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転職先企業で過大評価されてプレッシャーになっています【転職相談室】

経験を活かして転職したとしても、慣れない環境ですぐに成果を出すのは難しいものです。

今回は、「転職したばかりの職場に過大評価されて、プレッシャーを感じている」というご相談に、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職先企業で過大評価されてプレッシャーになっています(Yさん/29歳/営業企画)

相談者
相談者

■相談内容
現職には2カ月前に入社しました。以前の担当者が産休に入り、別の部署から配属となった前任もすぐに退職。欠員募集の求人に応募したところ、経験者として採用されました。とても歓迎されて入社したのですが、過大評価されているように感じて、だんだんプレッシャーになっています。どうしたらいいのでしょうか?

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欠員募集で経験者を採用した場合、即戦力を期待するケースが一般的

▶アドバイザー
過大評価をされているとのことですが、具体的な状況を教えていただけますか。

▶相談者
前職は中堅の機器メーカー、現職はITベンチャーで営業企画を担当しています。前任が退職してしばらく欠員状態で仕事が滞っていたこともあって、新しい職場では「営業企画の経験者が入社した」と大歓迎で、滞っていた仕事をどんどん任せられるようになりました。

面接では「経験があります」とアピールしましたが、実際に入社してみると仕事の進め方がかなり違っていました。

例えば、前職では販促の一環として展示会への出展を担当していました。現職でも、「前職での経験を活かしてほしい」と言われ、顧客向けセミナーや販促イベントなどを任されています。でも、前職はベテラン社員が多く、営業も一緒に企画を考えてくれていたので、進め方に困ることはありませんでした。

企画立案から実行まで、全てを自分ひとりで進めるのは今回が初めてです。色々な経験があると自負していましたが、今にして思うと社内の方にかなり助けられていたんです。

現職は若手が多くて社内のスピードがとても速く、社内システムや用語、関係部署や関係者など、基礎的な情報をキャッチアップするだけで精一杯。セミナーや販促イベントの仕事は、マニュアルがなく前任も退職しているので、過去の資料を探したり周囲に聞いたりして、手探りで進めています。

それなのに、「他にもぜひお願いしたい仕事があるんだけど」と言われ、どんどん仕事を振られてプレッシャーになっています。

▶アドバイザー
なるほど。職場環境が変わって戸惑っている状況なのに、期待を込めてどんどん仕事を任されているのですね。慣れない環境の中で多くの仕事を任されるのは、確かにプレッシャーです。

ただ、欠員募集で経験者を採用した場合、どのような企業でも即戦力としてある程度の活躍を期待するケースが一般的です。特にベンチャー企業ではその傾向が強くなります。

現在のITベンチャーは、どのような理由で入社を決められたのでしょうか。

▶相談者
前職がのんびりしていたので、むしろその環境に危機感を抱いていました。転職の面接では、「若手にも裁量権を与えて意思決定が早い」「自主性を重んじる社風」と言われて、「ここなら成長できる」と感じ、自分を鍛えるつもりで入社しました。

ただ、想定以上に仕事のスピードが速く、業務量も多くてびっくりしています。前職は新卒入社だったので、困ったら同期に相談することもできましたが、中途入社だと社内に人脈がないので誰にも相談することができません。職場を変えると、こんなに大変なんですね…。

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2カ月で転職すると、在籍期間の短さがネックとなり苦戦する可能性が高い

▶アドバイザー
転職して3カ月くらいは、新しい職場に馴染めなかったり、慣れない仕事に戸惑ったりして、ストレスやプレッシャーを感じるものです。まだ2カ月とのことなので、だんだん職場に慣れて、相談できる人も増えていくと思いますよ。

また、大手企業から中小規模のベンチャーに転職した場合、社風やスピードの違いなどにギャップを感じられる方は少なくありません。大手企業は人員に余裕があり、組織の役割分担が明確なので、個人の成長度を見ながら業務を調整し育成する傾向があります。

一方で、中小企業は担当者が少なく、実務経験を通じて育成するという企業も多いので、転職直後は戸惑ってしまう方が多いんです。

▶相談者
そうなんですね。なかなか成果が出ないので転職も考えてしまうのですが、2カ月で転職するのは早計でしょうか?

▶アドバイザー
仕事を続けるのがストレスになっていて、心身に影響を及ぼしている段階であれば転職を検討するのも一つの選択肢です。

ただ、転職して間もないので、まだ判断するのは早いと感じます。在籍期間の短さがどうしてもネックになってしまって、転職活動に苦戦する可能性が高くなります。

また、転職先が見つかったとしても、また新しい職場でプレッシャーやギャップを感じるかもしれません。まずは現在の環境で、状況を改善してみませんか?

▶相談者
確かに、2カ月は短すぎますよね…。「自分に合わない企業に入社してしまった」と後悔していましたが、現職で覚悟を決めた方が良さそうですね。

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ベンチャー企業で成長したいのであれば、とにかく自分から動くことが重要

▶アドバイザー
今は入社したばかりでついていくのが精一杯かもしれませんが、幅広い役割を経験できるのがベンチャー企業の魅力です。組織の壁が大手企業ほど高くはないので、部門間の連携も比較的スムーズ。得意・不得意を自己開示して、周囲のサポートを得た方が成果を出しやすいと思います。

また、ひょっとしたら上司や周囲の方も、プレッシャーを感じていることに気づいていない可能性があります。ベンチャー企業で成長したいのであれば、とにかく自分から動くことが重要です。仕事でつまずいたり困ったりしたら、悩むよりも先に積極的に相談するようにしましょう。

自ら行動することで、仕事にも徐々に慣れていくのではないでしょうか。

▶相談者
そうですね。プレッシャーを感じながら悩んでいても前には進まないですね。もともと、自分を鍛えるつもりで現在の職場にチャレンジしました。転職活動で抱いていた気概を思い出して、改善を試みてみます。ありがとうございました。

記事作成日:2023年11月●日 WRITER:只野志帆子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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