転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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スキルはあるはずなのに、なかなか転職できません【転職相談室】

面接に臨む女性社会人自分にはスキルが十分にあるし、書類選考は通過している。それなのに、面接が通らない…。

その原因はどこにあるのかを知って改善したいと考えている若手社会人に、組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタント・粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

スキルはあるはずなのですが、転職がなかなか成功しません。原因を知って対策したいです。(Tさん/26歳/web関連)

相談者
相談者
■相談内容
新卒入社したWeb系制作会社で、Webデザイナーをしています。半年前から転職活動を始め、Web系企業に応募しているのですが、書類選考は通過しても面接がうまくいきません。年齢に見合ったスキルはあると思っています。どこに原因があるのか、どう改善すればいいのか教えてください。

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転職が成功しない理由はスキル以外にあるかもしれない

アドバイザー
転職活動を半年前から始めたものの、面接で苦戦しているんですね。

相談者
はい。Web系の企業に3年間携わってきたので、スキルは十分あると思うんですが、書類選考を通過しても面接が通りません。

アドバイザー
転職が成功しない、特に面接でうまくいかない一般的な理由として、いくつか考えられます。

1つは、志望動機が弱かったり曖昧であること。転職理由やこれまでの経験・実績も含めて、きちんと言語化できていないという理由です。

書類選考は通っているTさんのような場合は、面接での受け答えが望ましくなかったという可能性も考えられます。

相談者
面接での受け答えですか?

アドバイザー
質問の意図を汲み取れていなかった、自己PRがうまくできなかった、あるいは態度や言葉で印象を損ねてしまったのかもしれません。

相談者
なるほど…。

アドバイザー
そして2つめは、自分では十分だと思っているスキルが、応募先のニーズとマッチしていなかったという理由です。実は、これがもっとも多く見られるケースです。

相談者
そうなんですね。

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自分の持つスキルが応募先のニーズにこたえられるものかを確認する

アドバイザー
Tさんは、これまでどんな企業に応募してきたのでしょう?

相談者
大手の事業会社や成長中のメガベンチャーに応募しています。できれば、知名度のあるサービスに関わりたいと思っているからです。本音を言うと、年収をアップさせたいという気持ちもあります。

アドバイザー
職種は、これまでと同じWebデザイナーですか?

相談者
いいえ。今までのWebデザイナーから、Webディレクターへの転身を目指しています。

アドバイザー
そうですか。未経験職種へのチャレンジということですね。

相談者
はい。未経験とはいっても、Webデザイナーとして3年の経験がありますし、デザインのクオリティにはこだわってきたという自負もあります。

アドバイザー
書類選考は通っているので、作品のクオリティは評価されているのでしょう。ただ、募集しているのはWebディレクターですから、その職種や役割についての理解が不足しているのかもしれません。

相談者
そうですか…。日頃から社内でWebディレクターと仕事をしているので、役割は理解しているつもりでした。

アドバイザー
近くで見てきたということで、どんな仕事なのかは理解しているのかもしれません。ただ、Webディレクターに求められる力は、Webマーケティング力やプロダクト管理能力、他者にきちんと意図を伝えられる論理的思考力やコミュニケーション力などです。

それを踏まえて、今の自分にできること・できないことを明らかにし、自分のスキルが応募先のニーズにマッチしているかどうかを見直してみることが必要ですね。

相談者
わかりました。その上で、どのように改善していけばいいのでしょうか?

アドバイザー
知名度にこだわらずに、未経験者や経験が浅い人でもチャレンジできるWebディレクター職に応募してみることをおすすめします。

Tさんがこれまで応募してきた大手の事業会社は、応募者数が多かったり、経験者からの応募があったりして選考上の競争が激しいため、ハードルをやや下げて中堅の事業会社や制作会社も当たってみるといいでしょう。

あるいは、現在勤めている企業でWebディレクターとしての経験を積んでから、大手の事業会社を目指す方法もあります。

相談者
わかりました。もっと対象を広げて、いろいろな応募先を探してみます。

転職理由や志望動機はしっかり言語化できているか

アドバイザー
面接では、転職理由や志望動機をどのように伝えているのですか?

相談者
「ユーザーの一人として、応募先企業のサービスに興味を持った」ということや、「これまでのWebデザインの経験を活かして、さらにスキルアップし、成長していきたい」ということを伝えています。

アドバイザー
それだけでは、やや弱いような印象を受けます。応募先企業にTさんを採用するメリットを感じてもらうためには、「自分はどのような貢献ができるか」を明確に伝えるのが効果的です。

相談者
私としては、Webデザインの経験を活かせることがメリットだと考えていたんですが。

アドバイザー
応募先企業のWebディレクターの仕事に、自分のWebデザイナー経験がどのようにあてはまるのかまで伝えられると、メリットとしてアピールできると思います。

相談者
確かに、具体性に欠けていました。

アドバイザー
転職理由についても、なぜWebディレクターを目指すのか、どんなWebディレクターを目指すのかをきちんと伝えるようにしましょう。

相談者
わかりました。もう一度、全体を掘り下げて考えてみます。

面接での自己PRがネガティブに受け取られていないか

アドバイザー
面接では、自己PRも聞かれると思いますが、どのように伝えていますか?

相談者
自信を持っているのはWebデザインのクオリティなので、そこをアピールしています。

アドバイザー
そうですか。応募先企業が欲しいのはWebディレクターですから、デザインに対するこだわりを強調しすぎると、「ディレクターとしてはどうかな」とネガティブに受け取られてしまう可能性があります。

また、Webデザインへの自信ばかりを前面に出し過ぎると、「視野が狭いのではないか」「のびしろが少なそう」と受け取られてしまうことも考えられますよ。

相談者
そこまで気が回りませんでした。思い込みがだいぶあったようです。

アドバイザー
今までも書類選考は通っているので、ポテンシャルは評価されていると思います。これを機に応募先を見直し、転職理由や志望理由、自己PRを深掘りすると共に、必要に応じて応募書類のブラッシュアップもしてください。

相談者
わかりました。参考になるアドバイスをありがとうございました。さっそく応募先の見直しから始めたいと思います。

記事作成日:2022年8月25日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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