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アイデアを実現したいのにできない…転職や起業に踏み切るのは無謀?【転職相談室】

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「せっかくいいアイデアが浮かんでも、上司に聞き入れてもらえない」という悩みを抱えるIさん。アイデアを実現できないならば転職か起業しかないのだろうか…と迷っています。

そこで、アイデアを実現できる転職先の見極め方、そもそもアイデアを聞いてもらえる方法などについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

アイデアを実現したいのにできない…転職や起業に踏み切るのは無謀?(Iさん/25歳/企画)

相談者
相談者

【相談内容】
3年前に新卒で入社したIT系のベンチャー企業で企画を担当しています。新しいWebサービスのアイデアがあるのですが、企画書を作って上司や事業部長に何度掛け合っても、聞く耳すら持ってもらえません。もともと「新しい事業を自分の手で生み出したい」という思いでベンチャー企業に入社したので、アイデアを実現できないなら転職か起業するしかないと思っています。無謀な考えでしょうか?

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会社の事情、もしくは企画の精度に問題がある可能性

▶相談者
勤務先は設立10年超のIT系ベンチャー。しかし最近、新規事業へのチャレンジがめっきり減り、既存サービスの改良を繰り返して業績を維持しています。それは悪いことではないと思うものの、就活のときに「新規事業を企画したい」と熱い思いを伝えて入社したのに、叶えられないことにもどかしさを感じています。

また、代表は、社内の全体会議やSNSなどで「IT系は変化が激しいので、積極的に既存サービスの見直しや新規事業を生み出したい」、とよく言っているのに、現場の温度感と違うことについてもモヤモヤしています。

▶アドバイザー
Iさんのお気持ちはわかります。しかし、何度掛け合ってもダメということは、上長が承認しない正当な理由があるのかもしれません。

▶相談者
どのような理由があるというのでしょうか?

▶アドバイザー
会社側の事情としては、例えば、開発部門の人手が足りず既存事業で手いっぱい、実は水面下でほかの新規事業を進めている…などが考えられます。

そして、Iさん側に理由がある可能性もあります。あくまで可能性ですが…例えばIさんが企画業務でまだ実績を出せておらず、まだ任せられないと思われている、提案したアイデアを実現するにはコスト、人員、期間がかかりすぎてリターンが見込めない、などと判断されている可能性もあります。もちろん、会社の方向性に合っていない、なども考えられます。

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転職という選択肢もアリだが、選考突破の難易度は高め

▶相談者
アイデアの内容には自信を持っています。コスト面、人材面などから見ても、実現不可能なものではないはず。そして、私は入社3年目ではありますが、サービスのリニューアルの企画に一から携わり成果につなげた経験もありますし、「まだ任せられない」ということはないと思うのですが…。

会社の事情もあるのかもしれませんが、やはりアイデアを実現したいという思いが強いので、転職するしかないと思えてきました。

▶アドバイザー
転職という選択肢も、あるとは思います。例えば、アイデアが活かせそうな企業の、新規事業企画職などに移る方法もありますし、創業期・成長初期段階のスタートアップに企画を持ち込めば「新たな事業の種」として評価してもらえる可能性はあるでしょう。

ただ、企画系職種は応募者も多いのが特徴です。Iさんは新規事業を一から立ち上げた実績をお持ちではないので、ほかの応募者に競り負けてしまう恐れはあります。そして、たとえ転職に成功しても、新規事業の実績がないために、入社後にキャッチアップに苦労するかもしれません。

▶相談者
そうですか…安易に考えていましたが、転職もなかなか難しそうですね。

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アイデアの練り直し、精度向上など「現職でやれること」に注力しては?

▶アドバイザー
今の会社や仕事が嫌ではないならば、現職で「今やれること」に注力するほうが、Iさんにとってメリットが大きいと思います。

例えばですが、アイデアをもとに社内で有志を募り、業務時間外に共働して企画をより精緻に練り上げたり、新サービスのプロトタイプを作ったりしてから上長に提案すれば、反応が変わるかもしれません。ある程度形にすると説得力が増すので、プロトタイプ作りは特にお勧めです。

また、上司や事業部長、経営陣の事業の方向性や中期計画などを確認し、それに沿うようにアイデアを練り直すのも一つの方法。事業へのメリットがより強く感じられれば、上長も動いてくれるようになるかもしれません。

そして、既存のサービスにも企画職として全力で取り組み、着実に成果を上げることが大切です。既存サービスにおける新しい価値提供の方法など、自身のアイデアを練っておきましょう。

▶相談者
なるほど、確かに。アイデアの精度をもっと高める努力をしてみたいと思います。周囲を巻き込むのもいいですね。信頼できる先輩や同期に相談してみます。

そして、おっしゃる通り、既存事業でもアイデアを活かせる場面がありますね。既存サービスへのアイデア出しであれば、上司も聞く耳を持ってくれるような気がします。

▶アドバイザー
なお、もしも勤務先が副業OKであれば、社外でアイデア実現にチャレンジするという選択肢もありますよ。

例えば、社会人インターンシップサービスを利用して、新しい事業企画を求めている企業に提案してみるのは一つの方法です。アイデアに相当な自信があるならば、クラウドファンディングを活用するのもいいかもしれません。アイデアの筋が悪ければ支援者も集まらないので、精度を測る目安になりそうです。また、起業支援の一環で、事業アイデアにアドバイスしてもらえる機関もあります。

日々の業務において企画として成果を上げる努力をしながら、社外での活動にも挑戦してみましょう。自身のアイデアに向き合い続ける過程で、企画職としての経験値も上がり、次の一歩を踏み出す足掛かりになると思いますよ。

記事作成日:2023年7月5日 WRITER:伊藤理子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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