職歴に空白期間がある場合の履歴書の書き方
病気で長期療養していた、転職活動が長引いてしまった、家業を手伝っていた…職務経歴に空白期間(ブランク)がある場合は、履歴書の職歴欄にはどのように書いたらいいのでしょうか。
これまでの職歴に空白期間があり、履歴書の書き方に迷いや不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
空白(ブランク)期間の履歴書の基本的な書き方
履歴書にはすべての職歴を記載するのが基本的なルールです。職歴の間に長期の空白期間があり、その内容について記載がない場合、採用担当者が必要以上に気にしてしまうことも。履歴書にあらかじめ空白期間の理由を記載しておくことで、採用担当者の懸念を払拭することができるでしょう。
どのくらいの空白期間から理由を書くべき?
職歴の間、または前職から半年以上の空白期間がある場合は、なぜ期間が空いているのか、理由を簡潔に書いておきましょう。採用担当者からのマイナス印象を恐れるあまり、職歴期間を延ばして空白を無理やり埋めたり、理由を取り繕ったりするのは逆効果。面接や入社後の年金記録などで発覚してしまうこともあります。
職歴の空白期間は事実を端的に記載し、自己PR欄などで前向きな姿勢を伝えるようにしましょう。
【理由別】空白期間の履歴書の書き方見本
空白期間の書き方は、大きく分けて3つあります。1つ目は通学やアルバイトなど「応募する仕事に関連した活動をしていた」場合、2つ目は介護や病気など「仕事に関連していない空白期間」の場合、3つ目は「転職活動が長引いた」場合です。ここでは3つのケースに分けて、履歴書の職歴欄の書き方見本と自己PR文例をご紹介します。
1.通学、留学、資格取得、アルバイト、家業手伝いなどの書き方見本
通学やアルバイトなど「応募する仕事に関連した活動をしていた」場合は、職歴欄にその内容を簡潔に記載し、活動内容で得た「仕事に活かせる経験・知識」を自己PR欄で補足。空白期間に得たことも、書き方を工夫することでアピールにつながります。
履歴書の書き方見本
平成27年 12月 一身上の都合により退職
中国語学習のため北京に1年間留学
自営業や家業手伝いの場合:自営業をしていた場合の履歴書の職歴欄の書き方は?
自己PR
2.介護、病気療養などの書き方見本
介護や病気療養などによって空白期間がある場合は、現在の健康状態と就業時間への影響について記載しておくと、企業側も入社後のサポート体制を検討することができるでしょう。また、働く意欲を自己PR欄などに記載したり、現役復帰するために空白期間中に勉強していたことなどがあれば、その内容も簡潔に書いておくと良いでしょう。
履歴書の書き方見本
平成27年 12月 病気療養のため退職
現在は回復し、業務に支障はありません
自己PR
3.転職活動の長期化など、特別な理由がない場合の書き方見本
仕事に関係のない空白期間や、転職活動が長引いてしまった場合は、無理に理由を入れる必要はありません。そのかわり、志望動機や自己PRなどで「応募意欲」や「持っている経験・スキルが入社後どのように活かせるのか」をしっかりと伝えるようにします。転職活動中に学んでいることがあれば、その内容も盛り込みましょう。
履歴書の書き方見本
平成27年 12月 一身上の都合により退職
自己PR
空白期間の書き方で迷った時は
中途採用の多くは、これまでの経験やスキルや意欲を重視し書類選考を行っています。そのため、これまでの経歴に空白期間があったとしても、必要以上に履歴書の職歴欄の書き方を気にする必要はありません。職歴欄は簡潔に記載し、フォロー事項があれば自己PR欄で補い、職務経歴書でしっかりとあなたの魅力を伝えるようにしましょう。
記事作成日:2017年5月20日 EDIT:リクナビNEXT編集部
こちらの記事も読まれています
新着記事
- 2024年4月16日ゼロからキャリアを再構築するための5つのステップと注意点
- 2024年4月11日悪循環になりがちな4つの転職パターンと好循環を呼ぶ6つの方法
- 2024年4月5日3年ごとに転職を繰り返したくなるのは何故?市場価値はどうなる?【転職相談室】
- 2024年3月27日連休を上手く使って転職活動を一気に進める方法
- 2024年3月26日転職でミスマッチが起こる要因とは?未然に防ぐ方法
- 2024年3月14日転職先で経験や知識を活かして活躍するためには?
- 2024年3月13日自分のスキルは、どのように伝えれば良いのでしょうか?【転職相談室】
- 2024年3月8日クリエイターの転職で重要な役割を果たす「ポートフォリオ」の作り方