転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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今転職するならどんな業界が良いですか?リモートワークに憧れます【転職相談室】

スマホをチェックする女性近年リモートワークを導入する企業が増えていることを受け、「リモートワークを導入している業界に転職したい」と考える人が少なからずいるようです。

組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに注目業界や注目すべき軸について、詳しく教えてもらいました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

リモートワークを取り入れている会社に憧れます。転職するならお勧めの業界はどこですか?(Nさん/アパレルメーカー・営業/24歳/女性)

相談者
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■相談内容
アパレルメーカーで営業職として働いています。毎日とても忙しくて残業も多く、自分の時間がほとんど取れないことから、転職を考えています。ただ、どんな業界に転職すればいいのかピンときません。
今、気になっているのはリモートワーク。友人の会社がリモートワークを導入し、「ワークライフバランスが良くなり、働きやすくなった」と話していたので、リモートワークを取り入れている会社に転職したいと思っています。「リモートワークならここ」というお勧めの業界はありますか?

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リモートワークが進んでいる業界は?

アドバイザー
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リモートワークを導入している企業が多い業界と言えば、真っ先にIT業界やWeb業界が挙げられます。他業界に比べて業務のIT化が進んでいて、すでにリモートワークが定着している企業が多いからです。

また、業界問わず「大手」と呼ばれる企業は、IT投資に潤沢な資金を割けるのですでにリモートワーク環境が整っているところが多いですね。

ただ、リモートワークはメリットばかりではありません。特に中途入社者にはデメリットの側面も多いので、事前にメリット・デメリットを理解し、本当に自分に合うかどうか考えたほうがいいでしょう。

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あらかじめリモートワークのメリット・デメリットを理解しよう

友人からはメリットしか聞いていなかったのですが…どんなデメリットがあるのでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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よく耳にするデメリットで言うと、社内コミュニケーションの量と質の低下による業務効率の低下や、孤独を感じやすく仕事へのモチベーションを維持しにくい、プロセス評価がしづらくなるため評価に対する不公平感が出る可能性がある…などが挙げられます。

転職先企業がリモートワークを積極的に取り入れている場合、まだ企業文化も組織風土もつかめないままリモートワークに取り組むことになります。出社の機会が少なく、出社しているメンバーも少ないことから、「組織になじむのに時間がかかる」「勤務先へのエンゲージメント(愛着心)が育ちにくい」という傾向があることを理解しておいた方が良さそうです。業務内容や社内システムのことなど、何かわからないことがあったとき誰に聞けばいいのかわからなくて困った、というケースもあるようです。

もちろん、Nさんのご友人がおっしゃるように、リモートワークのメリットもさまざまあります。まずは通勤時間の削減。生産性の向上やストレスの軽減などが期待できるうえ、削減できた時間をプライベートな時間に充てることも可能になります。業務効率化を図りながら自分の時間、家族との時間を確保したいという人には向いているでしょう。

働く場所や時間を自分で選択できるのもメリット。営業など外回りが多い職種の人の場合、わざわざ帰社しなくても外出先でも業務ができるので効率的ですし、子育てや介護など働く時間や場所に制限のある人も、自分のペースで業務にコミットできるようになります。場合によっては「都心の会社に勤めながら地方に住む」という選択も可能になるでしょう。

リモートワークに惹かれた理由を考えてみよう

なるほど…。現在の勤務先がリモートワークを導入していないので、メリットばかりをイメージしていました。
相談者
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アドバイザー
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そもそも、なぜリモートワークに興味を持ったのですか?
やはり友人の影響が大きいですね。私と同様に激務だった友人が「リモートワークになったことで業務効率が格段に良くなり、生活にゆとりが出た」と喜んでいたので、リモートワークに対して憧ればかりが募ってしまって…。
相談者
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アドバイザー
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お話を伺っていると、リモートワークに心惹かれる裏には「日々の生活を改善したい」という強い思いが隠れているようですね。具体的には、何をどのように変えていきたいと思っているのですか?
ずっと営業数字に追われ、長時間労働を余儀なくされてきました。アパレルという業種柄、土日に店舗の応援に行くことも多く、プライベートな時間はほとんど確保できず、心身ともに疲れてしまいました。仕事自体は嫌いではないのですが、もっとプライベートな時間を大切にして、自分のペースで働きたいという思いがあります。
相談者
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求めているのは「仕事とプライベートが両立できる環境」では?

アドバイザー
アドバイザー
それならば、「リモートワーク」というキーワードではなく、「仕事とプライベートを両立できる会社」「自分で働く時間を設計できる会社」という視点で転職先を探したほうがいいと思います。

「土日は休みたい」ということであれば、営業経験を活かして法人向け営業を目指すという方法があります。法人の多くは土日が休みなので、平日にパワーを集中させることができ、オンオフのメリハリがつくのではないでしょうか。

「土日働くのは問題ないが、環境を変えたい」という場合は、コンサルタントやカスタマーサポートなど、営業で培ったコミュニケーション力が活かせる仕事や、不動産会社のカウンターセールスなど勤務時間が決まっていてお客さんのほうから来てくれるような営業も選択肢に入れられそうです。もちろん、業界経験を活かして、アパレル業界内で営業から管理部門などにキャリアチェンジするという方法も考えられます。

確かにおっしゃる通りですね。「リモートワーク」という目新しいキーワードに惹かれていましたが、これらの選択肢にも注目してみます。
相談者
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アドバイザー
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そうですね。ただ、Nさんが求める環境は業界や企業群では括りにくいので、転職を決めてしまう前に、個々の企業の姿勢や文化、制度をしっかり確認したほうがいいでしょう。社員の働きやすさを本当に重視しているかどうかは、企業のトップや部門長の考え、企業文化などによるところが大きいからです。企業ホームページや求人広告などをチェックしたうえで、面接の場で「社員が働きやすい環境づくりのために、何か取り組んでいらっしゃることはありますか?」などと質問してみるのも一つの方法です。

応募先を選定するうえで参考になりそうなのは、厚生労働省が社員の自律的なキャリア形成支援を行っている企業を表彰する「グッドキャリア企業アワード」や、女性活躍推進や子育てサポートを行う企業に贈られる「えるぼし認定」「くるみん認定」など。表彰されている企業、認定を取得している企業は、社員の働きやすさ、働きがいに気を配り、環境を整えている企業と判断することができます。

厚生労働省が定めているもの以外にも、「グッド・アクションアワード」や「ホワイト企業大賞」など、社員の働きやすさ、働きがい向上に注力している企業を表彰する取り組みはいくつかありますので、これらの受賞企業を個別にチェックするのもお勧めです。

そういう視点もあるのですね。自分が求める環境があるかどうかを十分に見極めつつ、面接の場などでも確認したいと思います。ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2020年9月3日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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