
先輩から誘われたときは、ぜひやってみたい!とワクワクしたのですが…。
相談者
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アドバイザー
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その思いが本物なのであれば、年収とやりがいを天秤にかけて悩むことはないはずです。
先輩から思わぬ可能性を提示されたことで「相対的に」やってみたいと思えた、ということではないでしょうか。
確かに、そうかもしれません。
チャレンジしたい気持ちはありますが、年収ダウンがどうしても不安で…。
相談者
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アドバイザー
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ならば、余計に動かないほうがいいと私は思います。
まだ30歳なのですから、これからまだまだチャンスはありますよ。
その先輩のように自分より先にやりたいことに出会い、キラキラ輝いている人を見ると誰しも焦りを感じるものです。
でも、だからといって目の前に現れた「どうやら今よりはやりがいがありそうな仕事」にぱっと飛びつくのはリスクがあります。
わかりました。ただ、やりがいがあまり感じられない今の部署で、これからもずっと働き続けることにも不安があります。
相談者
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アドバイザー
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では、「この仕事は、いつかやりたい仕事に出会ったときのための能力開発のためにやる」と割り切って、頑張ってみてはどうでしょうか?
スポーツで例えるなら、もし自分が何の種目に適しているのかわからない段階では、腕立てや腹筋運動などで筋力をつける、ジョギングやランニングなどで持久力を高めるなど、どの種目においてもプラスになるトレーニングをするでしょう。
それと同様に、「やってみたい」と思える仕事に出会ったときに備えて、普遍的なビジネススキルを磨く努力をしましょう
どんなスキルを磨けばいいのでしょう?
相談者
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アドバイザー
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マーケティング部門にいるとのことなので、例えば統計学を学ぶなどして分析力をさらに磨いてみたり、業務効率に注目して仕事の処理能力向上に努めてみたり、自身の考え方や見立てを周囲に伝える際に「より良い伝え方」を意識してプレゼンテーションスキルを磨いたり…など、現在の仕事で「さらに一歩上」を目指して努力してみるといいでしょう。
そうすれば、ビジネスパーソンとしての筋力が身に付き、それを評価した上司から「さらに上」の業務を任されるようになるでしょう。
自身の可能性を広げさまざまな経験をする過程で、やりたいことにも出会えるようになるでしょう。

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やりがいも年収も得たいのであれば、今の環境で努力すること

このような努力が必要だというのはわかるのですが…今の会社に留まるならば、仕事には慣れているし、正直言って年収さえ維持できればいいやと思ったりもします。
相談者
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アドバイザー
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1つ指摘しておきたいのは、「年収は本人のスキルやキャリアとは別に、需要と供給でも変わることがある」ということ。
年収メリットだけを享受して気楽に過ごしていたら、いつかその前提が崩れたときに後悔するかもしれません。
それは…どういうことでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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需要(求人)が供給(人材)より多ければ、その人材の希少価値が高まり、年収は上がります。
ただ、需要は社会情勢によって変動するもの。
つまり、一個人であるあなたの働きに関係なく年収は変動する可能性があり、今の年収レベルがずっと維持できるとは言い切れないのです。
だからこそ、「やりがいのある仕事」に出会う努力はするべきです。
年収なんて二の次!と思えるぐらい没頭できることに出会えれば、情熱をもってその仕事を突き詰めていくことができるでしょう。
そうすれば、スキルがさらに磨かれ、高い成果が出せるようになるはず。
需給に左右されないほどの市場価値をつけることだって可能になるでしょう。
やりがいを得るにも、年収を得るにも、まずは今の仕事で頑張ることが大前提。
努力の過程で、マーケティングの仕事が今より面白く感じられるようになり、「この仕事こそがやりがいある仕事だ」と思えるようになるかもしれません。
ありがとうございます。まずは今の仕事を「こなす」のではなく「一つ上を目指して努力する」姿勢に変えたいと思います。
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記事作成日:2020年11月6日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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