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【回答例付】転職面接・入社挨拶で好印象を与える自己紹介のポイント

スーツ姿の男性転職活動でいざ面接に進むと、冒頭に「自己紹介をしてください」と言われることがあります。

また、転職先へ入社した際にも、自己紹介を求められるシーンがあります。それぞれどのような点に気をつければ好印象につながるでしょうか。

今回は、転職面接・入社挨拶で好印象を与える自己紹介のポイントについて、約500名の転職支援に携わった組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

面接時の自己紹介

転職活動の採用面接は、企業や職種・選考段階によって異なりますが、一般的に次のような流れで進められ、自己紹介がある場合は、基本的に導入部分で求められます

  1. 導入(自己紹介)
  2. 現在の仕事内容、職歴
  3. 転職理由
  4. 志望動機
  5. 募集内容の説明
  6. 条件確認
  7. 応募者からの質問

企業が面接で自己紹介を求める理由

企業が自己紹介を求める理由は、「面接を受けるのはこんな人物」だということを把握し、その後の面接をスムーズに進める為です。

面接の導入部分ですから、ここですべてを伝えようと身構える必要はありません。

1分程度で簡潔に落ち着いて伝えるようにしましょう。

自己紹介と自己PRの違い

面接では、次のよく似た二つの質問をされることがあります。

「自己紹介をしてください」
「自己PRをしてください」

混同しやすい言葉ですが、それぞれ企業から求められる内容と深さが異なります。

「自己紹介」は企業に自分を知ってもらうためのものです。

会議のアジェンダがあると、参加者が目的や全体像をつかみやすいように、面接の冒頭で自己紹介をすると、その人が面接に臨んでいる背景や目的の概要を共有し、質疑応答を深めるきっかけとなります。

「氏名」から始まり、「略歴」、「強みやこだわりと成果」、「入社意欲」などを端的に伝えられるように準備しておきましょう。

「自己PR」は企業に自分を採用したいと思ってもらうためのものです。

企業が採用をするかどうか判断する為のものですから、「経験」「専門知識・スキル」「成果や実績に紐づく自分の強み・長所」をエピソードと共にしっかりと伝えていきます。

自己紹介よりはボリュームを持たせて、2~3分程度で話せるように整理するとよいでしょう。

自己紹介に入れると良い要素

自己紹介は次の5つの要素で構成するとよいでしょう。

ダラダラと話してしまうと、話がまとまらない人、という印象を与えます。あくまでも面接の導入部分ですから、面接官が「もう少し話を聞きたい」ポイントが見えるように、自己PRにつながる話の章立てを紹介するイメージで準備してみましょう。

  1. 挨拶(お礼)
  2. 氏名と略歴
  3. 強みやこだわりとその成果
  4. 入社意欲
  5. 結び

自己紹介のOK例

次のような自己紹介の例だと、その後の面接がスムーズに進みやすいでしょう。

例:

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。【挨拶

〇〇と申します。株式会社△△にて、法人営業職として5年間勤務しております。【氏名と略歴

特に直近の2年間は、カスタマー視点・意見を取り入れた商品提案に力をいれており、その一環として定期的なWebセミナーの企画運営をメイン担当として行ってきております。【強みやこだわり

昨年度はチームの売上目標125%達成に貢献することができました。【成果

従来の方法を引き継ぐだけではなく、成果を出すために探求し、挑戦してきた経験をぜひ御社でも活かしていきたいと考えております。【入社意欲

どうぞよろしくお願いいたします。【結び

自己紹介のNG例

次のような自己紹介の例だと、通常想定される自己紹介よりも長く、話をまとめられない人、という印象になります。

成果までのプロセスを具体的に伝えたくなるかもしれませんが、それは自己PRや仕事内容への質問で答えるようにしましょう。

例:

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します。株式会社XXXXにて、営業を5年経験してまいりました。

2年前、先輩に新規顧客の開拓が弱いことを指摘され、他業界の友人に相談したところ、Webセミナーの存在を知り、営業ツールとして上司に提案しました。

チームでは初めての取り組みでしたが、集客設計を含めたWebセミナーの企画・運営をディレクションし、Webセミナーで獲得するリード数を目標の150%達成しました。

ここから、リードの質を高めるために、ダウンロード資料や面談案内等のフォローを素早く行い、オンライン環境でも顧客ニーズを逃さない工夫をしてきました。

最近では、IT業界の友人の情報で、オンライン営業にも力を入れており、Webセミナー後に個別面談を設定。お客様のニーズをすぐにヒアリングし、機会を捉えたアプローチを心掛けています。

その結果、昨年度のチームは目標達成125%となり、Webセミナーが営業成績に貢献していることを評価いただきました。

自分一人で出した成果ではありませんが、周囲を巻き込んだ課題解決力でチームに貢献してきたと自負しております。この経験を活かし、御社で活躍していきたくお願いいたします。

より好印象の自己紹介をするポイント

最初に与えられた情報が後の情報に影響を及ぼす、初頭効果という現象があるように、第一印象は、その人の印象を大きく左右します。

話の内容を整理したら、次の2つのポイントを見直して、本番に臨みましょう。

1.表情や姿勢、話し方を意識する

話の内容だけでなく、視覚や聴覚からの情報も、第一印象に影響します。表情や姿勢、話し方も重要な要素です。少なくとも次のポイントは対応できるようにしましょう。

  • 背筋を伸ばす。
  • 相手の目を見て話す。
  • 明るい表情。

相手の目を見ると緊張してしまう方は、目の下や鼻を見るとよいでしょう。

人前で話をすることに慣れていない方は、事前に自己紹介文を作成し、練習しておきましょう。動画で撮影してチェックする方法もあります。

2.応募企業との接点を必ず含める

面接冒頭の自己紹介では「興味を持ってもらう」ことが大切です。

自己紹介の内容は、応募企業や業務内容と全く関係のない内容は控え、必ず接点を持たせましょう。

短い自己紹介の中にもアピールとなるキーワードを入れます。

未経験職種への転職で、業務経験との接点が作りにくい場合、社風や求める人物像と自身の仕事へのこだわりや得意分野との共通点を探し、自己紹介に含めるとよいでしょう。

面接で見極めているのは、応募書類ではわからない人柄や仕事への意欲、会社への適性です。

自己紹介は面接の中の初めの一歩です。一緒に働きたいと思ってもらえる話し方を意識して、好印象につなげていきましょう。

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転職先での入社挨拶の自己紹介

転職先が決まると、入社挨拶での自己紹介があります。

面接での自己紹介は、面接の場のコミュニケーションをスムーズにすることが目的でしたが、入社挨拶は、その会社の一員として、今後のコミュニケーションを円滑にすることが目的です。

自己紹介をする場面

企業規模にもよりますが、一般的に、入社初日は人事部等からのガイダンスがあり、その後、配属部署への挨拶となります。

配属部署では、まずは上司に挨拶をし、上司から、同僚への紹介となることが多いでしょう。上司への挨拶の際に、まずは自己紹介をきちんとしておきます。

上司から、部署の同僚へ紹介があった際には、姿勢よく、大きな声ではっきりと自己紹介をしましょう。

初日の業務時間に挨拶の時間が取れず、個別に挨拶をする場合は、相手の状況に合わせて、自己紹介の内容をコンパクトにするなどの調整をしましょう。

自己紹介に入れると良い要素

次の自己紹介に入れると良い要素を参考に、親しみやすい自己紹介を考えておきましょう。

  • 氏名と挨拶
  • 略歴(実績までは入れなくてもよい)
  • 入社のきっかけ
  • 出身地、居住地、家族構成、趣味、座右の銘など会話のきっかけになるプライベートの紹介
  • 入社後の意欲

略歴は、どのような職場でどういった仕事をしてきたのか伝えます。入社挨拶の自己紹介は、同僚になる人たちへ「こんな人物がこれから一緒に働きます」と伝えることが目的です。

実績をアピールするのではなく、これから一緒に働くために、過去の経験を共有して、円滑なコミュニケーションにつなげましょう。

また、入社を志望した前向きな理由を伝えると、同僚になる人たちも自社を評価され、働いていることへの肯定感が高まります。

お互いに気持ちよいコミュニケーションの一歩が踏み出せるのではないでしょうか。

特に面接の自己紹介と異なるのは、パーソナルな話題に触れることです。

入社挨拶は、今後共に働く人たちに向けてするものですから、少しでも会話のきっかけになり、コミュニケーションが取りやすくなるように、趣味や特技などのキーワードを伝えるとよいでしょう。

一見気難しそうに見る人が「キャンプ料理を大勢で食べるのが好きです」と言うと、周囲は急に話しかけやすくなったりします。

自己紹介の例文

次の例を参考に、コミュニケーションが円滑になる入社挨拶の自己紹介を考えてみましょう。

例:

本日入社しました〇〇です。前職はIT業界で法人営業を5年担当し、直近では金融業界のお客様を中心にパッケージシステムを提案していました。

この会社の製品が好きで入社を希望し、面接で社員のみなさんとお話するたびに、「この会社で仕事がしたい」という想いが一層強まり、今日の日を楽しみしていました。

一人暮らしですが料理が好きなので、週末に作り置きをするのがストレス解消にもなっています。

また、学生時代に自転車で日本縦断した経験があり、今もロードバイクが趣味です。転職を機に千代田線沿線に転居しましたので、おすすめの飲食店などご存知の方、是非教えてください。

少しでも早く業務に慣れるため、質問をさせていただくこともあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

より好印象の自己紹介をするポイント

入社挨拶の自己紹介でも、第一印象は大切です。姿勢を正して明瞭な声で話すことはもちろん、「この会社で働くこと」への前向きさや入社できた喜びを伝えると、受け入れる側に好印象となります。

また、O K文例のように、身近なキーワードを入れることで、受け入れる側も話しかけやすくなり、会社へ馴染むのもスムーズでしょう。

パーソナルな情報を一切伝えないと、人柄もわかりにくく、コミュニケーションの接点が生まれません。

業務をスムーズに進めるためにも、円滑なコミュニケーションの第一歩として、個人的な興味なども伝えてみると良いでしょう。

自己紹介は相手に自分を知ってもらうものですが、面接時、入社時など、場面によって相手が知りたいことが変わってきます。

場面に合わせた自己紹介ができるよう、ポイントを押さえて整理しておくと安心です。

記事作成日:2021年7月6日 WRITER:衣笠可奈子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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