Webマーケティングの職務経歴書の書き方見本|Web広告・SEO・コンテンツマーケ・SNS

この記事でわかること
- チャネル・予算・体制を先に書いて、担当規模と対応力が伝える
- 課題→打ち手→結果のプロセスを見せて、再現性のある実力を伝える
- Web広告・SEOコンテンツマーケ・SNSの見本と書き方を解説
Webマーケティングの職務経歴書は、Web広告・SEO・SNSなど担当領域によって書くべき内容が異なりますが、いずれも「数字の羅列で終わってしまう」「プロセスをどう伝えればよいか分からない」と書き出しで詰まりやすいものです。担当チャネルや改善プロセスを整理することで、担当チャネルや改善プロセスを整理して示せれば十分な強みになります。
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
目次
Webマーケティングの職務経歴書の書き方のポイント
Webマーケティングの職務経歴書では、「広告運用を担当」「コンテンツ制作を担当」とまとめて書くだけでは、採用担当者に入社後に任せられる業務の範囲が伝わりにくくなります。書き方のポイントは、「担当領域・予算・体制の明記」「改善プロセスと数値の変化」「活かせるスキルへの言い換え」の3つです。
担当領域と予算、体制を先に書く
担当チャネル(リスティング広告、SNS広告、SEO、オウンドメディアなど)を細分化して記載します。あわせて、ビジネスモデル(BtoB/BtoC)、ターゲット層、運用予算規模、チーム体制における自身の役割をセットで示すことで、担当規模や実務レベルが採用担当者に伝わりやすくなります。
実績は課題から改善までのプロセスで書く
「CPAを改善した」という結果だけでは、「また同じ成果を出せる人か」を採用担当者が判断しにくくなります。「何が課題で、どのような仮説のもとで施策を選び、指標(CPA〈顧客獲得単価〉、CVR〈コンバージョン率〉がどう変化したか」を明記します。なお、守秘義務等で具体的な数値を出せない場合は、成長率(例:前年比130%など)で記載しましょう。
担当案件を活かせるスキルで言い換える
代理店・運用受託の経験者は、クライアント名や案件名の羅列だけでは活かせるスキルが伝わりません。「事業課題の特定」「施策の優先順位づけ」「関係者連携」など、応募先でも活かしやすいスキルに置き換えて記載しましょう。
職務経歴書の基本の書き方とテンプレートは、職務経歴書の書き方完全ガイド、職務経歴書フォーマットを参照してください。
Web広告運用の職務経歴書の見本と書き方
Web広告運用では、運用媒体や予算規模、目標KPIとともに、実際に改善したプロセスを書くことで実務能力が伝わりやすくなります。
Web広告運用の職務経歴書サンプル
職務経歴書
20xx年x月xx日現在
陸波 太郎
職務要約
大学卒業後、インターネット広告会社に入社し、約6年間Web広告運用に従事。BtoC向けEC・サービス案件を中心に、Google広告とMeta広告の運用設計から効果検証まで担当。20xx年より運用リーダーとして、後輩2名の広告運用内容や週次レポートのレビューと週次レポートの標準化も行う。
職務経歴
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株式会社○○デジタル(20xx年4月~現在)
事業内容:Web広告運用・マーケ支援/従業員数:約120名/正社員として勤務
所属:デジタル広告本部
役職:20xx年4月より運用リーダー
| 期間 | 業務内容 |
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20xx年x月 |
アパレルEC向け新規獲得広告 【担当概要】
【体制】
【担当業務】
【主な取り組みや成果】
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20xx年x月 |
美容サービス系リード獲得広告 【担当概要】
【体制】
【担当業務】
【主な取り組みや成果】
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【資格・スキル】
- Google広告 検索広告 認定資格(20xx年xx月取得)
- Googleアナリティクス(GA4)、Meta広告管理画面
- Excel、PowerPoint(週次レポート作成)
【自己PR】
私の強みは、課題を数値で分解し、優先順位をつけて改善を積み上げてきたことです。Web広告運用では、新規獲得CPAの高騰を課題に、配信面・クリエイティブ・入札のどこに要因があるかを週次で整理しながら施策を実行しました。その結果、CPAを約8,000円から約5,500円へ改善し、月間CV数を約1.3倍に伸ばしました。貴社でも、数値を起点に課題を整理し、改善を積み上げて業績に貢献いたします。
以上
Web広告運用の職務経歴書で書くべき内容
Web広告運用の採用では、単に媒体の操作に慣れているだけでなく、仮説検証を通して「KPIを改善する力」があるかが重視されます。
職務経歴書に書くべき内容
- 媒体(Google広告、Meta広告など)と配信目的(新規獲得/リマーケティングなど)
- 商材・ビジネスモデルとターゲット
- 予算規模(月間またはキャンペーン単位)
- 自分の役割と関係者(ディレクター、制作、クライアント)
- 課題、打ち手、結果(Before/After)
- 取得済みの認定資格(Google広告認定資格など)
- 使用したツール名(GA4・各媒体管理画面など)
職務経歴書に書く際は「広告運用全般」とひとまとめにせず、「入札調整だけでなくクリエイティブの検証まで担当した」など、運用プロセスや施策単位に分解して記載することで、採用担当者に正確な実務レベルが伝わりやすくなります。
Web広告運用の自己PRになる経験・スキル
Web広告運用の自己PR欄では、CPA・ROAS(広告費用対効果)の週次管理、仮説検証の速さ、制作・クライアントとの調整力など、Web広告運用で培った強みを選び、実際のエピソードと結びつけて書きましょう。
- 数値目標へのコミット:CPA・ROAS・CVを週次で確認し結果につなげる力
- 仮説検証の速さ:配信面・クリエイティブ・入札のどこを変えたか
- 関係者連携:制作・営業・クライアントとの調整と合意形成
SEO・コンテンツマーケティングの職務経歴書の見本と書き方
SEO・コンテンツ領域では、制作本数だけではなく「どの指標をどう改善させたか」を数値とプロセスでセットで示すことが評価につながります。
SEO・コンテンツマーケティングの職務経歴書サンプル
職務経歴書
20xx年x月xx日現在
陸波 太郎
職務要約
大学卒業後、マーケティング支援会社に入社し、約5年間SEO・コンテンツマーケティングに従事。BtoB向けオウンドメディアのキーワード設計、編集ディレクション、効果測定を担当。20xx年より編集リーダーとして、外注ライター4名の進行管理と品質基準の整備も行う。
職務経歴
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株式会社○○プロデュース(20xx年4月~現在)
事業内容:コンテンツ制作・SEO支援/従業員数:約90名/正社員として勤務
所属:コンテンツ事業部
役職:20xx年1月より編集リーダー
| 期間 | 業務内容 |
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20xx年x月 |
SaaS企業オウンドメディア運用 【担当概要】
【体制】
【担当業務】
【主な取り組みや成果】
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20xx年x月 |
採用系メディアのSEO改善 【担当概要】
【体制】
【担当業務】
【主な取り組みや成果】
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【資格・スキル】
- Webクリエイター能力認定試験 エキスパート(20xx年xx月合格)
- Googleサーチコンソール、Googleアナリティクス(GA4)
- CMS(WordPress)、Ahrefs、Excel(VLOOKUP関数、ピボットテーブル等を用いたデータ集計・分析)
【自己PR】
私の強みは、ユーザーの検索意図を読み解き、コンテンツと導線を改善して成果につなげてきたことです。オウンドメディア運用では、アクセスはあるものの問い合わせへの転換率が低いことが課題でした。検索意図とCV導線のギャップを分析し、記事構成の修正と内部リンクの最適化を進めた結果、自然検索経由の問い合わせ数を前年比約30%増やしました。貴社でも、ユーザーの検索意図を読み解きながらコンテンツを改善し続け業績に貢献いたします。
以上
SEO・コンテンツマーケティングで書くべき内容
SEO・コンテンツマーケティングの職務経歴書では、担当業務だけでなく、使用したツールや改善施策、成果まで一連の流れを記載しましょう。次の項目を中心に書くのがおすすめです。
職務経歴書に書くべき内容
- メディア種別(オウンド/比較/採用など)と商材のBtoB/BtoC
- 担当工程(調査、企画、編集、計測、リライトのどこまでか)
- 制作・改善の量(新規本数、リライト本数)
- 成果指標(セッション、CV、問い合わせ、順位の変化など)
- 体制(自分、ライター、デザイナー、クライアント側の窓口)
- 取得済みの認定資格(ウェブ解析士など)
- 使用ツール(Googleサーチコンソール・GA4など)
職務経歴書に書く際は「記事制作」とひとまとめにせず、「リライトによって問い合わせ数を〇%増加させた」など、成果につながった施策や改善プロセスに分解して記載することで、採用担当者に高く評価されやすくなります。
SEO・コンテンツマーケティングの自己PRになる経験・スキル
SEO・コンテンツマーケティングの自己PR欄に載せるときは、次の観点を自身の編集・SEO経験に当てはめて書きましょう。
- 課題特定:検索意図とCV導線のギャップを言語化する力
- 計画的な実行推進:編集カレンダーと品質基準の運用
- 関係者連携:ライターや営業と成果指標を共有して改善する姿勢
SNSマーケティングの職務経歴書の見本と書き方
SNSマーケティングの職務経歴書では、どの媒体で、どのようなターゲットに対し、何の目的で運用を行ったかを冒頭に明示することが重要です。
SNSマーケティングの職務経歴書サンプル
職務経歴書
20xx年x月xx日現在
陸波 太郎
職務要約
大学卒業後、SNS運用支援会社に入社し、約5年間SNSマーケティングに従事。InstagramとXを中心に、キャンペーン運用とコンテンツ企画を担当。20xx年よりSNS運用リーダーとして、企画1名・制作外注1名との連携とレポート標準化も行う。
職務経歴
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株式会社○○ソーシャル(20xx年4月~現在)
事業内容:SNS運用・キャンペーン支援/従業員数:約80名/正社員として勤務
所属:SNSコンサルティング部
役職:20xx年7月よりSNS運用リーダー
| 期間 | 業務内容 |
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20xx年x月 |
食品ブランドInstagram運用 【担当概要】
【体制】
【担当業務】
【主な取り組みや成果】
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20xx年x月 |
ライフスタイル系キャンペーン 【担当概要】
【体制】
【担当業務】
【主な取り組みや成果】
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【資格・スキル】
- ウェブ解析士(20xx年xx月取得)
- Instagram、Xビジネス管理画面、ソーシャルマネジメントツール
- GA4、Canva、Excel
【自己PR】
私の強みは、数値とユーザーの反応を組み合わせてコンテンツ設計を改善してきたことです。食品ブランドのInstagram運用では、認知は広がっているものの保存率が伸び悩んでいることが課題でした。数値データとコメント欄の定性分析を組み合わせながらフォーマットを週次で見直した結果、保存率を約2.1%から約3.4%へ引き上げ、フォロワー数も約1.2万人から約1.8万人へ拡大しました。貴社でも、データ分析の結果とユーザー視点を大切にし、コンテンツを改善し続け事業に貢献したいと考えています。
以上
SNSマーケティングの職務経歴書で書くべき内容
SNSマーケティングの職務経歴書では、フォロワー数だけでなく、運用目的に連動した指標と改善プロセスを示すことが重要です。次の項目を中心に書きましょう。
職務経歴書に書くべき内容
- 担当SNS:Instagram、X、TikTok、YouTubeなど
- 施策目的:認知、集客、販売、採用など
- ターゲット層:属性や商材など
- 施策内容:キャンペーン、インフルエンサー施策(人数・役割)
- 指標:フォロワー数、リーチ数、エンゲージメント率、UGC投稿数、サイト誘導数、CV数など
- 自分の役割:企画、運用、進行、レポートなど
- 使用ツール:Instagramインサイト・各媒体管理画面・GA4など
- 認定資格:ウェブ解析士など
職務経歴書に書く際は「フォロワー数の推移」だけを並べるのではなく、保存率やUGC(ユーザー生成コンテンツ)など、運用目的に連動した指標を明記することで、マーケティング視点を持った担当者として高く評価されやすくなります。
SNSマーケティングの自己PRになる経験・スキル
SNSマーケティングの自己PR欄では、次の観点をあなたのSNS運用経験から整理し、自身のエピソードと結びつけて書きましょう。
- ゴールから逆算したコンテンツ設計:認知・保存・CVなど目的別の施策選び
- 定量と定性の両面で振り返るPDCA:数値とコメント傾向の両方を見る
- 調整力:社内関係者との調整、全体のWBS管理
まとめ
Webマーケティングの職務経歴書は、担当チャネル・予算規模・チーム体制などの前提条件を冒頭で明示し、「課題 → 打ち手 → 結果」のプロセスと数値のBefore/Afterをセットで記載することが基本です。Web広告・SEO・SNSの各領域に適した指標を用いて改善プロセスを示すことで、応募先に自身の強みが伝わりやすくなります。領域別の見本を参考に、担当案件の実績を整理してみてください。
Webマーケティングの志望動機や自己PRとあわせて確認すると、転職書類全体に一貫性が出ます。職種別見本や基本項目は、職務経歴書の書き方完全ガイドで確認できます。
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、転職支援や企業の採用支援、人材育成・組織開発など幅広く人事領域のコンサルティング業務に従事している。





