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ヘルプデスクの職務経歴書|見本と書き方・自己PR例

ヘルプデスクの職務経歴書

この記事でわかること

  • 雇用形態と就業先を基本情報として最初に書き、自分の立ち位置を明確にする
  • 対応先・手段・件数・解決率をセットで書き、対応の量と質を伝える
  • マニュアル整備や後輩指導など、対応以外の工夫を実績として具体化する
  • 自己PRは転職先の職種に合わせた言葉に置き換えることで即戦力として伝わる

ヘルプデスクの職務経歴書は、「対応してきました」だけでは実務力が伝わりません。誰に・何で・どこまで対応したかを整理し、件数や一次解決率などの数字を添えることで、はじめて対応の量と質が採用担当者に伝わります。マニュアル整備や後輩指導など、日常業務の中で取り組んできた工夫も、書き方次第で主体性のある実績になります。この記事では、職務経歴書の見本と書き方のポイント、転職先別の自己PR例文を紹介します。

監修 粟野友樹

国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表

ヘルプデスクの職務経歴書の見本(ダウンロードテンプレート)

ITアウトソーシング会社から客先に常駐し、社内ユーザー向けヘルプデスクを担う方を想定した見本です。件数・解決率・常駐先の業種や規模は、自分の環境に合わせて書き換えてください。

職務経歴書

20xx年xx月xx日現在

陸波 太郎

職務要約

株式会社Aテクノに新卒入社後、約5年のうち約4年、製造業B社の社内ユーザー向けヘルプデスクに客先常駐。PC・業務アプリ・アカウントに関する一次対応(電話・チャット・チケット)を担当。1日あたり3545件の問い合わせに対応し、一次解決率は75%前後。よくある問い合わせのFAQ整備と、新人1名へのOJT補助にも携わる。

職務経歴

  • 株式会社Aテクノ(ITアウトソーシング)
    事業内容:ITサポート業務の運営・システム運用保守(常駐型支援サービス)
    従業員数:約180名(未上場)
    資本金:千万円

期間 業務内容

20xx年xx月

現在

【所属】
客先常駐(製造業B社・社内ユーザー向けヘルプデスク)
メンバー:常駐チーム約8

【雇用形態】正社員

【担当業務】
<一次対応>(約4年)

  • PC・周辺機器・Office系アプリの利用サポート
  • パスワード再発行・アカウント権限の一次受付
  • ネットワーク接続トラブルの一次切り分けとエスカレーション
  • 対応履歴の記録(電話/チャット/チケット管理)

<ナレッジ・指導>(約3年、一次対応と並行)

  • FAQ・簡易手順書の更新(約25件整備)
  • 新人1名へのOJT補助

【主な実績】

  • 1日あたり問い合わせ3545件、一次解決率75%前後(チーム集計)
  • ユーザー満足度アンケートで「説明が分かりやすい」評価を維持
  • FAQ整備により、同種問い合わせの再発を抑制

20xx年xx月

20xx年xx月(入社1年目)

【所属】自社内研修・社内ヘルプデスク補助

【担当業務】

  • PCキッティング補助(初期設定・資産管理ツールへの登録)
  • ヘルプデスク業務のロールプレイ研修(電話応対・チケット起票)
  • 先輩社員の対応への同席と対応記録の作成補助
  • チケット管理ツール・リモートデスクトップツールの操作習得

【ポイント】
リーダーやマネージャーではない。属人化していた手順を文書化し、チーム内で共有した。対応先は社内ユーザー(従業員おおむね800名規模の事業所)で、法人契約の社外顧客窓口ではない。

【活かせる経験・知識・スキル】

  • 社内ユーザー向けヘルプデスクの一次対応(電話・チャット・チケット)
  • PCOffice/アカウント系トラブルの切り分けとエスカレーション
  • FAQ・簡易マニュアルの作成・更新
  • 対応履歴の正確な記録と優先順位づけ
  • 新人へのOJT補助(手順の説明・同席対応)

【資格】

  • 普通自動車第一種運転免許(20xxxx月取得)
  • ITパスポート(20xxxx月合格)
  • 基本情報技術者試験(20xxxx月合格)

■自己PR
強みは、相手のIT習熟度に合わせた説明と、一次切り分けのスピードです。問い合わせ内容を短時間で整理し、自分で完結できるものとエスカレーションすべきものを分けます。FAQ整備では、同じ質問が続くテーマを手順書に落とし、チームで使える形にしました。対応件数だけでなく、繰り返しの問い合わせを減らす仕組みづくりを続けています。

以上

ヘルプデスク用の見本は、下のリンクからWord形式でダウンロードできます。

Word以外の形式を使う場合は、職務経歴書のフォーマット(テンプレート)から探せます。

ヘルプデスクの職務経歴書の書き方のポイント

ヘルプデスクの経歴で採用担当が確認するのは、「誰に・どう・どれだけ・どこまで」対応したかです。書き方のポイントは、「対応先・手段と範囲」「件数・解決率・評価」「マニュアル・指導の工夫」の3つです。そのほか、テクニカルサポート経験者やクレーム対応経験者向けのポイントも紹介します。

雇用形態・対応先・手段を整理して書く

ヘルプデスクは勤務形態や雇用形態が様々なため様々あるため、まず雇用形態と常駐形態を明記します。派遣社員の場合は「派遣社員として○○社に常駐」と書き、所属元(派遣元)と常駐先を区別して記載します。正社員でも客先常駐の場合は常駐形態を明記しましょう。

あわせて、電話・チャット・メール・チケットなど対応手段を具体化し、一次対応までか、二次対応まで関わるかを明記します。切り分けの基準やエスカレーション先(社内SE・ベンダー)を短く添えると、技術レベルの読み違いを防げます。

件数・解決率・評価指標を書く

対応量と質をセットで示すと説得力が出ます。記載できる指標の例は次のとおりです。

  • 1日あたりの受付件数
  • 一次解決率
  • ユーザー満足度スコア
  • 平均応答時間・平均処理時間(AHT)

すべての数字がそろわなくても問題ありません。数字が出せない部分は「FAQ整備後に同種問い合わせが減少」のように、施策と変化をセットで書くと代替できます。

マニュアル整備・後輩指導の工夫を書く

問い合わせ対応の記述だけでは、ルーチンワークに見えやすいです。よくある質問の文書化、手順書の更新、新人へのOJT補助など、再現可能な工夫を具体的に記載します。

また、よくある問い合わせをFAQ化した、新人が参照しやすいマニュアルを更新したといった経験も、ナレッジ共有や業務改善の実績としてアピール材料になります。「何件整備したか」「どのくらい問い合わせを減らせたか」「新人の対応がどのようにスムーズになったか」まで書けると、取り組みの効果が伝わりやすくなります。

職務経歴の書き方そのものは、[職務経歴の書き方]も参照してください。日付の入れ方は[職務経歴書の日付]、資格欄は[免許・資格の書き方]が役立ちます。

職務経歴書の自己PRで差をつける方法

ヘルプデスクの自己PRでは、これまでの経験が転職先でどう再現できるかを伝えることが重要です。採用担当者が知りたいのは「この人はうちの現場で何ができるか」です。転職先の仕事を見極めて、即戦力としてアピールできる切り口でまとめるようにしましょう。

転職先の職種アピールになる自己PR・強み
社内SE、テクニカルサポート現場ユーザーの業務理解・課題の言語化・一次切り分け経験
カスタマーサポート、コールセンター相手に合わせた説明力・対応品質・ユーザーの自己解決支援
事務・オフィスワークへ正確な記録・複数タスクの確実な処理・手順の整備

社内SE・テクニカルサポートへの転職

私の強みは、社内の各部署での業務フローを深く理解しようとする点です。解像度を上げることで、各部署がどこで詰まりやすいか、なぜ詰まるかを踏まえた対応ができ、FAQ整備では繰り返し寄せられる問い合わせを手順書に落とすことで月間問い合わせを約30%削減しました。また、ネットワークやアカウント系のトラブルを一次切り分けしてきた経験から、問題の原因を素早く整理する判断力も身についており、1日35〜45件の対応の中で一次解決率75%を維持しています。この現場目線の課題把握力と切り分け経験を、システムの安定運用や業務改善に直接活かしたいと考えています。
💡自己PRのポイント
社内SEやテクニカルサポートの採用担当者が重視するのは、「現場の課題を自分で把握して動けるか」です。「幅広く対応してきた」という表現では伝わらないため、どの部署のどんなトラブルに向き合ってきたかという業務理解の深さを前面に出します。一次解決率や問い合わせ削減率など、対応の質を示す数字を添えることで、主体的に動いてきた実績として伝わりやすくなります。

カスタマーサポート・コールセンターへの転職

私の強みは、相手のIT知識や状況に合わせて言葉を選び、納得して解決してもらえる説明ができることです。ヘルプデスクでは、同じトラブルでもITに詳しいユーザーと不慣れなユーザーとでは説明の仕方を変え、相手が自分で対処できるところまで丁寧に伝えることを意識してきました。1日35〜45件の対応を続けながら、ユーザー満足度アンケートで「説明が分かりやすい」という評価を継続的に受けてきました。対応品質の向上と、ユーザーが困りにくい環境づくりへの貢献を次の職場でも続けたいと考えています。
💡自己PRのポイント
カスタマーサポートやコールセンターの自己PRでは、対応件数よりも「どう対応したか」という質の部分が評価されます。「相手に合わせた説明」は誰でも書きやすい表現ですが、具体的にどう変えたのかを一言添えることで説得力が増します。定量的なスコアが出しにくい場合でも、ユーザー満足度アンケートのような定性的な評価を根拠として使うことで、対応品質を裏付けることができます。

事務・オフィスワークへの転職

私の強みは、複数の依頼を抜け漏れなく処理する確実さと、正確な記録を残す習慣です。ヘルプデスクでは電話・チャット・チケットと複数チャネルから同時に問い合わせが入る環境で、緊急度を判断しながら対応履歴を正確に記録し続けてきました。手順が曖昧な業務はFAQに落として誰でも参照できる形に整備するなど、ミスが起きにくい仕組みをつくる意識も持っています。正確性と確実な処理が求められる事務職でも、この進め方をそのまま活かせると考えています。
💡自己PRのポイント
事務職は会社によって求められる仕事が異なります。その中でも、マルチタスク力や作業の正確性は職種や業界を問わずどこでも求められるポータブルスキル(汎用的なスキル)です。特に派遣社員から正社員を目指す場合は、業務改善や後輩指導などの取り組みを積極的に伝えるようにしましょう。

職務経歴書全体の基本は[職務経歴書の書き方完全ガイド]で確認できます。

粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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