転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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20代で転職を繰り返してばかり。うまくいかないので悩んでいます。【転職相談室】

リモートワークで働く女性転職を繰り返したいわけじゃないのに、1社、2社と長く続かずにすでに3社目…。

「せっかく転職できたのに、もう転職したい」「転職回数が多いと、この先の転職活動がうまくいかないのではと不安。

そんな20代女性の悩みに、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが答えます。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

定時で帰れる事務職に転職したけれど、職場が合わず、すでに後悔しています。(Kさん/アパレル店長→生命保険→事務職/27歳/女性)

相談者
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■相談内容
新卒で入社したアパレル会社を3年で辞め、「もっと人の人生に深くかかわりたい」と生命保険の営業職に転職しました。
ただ、残業時間の長さやノルマの厳しさに心身が疲弊し、定時で帰れる仕事に就きたいと思い事務職へ転職。27歳ですでに3社経験しています。
現職は、労働時間からみるとこれまでの仕事の中で一番ラクではありますが、自分の成果が見えにくく、物足りなさを感じています。
「自分には事務職は合わないのでは?」とうすうす感じており、まだ3ヶ月ほどしか働いていませんが、転職を考え、動き始めています。どうして転職を繰り返してしまうのだろうと、自己嫌悪に陥りそうです。

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目先の不満だけを解消しようとすると、転職を繰り返す原因にも

アドバイザー
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転職を繰り返してしまう人の特徴に、転職のゴールが「目先の不満の解消」だけになってしまっていることが挙げられます。
Kさんのように、労働時間が長い、ノルマがきついなどの理由で、定時で帰れる仕事に就きたいと考える方は少なくありません。
ただ、自分がどんなキャリアを描きたいのかという方向性がないので、仕事のやりがいが二の次になり、物足りなさを感じてしまうのです。
まさにそうですね。
アパレルでの販売・接客業や、生命保険の営業職は、お客様の人生にかかわることができ、成果も数字で見えやすかった。
最初はそれが面白かったのですが、労働環境のハードさに「自分はこの仕事の何が好きだったのか」という視点をなくしてしまいました。
とにかく、このきつさから逃れたい…と。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
気持ちはすごくよくわかります。
ただ、採用側からすれば「アパレルの販売職、生命保険の営業職、事務職」とキャリアに一貫性を見出しにくく、「現職から離れたくて転職したのかな」と想像してしまいます。
これからまた転職を考えるのでしたら、これまでの経験に何らかの軸を作るために「キャリアの棚卸し」をすることが大切です。
「キャリアの棚卸し」とは、就職活動の自己分析のようなものでしょうか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。転職活動なので、具体的な業務スキルや経験を以下のように振り返ることが大切です。

・なぜ新卒でアパレル企業に入ったのか

・やりがいは何で、どんなスキルや能力が身に付いたのか

・生命保険の営業職はどんなときに達成感があったのか

・販売職を経験したことで活きたことや求められる共通のスキルは何か

・今の事務職で喜びを感じる瞬間はどんなときで、具体的に何に物足りなさを感じるのか

上記のようにそれぞれの職種で何を得て、今の自分につながっているのかを考えることで、強みを整理することができます。
もし、何らかの軸や共通点があれば、それを伸ばすべく転職するか、現職でもう少し経験を積んでみるのか、目指したい方向が見えてくるでしょう。

私は、事務職を経験したことで「やっぱり、自分が前面に出て人と接する仕事がしたい」と考え始めています。
職種としては、もとの方向に戻しつつ、長く働けそうな職場環境を選べれば理想なのですが…。
相談者
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アドバイザー
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なるほど。その思いがはっきりしているのであれば、そのまま転職理由として整理していくのもいいでしょう。
ただ、「前面に出て人と接する仕事」に近いことは、現職でもできる可能性があります。
営業事務であれば、「お客様との交渉をもっと任せてもらう」「チームのマネジメントを任せてもらい、メンバーの成長にコミットする」などの選択肢も出てくるかもしれません。
そういった経験を積むことで、「事務職に転職して、人と積極的にかかわる仕事が合っていると気づいた」事実だけではなく、「だからこそ、現職でこんな仕事にもチャレンジしてきた」と伝えるエピソードができます。
現状に不満を持つだけでなく、改善しようと行動することで、採用視点から見ても好印象に捉えられますし、やれることをやった上でチャレンジの範囲を広げるために転職したい、というストーリーを語ることができるでしょう。

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長期的に見て、計画的な転職を検討しよう

「事務職は私に合わない」と思うばかりで、できることを見つけようという視点はありませんでした。
相談者
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アドバイザー
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事務職は、Kさんが経験してきた販売や営業職と働き方がまったく異なると思います。
一緒に働く方の仕事の進め方や性格なども違うでしょうから、入社3ヶ月で「合わない」「慣れない」と思うのは当たり前かもしれません。
労働環境が「今までで一番ラク」なのであれば、業務内容や周りの環境に慣れるまで、もう少し現職を続けてもいいのではないかと思います。
そうですか。20代で転職回数が多すぎるのは、今後のキャリアを考えても、やはりマイナスですよね。
相談者
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アドバイザー
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転職回数が多いから転職がうまくいかない、とはいいきれません。
ただ、短い期間でキャリアが分断されてしまうと、スキルや経験が積みあがっていかず、やってきたことが活かされないのでもったいないです。
5年、10年という長期的なスパンで考えれば、早急に転職を考えるよりも、現職で転職活動時にアピールできるような経験を積んでから計画的に動くのも一つの選択肢なのではないでしょうか。
そうですね。採用視点に立って客観的に考えることって大事だなと実感しました。
相談者
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アドバイザー
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キャリアの参考事例を事前に知るのも大切です。
周りに、30代半ばの社会人の方がいれば、どんな風にキャリアを積んで今に至るのか、エピソードを聞いてみてはいかがでしょう。
もしいなければ、さまざまな転職ケースを見てきたキャリアアドバイザーに話を聞いてみるのもいいでしょう。
「こんなキャリアを重ねている方もいるんだ!」という多くのサンプルに触れることで、ご自身のキャリアの棚卸しをする際にも役立つと思います。
ありがとうございます。
転職がうまくいかないと一人で思い悩んでいないで、早速、大学や前職の先輩などに話を聞いてみたいと思います。
相談者
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記事作成日:2020年9月3日 WRITER:田中瑠子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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