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転職したらメンターが付いたのですが、メンターとは何ですか?【転職相談室】

入社したばかりで会社に慣れない中途社員を、「メンター」と呼ばれる先輩社員がサポートする企業も多いようです。

今回は、転職先でメンターが配属されたものの、「どのような相談をしたらいいのか分からない」という相談に、組織人事コンサルティングSegurosの代表コンサルタントである粟野友樹さんがお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職したらメンターが付いたのですが、メンターとは何ですか?(Nさん/25歳/カスタマーサクセス)

相談者
相談者

<相談内容>
転職した企業で、「メンター」と呼ばれる方が付きました。メンターとは何でしょうか?
また、「なんでも相談してね」と言われたのですが、どこまで相談していいのでしょうか…?

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テレワークが多く、分からないことばかりでメンターに相談しにくい

▶アドバイザー
転職した企業がメンターをつけてくれたのですね。メンターとは、仕事の悩みに限らずプライベートの相談も可能な、入社したばかりの若手や中途入社の社員をサポートする先輩社員を指します。

年次が近く、比較的相談しやすい立場の従業員がアサインされるケースが多いのが特徴です。

企業によっては、あえて配属組織とは所属が異なる別組織のメンバーがメンターになることもあり、できるだけ気軽に何でも話してもらったり、横のつながりを強めたりする配慮がされています。

▶相談者
そうなのですね。前職ではメンター制度がなかったので、どのようにコミュニケーションを図ればいいのか分からず戸惑っています。

教育担当の方もいるのですが、分からないことばかりで何をどちらに相談していいのか見当がつきません。

▶アドバイザー
基本的には、教育担当は業務経験者が任されることが多く、具体的な仕事の進め方や作業内容は、教育担当が指導します。

メンターは基本的に業務以外の、例えば職場の人間関係や社内の手続きなどで困ったこと、所属企業に対して疑問に思ったことなど、気になったことを何でも相談することができます。

あまり構えずに気になったことをメンターに聞いてみるといいと思いますよ。現在、職場で悩んでいることや不安なことはありますか?

▶相談者
悩んでいること…。まだ事業やサービスの説明を受けている段階で、未経験で転職したこともあり、役に立てていないことが不安です。早く一人前になりたいと考えているのですが、何もわかっていない段階でメンターの方にお時間をいただくのも申し訳なくて。

また、現在の職場はテレワークが多いので、対面のように「ちょっと声をかける」という行動がしにくいのも原因かもしれません。

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質問のきっかけを通じて、入社企業への「心理的安全性」を高めることが大切

▶アドバイザー
相談することがないのであれば、無理やり話題を作る必要はないと思います。

ただ、中途入社の場合は新卒入社のように同期がいないことが多いので、悩みや不安を相談できる相手がいるかどうかで、企業理解や職場への定着性、ストレスの度合いも変わってきます。メンター制度があること自体は、今後の働き方にプラスになると思いますよ。

また、組織の中で、自分の気持ちや考えを安心して発言できる状態は、心理学用語で「心理的安全性」と呼ばれています。入社したばかりで、メンターへの相談を遠慮してしまう状態は、職場に対してまだ心理的安全性が低い状態と言えます。

テレワークの場合は、相手の姿が見えないので、信頼関係の構築に時間がかかるという背景もあるでしょう。

▶相談者
確かに、テレワークだと相手の顔が見えないのでよそよそしく、溶け込めている感じがしません。緊張せずに話しかけることができるようになるには、どうしたらいいでしょうか?

▶アドバイザー
「分からないことばかりで何を相談していいのか分からない」という状態とのことなので、積極的に仕事や職場への理解を深めて、会話のきっかけを作ってみるのはいかがでしょうか。

オンラインミーティングが増えたことは、以前のように座席に近づいて気軽に話しかける機会が減ったというデメリットもありますが、逆に「足を運ばずに色々なミーティングに自然に参加できる」というメリットもあります。

例えば、他のカスタマーサクセスが実施している顧客との面談や、メンターの方が参加している会議に同席させてもらうことで、具体的な仕事内容がイメージできるかもしれません。仕事内容を把握できれば、疑問点や詳しく聞いてみたいことも増えるでしょう。

質問しやすい環境を作り、質問を通じて教育担当やメンターとのコミュニケーションを積み重ねることで、相談しやすい関係性が構築できるかもしれません。

▶相談者
なるほど、ありがとうございます。入社したばかりですし、自分から積極的に働きかけを行っていこうと思います。

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メンター制度は人材育成にゆとりのある企業の証。積極的に活用してみては?

▶アドバイザー
メンター制度は、どの企業でも導入しているわけではありません。教育担当とは別にメンターを付けてくれるのは、人材育成を大切にしていて、人員にもゆとりのある企業だと言えます。忙しくて手が足りない職場では、「教育担当をつけるので精一杯」というケースもよくあることだと思います。

入社した企業にはメンター制度があって、業務としてメンターを任せているはずなので、遠慮なく頼ってもいいと思いますよ。

特に、他の部署の人に話を聞いたり、業務外の会議やイベントなどに参加させてもらったりする機会は、入社した直後くらいしかチャンスはないかもしれません。仕事を覚え始めたら、担当業務で忙しくなりますし、メンター制度も終了になってしまいます。

余裕のあるうちに、他部署で同じように中途入社した人や今後の仕事で接点のありそうな人などを紹介してもらってもいいでしょう。同じ部署の縦の関係だけでなく、他部署との斜めの関係を持っておくことは、決して無駄ではありません。ぜひ、貴重なメンター制度を有効活用してみてください。

記事作成日:2023年8月10日 WRITER:只野志帆子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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