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履歴書のメールアドレス欄の書き方|適切なメールアドレスや注意点を紹介

履歴書に記載されたメールアドレスは、面接日程の通知や書類送付、採用連絡など応募先企業とのやり取りで多く利用されます。

本記事では、メールアドレス欄の基本的な書き方、ビジネスに適したアドレスの選び方、不備によるトラブルを防ぐための注意点まで詳しく解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

履歴書のメールアドレスの書き方

履歴書には、メールアドレスを1〜2カ所記載できる書式が一般的です。

企業は履歴書に記載されたメールアドレスを通じて連絡を取るため、必ず連絡が取れ、かつ日常的に確認しやすいアドレスを記入しましょう。

メールアドレス欄が2カ所ある場合、上段の欄に主要なアドレスを、下段に欄には補助的なアドレスを記入します。2つ目のアドレスがない場合は「同上」と記載して問題ありません。

▼ 履歴書のメールアドレス欄

履歴書のメールアドレス欄

記入ミスがあるとメールが届かず、選考に影響する恐れがあります。

必ず正確に記入し、送受信の確認ができているアドレスを使用してください。

適切なメールアドレス

転職活動では、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールで問題ありません。

フリーメールとはメールアドレスを無料で取得できるサービスのことで、インターネット環境であれば、すぐに利用できます。

そのため「転職活動で利用できそうなメールアドレスがない」という場合、転職用にフリーメールのアドレスを作成しておくと良いでしょう。

GoogleやYahoo!、Microsoftなどの企業から提供されているフリーメールは、複数のデバイスからの確認や返信が容易で、セキュリティ面でも信頼性があります。

一方で、携帯電話のキャリアメールはデータ容量の制限や文字化けのリスクがあるため、避けるのが無難です。

転職活動もビジネスシーンを意識したふさわしいメールアドレスを作成しましょう。ポイントは以下の通りです。

  • ユーザー名は10文字前後が目安(短すぎても長すぎてもNG)
    短すぎると応募企業のセキュリティで迷惑メールと判断されてしまう可能性があり、長すぎると記入や入力で間違えやすかったり、覚えにくかったりするため注意しましょう。

  • 個人名+数字(誕生日や電話番号下4桁)などで認識しやすくする
    昨今は個人情報となるため避けられる傾向もあるため、名前や苗字部分を一部イニシャルとして利用する、誕生日は年を含めない(もしくは年のみにする)、電話番号の下4桁までを利用するなども一案でしょう。個人名と好きな数字や記号を組み合わせたメールアドレスなども問題はありません。

  • 「.(ドット)」「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」の記号は1つまでが望ましい
    記号を複数使用したメールアドレスは、入力ミスや誤送信の原因になります。
    また、記号の多用によって迷惑メールと判断されるリスクもあるため、ビジネス用途ではできるだけシンプルな構成にするのが安心です。
【例】krikunabi0410@xxx.co.jp / r_kana1990@xxx.co.jp

避けるべきメールアドレス

一方で、以下のようなビジネスにふさわしくないメールアドレスは、配慮不足やリスク意識の低さといった印象を採用担当者に与える可能性があるため、転職活動においても注意が必要です。

  • 在籍中の会社メールアドレス
    在職中の会社メールアドレスを履歴書に記載すると、情報漏えいのリスクに加え、勤務先に転職活動の事実が伝わってしまうおそれがあります。

  • ユーザー名にプライベートの趣味や嗜好、ニックネームなどが含まれる
    ユーザー名に趣味やニックネームが含まれていると、公私混同と受け取られる可能性があります。
【例】soccer_freak@xxxxxxxx.co.jp / ryo-chan@xxxxxxxx.co.jp
  • ユーザー名に誤認されやすい文字や記号が多すぎる
    記号の多用や連続した「_(アンダーバー)」や「.(ドット)」など判別しづらい文字列を含むアドレスは、応募企業で迷惑メールと判定されたり、入力ミスを招いたりする原因にもなります。
【例】suzukl____tar0@xxxxxxxx.co.jp / s…..taro@xxxxxxxx.co.jp
  • 氏名や誕生日などの個人情報をそのまま利用する
    氏名や誕生日をそのまま表記したものも、個人情報の観点からは避けたほうが無難です。
【例】sato.taro_20010410@xxxxxxxx.co.jp

メールアドレス欄が無い場合

履歴書にメールアドレス欄がない場合は、連絡先欄の下に「メールアドレス」と明記の上、左寄せで記入しましょう。

▼ 【記入例】メールアドレス欄がない履歴書への書き方

履歴書にメールアドレス欄がない場合

連絡先住所を記載する必要がある場合はそちらを優先し、メールアドレスは電話番号欄の下などに項目を立て記載します。

ただし、現在はメールアドレス欄のある履歴書が一般的なため、可能であればその様式を利用するのが望ましいでしょう。

履歴書にメールアドレスを書くときの注意点

履歴書にメールアドレスを記入する際は、パソコン作成か手書き作成かにより、注意点が異なります。
それぞれの記入方法に応じて、ミスを防ぐための対策をしっかり押さえておきましょう。

パソコン作成の場合
パソコンでメールアドレスを入力する際は、以下の点に注意しましょう。

  • ハイパーリンクが自動でついてしまう場合は削除する(WordやExcelでは自動リンク化されることが多いため)
  • 記号の打ち間違いに注意する(特に「.(ドット)」と「,(カンマ)」、「_(アンダーバー)」と「-(ハイフン)」など)
  • 大文字・小文字、全角・半角の違いに気をつける
  • 半角英数字で統一し、企業側がコピー&ペーストしやすいように記載する

手書き作成の場合
手書きの場合は、文字が読みづらくなりやすいため、特に丁寧に記入する必要があります。

  • 数字の「0」と英字の「O(オー)」、小文字「l(エル)」と大文字「I(アイ)」、数字の「9」と「q(キュー)」など、似た形の文字を正確に書き分ける
  • 必要に応じて、フリガナや補足説明を添えることで誤読を防ぐ

いずれの方法で記入する場合でも、書き終えた後に必ず内容を確認し、誤記や記入漏れがないかチェックすることが重要です。

小さなミスが連絡の行き違いや機会損失につながらないよう、丁寧な記入を心がけましょう。

履歴書のメールアドレスで企業とやりとりする場合の注意点

履歴書に記載したメールアドレスで企業とやり取りする際は、以下の点に注意しましょう。

使用するメールアプリの受信状況を確認する

応募企業からのメールを確実に受け取るために、容量オーバーに注意しましょう。

メールが届きにくい場合は、登録内容の見直しや定期的なログインが有効です。

また、メール確認の習慣化も大切です。
通勤時間や休憩中など、日常に組み込むと見落としを防げます。

重要なメールにはラベルやスターをつけて整理しておくと、後からの対応もスムーズです。

この点、転職活動用にメールを1本化しておくと、管理がしやすくなるでしょう。

応募先企業のメールが迷惑メールフォルダに入っていないかチェックする

応募企業からのメールが届いていないと思ったら、まず迷惑メールフォルダを確認してみましょう。

初めての受信するアドレスや、添付ファイル付きの場合、自動で迷惑メールに振り分けられてしまうことがあります。

重要なメールを見逃さないためにも、受信フォルダーだけではなく、迷惑メールフォルダも定期的にチェックする習慣をつけておくことが大切です。

関連記事:【対処法】転職サイトからのメールが多すぎる・使いこなせないと感じたら?

履歴書のメールアドレスで企業に連絡する際の事前準備とマナー

書類選考後は、応募企業から選考に関連したメールが届くようになるでしょう。

転職活動においても、企業に対してメールを送る際は、ビジネス上のやり取りであることを意識し、最低限の準備とマナーを押さえておくことが大切です。

メールのやり取りの印象がそのまま応募者の印象につながることもあります。
以下のポイントを確認しておきましょう。

  • メールアプリに署名を登録しておく
    メール文末に名前、連絡先(電話番号・メールアドレス)などを記載した署名をあらかじめ設定しておくと、毎回書く手間が省け、ビジネスメールとして体裁が整います。

  • 返信は24時間以内を目安に行う
    応募企業からメールを受け取ったら、可能な限り当日中または翌日中に返信するのがマナーです。理由なく返信が遅れてしまうと、対応力や志望度に不安を与える可能性があります。

  • 深夜や早朝など、非常識な時間帯の送信は避ける
    深夜や早朝など、一般的な勤務時間外の送信は避けるのが望ましいです。
    やむを得ない事情がある場合を除き、メールの送信時間にも配慮し、原則として平日の午前9時から午後8時頃までを目安に送信するのが適切でしょう。
    どうしても時間外にメールを送付する必要がある場合は、送信予約機能を使うのも一案です。

メールのやり取りの詳細な送付マナーや文例は以下の記事を参考にしましょう。

関連記事:履歴書をメールで送付するやり方と例文・マナー・注意点

履歴書のメールアドレス欄に関するよくあるQ&A

Q. 履歴書に連絡先として電話番号を記載しておけば、メールアドレスの記入は不要ですか?

A. 転職活動では、企業とのやり取りの多くがメールを通じて行われます。

特に、選考スケジュールの調整や面接案内、選考結果の連絡などは、メールで送られることが一般的です。

メールによるやり取りは、企業側だけでなく、応募者にとっても以下のようなメリットがあります。

  • 相手の都合を選ばずスピーディーに連絡できる
    深夜や休日に送られてきたメールでも、自分の都合のよいタイミングで確認・返信が可能。
    電話に出られない状況でも対応でき、選考がスムーズに進みます。

  • 面接案内や適性検査URLなどの資料を即座に受け取れる
    面接案内や適性検査URL、必要書類などを即時に受け取り、PDFやリンクを保存・共有できます。
    紙での郵送や再送の手間も省けます。

  • やり取りがテキストで残るので行き違いを防げる
    日程変更や条件提示などの記録が残るため、確認漏れや認識の行き違いを防ぎやすくなります。

一方で、電話は緊急の連絡手段として活用されることが多いため、こちらも必ず記載しましょう。
電話番号欄の記載ルールについては、以下の記事もあわせてご参照ください。

関連記事:履歴書の電話番号欄の書き方とポイント|スマホと自宅、どちらを記入する?

Q. 履歴書のメールアドレスの不備(書き間違える、空欄のまま)に後から気がついたら、どうすれば良いですか?

A. できるだけ早めに応募先企業へ連絡を入れましょう。

連絡手段は電話でもメールでも問題ありません。
状況を説明した上で、訂正の方法や履歴書の再提出が必要かどうかを確認してください。

企業からの指示に従い、速やかに対応すれば、信頼性を損なうこともないでしょう。

Q. メールアドレスが長いため、二行で記載したい場合の書き方を教えてください。

A. メールアドレスが長すぎて履歴書の欄に1行で収まりきらない場合は、新しく短めのメールアドレスを作成するのが理想的です。

ただし、どうしても現在のアドレスを使用したい場合は、以下のように書くとアドレスの区切りが明確になり、読みやすくなります。

  • 1行目に「@」の前のユーザー名までを記載
  • 2行目の先頭に「@」を入れ、その後にドメイン名を記載

Q. 履歴書に書いたメールアドレスを変更したい場合どうすれば良いですか?

A. 履歴書に記載したメールアドレスを変更したい場合は、応募先企業から受け取ったメールに返信する形で連絡しましょう。

その際、次の内容を忘れずに記載してください。

  • 変更前と変更後のメールアドレス
  • アドレス変更の理由(簡単にまとめる)
  • 履歴書の再提出が必要かどうか確認し、企業の指示に従う


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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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