転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職先は若い人ばかり…年下の同僚と上手くやるには?【転職相談室】

「平均年齢が若いベンチャーに転職する予定。年下の同僚とどうかかわり、どのようになじめばいいのだろう?」――そんな悩みを抱いている30代の方のご相談にお応えします。

転職先で受け入れられ、スムーズに関係を築くコツについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職先で、年下の同僚と上手くやる方法を知りたいです

相談者
相談者
■相談内容
今までのキャリアを活かせる希望通りの転職先に内定をいただいたのですが、平均年齢が28歳と、若い組織であることが気になっています。自分はもう30代、年下の同僚とうまくやっていくには、どうすればいいでしょうか?
(Mさん/33歳/IT関連会社・総務職)

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「年上の新入り」に抱かれがちな懸念を払拭しよう

アドバイザー
転職先企業で一緒に働く同僚は、自分より若い人が多いということですね。

相談者
はい。前職は大手企業の総務部門に勤務していたのですが、新入社員がほとんど配属されない部署でした。派遣スタッフの方が入ってくることはありましたが、同世代か年上の方が多く…。自分より若い人と一緒に働いた経験があまりないんです。

転職先は、ある程度の成長を遂げた安定感があるベンチャー企業で、僕は管理部門のマネージャー候補として入社する予定です。部長は40代、他部署のマネージャーは30代ですが、それ以外のメンバーはほとんど20代なんです。どんなふうに接すればいいのかがわからず、不安です。

アドバイザー
年齢は違っても、その会社の理念や事業に魅力を感じて集まった、同じ志向・目標を持っている人たちですよね。それほど不安に感じなくてもいいのではないでしょうか。

とはいえ、あなたが不安であるように、受け入れる側の皆さんも不安を抱いているかもしれません。
まずは相手側の不安を想像してみましょう。

これはあくまで一般的な傾向ですが、20代の皆さんは年上の中途入社者に対して次のような懸念を抱くことがあります。

  • ジェネレーションギャップがあり、話が合わないかもしれない
  • 前職のやり方に固執していて、柔軟性がないかもしれない
  • 自分の考えややり方を一方的に押し付けてくるかもしれない

もちろん、Mさんの同僚となる方々がこう思っているとは限りません。けれど、このように思われる可能性があることを想定し、そのイメージを払拭する行動を心がけるといいでしょう。

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転職先では「新人」。素直に教えを請い、相手のやり方をいったん受け入れる

アドバイザー
ところで、前職では年上の方ばかりに囲まれて仕事をされていたのですよね。Mさんが20代だった頃、先輩方とはどのようなコミュニケーションを取っていたのですか?

相談者
上下関係がきっちりしていたので、上司や先輩の指示に従って忠実に動く…という感じでした。でも、それが苦痛だったわけではありません。指示やアドバイスが的確でしたし、仕事のノウハウを惜しまず教えていただいていたので、ありがたいと思っていましたね。

アドバイザー
では、新しい会社の若いメンバーたちにも、そのように接しますか?

相談者
新しい会社は、ある程度の安定基盤は築かれているものの、やはりベンチャーです。メンバーも、新卒からベンチャーしか経験していない人が多いようです。僕が大手企業で経験した手法や仕組みを教えてあげたいと思っています。

アドバイザー
前職の上司や先輩の振る舞いを、そのままお手本にしないように注意したほうがいいと思います。

確かにMさんは転職先のメンバーより経験豊富であり、マネージャー候補として迎えられるわけですが、その会社では「新人」です。「教えてあげる」ではなく、まずは「その会社のやり方を一から教えてもらう」という謙虚な姿勢を示したほうが、受け入れられやすくなります。

それに、Mさんは総務領域ではベテランですが、いずれマネージャーとして経理や人事も統括する立場になるのですよね。他の専門分野をキャッチアップしていくためにも、相手が年下でも「教えてもらう」スタンスで臨むのが得策だと思います。

これは、最初が肝心です。「年上だから」「マネージャー候補だから」と肩ひじ張らず、わからない点は「教えてください」と素直にお願いするほうが、相手の懐に入りやすくなるでしょう。

相談者
わかりました。意識するようにします。ただ、役員の方々との面接で、「うちも大手企業へ成長していくために、大手らしい組織体制を整えたい。大手のノウハウを導入してほしい」と言われています。既存のやり方を受け入れてばかりもいれられないのですが…。

アドバイザー
もちろん、既存のやり方すべてを受け入れるのは、最初だけで構いません。既存社員のやり方を尊重し、人間関係を築いた上で、改善できそうな点を指摘し、提案をしていってください。

ただ「前の会社ではこうだったから」という理由だけで新しいことを導入しようとするのはNGです。
その会社の状況を分析し、前の会社のやり方を導入することで改善されるのであれば、それを説明して納得を得た上で導入するのがいいでしょう。

あるいは、メンバーから相談を受けたことに対して、積極的にフォローやアドバイスをしていくと信頼を得やすいのではないでしょうか。

相談者
そうですね。焦らず、メンバーの納得を得やすい形で進めていこうと思います。

自身のプライベートを開示して、共通の話題を発見する

相談者
業務上のコミュニケーション以外でも不安なことがあります。普段、若い人と「雑談」することがないので、どんな会話をすればいいものかと…。

アドバイザー
最近の若手には、プライベートに必要以上に踏み込まれるのを嫌う人も多いようですから、最初は相手のタイプを観察したほうがいいかもしれません。

ただ、もし共通の趣味などがあれば、その話題で距離を縮めやすくなり、結果、業務での連携もスムーズになると期待できますよね。

そこで、まずMさんご自身から自分のことを開示してはいかがでしょうか。趣味や休日の過ごし方など、自己紹介や雑談のタイミングで、自分から話をするのです。そうすると「僕も」「私も」といった感じで、共通点を持つメンバーとの会話が盛り上げるかもしれません。

相談者
前の会社では、職場でプライベートな話をする人が少なかったのですが、それでコミュニケーションが取りやすくなるのであれば、心がけてみたいと思います。

アドバイザー
とはいえ、あまり気にしすぎないでくださいね。Mさんは年齢差を不安に思っていても、相手はまったく気にしていない可能性もありますから。

どうしても不安であれば、先に中途入社した30代の方々と、入社前に面談の機会を持ってみてはいかがでしょうか。その方々がどのように若手とコミュニケーションを取り、なじんでいったかを聞いて、参考にしてみてもいいかもしれません。

幅広い年代の人と働く経験は、キャリアの開発にもつながる

アドバイザー
若い人たちと一緒に働くことに慣れていないと、最初はぎこちなくなってしまうかもしれません。
けれど、Mさんにとって経験の幅を広げるチャンスであるとも言えます。

若手メンバーと関係を築き、指導・育成する経験を積むことは、今後のキャリアにプラスとなります。

それに若手ならではの発想、情報収集の仕方、新しいツールの活用法など、吸収できること、刺激を受けられることも多いと思います。それを前向きに楽しんでみてはいかがでしょうか。

記事作成日:2022年12月7日 WRITER:青木典子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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