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育児との両立のため長い派遣経験を経て、50歳を過ぎて正社員雇用で女性店長に【女性の転職ストーリー】

建築会社の事業のひとつであるリフォーム店舗の女性店長が退職。新しく採用する店長には、リフォームを依頼したお客様と、現場の工務担当の男性技術者たちの間を取り持ち、円滑なサービスを提供するための女性ならでは心配りとコミュニケーション力が求められていた。

そこで、女性を特定して検索・オファーを送信できる「ポジティブ・アクション・オファー」機能を利用し、見事、採用成功を実現した株式会社アドバハンティングサービス取締役の上田氏に、転職ストーリーを伺った。

山崎さん※仮名(52歳)

【Before】派遣スタッフとしてガス会社の都市ガス化業務

【After】正社員雇用で建築会社が運営するリフォーム店舗の店長

奥様がお客様の90%。技術者とお客様を取り持つには、女性の力が必要

株式会社アドバハンティングサービス
取締役
上田 隆寛氏

採用支援のご依頼をいただいた企業様は、愛知県の従業員が20名に満たない建設会社です。お取引が始まったのは4~5年前。事業部門のひとつとして展開していたリフォーム店舗の女性店長が、二人目の妊娠が分かり退職が決まったので「後任の店長を探してほしい」という採用支援のご依頼をいただきました。

当時はリフォーム店の店長ということで、社長からいただいた人材要件は建築系の知識を持ったインテリアコーディネーターか、二級建築士。そこで大手のハウスメーカーで図面製作の経験をお持ちの女性をご紹介し、入社が決まりました。

それから3~4年間、店長を勤めていただいたのですが、メーカーでの専門知識はお持ちだったけれど、大手だったので外回りは営業担当が行うため、お客様や施工管理者との接点はなかったんですね。そのためか、実際に見積もりを取ったり作業したりする年配の経験豊かな大工さんや、工務担当者との折り合いがなかなかうまくいかなかった。社長からも、何度も店長としての役割を伝えていたんですが、両者の言い分が噛み合わずに、残念ながら2016年の3月に退職となってしまいました。

そこで改めて採用のご依頼が来ました。求める人材要件を確かめるために、リフォーム店舗で働くスタッフの意見をヒアリングすると、「どうしても店長は女性でないとダメだ」と…。

理由は簡単で、リフォームのご相談に来るお客様の決裁権は、90%以上の確率で奥様が握られているそうで、職人気質の工務担当の男性よりも女性同士の方が会話がスムーズに進むのだとか。お客様と現場の工務担当との潤滑剤のような役割ができるのは、やはり女性にしかできないという結論になったんですね。

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最後の頼みの綱として、「ポジティブ・アクション・オファー」を活用

採用支援が始まってネックになったのは、待遇面でした。もちろん社長としても最大限の考慮をいただきましたが、400万円に届かない年収だと、建築士や技師などの専門資格をお持ちの方にとっては、なかなか応募意欲が高まらないのが正直なところです。

しかも「女性」が条件となると、さらに候補者を探すのは難しい。ほとほと困り果てて社長に相談もしましたが、社長からは「今回の募集において、女性は譲れない条件だ」と頑なに認めていただけず八方塞がり…。そんな時に、リクナビNEXTのスカウト機能で「ポジティブ・アクション・オファー」の提案をされたんですね。

※ポジティブ・アクション・オファー※
男女雇用機会均等法が定める条件を満たす「ポジティブ・アクション」案件に限り、「ポジティブ・アクションによる女性限定募集」または「ポジティブ・アクションによる女性歓迎募集」として、リクナビNEXT登録者に対し、女性を特定して検索・オファー送信することができる機能。(利用には権限申請が必要)

「ポジティブ・アクション・オファー」機能を使うことで、我々が女性の求職者に向けて伝えたい「女性採用にこだわる背景」を、しっかりとスカウトオファーのタイトルや本文に明記することができたんです。

“リフォーム店の店長として、営業のキーパーソンである奥様と接点を持ち、男性の技術者たちの取りまとめをしてくれる“お母さん”のような役割がどうしても必要。円滑にコミュニケーションを図れる方であれば、建築業界の経験や資格は不要です――”

社長にも「これでダメだったらもう女性の採用は諦めてください」と伝えて、しっかりと会社の募集背景を記載したオファーを送信したところ、ピッタリの方に巡り合うことができました。

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子育てがひと段落。これからは「正社員として長く働きたい」という希望に合致

ご応募いただいたのは、インテリアスクールをご卒業後、正社員で働いていたのちに結婚、育児に伴い派遣や請負でキッチンや家具などの販売サービスを行ってきた50代の女性。数多くのご経験をお持ちですが、これまで正社員雇用に辿り着けずに仕事を続けられてきた方でした。

ようやく育児が手離れし、これからもう一度正社員として働きたいと考えていたけれど、年齢がネックになってなかなか正社員での採用まで届かない。これまで続けてきた派遣や請負の仕事でも活躍していたものの、今後60歳まで見据えて働くにはどこか不安もあり、できれば避けたかったのだとか。希望年収はそれほど高くは望まない。ただ、長く働き続けることができる「安定した正社員雇用」というのが、この方の最重視している条件だったんですね。

今回はコミュニケーション力重視で建築経験などを求めない募集だったのですが、学生時代にインテリアを学んでいたり、キッチンや家具の販売経験があるなど、偶然にもリフォーム事業との接点も多かった。またそれ以上に、社長の譲れない条件である「工務担当を取りまとめる“お母さん”のような役割」についてしっかりとご理解いただいたうえで、「割と得意だと思う」と、自信を持って挑戦していただきました。

職歴は気にし過ぎず、覚悟と自信を持ってチャレンジしてみては

男性も女性も共通だと思うのですが、特に女性の場合は子供や家族などの兼ね合いもあって、働ける時間にハンディを抱えている方も多いかと思います。スペシャリストとしての資格をお持ちであれば別ですが、ライフイベントに伴って、どうしても職歴に一貫性が乏しくなってしまったり、ブランクがあったりなど、これまでの職歴を気にされて責任ある仕事に積極的になれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

けれど、職歴は変えることができないもの。背負ってきた職歴を必要以上に気にしすぎない方がいいと思います。それよりも、自分に残された働くことができる時間に対して、自分の意志でもう一度ビジネスにチャレンジしたいんだと思っていらっしゃるなら、転職への意識をフルスロットルにして覚悟と自信を持って面接を受けていただきたい。特に中小企業の社長さんは人物や意欲を見極める目をお持ちです。

もちろん、我々も不安な時は面接に同行して、うまく表現できないところは補完するなどのフォローを行っています。前を向いて、学校を卒業した時の気持ちに戻るくらいの気持ちでチャレンジしてみれば、きっと働き方、そして生き方を変えていけるはずですよ。

記事作成日:2017年4月19日

 

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