転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/01/17 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職を繰り返す女性、今度こそ長く働ける会社に入るにはどうしたらいいの?【転職相談室】

落ち込んでいる女性仕事でイヤなことに直面するたびに、「ここは自分の理想の会社ではない」と早々に見切りをつけて、転職を繰り返してしまう。

そんな負のスパイラルに陥っている人もいるでしょう。今度こそ長く働ける会社に転職したいと考えた場合、どうすればこの状況を打破し、自分と相性の良い会社を見つけられるのでしょうか。

人事・採用コンサルティングと人材教育のエキスパートで心理学にも明るい曽和利光さんに相談にのっていただきました。

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曽和利光さんプロフィール画像

株式会社人材研究所・代表取締役社長

曽和 利光(そわ・としみつ)

株式会社人材研究所・代表取締役社長。1995年、京都大学教育学部教育心理学科卒業後、リクルートで人事コンサルタント、採用グループのゼネラルマネージャー等を経験。その後、ライフネット生命、オープンハウスで人事部門責任者を務める。2011年に人事・採用コンサルティングや教育研修などを手掛ける人材研究所を設立。『「ネットワーク採用」とは何か』(労務行政)、『人事と採用のセオリー』(ソシム)など著書多数。最新刊『コミュ障のための面接戦略』(星海社新書)も好評。

短期間で転職を繰り返してしまう…今度こそ長く働きたい(Aさん/クリニック事務/26歳/女性)

<相談内容>
新卒で就職し、転職を繰り返してきました。すでに4社目ですが、現在の会社も人間関係が悪く、辞めたいと思っています。毎回「できることなら長く勤めたい」と思って転職していますが、“辞めグゼ”がついてしまっているようで不安です。キャリアアップにもつながっていないので、もう同じことを繰り返したくありません。
相談者
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転職を繰り返す原因は「転職先の選び方」にある

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まずは、転職を繰り返してきた原因について探っていきましょう。これまでの転職歴と、その理由を教えてください。
新卒で入社したのは、IT系のベンチャー企業です。従業員が少なかったので、人事・総務・経理など、事務系全般のアシスタントをしていましたが、いいように使われているような気がして嫌気がさし、1年で退職しました。もうベンチャー企業は避けようと思い、2社目は不動産会社の営業事務に転職。ですが、取引先の担当者が理不尽に怒るタイプで、上司に守ってもらえず、辛くなって1年で退職しました。3社目は、淡々と自分の業務を遂行できる職場がいいと考え、メーカーで入力作業中心の事務職に就きました。ところが、男性上司とそりが合わず、自分の仕事も評価してもらえなかったため、1年ほどで退職。女性が多い職場なら働きやすいだろうと考え、4社目である今、クリニックの受付・事務に転職しもうすぐ1年になりますが、お局様が幅を利かせている職場の雰囲気になじめなくて、また転職を考えています。
相談者
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なるほど。どの退職理由も、“人との関係性”のようですね。実際、さまざまな調査結果からも、上司や同僚との人間関係が転職理由の上位を占めていることがわかっています。パーソナリティの相性の不一致は、大きな退職要因であり、決して珍しいケースではありません。
それを聞いて、ちょっと安心しました。ですが、「イヤなことがあると辞めてしまう」というのは、感情的だということも、自分の理想通りの会社などないことも、さすがにもうわかっているつもりです。この“辞めグセ”から、何とか抜け出したいのですが、どうすればいいですしょうか?
相談者
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アドバイザー
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“辞めグセ”と言うと個人に起因するように聞こえますが、そうではなくて、転職先の選び方に問題があるようですね。転職先を選ぶ時に、人間関係や相性といった本来の転職理由がないがしろになっており、職種や仕事内容などの条件を見て会社を選んでしまっているようです。

自分と相性の良い会社は「第三者の視点」を活用する

新卒で就いた仕事が事務職だったので、何となく業種を変えながら、事務系の仕事を転々としてきました。特に事務職に思い入れがあるわけではないのですが…。どうしたら自分と相性のいい会社を見つけられるのでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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1つの方法としては、Aさんと気が合う友達が勤めている会社の求人など、自分のネットワークを使って探してみることです。Aさんの性格を知っている友達が勤めていて、その人がすすめてくれる会社なら、Aさんとの相性も良さそうでしょう?友達から職場のリアルな様子を事前に聞くことができますし、入社後も職場で味方ができて、仕事の悩み相談にものってもらえます。
それはいい方法ですね。ですが、周りの友達が勤務している会社で、自分が行きたいと思える会社が見つかるでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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これもよく誤解されますが、自分が行きたい会社よりも、自分が必要とされている会社に転職するほうが、フィットする可能性が高いんです。
ですから、もう1つの方法として、転職サイトのスカウト機能の活用や人材紹介会社に登録するなどして、自分を求めてくれる企業を探す方法もおすすめです。転職サイトのスカウト機能は、転職サイトにレジュメや希望条件を登録し、スカウト機能を希望すれば、企業からオファーが届くサービスです。
オファーを活用してみませんか?
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アドバイザー
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また人材紹介会社に登録する場合は、キャリアアドバイザーに「私は◎◎な企業を探しています」と指定するのではなく、正直に自分をさらけ出して「私はこういう人間なので、私に合う会社を見つけてください」と依頼するほうがいいでしょう。その際、自分が我慢ならないことやNGなことを伝えておくとミスマッチを防げるでしょう。
というのも、Aさんの場合、自分の「これは苦手、これは嫌だ」という軸が明確にあり、その思いが強すぎて、企業を選ぶ軸そのものがぶれてしまい、転職が繰り返されているのだと感じます。ですので、今度の転職では、自分の判断だけではなく客観的な第三者の視点も取り入れてみるのが良いと感じます。だからこそ、転職サイトのスカウト機能や人材紹介会社といった“他者の視点”を活用してほしいのです。
ところで、転職を繰り返すのをやめたいと思った理由は何ですか?
キャリアップにつながっていない転職ですし、回数が多いことに罪悪感があるからです。忍耐力がなくて長続きしない人間だと思われそうで……。ですが、ホンネでは結婚や出産をしてもずっと働きたいと思っています。やはり、転職回数が多いのはハンデになりますか?
相談者
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アドバイザー
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4年で4社目は、ちょっと多いですね。採用側の立場から言えば、「またすぐ辞めてしまうのでは…」と不安になるので、マイナスからのスタートと考えた方がいいでしょう。採用担当者の不安を払拭するには、ごまかしの転職理由を述べるのではなく、「これまでの自分の会社選びが間違っていた」と認識し、反省していることを正直に伝えましょう。そのうえで、「今度こそ腰を据えて長く勤めたいと思っている」という決意を宣言するのです。
わかりました。ところで、いろいろな業種で事務職を経験してきたことは、アピールポイントになりますか?
相談者
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アドバイザー
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そこをアピールするのは尚早です。1年や2年では業界のことなどわかりませんし、中途半場なアピールは、逆に「あなたの“当たり前水準(当たり前のことが当たり前にできること)”が低い」と判断されかねません。それよりも、これまでの転職回数の多さについての反省と、新卒時の気持ちでゼロからやり直す覚悟を見せるほうが、採用担当者の信頼を得られると思います。
今度こそ長く働ける会社を見つけて、最後の転職にしたいと思っています。転職活動をする際は、ほかにどんなことに気を付ければいいでしょうか?
相談者
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アドバイザー
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とにかく慎重に選ぶことです。1社だけの応募だと、その会社に行くか行かないかの二択になってしまうので、同時に複数社に応募して比較検討するといいでしょう。そして、Aさんにとってもっとも重要なポイントは、上司や同僚との相性です。同じ失敗を繰り返さないためにも、人事担当者や経営者との面接だけで決断するのではなく、直属の上司や一緒に働くことになる同僚にも会わせてもらって決断してください。自分が相手を見るだけでなく、先方にも自分を見てもらい、相性を確かめ合うことです。

良好な人間関係を築く上で、「自己開示」は効果的である

わかりました。転職先企業の上司や同僚との相性を見極めること以外に、職場で良好な人間関係を築いていくコツがあったらアドバイスをお願いします。
相談者
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アドバイザー
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人間関係のこじれは、誤解から生じることが多いんです。仕事・プライベートを問わず、自分を知ってもらい、相手を知ることで理解が進み、人間関係は円滑になります。
例えば、同じ部署に繁忙期でも必ず定時で帰ったり休みがちな人がいたら「なぜあの人だけ…?」と思うかもしれません。しかし、その理由が「ご両親の介護で仕事後や平日に病院に通う必要があるから」だと知ったら、見方が変わるでしょう。このように、その人の背景を知ることで理解が深まることが多々あります。相手に自分を理解してもらい認めてもらうためには、自分をオープンにすることも必要だと思います。
確かに、そうかもしれません。私は、どちらかというと仕事とプライベートを分けたいタイプなので、職場で自分をオープンにするという発想がありませんでした。
相談者
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アドバイザー
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開示するかどうかは本人次第ですが、自ら働きやすい環境をつくるのには役立つと思います。例えば、趣味や習い事で早く帰りたいのなら、そうしたプライベートを明かすことで周囲の理解を得られる。結果的に、仕事とプライベートを両立できますよね。
自己開示が少ないと、相手も「あの人はよくわからない」と壁をつくってしまうので、お互いに理解する機会を失ってしまいます。Aさんの場合、上司に守ってもらえなかったり、お局様との関係づくりに悩んだりしているのは、自己開示が足りないからかもしれません。誤解されてイヤな思いをして、その誤解を解かないまま辞めていたとしたらもったいないですね。自己開示して周囲に理解してもらっていたら、状況は違っていたかもしれませんから。今の職場でなら、まだ間に合うのでは?
そうですね。お局様というだけで敬遠していましたが、自分をオープンにして相手の懐に入っていけば、今の職場での人間関係が変わるかもしれません。まずはその努力をしてみてから、次の転職を検討することにします。今回は、参考になるアドバイスをありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2019年12月10日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:二村大輔 EDIT:リクナビNEXT編集部

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