転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/04/15 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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未経験で経理に転職するためのポイントと成功事例

電卓と数字データのイメージ未経験で経理職に就くにはどうしたらいいのか。また、どのような知識や資格を得ておくのが望ましいのか。

未経験で経理への転職を成功させるためのポイントを、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が解説します。併せて、参考となる実際の成功事例も紹介します。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

未経験でも経理への転職にチャレンジすることは可能

結論からいえば、未経験でも経理への転職にチャレンジすることは可能です。とはいえ、営業職などのように大人数を募集することは稀な職業のため、狭き門であることは間違いありません。

また、未経験可という条件で募集する企業は、入社後の育成を前提に採用しているので、20代など若手のほうがチャンスは多いといえます。

もちろん30代以降でも採用の可能性はありますが、30代はそろそろマネジメントも期待される世代なので、未経験の新しい仕事とマネジメントとの両立は、本人にとってかなりの負担となることを考慮しなければなりません。

経理の仕事とは

経理の基本的な仕事には、

  • 会社の取引内容を記録する
  • お金の流れを管理する
  • 経営者が意思決定するための数字を報告する

などがあります。

具体的には、以下のような内容です。

  • 日々の売り上げと経費の記録、原価計算、決算書の作成など
  • 出納管理、売掛金・買掛金の管理、小切手や手形の発行・保管・回収、資金繰り、資金計画など
  • 数字に基づいた経営情報の分析や分析資料の作成など

こうした職務はあらゆる業種に共通しているものの、それぞれの重要度は業種によって異なります。例えば、小売業なら仕入管理や販売管理が重要に、製造業や建設業なら原価計算が重要となります。

また、企業規模や外資系などによる違いもあります。

中小企業では、経理の仕事と人事・総務の仕事を兼務するなど、業務範囲が広くなる傾向が見られます。大企業では、職務が細分化されているので兼務することはほとんどありませんが、より高い専門性を求められる傾向にあります。

また、外資系企業であれば、国による会計基準の違いや為替変動などの知識、英語力も求められるでしょう。

未経験で経理に転職するためのポイント

冒頭で述べた通り、経理職の採用枠は多くありません。そのため、経理という職種へのこだわりをもって転職を希望するのであれば、応募する際に年収や待遇など多くの条件を望まないほうが賢明です。

また、業種も絞らずに広く検討したほうがいいでしょう。

さらに、労務や人事、総務など、経理以外の仕事を兼務する可能性があることも念頭に置く必要があります。

これらのことを踏まえた上で、採用担当者が着目するような下記のポイントを押さえておくと、転職成功の確率が高まります。

説得力のある志望動機に

志望動機を書く際は、異なる職種からの転職であっても、これまでの経験やスキルと経理職とのつながりを示し、そこに紐づけて「なぜ経理職に興味を持ったのか」を簡潔に伝えることを意識しましょう。

経理業務は未経験でも、

  • クライアントの経理部門と取引していた
  • 会計ソフトを開発している企業や経理分野に強い人材紹介会社などに勤務し経理に関する知識がある
  • 学生時代に会計学を学んだ

など、経理と過去の仕事との関連性を取り上げつつ、経理の仕事内容や面白さをどのように理解しているかを伝えると、説得力のある志望動機となります。

資格取得にチャレンジ

経理資格の王道ともいえるのが、日商簿記2級(日商簿記検定試験2級)です。

転職サイトの求人には、日商簿記2級が必須ではない募集もありますが、転職エージェント経由の場合、“日商簿記2級必須”とする経理の求人は多いです。ですから、特に未経験転職の場合は日商簿記2級を取得しておく、あるいは取得に向けて勉強していることが重要です。

日商簿記検定には、“ネット試験”(全国各地で随時実施されるもの)がありますので、積極的にチャレンジしてみましょう。

ほかにも、日商簿記2級並みの難易度といわれるビジネス会計検定2級、経済産業省が開発したFASS(経理・財務スキル検定)、英語力を求められるBATIC(国際会計検定)などの資格も、一定の経理知識があることを示すのに有効です。

アピールすべきスキル

一般的に、現状の経理業務は数字の入力や確認が中心であるため、仕事のち密さや正確性などのポータブルスキルが重視される傾向にあります。

しかし、今後AI化が進んでいけば、数字をもとに経営戦略を提案できる“戦略経理”の力が求められるようになるので、分析力や資料作成力、提案力(プレゼン力)などが重視されると思われます。

ですから、“経理=地道にコツコツ仕事をする”という従来型のイメージに捉われずに、目指す領域の業務変化にフィットしたスキルをアピールすることを心がけましょう。

未経験で経理に転職する方法

ひとつには、転職エージェントを利用する、という方法があります。その際、日商簿記2級をクリアしていれば、転職できる可能性はさらに高まるでしょう。

ほかにも、転職を先に延ばし、

まずは社内で伝票入力や書類の整理を行うようなアシスタント的な経理事務からスタート

現場経験と知識を積んでから決算業務を行うような経理職へステップアップしていく

必要と判断した時点で転職し、他社の経理職に就く

などの方法も考えられます。

未経験で経理に転職成功した事例

ここでは、実際に未経験で経理職に転職した事例を3つ紹介します。

【事例1】IT企業の総務・経理事務からコンサルティング会社の経理に転職(20代後半・女性)

勤務しているIT企業は小規模だったため、総務・経理・人事のアシスタントとして、あらゆる雑務を引き受けてきた。「このままでは専門的なスキルが身につかない」と不安を覚え、経理としての専門性を養っていこうと転職を決意。

とはいえ、実務経験は乏しく経理関連の資格も持っていなかったので、応募先を小規模企業やスタートアップベンチャー企業に絞って応募した。結果的には、リファラル(友人・知人の紹介による転職)でコンサルティング会社への転職が決まった。

<成功ポイント>
*未経験者にもチャンスがある小規模企業やスタートアップベンチャー企業に狙いを定めた
*友人に声をかけてリファラル採用も活用し、経理職への応募に集中した

【事例2】地方銀行の営業から人材サービス会社の経理に転職(30代前半・女性)

ノルマを達成するために残業せざるを得ない法人融資営業に限界を感じていたところ、仕事で付き合いのあった事業会社の経理・財務の勤務環境を知り、「転職すれば、現状の働き方を改善できるのでは…」と考えた。

そこで、残業時間やオフィス環境などの労働環境を最優先して転職活動を開始。当初は、営業職と経理職の2本軸で転職活動を行っていたが、書類選考が通過したことを機に経理職に絞って活動し、人材サービス会社への転職に成功した。

<成功ポイント>
*銀行の法人融資営業という仕事柄、企業の財務・経理と接点があった
*労働環境重視という条件に徹して、年収がダウンしても心がブレなかった

【事例3】人材サービス会社の営業からインターネット企業の経理に転職(20代後半・男性)

ヒト・モノ・カネ・情報という企業の経営資源の中で、これまではヒトに関わる仕事をしてきたが、カネの重要性を再認識し、経理への転職を決意した。

転職を意識してから日商簿記2級の勉強を始め、資格を取得。転職エージェントと転職サイトをフル活用して未経験経理の募集を徹底的に探し、業種を問わず応募した結果、インターネット企業への転職が決まった。

<成功ポイント>
*経理実務に必要な知識を得るために、日商簿記2級を取得していた
*営業として成果を出していたことで、仕事に対する姿勢を評価された

記事作成日:2022年6月16日 WRITER:笠井貞子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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