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職場に仲が良い人がいない。このまま今の場所で働き続けるべきか迷っています【転職相談室】

職場に仲が良い人が1人もいないことにふと不安を覚え、転職するべきかどうか迷っているというMさん。

仲が良い人がいないデメリットや考えられる方法などについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

職場に仲が良い人がいない。このまま今の場所で働き続けるべきか迷っています(Mさん/26歳/経理職)

相談者
相談者

■相談内容
管理部に所属しています。部のメンバーはみなベテランで、仲が良いとは言えません。会社はそのようなものと割り切り、「煩わしくないので良い」とさえ思っていました。しかし入社5年目を迎えて、このままずっとこの状態が続くのは、社会性も視野も狭くなるだけではと考えはじめました。転職したほうがいいのでしょうか…?

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あくまで人によるが、職場に仲が良い人がいるメリットは大きい

▶アドバイザー
職場に仲が良い人がいないとのことですが、同年代の人は全然いないのですか?

▶相談者
管理部は私より10歳以上も年上のベテランばかりで、同年代の社員はいません。もちろんベテランの方たちとも雑談ぐらいはしますが、仲が良いとか悪いという関係性ではありません。

経理職という特性上、自分一人で業務に取り組む時間が長いので、これまでは自分の置かれた環境に疑問を覚えることはありませんでしたが、別の会社に勤める友人から「職場の同僚と飲みに行ったり、休日に同期に誘われてスキルアップのためのセミナーに行ったりする」と聞き、少し羨ましく思えて。

このまま今の職場にいては自分の世界も広がらないのではないか…と不安を覚えるようになりました。

▶アドバイザー
大前提として、「職場に仲が良い人がいたほうがいい」かどうかは、正直言って人それぞれです。仲が良い人がいなくても、自ら努力して人脈を広げたり、ステップアップしたりしている人もいます。

ただ、今後の方向性をフラットに考えるために、まずは一般的に言われているメリット・デメリットを見てみましょう。

【職場に仲が良い人がいる】

  • メリット=仕事で共働しやすくなる、困ったときに一人で抱え込まず気軽に相談しやすい、プライベートを含めたコミュニケーションを機に視野が広がる可能性がある
  • デメリット=良くも悪くも付き合いが発生するので自分の時間が減るかも、オンオフの切り替えが難しくなる、派閥争いなどに巻き込まれる可能性もあり

【職場に仲が良い人がいない】

  • メリット=自分のペースで働ける、職場で中立性を保てる、外野に惑わされず冷静な判断ができる
  • デメリット=仕事で連携が取りづらいと感じる場面があるかも、別の立場の人の意見や考え、視点を得ることが少なく、視野や思考の幅が狭まる可能性がある

このように、それぞれにメリット・デメリットがありますが、Mさんはまだ26歳。仕事で悩んだり迷ったりする場面もあることでしょう。どちらかと言えば職場に仲が良い人がいたほうが、助け合ったり情報交換をしたりできるので、メリットが大きいかもしれません。

ちなみに、仲が良い人がいないことでいま不自由に感じていることはありますか?

▶相談者
他部署とやり取りすることもあまりないので、基本的には不自由に感じることはありません。ただ、経費処理をする際のフォーマットの書き方など、管理部と営業部とのコミュニケーションが取れていないと感じることは多いですね。それぞれの部署に仲が良い人がいれば、根回しできることもあると思います。

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社内で今より行動範囲を広げてみるのは一つの方法

▶アドバイザー
では、それをフックに社内での行動範囲を少し広げてみてはどうでしょう。仕事を通して他部署にもコミュニケーションの幅を広げ、年齢が近い社員とつながりができれば、仲良くなれて視野も広がる可能性があります。

例えば上司に「このような課題があるので、営業部と連携を取りたいのですが」と申し出て、営業事務の担当者などと現状の課題を共有してみては?営業部門だったら、同年代の人もいて、コミュニケーションが取りやすく、そこから人脈が広がるのではないでしょうか。

▶相談者
確かに営業事務や営業アシスタントは若い人が多い印象です。仲良くなれるかどうかはわかりませんが、自身の視野を広げるためにも一歩踏み出してみたいと思います。

▶アドバイザー
同じ部署のベテラン社員とは、仲良くなるのは難しそうですか?

▶相談者
そうですね…。40代、50代の人が多く世代も違うので、何を話していいのかわからなくて。そして、皆さんあまりコミュニケーションを取りたがらない印象もあります。プライベートのことなど、ほとんど会話した記憶がありません。

▶アドバイザー
もしかしたら、ベテランの先輩方も世代間ギャップを感じて、Mさんにどう接すればいいかわからずにいるのかもしれません。

もちろん、無理にコミュニケーションを取る必要はありませんが、Mさんのほうから少しだけ歩み寄ってみるのは一つの方法。時事ネタでも趣味の話でも、最近見た映画の話でも何でもいいので、雑談を振ってみるのはどうでしょう?思いのほか、話が膨らむかもしれません。

仕事に関する相談を持ち掛けるのも、いいきっかけになります。「業務の〇〇の部分で手間取ることが多いのですが、○○さんいい方法ご存じないですか?」などと話しかければ、ベテラン勢であれば喜んで教えてくれると思いますよ。

▶相談者
確かにそうですね。もしかしたら私のほうが「話しかけづらいオーラ」を放っていたかもしれないので、明日から少し雑談を振ってみようかな。

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転職を考える場合は、雰囲気やカルチャーに合うかどうか事前にリサーチを

▶相談者
ちなみに、「社内に仲が良い人がいないし、作れそうもないので、転職する」というのはアリでしょうか?ナシでしょうか?

▶アドバイザー
きっかけとしては、アリだと思います。Mさんの職場のように周囲のメンバーと年齢差がある場合や、そもそも社員の平均年齢が高くてなかなか仲の良い人ができない場合は、若い人が多いスタートアップやベンチャー企業などが1つの選択肢になると思います。

ただ、コミュニケーションが少ない環境で一人黙々と自分の仕事に向き合ってきたMさんが、いきなり自由な社風で仕事の守備範囲も広いスタートアップやベンチャーに移って、気持ちよく働けるかどうかは未知数です。

事前にホームページなどで社風をリサーチする、選考過程で社内見学や先輩社員との面談をお願いして、雰囲気やカルチャーを肌で感じるなど、自身に合いそうかどうかしっかり確認しましょう。知り合いをたどって転職先を探すリファラル採用を活用するのも、職場の雰囲気がつかみやすいのでお勧めです。

もちろん、社員数自体が多い大企業に転職して、仕事でコミュニケーションを取る人そのものを増やす方法もあります。その場合も、社内の雰囲気やカルチャーなどを事前にチェックするのは大前提です。大企業であっても、縦割りの組織で他部署とほとんど交流がない…というケースもあるからです。

▶相談者
わかりました。確かにずっと周りとコミュニケーションをあまりとらずに仕事をしてきたので、自分がなじめそうかどうか、コミュニケーションを取る機会が多いかどうかなど、転職先は慎重に判断したほうが良さそうですね。

▶アドバイザー
もしも本当に転職に踏み切る場合は、自分が次の職場に何を求めているのか、改めて考える必要があります。「今の会社は仲が良い人がいないので転職したい」では転職理由にはならないし、説得力もないからです。

例えば、「仕事で周囲と連携を取りながら、よりよい成果を上げたい」「同年代が多い職場環境で、互いに刺激を受けながら切磋琢磨したい」など、仕事やキャリアに対する前向きな思いを洗い出してみることをお勧めします。自身の想いに向き合い、整理してから転職活動に臨みましょう。

▶相談者
なるほど…おっしゃる通りですね。今挙げていただいた例が、今の自分の気持ちに近いかもしれません。改めて自分と向き合い、洗い出してみたいと思います。ありがとうございました。

記事作成日:2023年10月25日 WRITER:伊藤理子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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