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転職して余裕のある仕事に就きたいです。どうやって見つけたらいいですか?【転職相談室】

窓辺に立つ人

Webディレクターとして「昼夜なく働いてきた」というKさん。そんな毎日に疲れ果て、「給与が下がってもいいから余裕のある仕事に転職したい」との思いを持っています。

そこで、「余裕のある仕事」の考え方や転職時の注意点などについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスしました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

現職が忙しすぎる…給与が下がってもいいから余裕が持てる仕事に転職したい(Kさん/27歳/Webサービス会社/Webディレクター)

相談者
相談者

<相談内容>
Web制作の仕事に就いて約3年。働き方改革などとは無縁の会社で、昼夜もないほど忙しく働いています。

初めの頃は、忙しいのも修行のうちだと思っていましたが、経験を積むにつれ任される業務の量もレベルも上がり、毎日仕事に追われるばかり。心身ともに全く余裕がない日々に疲れ果て、給与が下がってもいいからもう少し余裕のある仕事に転職したいと考えています。

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自分にとっての「余裕がある」状態とは何か、明確にしよう

▶アドバイザー
「昼夜なく働き疲れ果てている」というのは大変です。職場環境に改善の余地はないのでしょうか?

▶相談者
スタートアップ企業なので、まだ人材が少ない一方で、事業成長するために受けられる仕事はどんどん受けているので、やってもやっても仕事が終わらない状況です。

制度面も完全には整っておらず、有給なども取りにくい状態です。そもそも経営陣も私以上に働いているので、文句も言いづらくて…。

好きで就いた仕事ですが、あまりの忙しさに続ける自信がなくなってしまいました。

給与が多少下がってもいいので、キャリアチェンジしてもっと余裕を持てる仕事に移りたいと思っています。

▶アドバイザー
なるほど、状況は理解しました。ただ、「余裕がある」と感じる状態は、人によって異なります

Kさんにとって「余裕がある状態」とは、具体的にはどのような状態を指しますか?

▶相談者
今が激務過ぎるのでもう少し余裕を持って仕事に向き合いたい、業務時間も減らしたいという思いはありますが…そこまで具体的には考えていませんでした。

▶アドバイザー
「余裕がある仕事に転職したい」のであれば、まずはKさんにとっての「余裕がある」の解像度を上げていく必要があります

やみくもに「余裕がありそうな仕事」を探しても、応募先がなかなか定まらないでしょうし、「ここは余裕を持って仕事できそうな雰囲気だ」と何となく判断して入社を決めても、入社後に「思っていた環境と違った」とギャップを感じてしまう可能性もあります。

例えば、「余裕がある状態」としては次のようなものが挙げられます。

  • 業務量が適切である
  • 業務を周りとシェアできる状態にある
  • 業務を自らコントロールできる
  • 業務の全体を把握し、見通しが立っている

この中に、今の自分の気持ちに当てはまりそうなものはありますか?

▶相談者
業務の見通しが立たないことが、一番辛いかもしれません。

1つの仕事を片付けても、後からどんどん新しい業務が入ってきて、自分がいまどれだけの業務を抱えているのか、全容がつかめないまま走り続けている感覚なんです。

人が少ないので裁量権はあり、本来であれば業務をコントロールできるはずなのですが、日々の仕事に追われ全然コントロールできていません。

業務の見通しがつき、コントロールができる状態になれば、余裕を感じることができ、心身ともに楽になるのではないかと思います。

▶アドバイザー
自分で業務をコントロールできるか、見通しが立てられるかどうかは、組織の体制によるところが大きいですが、どちらかというと大手企業のほうが適していると思います。

大手企業は組織規模(人員規模)が大きく業務を適切に分業する体制が構築されており、仕事の範囲も明確に決まっているケースが多いので、自身の業務の全体像や見通しをつかみやすいでしょう。

逆に、今の勤務先のようなスタートアップやベンチャーなどは、業務範囲が明確ではないケースが多く、役割外の業務にも臨機応変に対応しなければいけない場面が多いと思います。

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キャリアチェンジよりも、同業界同職種転職のほうが余裕は生まれやすい

▶アドバイザー
今より余裕がある仕事であれば、キャリアチェンジも視野に入れているとのことですが、希望する職種はありますか?

▶相談者
いえ、特には…。クライアント相手のWeb制作の仕事は、どうしても相手の都合や要望に振り回されてしまいがちなので、キャリアチェンジしたほうがきっと余裕を持てるんだろうな、と漠然と考えているぐらいです。

▶アドバイザー
同業界同職種への転職のほうが、余裕を持ちやすくなると思います。

これまで培った知見やスキルが活かせるので、新しい仕事にもすぐになじめ、早期にキャッチアップできるからです。

一方、未経験の業界・職種へのキャリアチェンジだと、仕事を一から覚えて慣れるまでにはどうしても一定の時間がかかるため、仕事に追われる慌ただしい日々がしばらく続いてしまうでしょう。

やりたいことが明確にあるならばいいかもしれませんが、特に希望がないのであれば、これまでの経験をリセットしてまで未経験分野にチャレンジするのは、あまりいい手ではないでしょう。

▶相談者
おっしゃる通りだと思うのですが、同業他社だとまた忙しい日々の繰り返しになってしまうのではないかと不安です。

給与が下がっても、定時で帰ることができる業務のほうが、人間らしい働き方ができるのではないかと考えたりもします。

▶アドバイザー
Web制作の現場で裁量権を持ち走り続けてきたKさんが、定時で帰れる別の仕事に何となく移っても、余裕は持てたとしてもやりがいは得られないのではないでしょうか。

そもそも、Web制作は好きで就いた仕事とのこと。転職しゆとりのある生活に一時的に満足しても、落ち着いてきたら成長感や刺激が欲しくなる可能性はありませんか?

▶相談者
そうですね、おっしゃる通りかもしれません。Web制作の仕事自体は好きなので、もっと業務量が調整でき、常に業務全体が把握できている状態が維持できるならば、今のままでもいいのかもしれないです。

働き方改革が進んでいる企業を探しながら、自社の環境改善にも働きかけを

▶アドバイザー
今の勤務先より、働く環境が整っているWeb系の企業はたくさんあるはずです。

経験が活かせる同業界同職種で、働き方改革が進んでいて社員の働きやすさ向上に注力している企業を探してみましょう。

面接の場で働き方改革や働く環境整備に関する取り組みについて質問したり、先輩社員に話を聞かせてもらったりするのも判断材料になります

「忙しすぎて転職活動する時間がない」と思うかもしれませんが、ブランクを作らないためにも、可能であれば在職しながらの転職活動をお勧めします。

経営陣との距離が近いのであれば、思い切って今の状況を訴え環境改善を提言してみたり、抱えている業務を少しでもシェアできるよう周りを巻き込んでみたりと、今の環境を少しでも改善する行動を取ってみるのも方法のひとつです。

もしもKさんの訴えで経営陣が自社の課題の深刻さに気づき、職場環境が改善すれば、転職の必要もなくなるかもしれません。

▶相談者
ありがとうございます。転職することを考えたら、我慢せずに経営陣に環境改善を訴えるのも悪くなさそうです。

転職経験がなく自社しか見ていなかったので、同業他社や今いる環境の改善も含め、前向きに考えてみます。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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