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「自己PRが書けない・思いつかない」「職務経歴書に書く実績やエピソードがない」場合の対処法【例文つき】

パソコンの前で考えごとをしている男性

転職活動では自己PRを聞かれる機会が多いため、事前に自分のアピールポイント(強み)を見つけておくと、応募書類の作成や面接対策がスムーズに進みます。

そこで、「面接で語れる自己PRがない」「職務経歴書に書く自己PRが思いつかない」人向けに、アピールポイントの見つけ方や4ステップでまとめる書き方、見つけられた事例・回答例文をご紹介します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

自己PRがない、思いつかない場合の見つけ方

自己PRがないと悩んでいる人の多くは、本当にアピールポイントがないのではなく、強みの見つけ方がわからないというケースがほとんどです。

アピールポイントの見つけ方を5つご紹介します。

<自己PRポイントの見つけ方 目次>
1. 自己分析診断ツールを使う2. キーワードから強みを探す
3. 短所を言い換える4. モチベーショングラフを作成する
5. 同僚や上司に聞く

見つけ方1. 自己分析診断ツールを使う

気軽に始められて、自身の強みを客観的に把握できるのが、自己分析診断ツールのメリットです。

何から始めればいいのかわからない時は、Web診断ツールを使ってみましょう。

リクナビNEXTでは、「グッドポイント診断」という自己分析ツールを提供しています。

リクルートが培った独自ノウハウを活かして開発した、あなたの強みを見つけられる本格診断サービスです。

Web上でいくつかの質問に答えることで、18種類の中から5つの強みが明らかになります

診断結果から、意外な自己PRポイントが見つかるかもしれません。

グッドポイント診断ボタン

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▶自己PRがないと悩む人向けのツール一覧

自己PRがないと悩む人向けに、自己PRを見つけるために活用できるツールを一覧でまとめました。

ツールできること
グッドポイント診断自己PRに使える「自分の強み」を見つけることができる。 手軽に自分のアピールポイントを知りたい人にオススメ。
キャリア整理シート
(ダウンロードできます)
「キャリアの棚卸し」をさらに詳しく年表化して、自分の価値観まで結びつけて考えられるフレームワークです。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」様々な職業についての内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかる。 応募職種に合わせたアピールポイントを知りたい人にオススメ。

見つけ方2. キーワードから強みを探してみる

自己PRポイントとなる複数のキーワードの中から、自身に当てはまる「強み」を探すという方法もあります。

以下に「自分に関わる強み」「他人に関わる強み」「課題に対する強み」の3つのカテゴリごとに、強みとなり得るキーワードを挙げました。

これまでの経験をもとに、自己分のこだわりや得意なことを考えながら、共感できるキーワードをピックアップしてみましょう。

<自己PRに使えるキーワード一覧>
【自分に関わる力】【他人に関わる力】【課題に対する力】
□決められたことをやり抜く力
□忍耐力
□継続力
□粘り強さ
□実行力
□活動意欲
□集中力
□ストレス耐性
□主体性(自分で考え行動できる力)
□挑戦心・チャレンジ精神
□改善・成長意欲
□前向き志向
□学ぶ姿勢
□度胸・本番に強い
□感情をコントロールする力
□タフさ(精神力)
□使命感・責任感
□目標指向性・達成意欲
□パッション(情熱)
□探究心
□どんな仕事でも面白みを見つける好奇心
□変化対応力・柔軟性
□親しみやすさ
□気配り・ホスピタリティ
□チャーム(可愛がられる要素)
□素直さ
□誠実さ
□真面目さ
□約束を守る
□協調性・チームワーク力
□指導・育成力
□働きかける力(巻き込み力)
□わかりやすく伝える力
□傾聴力
□プレゼンテーション力
□理解力
□調整・交渉力
□論理的思考力
□物事の本質を突き止める力
□課題発見力
□企画力
□計画力
□想像力
□提案力
□分析力
□広い視点で捉える力
□正確性
□スピード
□PCスキル
□文章作成力
□計算能力
【自分に関わる力】の自己PR例【他人に関わる力】の自己PR例【課題に対する力】の自己PR例

見つけ方3. 短所を言い換える

多くの人は、長所よりも短所の方が自覚しやすい傾向にあります。

診断ツールの結果や自己PRに使える具体的なキーワード一覧を見てもしっくりせず、「強みが思いつかない」「得意なことがない」「こだわりがない」「頑張ったことがない」と悩んでしまう場合は、まず自分の短所を考えてみましょう。

次に、見つけた短所を、長所に言い換えてみましょう。

短所と長所は表裏一体なので、面接全体を通してアピールに一貫性を持たせることもできるはずです。

<短所と長所の言い換え例>
• 【短所】飽きっぽい →【長所】好奇心が強く、新規性を求める
• 【短所】悲観的である →【長所】慎重さ、分析力がある
• 【短所】議論を遮ってまで意見を言えない →【長所】傾聴力がある
• 【短所】周囲を引っ張っていけない →【長所】協調性がある

見つけ方4. モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフとは、これまでの自身の経験を振り返り、モチベーションの波を図示したものです。

グラフは左から右に、時系列でできごとを記載し、喜怒哀楽のモチベーションの波を曲線で上下に描き出します。

どんなことに熱中しモチベーションが上がったのか、どんなことに落ち込みモチベーションが下がったのかを自分なりに振り返ってみましょう。

次に、「なぜ、そう思った?」と自問自答を繰り返すことで、自身のこだわりや姿勢が明らかになるでしょう。

見つけたこだわりや姿勢をアピールポイントにして、関連するエピソードと共に伝えることで自己PRを作ることもできます。

モチベーショングラフの作成例

モチベーショングラフの作成例

見つけ方5. 同僚や上司に聞いてみる

自己PRできることがないと感じる場合は、仕事上のあなたの特性を理解している同僚や上司に強みや弱み聞いてみるというのもひとつの方法です。

上司との面談などで指摘されている「長所・短所」を思い出してみても良いでしょう。

自分の良さや強みは、自分では気がつきづらいものです。

また、自身が考えている強みと、他者が感じている強みが異なることもあります。

内省して強みを見出す場合、「こうありたい」という希望が含まれる可能性もありますが、第三者に聞くことで、客観的な強みを知ることができるかもしれません。

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アピールポイント書き方ステップ(書き方がわからない人向け)

アピールポイントや強みが見つかったら、以下の4ステップに沿って自己PRを作ってみましょう。

ポイントは、強みを裏付ける具体的なエピソードと、成果を意識することです。

ステップ1. 強み・経験領域・こだわりなどで書き出す

自分の強みやスキル・経験をアピールするのが自己PRです。

書き出しでは、それらを簡潔に伝えることが大切です。

採用担当者は、毎日多くの職務経歴書に目を通しています。

最後まで何を伝えたいのかわからない内容では、読み手に負担がかかりますし、途中で読むのを諦めてしまう可能性もあるでしょう。

ポイント文章の冒頭で、企業が求める強みや経験に関するキーワードをわかりやすく伝えることを意識する。

ステップ2. 書き出しを裏付けるエピソードを入れる

自己PRで大切なのは、内容の一貫性です。

書き出しで伝えた強みやスキル・経験を裏付けるエピソードが盛り込まれていなければ、「自己分析が深まっていないのでは」「自分自身の理解が乏しいのでは」と懸念されてしまい、文章に説得力が生まれません。

ポイントエピソードは、具体的にとった行動を、初対面の第三者が読んでもわかりやすく伝えることが大切。

ステップ3. 成果を入れる

とったアクションに対する成果を、数字・固有名詞を盛り込んで伝えます。

とくに異業界への転職の場合、応募企業側に業界の相場観がなく、仕事の難易度を理解されない可能性があります。

ポイント読み手が具体的なイメージを持てるように、大まかなプロジェクト名やかかわった人数、期間や売り上げなどの数字を入れて、実績をわかりやすくアピールできると良い。

ステップ4. 締めの言葉は意欲でまとめる

自己PRの締めには、入社後に実現したいことや、働く意欲を伝えます。

ポイント自身の強みやあげてきた成果、実績との一貫性を意識し、「入社後に長く活躍してくれそう」「事業成長に貢献してくれそう」と思ってもらえるようにまとめる。

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強みを見つけて自己PRを作成する実践例(例文付き)

自己PRの例文と作成プロセスを、ケースごとに見ていきましょう。

完成イメージがわからない人は、参考にしてみてください。

1. 自己分析診断ツール使って作成できたケース(「真面目さ」が強みの自己PR例)

営業事務として、目の前の仕事にコツコツ真面目に取り組んできました。(強み・経験領域・こだわり)

営業からお客様向けの提案資料の作成を依頼される際は、提案内容の根拠となる数字やデータのリサーチを欠かさず、より説得力のある資料づくりを心がけました。(裏付けエピソード)

提案を終えた営業担当から、「資料が分かりやすいとお客様に褒めてもらえた」などとフィードバックをもらうことが多く、売上アップに貢献したスタッフとしてMVS(Most Valuable Staff)賞の社内表彰つながりました。(成果)

御社に入社後も、チームの売上や事業成長に貢献したいと考えています。(意欲)

これまでの経験やスキルを棚卸しして整理するのが苦手だった方が、リクナビNEXTの「キャリア整理シート<自己分析編>」を使って作成した例です。

<リクナビNEXT「キャリア整理シート」の一部>

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「かんたんキャリア整理シート」をダウンロードする

 2. キーワードから強みを探して作成できたケース(「正確性」が強みの自己PR例文)

食品メーカーで5年間品質保証として従事し、製品の安心・安全を支える役割として正確性にこだわってきました。(強み・経験領域・こだわり)

品質に関するお客様からの問い合わせ内容は、テーマごとに分類して管理し、製造工程の調査結果を社内でもれなく共有できるよう、進捗管理を徹底しました。(裏付けエピソード)

品質トラブルに関する問い合わせ件数は、5年間で〇%減を達成し、製品ブランドの価値向上に貢献できたのではないかと思っております。(成果)

今後も、正確に仕事を進めることを大切に、日々の業務に取り組みたいと考えています。(意欲)

自己分析を進めていても、応募書類や面接で使える適切な表現が見つからない…と悩んでいる方が、<自己PRに使えるキーワード一覧>を見て作成したものです。

「正確性」「約束を守る」「親しみやすさ」といった日常で使うような言葉も、転職活動の自己PRで語る強みとして使うことができる、と気づけたようです。

3. 短所を言い換えて作成できたケース(「変化対応力・柔軟性」が強みの自己PR例文)

ジョブローテーション制度により、これまで3つの部署を異動してきました。

異なる職種を経験できることが、ジェネラリストとして強みになると考え(強み・経験領域・こだわり)、異動直後から新たな仕事に必要な資格取得を目指すことで知識を増やし、わからないことは社内の詳しいメンバーにヒアリングに行くなど行動に移しました。(裏付けエピソード)

その結果、平均して異動1カ月後には、専門用語をほぼ理解できるようになり、どんな新しい環境でも任される業務範囲を自ら広げていくことができるようになりました。(成果)

御社への入社後にもできる限り早く仕事を覚え、すぐにお役に立てるよう邁進するつもりでおります。(意欲)

自分の短所にばかり目が行ってしまい、自分には強みや長所など胸を張って伝えられるものがない…と自信を持てないでいた方が、短所をポジティブに言い換える方法で作成しました。

「専門領域がない」「キャリアに一貫性がない」と思っていたところ、自己分析を客観的に進めることにより、実は「ジョブローテーションを経験する中で、柔軟に変化を取り入れる環境適応力を発揮していた」ことに気づけたようです。

4. モチベーショングラフを使って作成できたケース(「学ぶ姿勢」を強みとした自己PR例文)

営業として、「学ぶ姿勢」を強みに、お客様の課題解決に取り組んできました。(強み・経験領域・こだわり)

入社2年目に担当した大手クライアント案件では、お客様から質問や相談を受けた内容はすぐに調べ、資料にまとめて分かりやすく伝わるよう工夫を重ねました。(裏付けエピソード)

お客様からは「丁寧に向き合ってくれてありがとう」と感謝の言葉をもらい、上司からは「作成した資料をぜひ社内に共有してほしい」と言われ社内ミーティングで報告プレゼンをするなど、成長の機会をもらいました。(成果)

今後も、学ぶ姿勢を大切に、クライアント企業の懐に入り込み、提案内容に組み込むことで営業として高い成果を挙げていきたいと考えています。(意欲)

上司・会社などからの外部評価を基準に考えてしまい、自分なんて大した強みがない、自分軸での強みがなかなか見つけられない──そんな方が、モチベーショングラフを使って自身を深掘りしました。

その結果、大きな定量成果を上げていなくても、「自分なりにスキル習得に取り組むことで成長感や達成感を得た経験・エピソード」はいくつもあることが分かりました。

5. 同僚や上司に聞いて作成できたケース(「調整力」が強みの自己PR例文)

私の強みは、部門間の「調整力」です。(強み・経験領域・こだわり)

現職の経理部では毎月、営業部の経費書類の記入ミスに起因する残業が多発していたので、営業部と経理部のマネジャーに交渉して、申請書類と処経費理フローを見直す許可を得ました。新たな取り組みに反対する人の意見もありましたが、互いに納得できる形に調整することで、導入が実現。(裏付けエピソード)

新フローに切り替えてからは、記入ミスの発生率が○%削減され、経理スタッフの平均残業時間も○時間削減できました。(成果)

今後もこの力を活かして、根本的な課題解決と組織改善に貢献したいと考えています。(意欲)

自己分析ツールを使ったり、自分なりに自己分析に時間をかけて取り組んだりしたものの、自信を持って語れるような強みが見つからない──そんな方が、思い切って「業務を行う自分を客観的に見ている同僚や上司」に聞いてみることに。

そこで得たフィードバックにより、実は単なる日常業務の一つと捉えていた「部門間で調整しながら仕事をすること」こそが自分の強みだと自信を持てるようになり、自己PRにつなげることができたようです。

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「自己PRの見つけ方を模索したけれど、やっぱり書けない」という方は、普段の様子を知る友人や家族、パートナー、あるいは転職エージェントといった社外の第三者への相談を検討してみてください。

自分ではなかなか持てない新たな視点や偏りのないアドバイスを得ながら、自己PRを見つけていきましょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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