転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/04/15 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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経験不足でも転職は可能でしょうか?【転職相談室】

PCの前で考え込む若手社会人転職しようと求人募集を見たら、自分のスキルや経験が応募条件に満たないことがわかり、不安になる、というケースは珍しくありません。

「経験不足を自覚しつつも転職したいので、何かいい方法はないだろうか」と模索している若手社会人の相談に、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が答えます。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職を希望していますが、経験不足では難しいでしょうか?(Yさん/26歳/地方銀行)

相談者
相談者
■相談内容
新卒で地方銀行に入行し、法人融資を担当しています。営業の仕事にやりがいを感じられなくなる中で、M&Aコンサルの仕事に就きたいと思うようになり、転職を考えています。ただ、その領域の業務については全く経験がありません。転職に向けて勉強してはいますが、経験不足は明らかな私でも転職できるのでしょうか。また、もしできたとしても入社後に苦労しそうで不安です。望み通りのキャリアパスを描いていくためには、どうすればいいのか教えてください。(Yさん/26歳/地方銀行)

転職先としてどういう選択肢があるのかを把握する

アドバイザー
転職してM&Aコンサル業務に携わりたいと考えているとのことですが、そのための転職先としてどんなところを検討していますか?

相談者
銀行、証券会社、大手コンサル・FAS(※)への転職を検討しています。ただ、どの求人を見ても経験不足を感じてしまい、決めかねている状況です。私の場合、どの選択肢なら転職できる可能性がありそうでしょうか?

※ファイナンシャリー・アドバイザリー・サービス(Financial Advisory Service)の略で、M&A業務に関わるアドバイザリー・サービスを提供する

アドバイザー
M&A仲介会社や独立系のFASは有力な選択肢になるかもしれません。地方銀行で法人融資を担当していたYさんなら、財務諸表を読むことができるでしょうし、中小企業やオーナー企業の経営者の相談に乗ったり、事業継続のための提案を行ったりした経験もあるでしょう。その経歴をうまくアピールすれば、実現性は高いと思います。

相談者
仰るとおり経験は積んできているつもりです。そのアピール次第、ということなんですね。

アドバイザー
そうです。M&A仲介会社や独立系FASは求人が比較的多いため、その分、転職できる確率も高まります。

ただ、案件の獲得から交渉、M&A後の統合作業までトータルで担当することが多いので、かなりのハードワークが予想されます。

ですがそれも、裏を返せばM&A全体を経験できるということ。それをメリットと捉えられるかどうかですね。

相談者
確かに大変かもしれませんが、M&Aコンサルの経験としてはプラスになりそうですね。やはり、いきなり銀行や証券会社を目指すのは現実的ではないのでしょうか?

アドバイザー
都市銀行や外資系の投資銀行、証券会社などが扱っている案件は、全般的に規模が大きく、高いスキルを持った社員も多いです。

そのため、経験のないYさんとはスキルセット(能力や経験などの組み合わせ)が合わないかもしれません。応募先企業が扱う案件内容や規模によって、求められる経験値や専門性も違ってきますから。

相談者
やはり、そうですよね。

アドバイザー
銀行にこだわるのなら、現在勤めている銀行でM&Aを扱っている部門に異動し、経験を積んでから転職する方法を検討してはいかがですか?

あるいは、事業会社側でM&Aに携わるという方法も選択肢としてあります。

相談者
わかりました。教えていただいた選択肢について、もう一度しっかり検討してみます。

自分に何ができるのかを考え、通用しそうな強みを探す

アドバイザー
どこを目指すのかが具体的になったら、その企業へのアピールとなる自分の強みを洗い出し、志望動機を作成していきましょう。

相談者
私の場合、どのようなことがアピールになるのでしょうか?

アドバイザー
まずは銀行でこれまで経験した、経営者に対する企業承継や事業拡大に向けた提案事例を伝えるといいでしょう。そして、「より高い専門性を身につけてM&Aに携わりたい」という意欲も併せて表明すれば、採用担当者の納得度は深まると思います。

相談者
とはいえ、胸を張って言えるような成功体験がないので、アピールできる強みとなるのか不安です。

アドバイザー
それほど不安に思うことはありません。地方銀行の法人融資担当なら、中小企業の現状を肌で知っていて、M&Aの必要性を実感しているでしょう。実際に支援した経験がなくても、課題感を持てることがアピールになります。

相談者
わかりました。これまでやってきたこと、そしてそれに基づく自分の考えをしっかり伝えられるようにします。

転職活動時のポイント

相談者
転職活動では、どのようなことを意識すればいいですか?

アドバイザー
転職軸の設定をしっかりやる必要がありますが、Yさんの場合、いまは年収や会社規模などの条件をつけないほうが、選択肢の幅が広がるでしょう。

また、M&Aコンサルへの転職に向けて自発的に勉強しているとのことなので、志望動機書や面接では“学ぶ意欲”をアピールするといいですね。

相談者
考えるべきことは想像以上に多そうです。初めての転職ということもあり、自力で活動するよりも転職エージェントを利用したほうがいいですか?

アドバイザー
相談してみてもいいと思います。転職エージェントなら、「選考にあたって何を求められるのか」「どんな業種に強い会社なのか」「仕事内容は案件探しからなのか、紹介案件を担当するのか」など、応募先企業のより詳細な情報を持っているので、自分によりフィットする転職先が見つかる可能性が高まるからです。

転職後を見据えて今から準備できること

相談者
転職後に経験不足で苦労しないために、今から準備しておくべきことはありますか?

アドバイザー
入社後には研修があると思うので、それほど心配しなくていいでしょう。どうしても不安なら、日商簿記2級(日商簿記検定試験2級)を取得するなどして、知識を養っておくといいですね。

また難易度は上がりますが、米国公認会計士や証券アナリスト、中小企業診断士などの資格取得にチャンレンジしておくことも、転職後の自信につながると思います。

相談者
わかりました。

アドバイザー
とはいえ、どれほど準備をしたとしても転職後は多少なりとも苦労することがあるでしょう。ですが、「その苦労さえ乗り越えれば、M&Aコンサルの仕事をやっていけるんだ」と腹をくくって、前向きに臨んでください。

相談者
はい、そうします。参考になるアドバイスをありがとうございました。

記事作成日:2022年6月16日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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