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転職したいけど、とりあえず3年は続けたほうがいい?【転職相談室】

ハンガにかかった洋服新卒でアパレル企業に販売職として入社したSさん。

転職を考えているものの、入社してまだ1年半と期間も短いため迷いがあるそう。

「せめて3年は続けた方がいいのだろうか」という相談に、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんがお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

新卒で入社して1年半。転職をしたいのですが、とりあえず3年は続けた方がいいのでしょうか?(Sさん/アパレル販売/23歳/女性)

相談者
相談者
■相談内容
新卒でアパレル企業に販売職として入社しました。1年半働きましたが転職を考えています。
でも、「どんな仕事でもとりあえず3年は続けた方がいい」という話も聞いたことがあるので迷っています。
まだ転職しない方がいいのでしょうか?

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「とりあえず3年」と言われるのにはこんな理由がある

アドバイザー
アドバイザー
入社して1年半という期間が気になっていて、転職を迷っている…ということですね。
はい。
「どんな仕事でも、とりあえず3年は続けた方がいい」っていう話がありますよね。
そういう話を聞くと、3年は続けないと転職で不利になるのかな…と不安になってしまって。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
なるほど。
確かに「とりあえず3年」という話を耳にしてしまうと、それよりも短い期間で辞めることを不安に思うかもしれませんね。
そうなんです…。
3年という期間に、どのくらい根拠があるのかは懐疑的なんですけど、やっぱり気になってしまって。
3年って数字は一体どこから来ているんでしょうか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
ことわざの「石の上にも3年(辛くても我慢強く辛抱していれば、いつかは成功できることのたとえ)」からきているという考えもありますし、「ひと通りの仕事を自分一人で行えて、仕事の面白さが分かるようになる時期」という考え方もありますね。
仕事の面白さがわかるようになる時期…ですか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
はい。1年目は人に仕事内容を教えてもらう時期。
2年目は自分でやってみて、失敗も含めて学ぶ時期。
3年目は少し余裕ができて、自分で見つけた課題を改善することで仕事の面白さが分かる時期…といったところでしょうか。
なるほど…。
「3年」という数字には、ちゃんと意味もあったんですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。
だいたい3年くらい働いていると、基本的な仕事での経験とスキルが身についている場合が多いですし、人によっては実績も出しています。
その結果、転職活動の時に即戦力としてアピールできることが増えるということだと思いますよ。
そうなんですね。やっぱり、
私には転職はまだ早かったのかもしれません…。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
Sさん、ちょっと待ってください。
今は、あえて「とりあえず3年は働こう」と言われている一般的な理由を説明しましたが、だからといって、必ずしも3年間、同じ職場で働く必要はないと思っています。
えっ!どうしてですか?
相談者
相談者

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必ずしも「とりあえず3年」働く必要はない

アドバイザー
アドバイザー
企業は、3年以上勤務を続けている人を優遇するわけではありません。
もちろん、3年務めただけで市場価値が上がるわけでもありません。
転職活動で評価されるのは、あくまでも経験とスキルであって、勤続年数ではないんです。
確かに。
「3年は、転職活動でアピールする経験やスキルを身につけるのに必要な期間の目安」ってことでしたもんね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうです。
つまり、自信を持ってアピールできることがあれば、この期間に捉われる必要はありません。
なるほど。
ただ、残念ながら「自信を持ってアピールできること」と言われても思いつきません。
販売の営業成績はトップではありませんし、まだ社内表彰されたこともないんです…。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
大丈夫ですよ。
転職活動では、必ずしも営業成績がトップである必要はないですし、MVPなどの受賞経験がなくても問題ないんです。
大切なのは、前向きに仕事に取り組み、自分なりに課題を見つけて、工夫や改善をした経験です。
Sさんには、そういった経験はありますか?
えっと、店舗の売上ダウンが続いた時期に、販売促進キャンペーンの企画リーダーをやらせてもらいました。
お客様の体系や雰囲気ごとに、商品のセールストークを個別に設定して、スタッフ全員で共有したんです。
そしたら、結果的に通常の1.5倍くらいまでV字回復しました。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
それは素晴らしいですね。
そういった、主体的に取り組んだ経験や、語れるエピソードがあれば十分ですよ。
よかった!まだ社会人になって1年半しか経っていませんし、転職はまだ早いのかな…と自信を失いかけていたので、ホッとしました。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
それは良かったです。
社会人歴が浅いことも気にされていますが、Sさんの転職活動ではそれが有利につながる場合もあるかもしれません。
えっ!それってどんな時ですか!?ぜひ知りたいです。
相談者
相談者

卒業後3年未満だからこそチャンスがある「第二新卒」

アドバイザー
アドバイザー
それは、応募先の企業が、第二新卒を積極的に採用していた場合です。
第二新卒というのは、一般的に「新卒で入社して3年未満の求職者」のことです。
なんだか、「とりあえず3年」とは、真逆の考え方なのが、おもしろいですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。
第二新卒を積極的に採用しているのは、若手を採用して、自社の組織風土に合わせて育てたいという企業が多いです。
他にも、新卒採用で予定していた人数を採用できなかった企業などが「第二新卒歓迎」と求人を出しているようなケースもありますよ。
「第二新卒歓迎」ですか。
何だか、希望が持てますね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
はい。
社会人歴が浅いことが、必ずしもデメリットというわけではないんです。
ちなみに、そのような求人の場合、通常と違うことはあります?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
基本的な採用フローは同じです。
書類選考のあと、面接などですね。
あえて言うならば、選考基準でしょうか。
社会人としての経験やポータブルスキル(業界問わず活かせる仕事の強み)の他にも、「自社の組織風土や企業文化とマッチしそうか」といった要素も重視する傾向にあります。
そうなんですね。
他にも、何か特徴はありますか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
入社後に人材育成をしていく方針の企業が多いため、業務内容の経験を問わない求人も多くなりやすいです。
比較的、職種や業界を変える転職をしやすいと言えますね。
なるほど。
できれば次は別の業界に行きたいなと思っていたので、それは心強いです。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
ただし、第二新卒歓迎の求人だからと言って、未経験者が必ず採用されるわけではないので注意してくださいね。
はい。
同じ業界内で転職する人たちとも、選考で比べられることには変わりないですもんね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
その通りです。
なので、これまでの経験とスキルが新しい業界と仕事にどう活かせるのかを整理して、なぜ業界を変えてまで転職したいのかの理由を明確にしておきましょう。
Sさんは、どうして業界を変えたいと思ったのですか?
実は、売上のためにシーズンごとに自社商品を買い取るのが嫌で…。
もちろん社員割引はあるんですが、店舗の売上が足りない時には、その買い取りの量を増やさないといけない雰囲気になることにも違和感を感じているんです。
あとは、シフト制なんですが、繁忙期だと休みが取りづらくって…。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
なるほど。
販売員をしていて、楽しいと思うことはありますか?
もちろん!お客様と話すのは本当に好きなんです。
自分がしたアドバイスをお客様が取り入れてくれたり、それで喜んでくれたりする姿を見るのがやりがいです。
だから、できれば次もお客様と直接関われる仕事ができたら嬉しいです。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
それなら、例えば、キャリアアドバイザーやキャリアコーディネーターなど、人の話を聞いて提案をするような職種に第二新卒での採用を目指すのは良いかもしれませんね。
なるほど。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
シフト制ではないので週休2日ですし、お客様と直接話して、悩みを聞いたり相談に乗ったりしながらアドバイスをしていくことが中心なのでSさんには向いているかもしれませんね。
今まで考えてもいなかった職種ですが、とても面白そうですね!ずっと3年という期間を気にしすぎていて、なかなか前に進めていかなったのですが、これを機会に前向きに転職活動を始めて見ようと思いました。ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2021年6月4日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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