転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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給与アップを目指して、契約社員から正社員に転職したいです【転職相談室】

電話で話す女性子育てとの両立のために、契約社員での働き方を選択してきたKさん。

ただ、これからの経済的な不安もあり、正社員での転職を考えているようです。

雇用形態を変えての転職に向けて、どんな準備や情報収集をすべきか、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

転職して契約社員から正社員になりたいです(Kさん/企画営業/30代/女性)

相談者
相談者
■相談内容
人材業界の営業職で、契約社員として3年半勤務しています。5歳の娘の子育てと両立させていますが、夫の会社が業績不振から減給されてしまいました。
子どもが少し大きくなってきたタイミングのため、私が契約社員から正社員になり、家計に余裕を持たせたいと考えています。
前職は、新卒で入った広告代理店の営業職を5年ほど経験したのですが、かなりのハードワークで、結婚・出産を機に退職。
子育てと仕事の両立があるので、長く続けられる働き方を目指して転職し、契約社員に切り替えた経緯があります。
現職の営業でも成果を出しているので、営業経験を活かした仕事で給与アップにつながればいいなと思っています。

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まずは、上司に正社員登用の可能性があるかどうかを確認しよう

アドバイザー
Kさんの場合は、転職して正社員への可能性を探るのも一つの方法です。
ただ、雇用形態を変えることが目的であれば、現職で正社員登用の可能性がないのか探ることから始めてみてはいかがでしょう。

相談者
今まで、契約社員から正社員になったケースがほとんどなかったので、可能性はないのかなと思っていました。

アドバイザー
もしかしたら、会社には正社員登用の制度があるかもしれません。
会社が営業の正社員を募集しており、その要件にKさんが合致していたら可能性があるでしょう。
まずは、上司への相談の機会を作ってみて、そこで正社員登用のための試験・資格制度などがあるなら、その条件を確認するといいでしょう。
その際、正社員になることで働き方が具体的にどう変わるのかも必ず聞きましょう。
他にも、全国転勤の有無や平均残業時間、給与体系など条件面を確認し、今のライフスタイルからどう変わるのかを整理することが大切です。

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転職して契約社員から正社員を目指す人へのアドバイス

相談者
上司に相談した上で、「当社には正社員登用制度がない」「今は、正社員の採用ニーズがない」などと言われた場合は、転職を視野に入れていけばいいということですね。
ちなみに、会社選びは慎重におこないたいので、できれば退職して転職活動したいと考えています。
正社員を目指して転職する際、どんなことを心がけるとよいでしょうか。

現職を続けながら色々な企業を幅広く検討する

アドバイザー
仕事をやめてから転職活動を始めるのは、さまざまなリスクがあります。
活動期間中は収入がなくなってしまいますし、Kさんの求める条件に合った正社員採用がすぐに決まるとは限りません。
まずは、現職を続けながら転職活動するのがよいでしょう。

相談者
やはり、現職は辞めずに、並行して転職活動をするのが大事なんですね。
たしかに私は、経済的な理由で正社員を希望しているので、一時的でも収入がなくなるのは厳しいですね。

アドバイザー
ご事情はお察しします。
やはり、スケジュール通りに転職活動が進まないと、「早く決めなくては…」という焦りが生じやすくなります。
すると、転職活動において大切である、雇用条件や仕事内容をしっかり検討して決めるプロセスがおざなりになってしまう可能性も出てきます。
すると、内定をもらった企業に即決してしまう方も少なくないので、後でミスマッチに繋がるケースも否めません。
納得感を持って選ぶためにも、仕事はやめずに異業種・異職種を含め、色々な企業を幅広く検討してみてはいかがでしょう。

相談者
そうですね。
すぐに内定を頂いた企業に即決しないよう注意したいですね。
今は契約社員だからこそ、業務内容や勤務時間がきっちりと決まっていて、転職活動の計画を立てやすいのかもしれません。
子育てとの両立については、家族で調整しながら進めたいと思います。

自身の強みやスキル・キャリアを活かせる求人かを確認する

アドバイザー
転職活動では、これまで培ってきた経験やスキル、自身の強みをどう活かせるかという視点で求人を選ぶことが重要です。
まずは、Kさんが企画営業の業務で任されてきた役割や仕事で出した成果、周りとどんな協業を進めてきたかなどを整理しましょう。
いきなり「正社員になりたい」とこちらの希望だけ押し出すのではなく、転職希望先の企業にどうパフォーマンスで貢献できるかを考えながら求人を選ぶとよいでしょう。

相談者
なるほど。
自身の強みやスキル・キャリアを企業視点で分析して整理することが大事ですね。

アドバイザー
そうですね。
そこで、ご自身の強みを客観的に分析するために、サポートツールを活用するのも有効です。
以下の無料の自己分析ツールを使い、自身の強みや隠れた才能などを整理してみるとよいでしょう。

契約社員になった理由を整理し、正社員で働ける旨を明確にする

相談者
企業側の視点に立つと、「以前は正社員だったのに、なぜ契約社員になったのだろう」と気になりますよね。
その経緯や理由も、正直に伝えた方がいいのでしょうか。

アドバイザー
はい、伝えた方がいいでしょう
ただ、結婚・出産を機に前職のような働き方が一時的に難しくなったと伝えると、「今も厳しいのではないか」と懸念される可能性があります。
そこで、例えば「出産直後は育児に専念するために契約社員になり、子どもが小学校に入る前のタイミングでまた正社員として働き始めたいと考えていました」など、期限を決めて長期的にキャリアを考えてきた背景などを伝えると、より企業側の安心感につながるかもしれません。

相談者
なるほど…。
契約社員になった理由だけでなく、これからは正社員として働ける旨を明確にして、企業側に納得感を持ってもらうことが大事なんですね。

アドバイザー
そうですね。
そのためにも、これまでスキルアップのために続けてきた勉強や、資格取得への挑戦などがあれば、それもアピール材料にするとよいでしょう。

転職後の生活をしっかりシュミレーションする

アドバイザー
正社員を目指すにあたり欠かせないのは、転職後の生活を具体的にシミュレーションすることです。

相談者
転職活動では、事前にどんな情報を知っておくべきでしょうか。

アドバイザー
正社員を目指すにあたりチェックしておきたいのは、業務内容や勤務地、全国転勤の有無や残業時間(みなし残業時間)です。
これに関しては、契約社員だったころと大きく異なる可能性が出てきます。
具体的にシュミレーションしてみると、人によっては、正社員よりも契約社員として、限定された業務をやる方が向いていることもあります。
なぜなら、正社員になれば責任の範囲が広がり、これまでのように業務内容や時間を調整できるとも限らないからです。
それに、将来的にマネジメントを任されることもあるので、人によっては、勤務時間や残業時間がいきなり増えて、仕事と家庭の両立がむずかしくなり、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人も少なくありません。

相談者
確かにそうですね。
今までは、収入アップしたいがゆえに、正社員採用に興味がありましたが、これからどんなライフスタイルを送りたいのか、どういう働き方が合っているのかを改めて考えることが大切ですね。

アドバイザー
はい。あと、忘れてはいけないのが、正社員といっても、どの等級でスタートするかや、手当の内容によって、月収に大きく差が出るということです。
月収だけで考えると、もしかしたら、現職の契約社員の方が高いケースもあるでしょう。
上記の理由からも、入社前に条件内容などはしっかり確認する必要があります。

相談者
なるほど。
正社員になれば月収が上がるとは、一概には言えないんですね。

アドバイザー
はい。ただ、月収が一時的に下がったとしても、賞与や昇給、手当の内容によって中長期的には年収が上がっていく可能性があります。
そのため、賞与の条件や昇給のタイミングなども確認できると安心です。
業務負荷や労働時間、経済面などから転職後の変化を具体的にシミュレーションし、変化にどう対応できるかを考えていきましょう。

相談者
ありがとうございます。
転職活動を始める前にすべきことがたくさんあると知りました。
まずは、現職で正社員登用の道を探ってみますね。そして、現職を続けながら色々な企業を幅広く検討してみます。

記事作成日:2021年9月15日 WRITER:田中瑠子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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