転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/05/29 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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事務職が女性に人気と聞きました。営業から転職はありですか?【転職相談室】

手帳を持つビジネス女性この記事では、女性に人気の職業に着目し、“人気”という観点で職業を選ぶことの是非について考えます。

「仕事は安定しているようだし、人気の職業みたいだから、事務職に転職しようかな」と考えている相談者に、株式会社エスキャリアの八木澤寛子さんからのアドバイスです。

アドバイザー

八木澤寛子さんプロフィール

株式会社エスキャリア esAgent 転職支援チーム コンサルタント

八木澤 寛子(やぎさわ・ひろこ)さん

1981年生まれ、神奈川県出身、横浜市立大学卒業。 2004年に銀行系証券会社に入社。大手金融機関の債券営業担当としてキャリアをスタート。リーマンショック後に早期退職制度に応募して、退社。 2カ月間の離職期間を経て、2012年3月に外資系情報メディアに記者アシスタントとして入社。 約6年間で二人の子どもを出産・産休育休を取得しながら、データ配信と記者業務を担当。「やっている仕事」と「やりたいこと」が合致せず、働く意味を改めて考えたいと思いエスキャリアの「マイ・カウンセラー」を受け、転職を決意。 エスキャリアの「自分らしいキャリアの実現」を支援することに素直に共感して入社。日々リクルーティング・アドバイザーとして奮闘中。

営業職から人気職業の事務に転職しようと考えているのですが…(Eさん/メーカー営業/27歳/女性)

相談者
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■現在の仕事
新卒で入社した中堅規模のメーカーで5年ほど営業をしています。
■悩み
連日、数字のノルマやプレゼンの準備に追われ、そのプレッシャーで心が折れそうです。
休日も疲れた心を休めるだけで何もする気が起きず、自分の趣味の時間を持つこともできません。
新卒からずっと今の会社で頑張ってきましたが、この先もこんな生活が続くのかと思うと、嫌になっています。
■相談
転職しようかとモヤモヤしながら、とりあえず「“人気”の職業ならハズレはないだろう」と思い、女性の人気職業を検索してみました。すると事務職が人気職業の1つだとわかりました。女性に人気の職業に就けば、私の悩みは解消されるでしょうか?

“人気”で選ぶよりも“続けていきたいかどうか”が重要

アドバイザー
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人気職業なら大丈夫だろうと考え、事務職での転職を考えているのですね。確かに、事務職に対して「子育て期になっても、年齢を重ねても、長く働けそう」というイメージを持っている方は少なくありません。ちなみに、Eさんが勤める会社には営業サポートをしている事務職スタッフはいらっしゃいますか?
はい、います。それに仕事をしながらも時間にゆとりある生活を送っている親しい友人がいて、彼女が事務職です。
相談者
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アドバイザー
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でしたら、まずはその人たちの働きぶりや仕事の進め方をじっくりと観察したり、細かい業務内容を聞いたりしてみてください。そのことに注目しながら、Eさん自身が事務職に就きたいと思った理由や、なぜ「人気職業ならいいだろう」と感じたのかをきちんと考えてみることをおすすめします。
わかりました。でも、なぜですか?
相談者
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アドバイザー
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もしかしたら、Eさんの場合は「営業職で感じている数字のプレッシャー、お客さまからの厳しい注文や要求などから逃げたい」と考えるあまり、事務職がラクそうに見えているのかもしれません。実際、そうした後ろ向きな理由で職業転向を考える人は少なくないんです。
実際は楽ではないということでしょうか。そう言われると、事務職を選んだ理由に自分でも自信が持てません。
相談者
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アドバイザー
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ここで事務職に就きたいと思った理由を考えると同時に、これまでの仕事の中で楽しかったり、やりがいを感じられたりした場面についても考えてみてください。
今の仕事を約5年も続けてきたということは、そのような場面が少なからずあったはず。仕事をどのように進め、どんな結果が出たときにやりがいを感じたのか、具体的に思い返してみるんです。
確かに、入社して1、2年めは達成感ややりがいを感じる瞬間がありました。お客さまの喜ぶ顔を見て嬉しくなったり、プレゼンが上手くいった時は上司も褒めてくれて次も頑張ろうと思ったりもしました。
相談者
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アドバイザー
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Eさんが選ぼうとしている事務職の場合、営業職のように直接お客さまの課題解決に携わる機会がほとんどありませんし、お客さまの喜ぶ顔を見たり、喜びを分かち合うような場面に立ち合うことは難しくなるでしょう。それでもやりがいを感じられそうか、得られる喜びはあるかなども比較しながら、「自分にとって、事務職はこの先3年、5年と続けていきたい仕事なのか」を真剣に考えてみてください。
職業選びは、そこまで掘り下げて考えるべきなんですね。営業職で感じていた喜びややりがいを失ってでも事務職をやってみたいのかを、自分自身に問いかけてみるということですね。
相談者
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アドバイザー
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はい、それが大事です。“人気”をどう捉えるかは人それぞれですが、事務職以外にも、人事、広報、マーケティングなど、未経験から挑戦したいと考える女性が多い人気職業はいくつもあります。こうした職業は、いずれも女性が企業組織の中で専門性を活かして長く続けていける、人気の高い仕事です。
また、今は働き方改革の影響もあり、たとえば、残業の有無は職業というよりも企業の風土によるものになってきているので、企業について調べることも必要になるでしょう。
実際はさまざまな選択肢や見方があるんですね。私の場合、事務職の友人がストレスフリーに見えて羨ましかったというのもあり、つい事務という言葉に目が行ってしまったんだと思います。
相談者
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アドバイザー
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まずは焦らずにいろいろな職業の業務内容を知ることから始めて、その職業に応募するに当たってどのような知識や経験が必要とされるのかを理解していきませんか。
はい、わかりました。
相談者
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“仕事の価値観”を見つめ直し、中長期的視点で考える

アドバイザー
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あらためて振り返ると、Eさんは「プレッシャーから解放されたい」と考え、人気職業という観点で検討を始めていたようですが、事務職の友人がなぜ羨ましいのか、その理由をもう一度考えてみましょう。
仕事のプレッシャーを感じずに働き、自分の時間も確保していて楽しそうに見えることが理由なのだとしたら、理由の本質には「仕事内容(プレッシャー少なめ)」や「自分の自由な時間がほしい(ワークライフバランスを実現したい)」といったことがありそうですね。
指摘されて気づきましたが、そうなんだと思います。
相談者
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アドバイザー
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「なんとなくラクそう」「プレッシャーを感じずに楽しそうに働けそう」というような理由では、転職後に後悔する可能性もあり、結果的には長続きしないケースが少なくありません。
転職を考えるきっかけがあったとして、「転職をしたらこんな風に働きたい」というイメージも同時に持つことが、そのような状況を避けるためにも大切なのです。いま一度、「自分が新しい職場でやりたいこと」を見つめ直し、「その仕事は、本当に自分のやりたいことなのか」を、中長期的な視点で考えてみてください。
わかりました。このまま営業のつらさから逃げるような気持ちで事務職に転向していたら、後悔したかもしれません。ワークライフバランスを実現できそうな仕事がほかにもいろいろあることがわかり、視野が広がりました。ですが、ここからどうやって自分の適職かどうかを見極めていけばいいのでしょうか?
相談者
相談者
アドバイザー
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「やりたいこと」について考えたら、次は「その職業を通して、どのように組織内で成長したいか」「組織にどのように貢献したいか」「その仕事は自分のやりたいことなのか」という観点で考えてみることです。
そして、「いまの仕事で感じているやりがいや楽しさは、次の仕事でも感じられるのか」という点にも目を向けて職業や転職先を考えていくと、適職に巡り合える可能性は高くなると思います。
とても参考になりました。もう一度、自分の仕事の価値観を見つめ直し、人気職業という言葉にとらわれずに、自分が心から続けたいと思える仕事を探してみます。本日はありがとうございました。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
この相談を機に、自分の適職を設定できるといいですね。これからも頑張ってください。

転職先は人気で選ぶよりも「自分のやりたいこと」で選びましょう

最後に、八木澤さんが担当した女性転職者の成功3事例を紹介します。

◆事例(1)
〈コンサルタント → 自社サービスのUI/UXデザイン担当に転職〉
Webページの受託開発を手がける企業のコンサルタントとして3年以上勤務。先方にさまざまな改善案を提案しても、組織内の意向や予算の問題などの理由で最善の提案が通らないことが多く、「納得のいく仕事ができていない」と感じるように。そこで、「自分の意見や提案を直接表現できる環境で、より経験を積んで成長していきたい」と、転職活動をスタート。
現在は、IT系企業で自社サービスのUI/UXデザイン業務に従事。
◆事例(2)
〈広報職 → 未経験OKのマーケティング職に転職〉
日系メーカー企業の広報として、社内報の作成、プレスリリースの作成・配信、ホームページの更新などを任され、約3年が経過。社内の部署横断プロジェクトで、営業部門と共同である製品のデジタルマーケティングプロジェクトに参加し、マーケティングの面白さに目覚めた。
しかし、社内の意思決定が遅いことや、広報に与えられる裁量に限界を感じ、裁量を持ってマーケティングに携われる好環境を求め転職を決意。100名規模のスタートアップ企業が募集していた未経験OKのマーケティング職に応募し、転職に成功。新たなキャリアを築いている。
◆事例(3)
〈プリセールス → ITコンサルタントに転職〉
3年前、パッケージソフトなどを開発・販売するソフトウェアベンダーに総合職として入社し、営業担当をサポートするプリセールスに従事。技術的な知識と経験を高めつつ、新入社員への指導やフィールドセールスの業務を担うなど、裁量を与えられて幅広い業務をこなしてきた。
そんなとき、親会社の方針変更や退職者の増加などの社内状況の変化で、プリセールスとしての技術的知識や経験が十分ではないと感じているのに、実質的なフィールドセールスも担うことに。「これ以上この会社にいても、技術的な成長は難しい」と判断し、より専門性を高められる環境を求めて転職活動。IT系企業に転職し、ITコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせた。
記事作成日:2020年5月22日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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