転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/04/15 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職時の選考で学歴は見られますか?【転職相談室】

資料をチェックする男性転職活動では、いつも書類選考で落ちてしまうというIさん。

自分の学歴に自信がないため、書類選考に落ちるのは学歴が原因なのではないかと考えているそうです。

転職時の選考に学歴は見られるのかという相談に、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんがお答えします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

自分の学歴に自信がありません。転職時の選考に学歴フィルターはあるのでしょうか?(Iさん / メーカー営業 / 24歳 / 男性)

相談者
相談者
■相談内容
現在転職をしていますが、いつも書類選考で落ちてしまいます。
最終学歴の出身大学はあまり世間に知られている大学ではないため新卒の就職活動でも書類選考に苦労しました。
学歴コンプレックスもあり、書類選考で落ちてしまうのは学歴フィルターにひっかかっているのではないか…と感じています。
転職活動に、学歴フィルターはあるのでしょうか?
書類選考時に、卒業高校・卒業大学の偏差値によって合否判定をされることがあるのか知りたいです。

学歴を参考にして優先的に選考を進めるケースも存在するが…

アドバイザー
結論から伝えると、中途採用でも学歴を参考にして、優先的に選考を進めるケースはあります。
ただし、学歴はあくまで、いくつもある選考基準のうちの1つなので、それだけが要因で書類選考に落ちるということは、中途採用では滅多にないと思います。

Iさん
そうなんですね。
学歴だけで書類選考に落ちることは滅多にないと聞いて安心しました。
ちなみに、学歴を参考にして優先的に先行を進めるケースとは、具体的にどういうことなんでしょうか?

アドバイザー
例えば、全く同じレベルのスキルと経験を持つ人が2人いた場合、どちらを先に面接するかを決める場合に、学歴を参考にするといったことがあるかもしれません。
他には、社会人歴が短い第二新卒の場合、特筆すべきスキルや実績がなくても学歴からポテンシャルを推測して書類選考をする採用担当者がいても不思議ではありません。

Iさん
そうですよね。
現実的に、「全く学歴を参考にしない」ということはないとは思うので、それはそれで納得です。

アドバイザー
偏差値が高い大学や海外の大学を卒業しているという学歴が、努力や向上心、継続力や論理的思考力などを計る判断材料の1つとなっていることは否定できません。また、ポテンシャルを評価する指標の1つとされているケースもありますね。

Iさん
第二新卒の他にも、学歴を参考にしたり、重視する傾向にあったりするのはどんなところでしょうか?

アドバイザー
多くの応募者が集まる人気企業など、膨大な数の応募書類を処理しきれない企業が考えられます。
応募者の甲乙をつけがたい状況が多発する場合には、学歴を参考にすることで、ある程度優秀な人員を効率的に絞り込むことができると考えている企業も一定数存在するでしょう。

Iさん
他にもありますか?

アドバイザー
法務や研究職、理系職種など専門性が問われる特定の職種での採用でも、学歴を重視する可能性はあります。
例えば、法務部で少数精鋭の採用をしようとした場合には、同じ経験値であればロースクールを卒業している人を優先するなどが考えられます。

Iさん
確かに、専門職の場合は、卒業大学・卒業学部によってより適性がありそうな人を見極めるということはありそうですね。

アドバイザー
適性を推察するという意味では、卒業大学の偏差値ではなく学部を見るケースも一部あります。
例えば、未経験のエンジニア職を採用する場合などでは、大学で物理や数学を専攻していると、プログラミングの習得に期待ができると捉えるケースもあるでしょう。

中途採用において学歴は最重要項目ではない

アドバイザー
ただし、繰り返しになりますが、学歴はいくつもある選考基準のうちの1つでしかありません。
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況 〜若年正社員(満15~34歳)の採用選考で重視した点〜」によると、若年正社員の中途採用選考にあたり重視した点(複数回答可)は、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が最も高く、次いで「コミュニケーション能力」、「マナー・社会常識」があげられています。

Iさん
そうなんですね。ちなみに、学歴は何番目なんですか?

アドバイザー
「学歴・経歴」の重視度は7番目です。

平成30年若年者雇用実態調査の概況 〜若年正社員(満15~34歳)の採用選考で重視した点のデータ〜

出典:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況 〜若年正社員(満15~34歳)の採用選考で重視した点〜

Iさん
意外ですが、学歴よりも重視されていることがたくさんあるんですね。

アドバイザー
その通りです。
選考において学歴はあくまで1つの要素でしかなく、それよりも積極性や他者との関わり合いの中で円滑に業務を遂行することができる能力やスキル・職業経験があるかを見ていると言っても良いでしょう。

Iさん
こうして、データで提示されると納得感が高まりますね。
恥ずかしながら、自分があまりにも書類選考で落ちてばかりなので、学歴フィルターに引っ掛かっているのでは…と邪推してしまいました。

書類選考で落ちる原因は学歴ではなく、どこにあるのか

アドバイザー
先に伝えた通り、転職活動で重視されるポイントは、就労意欲とスキル・経験です。
書類選考で思うような結果が出せていない場合には、職務経歴書で、自分のスキルと経験を分かりやすく伝えることができているか、見直してみると良いでしょう。

Iさん
職務経歴書を確認するときに、企業はどんなところを見ているんですか?

アドバイザー
主に以下のポイントを確認しています。

  • 企業が求める人材要件と、スキルと経験が合っているか
  • 仕事に活かせる強みや特性が自己PRされているか
  • 事実が整理されて読みやすくまとまっているか

上記に加え、企業によっては、ストレス耐性や仕事へのスタンスなどを見ている場合もあります。

Iさん
ちなみに、私はまだ入社2年目なので、あまりアピールできるスキル・経験がとても少ないです。
この場合はどうしたら良いでしょうか? 

アドバイザー
与えられた仕事に対して、どう前向きに取り組んでいるのか、自分なりにどんな創意工夫をしているか、今後はどう成長していきたいのかなど意欲を伝えましょう。
第二新卒など、まだ2~3年しかないキャリアの中では、良い成果が出ていたとしても「前提条件が良く、偶然の結果で再現性は低いかもしれない」と捉えられる可能性もあるので、背景やプロセスを丁寧に記載することも重要ですよ。

Iさん
そうなんですね。
実績しか書いてはいけないと思っていました。
そういった内容もアピールして良いのなら、私でも職務経歴書を充実させることができそうです。

アドバイザー
ぜひ色々アピールを盛り込んでみてください。
職務経歴書を充実させても尚、書類選考に落ち続けるようであれば、応募する企業選定の軸を見直してみることをオススメします。

Iさん
企業選定の軸…ですか?

アドバイザー
新卒採用の時と同じ感覚で大手企業や有名企業ばかりを受ける人も少なくありません。
中途採用では、様々な社会人経験歴の人がライバルになります。
Iさんのように第二新卒であっても、ライバルが30代の経験豊富な人である可能性もあるので、自分の特性やスキルにマッチする企業を探したり、応募時点での間口を広げたりする努力も必要です。

Iさん
なるほど、確かにそうですね。
知名度のある企業にばかり応募してしまい、そこに応募してくるライバルと自分のスキルや経験の差までは考えていませんでした。
職務経歴書を充実させるだけではなく、もっと視野を広げて、自分とマッチする企業探しから始めてみようと思います。
今日はありがとうございました。

記事作成日:2022年4月22日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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