転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2019/12/13 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職の「年収交渉」いつ・どんなふうに切り出せばいい?失敗しないポイントとは

採用面接を受けている女性転職活動において、「年収交渉」はどのタイミングでどのように行えばいいのでしょうか。内定後に交渉するイメージを持つ方もいるかもしれませんが、一般的には「内定が出る前」のほうが成功率は高くなる傾向にあります。その理由は、企業の年収決定のロジックにあります。

今回は年収交渉を成功に導くタイミングや伝え方、失敗しないポイントを、組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏にお聞きしました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

年収交渉の前にやっておくこと

希望年収には、根拠・妥当性が必要

まず、自分の希望年収はどのように決めるのがよいのでしょうか。希望年収の決め方は、①転職市場の相場から客観的に算定 ②個人の事情や希望で主観的に算定の2方向があります。

① 転職市場の相場から客観的に算定
② 個人の事情や希望で主観的に算定

①の場合、もっとも根拠がわかりやすいのは、現職の年収や昇級率をもとにして決めた希望年収でしょう。ただ、業界や企業によっては年収の相場が異なることもあるので、あらかじめ相場を調べておくことをおすすめします。特に現年収よりも高い年収を希望するならその妥当性を伝える必要があります。転職エージェントに市場価値や志望先の相場を確認するほか、他企業からオファーがある場合はその提示額を希望年収の根拠にしても構いません。

②は、生活費、結婚(扶養)・教育費・住宅ローンなど、人生設計から希望年収を逆算することです。

いずれにせよ、希望年収の根拠について企業が妥当性を感じられなければ年収交渉は成功しません。特に②のような個人的な事情そのものは、企業側からすれば希望年収の根拠として弱いため、 これまでの実績やスキルなどを洗い出しておきましょう。
また合わせて、志望先の優先度も含めて企業ごとに「最低ラインの年収」を考えておくほうがよいでしょう。

現年収の内訳を把握しておく

年収交渉においては現年収を水準に検討するケースが多いでしょう。その場合、あくまで基本給を基準に検討され、残業代はカウントされないことがよくありますので、現在の年収の内訳についても把握しておくとよいでしょう。

企業の「募集ポジション」を確認する

企業は年収をどう決めているのでしょうか?企業における年収決定のロジックは、基本的にはポジション(職階)に紐付けされているのが一般的です。ポジションごとに年収の基準があり、そこに期待値が加算されて最終的な年収が決定されることが多いでしょう。

ですので、まずは募集ポジションを確認し、そのポジションにおいてどのくらいの成果を出せるのかを整理して、希望通りの加算をもらえるように準備しておくとよいでしょう。面接で評価を上げられれば、場合によっては募集ポジションより上のポジションで採用が叶うかもしれません。

一方で、募集ポジションの年収と自分の希望年収がミスマッチの場合は、いくら交渉しても希望年収に満たないこともあり得ます。

年収交渉のタイミングとポイント

希望年収を最重視する場合

「希望年収に満たなければ入社しない」という考えを強く持っているならば、できるだけ選考の早い段階で希望年収を明確に伝えましょう。

職務経歴書または面接でスキルや実績を伝えた上で、一次面接の最後の質問あたりで今回の募集ポジションで想定している年収を聞いてみましょう。希望年収が譲れないのであれば「年収を上げるための転職である」ことを伝えてもよいでしょう。

希望年収よりも入社することを重視する場合

入社の気持ちが強い場合、希望年収を伝えるタイミングは慎重に計りましょう。

企業側から希望年収を聞かれたときは、最低ラインの年収と希望年収とをセットで伝えるのがよいでしょう。企業側は金額の幅があるほうが検討しやすくなります。最終選考までに希望年収を聞かれなかった場合は、内定が出る前に想定年収を問い合わせしてみましょう。
企業から提示された年収が希望年収に届かなかったとしても、福利厚生や各種手当が充実していることもあります。入社後の年収の伸び率も視野に入れて、長期スパンで検討することも考えてみましょう。

どちらのパターンでも、年収交渉の成功率をアップさせるコツは、選考中に企業側から「ぜひ入社してもらいたい」と思われるように実績やスキルをアピールすること。そして、希望年収に関しては、内定が出る前のタイミングで、根拠のある金額を伝えることです。

内定が出る前というのがポイントです。というのも企業が内定を出す頃には、年収はすでに稟議書を通した決定事項であることが多く、手続き上、内定後に年収を変更することは難しくなるからです。

年収交渉について知っておきたいこと、注意点

年収交渉が成功するかはケースバイケース

年収交渉をすること自体は可能ですが、募集ポジションによって年収が決まっていることが多いため、折り合いがつかないこともあります。自分が設定した最低ラインの年収を下回る場合は、思い切って志望企業の選択肢から 外すことも検討してみましょう。

多くの企業で年収とポジション・職階が関連している

高い年収を要求することはポジションや職階の高さにもつながるので、仕事の難易度や責任も重くなることは覚えておいたほうがいいでしょう。

希望年収にこだわって入社し、無理をして過度のプレッシャーを受けるよりも、いったん低いポジションで入社して昇級しながら年収を上げていく「シュリンク・トゥ・ グロー」という考えもあります。

こういうときどうする?

当初伝えていた希望年収からさらに上げたい場合

他の企業から高額のオファーがあった場合や、現職の企業から昇給の提示があった場合など、希望年収を上げる根拠が明確であれば、検討してもらえる可能性はあるでしょう。

希望年収を上げる根拠がないまま交渉をすると、企業側が不信感を募らせかねないので気をつけましょう。また、前述の通り、希望年収を伝えるのは早いほうがいいので、訂正する場合も早く伝えるほうがいいでしょう。

年収交渉が成立せず… それでも入社したい場合

希望年収が通らなかった場合でも、どうしても入社したいケースでは「改めて考えて◎と△が御社の魅力なので、ぜひ入社したいと思います。

入社後に貢献して年収を上げていきたいと思います」と真摯な気持ちを伝えましょう。ただし、自身で設定した最低ラインの年収を下回る場合は、本当にいいのか今一度考える必要があります。

年収交渉をすると印象が悪くなる?

年収交渉というと「相手にどう思われるだろう」と心証を気にする人が多いでしょう。

転職者が年収の話をすることで、企業側が「意欲があっていい」とポジティブに受けとめるのか、「お金のことばかり」とネガティブに受けとめるのかは、企業文化にもよりますので確かなことは言えません。

心証よりも確実なことは、一般的に年収は「ポジションによって客観的に決められている」ということです。希望年収に近づけるためには、募集ポジションでどれだけの活躍ができるのか、妥当な根拠を提示した上で、内定前のタイミングで金額を伝えることです。

また、さきほど伝えた「シュリンク・トゥ・ グロー」が転職を成功させる戦略のひとつであるように 、入社時の年収はあくまで入口です。入社後の自分がどうありたいかも含めて、希望年収を考えてみましょう。

記事作成日:2019年7月22日  WRITER:タナカトウコ EDIT:リクナビNEXT編集部

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