プロジェクトマネジャーの職務経歴書|見本と書き方・自己PR例

この記事でわかること
- プロジェクトの規模・体制・予算を書くと経験の幅が伝わる
- 担当した管理業務を具体的に書くと実務力が伝わる
- 個人の貢献が伝わる成果の書き方
- 資格・ツール・スキルを書く
- 自己PRは管理・折衝・推進のどの強みを前面に出すかで切り口を変える
プロジェクト全体の推進を担うプロジェクトマネジャーは、成否が体制や予算にも左右されるため、自分の貢献をどう伝えればよいか悩む方もいると思います。プロジェクトの規模と自分の担当範囲、打ち手と結果をそろえることで、PMとしての実務経験が伝わります。ここで紹介する職務経歴書の見本や書き方のコツを参考に、自分のケースと照らし合わせてみましょう。
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
目次
プロジェクトマネジャーの職務経歴書の見本(ダウンロードテンプレート)
以下は、中堅のSIer・受託開発でプロジェクトマネジャーで要件定義からリリース・保守を担う想定の職務経歴書の見本です。数字は公開できる範囲に置き換えてください。
職務経歴書
20xx年x月xx日現在
陸波 太郎
職務要約
大学卒業後、SIerでシステム開発に従事しています。入社後約4年はWeb系・業務系の設計・実装を担当しました。以降はプロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャーとして、体制5〜15名・予算5,000万〜1億円規模の案件を要件定義からリリース・保守まで担当しています。進捗・品質・コストの管理、顧客・ベンダー折衝、遅延案件の立て直し、メンバー稼働の平準化に取り組んできました。
職務経歴
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株式会社◯◯
事業内容:Webシステム・業務システムの受託開発および保守
資本金:○千万円
従業員数:約○○○名
雇用形態:正社員
所属:システム開発部
役割:20xx年xx月よりプロジェクトマネジャー
| 期間 | 業務内容 |
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20xx年x月 |
【プロジェクト概要】 【担当フェーズ】 【規模・体制】 【役割】 【業務内容】
【主な取り組みや成果】
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20xx年x月 |
【プロジェクト概要】 【担当フェーズ】 【規模・体制】 【役割】 【業務内容】
【主な取り組みや成果】
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20xx年x月 |
【プロジェクト概要】 【担当フェーズ】 【規模・体制】 【役割】 【業務内容】
【主な取り組みや成果】
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【活かせる経験・知識・スキル】
- 応用情報技術者試験(20xx年xx月合格)
- 基本情報技術者試験(20xx年xx月合格)
- プロジェクト管理:WBS作成、進捗・課題・リスク管理(Backlog、Excel)
- コミュニケーション:顧客折衝、協力会社調整、週次報告
- Java:SE時代に○年間の開発経験
- SQL:データ抽出・基本的なSQL作成
- AWS:システム構成を理解し、技術担当者との仕様調整が可能
【自己PR】
私の強みは、進捗と課題を早めに可視化し、顧客・開発・協力会社の認識をそろえながらプロジェクトを前に進める力です。追加要望が発生した案件では影響範囲と優先順位を整理して顧客と合意し、当初の予算・納期内でリリースしました。遅延案件では残作業の洗い出しと再計画を主導し、当初予定していたリリース日に向けて計画を立て直しました。関係者との認識をそろえながら着実に完了させてきた経験を、貴社のプロジェクト推進に活かしたいと考えています。
以上
開発寄りの経歴なら、ITエンジニア(SE・プログラマ・PL)の職務経歴書、社内の情報システムを目指すなら、社内SEの職務経歴書、上流の提案寄りならITコンサルタントの職務経歴書も見比べるとよいでしょう。
Excel形式の職務経歴書を使いたい人は、職務経歴書のフォーマットからダウンロードしてください。
プロジェクトマネジャーの職務経歴書の書き方のポイント
プロジェクトマネジャーの経歴で採用担当者が確認しやすいのは、規模と担当範囲、打ち手の具体性です。書き方のポイントは、「プロジェクトの規模と体制」「担当した業務」「個人の貢献がわかる成果」の3つです。
経歴は、在籍企業ごとに分けた上で、その中をプロジェクト単位で区切るのが基本です。企業名を省いて案件のみを並べると、在籍の事実が伝わりにくくなります。
プロジェクトの規模と体制を書く
人数、予算、期間、担当フェーズ、顧客の業界を書きましょう。「プロジェクト管理」のみでは、プロジェクトの規模感が想像しにくいためです。自社と協力会社の内訳や、5〜15名規模の体制、5000万〜1億円規模の予算などを示すと、伝わりやすくなります。
経験したプロジェクトの数が多い場合は、応募先に伝えたいものを選び、代表的なプロジェクト3件前後を新しい順に記載すると、読み手が内容を追いやすくなります。
PMとして担当した業務を具体的に書く
プロジェクトマネジャーの業務は幅広いため、「プロジェクト管理を担当」とまとめるだけでは、何をどこまで担ったかが採用担当者に伝わりません。要件定義・WBS作成・進捗/品質/コストの監視・顧客やベンダーとの折衝・リスク管理など、実際に手を動かした業務を具体的に書きましょう。
特に仕様変更への対応や遅延発生時の再計画は、PMとしての対応力を示す重要な経験です。「仕様変更の受付ルールを整備した」「残作業を洗い出して再計画した」のように、どう動いたかまで書くと実務力が伝わります。
各案件には概要・フェーズ・規模体制・役割・業務内容・成果の項目をそろえ、フォーマットを統一すると読み手が内容を把握しやすくなります。代表的な3件程度を新しい順に記載します。
なお、PMになる前にSEとして開発経験がある場合は、現職のPM・PL経験を中心に整理し、SE時代の実装経験は職歴の流れを示す補足として簡潔に添えるようにしましょう。
成果は個人の貢献がわかる取り組みと結果を書く
PMとしての成果は、プロジェクトの完了だけでなく、自分がどこに働きかけ何を変えたのかを伝えることが重要です。要件変更時の関係者との合意形成や、遅延案件での再計画とリリースに向けた調整など、プロジェクト推進上の取り組みと結果をセットで書きましょう。
優先順位の考え方や週次定例での合意形成など、どう動いたかを一文添えると説得力が増します。重要なステークホルダーとの合意形成をした場合は「誰と」も書くと良いです。
資格・ツール・スキルを書く
プロジェクトマネジャーでよく記載される資格・スキルの例には以下のようなものがあります。該当するものは積極的に書きましょう。
資格
- PMP(Project Management Professional)
- PMI Scheduling Professional(PMI-SP)
- 応用情報技術者・基本情報技術者
- ITストラテジスト
スキル
- プロジェクト管理(WBS作成・進捗/品質/コスト管理)
- 顧客・ベンダー折衝・合意形成
- リスク管理・課題管理
- ツール(Backlog・Excel・Redmineなど)
資格名だけでなく「PMP:国際標準のプロジェクト管理手法を実務で活用」のように実務との関連を添えると、スキルの実務レベルが伝わります。取得予定の資格がある場合は「取得予定(20xx年xx月)」と添えると、スキルアップへの姿勢を示せます。
職務経歴書の自己PRで差をつける方法
プロジェクトマネジャーの経験は幅広いため、管理・折衝・推進と、自己PRでは応募先に合わせて強みの軸を絞ることが大切です。以下は、プロジェクトマネジャーでアピールしやすい自己PRの切り口の例です。
- QCDコントロール・リスク管理力
- 関係者の認識をそろえる力
- 要件整理・優先順位判断力
- 遅延・仕様変更への対処力
- 部門横断の推進力
見本では関係者の認識をそろえる力を軸にしています。以下の例文では同職種向けにQCDコントロール・リスク管理力、他職種向けに要件整理・優先順位判断力の2つを紹介します。
例文:プロジェクトマネジャーでステップアップ転職
| 私の強みは、課題を早めに見つけ、予算・品質・スケジュールをコントロールする力です。現職では受発注システムの更改で、仕様追加の範囲と優先度を整理し、当初計画の期内かつ予算内でリリースしました。遅延案件では残作業を再計画し、顧客と協力会社との週次定例で合意を取りながら計画内のリリースに戻しています。QCDを管理しながらリスクを早めに潰す経験を活かし、貴社のプロジェクトマネジャーとして貢献したいと考えています。 |
例文:他職種(事業企画・社内SEなど)に挑戦して転職
| 私の強みは、複雑な要望を整理し、優先順位を判断しながら前に進める力です。仕様変更が続く現場では、今回実装する機能と次フェーズに回す機能を整理し、開発側・顧客双方と合意を取りながら進めてきました。不確実な状況でも優先順位を見極め、タスクと体制を動かすことを意識しています。PMで培った要件整理と推進の経験を、貴社の事業企画として要件整理や実行が求められる業務でも活かしたいと考えています。 |
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職務経歴書全体の基本は職務経歴書の書き方完全ガイドで解説しています。
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、転職支援や企業の採用支援、人材育成・組織開発など幅広く人事領域のコンサルティング業務に従事している。
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