転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/07/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

30代でハイクラス転職を実現するには?年収アップ・キャリアアップのポイント

転職を機に高年収を目指す「ハイクラス転職」。スキル・経験を積んだ30代の中には、「次こそはハイクラス転職を実現したい」と考える方も多いことでしょう。

そこで、30代ビジネスパーソンがハイクラス転職を成功させるポイントについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「ハイクラス転職」とは?

ハイクラス転職とは一般的に、「年収800万円以上の高年収転職」のことを指します。

給与水準が高いので、結果的に経営ボードや管理職などの経営に近いポジションやマネジメント層、DX人材、コンサルタント、士業、経営企画など希少性のある専門職が多い傾向にあります。

いずれも一定以上の経験・スキルが必要であることから、独自のスキルを磨いてきた30代ビジネスパーソンであれば、十分ハイクラス転職が目指せるでしょう。

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30代のハイクラス転職の傾向

30代のハイクラス転職においては、どの職種においても「マネジメント経験」はほぼ必須と言えるでしょう。特に30代後半を採用する場合、企業は先を見据え、「40代になった時にさらに上のポジションを任せられそうかどうか」もチェックしています。

そのため、単にマネジメント経験を積むだけではなく、自分なりのマネジメントスタイルや成功体験を持っていることが重要です。

とはいえ、30代で「マネージャー職に就いたことがない」という方は決して少なくありません。たとえマネージャー職の経験がなくても、プロジェクトマネジメント経験など、マネージャーに準ずるような経験は積んでおきたいところです。

なお、営業の最前線で活躍してきたバリバリのトッププレイヤーであっても、30代になるとプレーイングマネージャーなどマネジメント経験者のほうが評価されやすい傾向にあります。

最近では、大手企業出身の30代が、大手ならではの知見を活かし、スタートアップ企業のCXOや部長クラスに転身する事例が見受けられます。大手企業に比べれば給与水準は下がりますが、現職よりもポジションを上げることで前職と同等かそれ以上の給与を確保するケースが多いようです。

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30代がハイクラス転職で年収アップを実現するポイント

30代ビジネスパーソンが、ハイクラス転職で年収アップを実現するためのポイントは大きく次の4つです。

平均給与が高い業界・職種に転職する

平均年収は業界ごとに大きな差があります。例えば、メーカーは原材料や在庫を抱えているため相対的に利益率が低く、給与水準も低い傾向にありますが、金融機関やコンサルティングファームなど「人がリソース」の業界は給与水準が高い傾向にあります。マネジメント経験があれば、さらに上乗せが期待できるでしょう。

職種も同様。コンサルタントや歩合給の割合が高い営業など、給与水準が高い、もしくは努力次第で上げられる可能性が高い職種を狙うのも一つの方法です。

外資系企業を視野に入れる

外資系企業の多くは、社歴や経験年数で給与を決めるのではなく、実力主義、成果主義を徹底しています。現職で高い実績を上げていて、かつ英語力を備えている方であれば、実力が評価されハイクラス転職を実現できる可能性があります。

加えて、そもそも給与水準が高い業界、例えば金融機関やコンサルティングファーム、不動産などを選べば、さらに年収アップが期待できるでしょう。なお、外資系でも30代であればマネジメント経験の有無は重視されます。

経験・スキルを評価してくれる会社を選ぶ

転職においては、需給バランスによって年収が変わります。自身の経験・スキルに価値を感じ、より高く評価してくれる企業を選べば、おのずと年収額も上がります。

例えば、大手企業で新規事業を立ち上げた経験があるという場合。もちろん同規模程度の企業でも評価されるとは思いますが、より高く評価されるのは、これから新しい事業をどんどん立ち上げ成長していきたいスタートアップや、新たな収益柱を探したい設立10年程度のベンチャーなど。

経験・スキルをより歓迎してくれる企業を選べば、年収アップが期待できるだけでなく、新規事業責任者などより高いポジションを任される可能性が高いでしょう。

「大手の好業績企業」を狙う

大手の好業績企業の多くは、利益が増えた分を賞与で社員に還元しています。

例えば、ある大手精密機器メーカーでは、1回の賞与が平均200万円、年間賞与が400万円というケースがありました。そういう企業に転職すれば、賞与だけで大幅年収アップを実現できる可能性があります。役職者であれば、さらに賞与アップが期待できるでしょう。

一時的な好業績では、またガクンと給与が下がる恐れもあるので、業界自体が伸びている会社、高利益体質の会社などを選ぶことがポイントです。

30代ハイクラス転職で、「キャリアアップ」も目指すには?

30代がハイクラス転職で年収アップだけでなく、キャリアアップも実現するにはどうすればいいのか、ポイントを3つご紹介します。

経験・スキルの相場観を把握する

自分の経験やスキルが転職市場でどのように評価されているか、まずは客観的に判断しましょう。転職サイトなどで該当する求人情報を定期的に見れば、どんな経験・スキルが高く評価されているのか、傾向がつかめると思います。

スカウトサービスに登録して、オファーの内容を確認したり、転職エージェントに登録して、自身の市場価値について確認したりするのも有効。評価されている経験・スキルを意識して磨くことで、自身の市場価値を高められ、ハイクラス転職の実現可能性も見えてくると思われます。

また、前述のような「自身の経験・スキルをより高く評価してくれる会社」はどのような会社なのか、転職エージェントのキャリアアドバイザーであれば具体的なアドバイスももらえるでしょう。

マネジメント経験を身につけておく

繰り返しになりますが、30代のハイクラス転職では、マネジメント経験の有無は必ずチェックされます。その一方で、業務効率化や社内のスリム化などを進める企業が増えたことで、「課長補佐」「課長代理」などのサブ的なポストが削減され、マネジメント職に就ける人は相対的に減っています。

もし今の職場でマネジメントを経験できなさそうであれば、子会社への出向を願い出たり、支店や営業所などに異動願いを出したりするなど、「今より規模の小さい環境」に移ってマネジメント職を目指すのは一つの方法です。

全社横断プロジェクトなど新しいプロジェクトに積極的に手を挙げ、そこでリーダー以上の立場を目指すのもいいでしょう。

もしくは、「マネージャー候補」として別の会社に転職し、そこでマネジメント経験を積んだうえで、次の転職でハイクラスを目指すという方法もあります。

T字型人材を目指して希少性を上げる

T字型人材とは、特定の分野を極め、知識と経験を積み上げながらも、そのほかのジャンルについても知見を持っている人材のこと。「T」の字の縦軸が専門分野で、横軸が知識の広さを示しています。

ポイントは、自身が携わっている業務の「周辺業務」に注目すること。

例えば営業職のプレーイングマネージャーであれば、顧客企業の経営状況を理解するための「財務知識」、営業データを読み解き傾向を探る「データ分析能力」、市場の動きを読み、先行きを予測する「マーケティングスキル」など。

マネジメント経験に加え、専門性と視野の広さを併せ持っておけば、ハイクラス転職市場でもさらに高く評価されるでしょう。

30代でハイクラス転職を目指す人へのアドバイス

ハイクラス転職を目指すのであれば、たとえ今すぐ転職する意思はなくても、早い段階で転職活動をしてみることをお勧めします。転職市場の動きを理解し、自身の市場価値をつかむことで、今後磨くべきスキルを把握することができます。

ハイクラス転職市場で評価されるスキルを身につけるためにも、ぜひ転職サイトを見たり、転職エージェントに相談したりすることから始めてみてください。

ハイクラス転職の失敗例として多いのが、年収額ばかりに注目し、転職先の組織風土との相性を見ないで決めてしまうケース。新しい業務をすぐにキャッチアップするためには組織との相性が重要です。

経験・スキルを最大限発揮するためにも、相性を軽んじるのはNG。複数の社員に会って話を聞く、可能であれば配属予定先のミーティングに参加させてもらうなどして、選考段階でしっかり確認しましょう。

30代後半のベテランになると、「自身の経験・スキルを高く売りたい」という意識が働き、給与交渉で年収を上げようとする方が見受けられます。もちろん、自身を高く買ってもらうのは重要ですが、交渉すればするほど期待値も上がるため、自分で自分の首を絞めることになりかねません。

すぐに結果を出せなければ「あれだけ言っていたのに、期待外れだった」と評価が下がってしまう恐れもあるので、必要以上の年収アップ交渉は控えたほうが無難。入社後の頑張りでさらなる年収アップを目指すほうが良策です。

なお、転職先が副業を解禁しているのであれば、本業での年収アップ+副業での収入増を目指すというのも、ハイクラス転職の一つの考え方です。経験を積み、専門性を磨いた30代であれば、さまざまな副業の可能性が考えられるはず。そういう企業を選んで転職するのもありでしょう。

記事作成日:2023年10月11日 WRITER:伊藤理子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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