転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2023/02/01 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職してSDGsに関わりたい。どうやって求人を探せばいいですか?【転職相談室】

最近、ニュースやメディアで頻繁に取り上げられている「SDGs」。

転職を検討している皆さんも、このトレンドワードが気になっている方が多いようです。

「SDGsに関わる仕事とはどういったものがある?そもそも求人はある?」というお悩みに、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職でSDGsに関われる仕事に就きたいのですが、どうやって探せばいいですか?

相談者
■相談内容
今注目のキーワードであるSDGsに携わってみたいと考えています。SDGsを仕事にできる会社に転職したいのですが、どうやって求人を探せばいいのでしょう?
(Fさん/27歳/メーカー・営業事務職)

なぜSDGsなのか、理由を明確にしよう

アドバイザー
SDGsと一言でいっても領域やテーマは非常に幅広いのですが、Fさんはどのテーマに興味を持っているのですか?

相談者
テーマ、ですか。TVやネットニュースでは、「地球環境を守る」とか「ジェンダー平等」とかをよく目にしますが…特にこのテーマと決めているわけではなく、何か社会の役に立てる仕事がしたいと思っているんです。

アドバイザー
ほとんどの仕事は何かしら社会の役に立っていますが…Fさんに限らず、「より社会への貢献を実感したい」という声を聞くことは多いですね。ただ、厳しい言い方をしますが、Fさんの話を伺っていると漠然と憧れを抱いているだけの状態のようです。憧れているだけでは、憧れで終わってしまいます。具体的に何がやりたいのか、なぜやりたいのか、その理由を明確にしなければ、求人も見つけられません。

まずは、SDGsについて理解を深め、どのテーマにフォーカスするのかを考えてみましょう。
SDGsでは次の17の目標を掲げています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤を作ろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

相談者
17もあるんですね。はじめて聞くものも結構あります。

アドバイザー
Fさんが興味をひかれるのは、どの目標ですか?

相談者
いくつかあります。今はメーカー勤務なので「12:つくる責任、つかう責任」や、お客様にはゼネコンも多いので「11:住み続けられるまちづくりを」に興味があります。大学時代は教育学部だったので「4:質の高い教育をみんなに」や。いずれ結婚・出産後も働き続けたいので「5:ジェンダー平等を実現しよう」も気になります。

でも、どれも大切なテーマだと思うので、このうちどれに携わったとしてもやりがいを感じて働けるような気がします。SDGsに関わるとしたら、どんな転職が可能なのでしょう?SDGsにまつわる求人にはどんなものがあるんですか?

どのような求人があるのかを知ろう

アドバイザー
それではまず、SDGs関連の求人の全体像をお話ししますね。

近年、SDGsをキーワードとする求人が増えている大きな背景に、東京証券取引所による「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)」の改訂があります。

SDGsの「S」は「サステナブル(持続可能)」ですが、新たなコーポレートガバナンス・コードでは、上場企業に対してサステナビリティ課題への積極対応を求めています。

2022年4月、東京証券取引所では新しい市場区分がスタートしました。これまでは4つの市場区分がありましたが、「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3つに再編されました。

この3つの市場区分のうち、最も上場基準が厳しい市場である「プライム市場」に入るには、サステナビリティへの取り組みが欠かせません。

そこで、上場企業では、SDGsに関する取り組みを立案・実行できる経営企画・IR・広報などの人材を求めています。また、上場企業のSDGs対応施策を支援するコンサルティングファームや金融機関、シンクタンクなどでも、SDGs関連の知見を持つ人を採用しています。

このほか、メーカーでは「脱炭素」に貢献するために、製造工程の省燃費化に取り組む技術職などの募集があります。

相談者
私とは縁遠い専門職ばかりですね…。

アドバイザー
これらは企業の経営方針に関わるものなので、いわばSDGsの上流部分と言えますね。けれどSDGsは裾野が広いんです。例えば、Fさんはリサイクルショップを利用することはありますか?

相談者
あります。着なくなった洋服をよく売っていますし、家具などを買うときもリサイクルショップは一応チェックしますね。

アドバイザー
中古品をリサイクルして活用するのもSDGs。「12:つくる責任、つかう責任」に該当します。

あと、ソーラーパネルを設置しているビルや住宅をよく見かけますよね。太陽光発電システムは「7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」に即していますし、それを扱う企業の営業職採用では未経験者も受け入れています。

「5:ジェンダー平等を実現しよう」に向けて働き方の多様化を図っている人材サービス企業でも、未経験の営業職やアドバイザーなどを採用していますよ。

相談者
そう言われてみると、さまざまな業種が当てはまるんですね。

アドバイザー
SDGsという言葉のイメージだけに惑わされず、「自身がどのように貢献したいか」という本質を見据えることが大切です。

SDGs関連の仕事に就くには?求人を探す方法

相談者
SDGsに関連する仕事を見つけるためには、どのように求人を探せばいいでしょうか。

アドバイザー
『リクナビNEXT』などの求人サイトでは、フリーワードを入力して求人情報を検索できるので、「SDGs」のワードで検索してみるのも一つの手です。

ヒットする求人すべてがSDGsに直結する仕事とは言えないでしょうが、求人ラインナップを見ることで、SDGsにつながる業種・職種に気付けるかもしれません。

ただし、先ほどもお話ししたとおり、SDGsという言葉に縛られていると、かえってFさんが本当に望む企業や仕事を見逃してしまうかもしれません。ですから、興味があるテーマにフォーカスして探すことも大切です。17の目標のうち、もっとも関心が高いもの1つを選ぶとしたら、どれでしょうか。

相談者
1つに絞るとしたら、「4:質の高い教育をみんなに」です。

アドバイザー
では、「教育」をキーワードに探してみてはいかがですか。Fさんが共感できるような教育を手がけている企業がどこかにあるはずですし、その企業は「SDGs」という言葉を使った求人はしていないかもしれません。

教育分野の中でも、特に興味があるテーマはありますか?大学では教育学部だったそうですが、何らかの形で教育活動に関わったことがあるのではないですか?

相談者
大学時代、塾の講師のアルバイトをしていました。

アドバイザー
そこで力を入れていたこと、やりがいを感じていたことはありますか?

相談者
そうですね…学力が高い生徒が一流校を目指す学習の支援よりは、勉強に苦手意識を持っている生徒に自信をつけさせて、学ぶ面白さに気づいてもらい、自発的に勉強に向かえるように導いていくことに喜びを感じていました。

アドバイザー
ご自身の「思い」を明確に意識できたら、それに沿って求人を探してみるといいでしょう。

Fさんのような志向の方なら、例えば、勉強に苦手意識を持つ子ども向けの指導プログラムを充実させている教育企業、子どもがゲーム感覚で楽しみながら学べる学習アプリを開発しているIT企業なども、興味を持てるのではないですか。

相談者
なるほど、面白そうですね。
そういえば、塾の教え子に、優秀なのに家庭が貧しくて進学をあきらめた子がいて…私もすごくつらい気持ちになったことを思い出しました。そうした貧困の子どもを支援するような仕事もやってみたいです。

アドバイザー
子どもの貧困問題に取り組むNPOもありますよね。ただ、貧困層を対象とする事業では大きな収益を生みにくいので、スタッフが低い報酬で頑張っていたり、ボランティアに支えられていたりするNPOが多いかもしれません。

収入面が不安であれば、収入を得られる仕事をしつつ、理念に共感するNPOなどにボランティアで関わる道もあるのではないでしょうか。感謝されますし、「社会に貢献したい」という気持ちは満たせると思います。

まずは寄付をしてみるのもいいかもしれません。月に数千円程度でも、寄付を続けていると活動の報告などを受けられます。活動を見守り、「本気でやりたい」という確信を持ったら、転職を具体的に考えてもいいのではないでしょうか。

SDGs関連の仕事の面接には、どんな対策で臨む?

相談者
希望に合う求人が見つかった場合、どのような面接対策をすればいいかも教えていただきたいです。

アドバイザー
志望動機が重要ですね。漠然と「SDGsに興味がある」「社会に貢献したい」では、納得を得られにくいものです。

実際にSDGs関連の仕事に転職した方の事例をお話ししますね。

Aさん(20代)は学生時代から貧困や飢餓問題への意識が強く、国連ユースボランティアとして発展途上国に滞在した経験を持つ方です。社会人になってからは、人材企業で営業職として働きながら、仲間と一緒に地方自治体や政党に課題提言活動を継続。その後、官公庁・自治体・政党が政策を提言する活動を支援するPRコンサルタントに転職されました。
コンサルティングファームから、地方創生を支援する企業に転職したBさん(20代)の場合は、ボランティアで東日本大震災の被災地を訪れて、地方経済の衰退に対する課題意識を持ちました。その後も宮城や福島などをたびたび訪れ、水産業・農業の支援(海・陸の豊かさを守る)への興味を強め、転職を決意されました。

Aさん、Bさんはいずれも、自身の実体験を通じて課題意識を持ち、その後、行動することで転職を決意し、目指す働き方を実現されています。このように、目標と自身の体験が紐づいていて、それをストーリーで語れることが大切です。

Fさんが教育企業に応募するなら、先ほど話された塾講師時代の経験をより深掘って「思い」を言語化すると、説得力のある志望動機を語れるのではないでしょうか。

これからボランティアや副業などの手段で、経験を「作っていく」こともできます。実体験があれば、志望動機に説得力が増すでしょう。

相談者
ありがとうございます!方向性とやるべきことが見えてきました。まずは一歩、踏み出してみます。

記事作成日:2022年11月14日 WRITER:青木典子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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