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転職理由を聞かれても、うまく答えられない人のための処方箋

Fotolia_81933838_M「転職をする理由はなんですか?」

転職活動中の方は、面接官からこう問われて言葉に詰まった経験が、もしかするとあるかもしれません。あるいは、一生懸命答えたのに、なぜか面接官の顔が曇っていく…なんて経験はないでしょうか?

多くの企業の面接で聞かれる「転職理由」。しっかりと答えて面接を突破したいですよね。そこで今回は「転職理由を聞かれたときにどう答えればいいのか」について、その考え方や答え方を伝授します。これまで多くの転職者をサポートしてきたリクルートキャリアのキャリアアドバイザー(CA)のインタビューをもとにまとめました。ぜひ転職活動の参考にしてみてください。

◇そもそもなぜ企業は「転職理由」を聞くのか?

なぜ企業は面接で「転職理由」を聞くのでしょうか? 「『私が転職したい』と思った理由に、何で企業が興味を持つんだろう…」と思う方も、なかにはいるかもしれません。まずはそこからきちんと考えていく必要がありそうです。

当たり前のことですが、面接は「企業の知りたいこと」が問われる場です。つまり「転職理由」が聞かれているということは、それが「企業の知りたいこと」なのです。では、「あなたの転職理由」において、「企業が知りたいこと」とは何でしょうか?

それは、あなたが「転職によって実現したいこと」です。企業は、「今後何を目指していきたいのか」「どんな仕事をしたいのか」「どんな働き方をしていきたいのか」といった「あなたが『これから』何をしたいのか」について聞きたいのです。このことをまず押さえておきましょう。

◇「転職で実現したいこと」を一度振り返ってみよう

もう少し具体的に、例を交えてご説明します。

実際に面接で「転職する理由は?」と聞かれた場合、あなたは何と答えていますか? 例えば「今の会社では残業が多すぎて、このまま働き続けるのは厳しいと考え、転職を決意しました」といった回答はしていませんか?

これは「退職理由」であり、「転職によって実現したいこと」を含んだ「転職理由」になっていません。退職を決めたきっかけという過去の話に過ぎず、「あなたが『これから』何をしたいと考えているのか」という未来の話が伝えられていないのです。そのため、この回答だと「うちでも残業が発生したら辞めてしまうのでは?」と企業に捉えられてしまい、あなたが持っている可能性を理解してもらえないばかりか、ともするとマイナスの印象さえ持たれてしまうこともあるのです。

■転職理由の考え方

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◇「転職で実現したいこと」を明確にするには?

では、どのようにして「転職で実現したいこと」を考えていけばよいのでしょうか? ポイントは「退職理由」。あなたが会社を辞めようと思った理由をどんどん自問し、深掘りしていくことで、転職理由を導き出していくのです。

例えば、退職したいと思った理由が「残業が多すぎて、長く働き続けるのは厳しい」ということだとします。これだけですと単なる退職理由であり、「転職で実現したいこと」を含めた転職理由にはなりません。ここからさらに自問してみましょう。

「なぜ残業を減らして早く帰りたいと考えたのか」
「なぜ長く働き続けたいと思っているのか」
「自分にとって長く働ける会社とはどんな会社なのか」

このように様々な角度から退職理由に対して自問してみてください。すると、「残業を減らして早く帰った分、様々な社外の方との人脈を持つことができる。そこで得た知見や経験を仕事にしっかりと還元していきたい」「長く働き続けることで、より高度な専門性を身に着けることができ、会社に貢献し続けることができる」など、転職によって実現したい姿がだんだん見えてくるのではないでしょうか。これが、あなたの転職理由になるのです。

また、志望動機や「これから取り組みたいこと」「これから身に着けていきたいスキル」について聞かれても「転職で実現したいこと」がしっかり考えきれていれば問題ありません。例えば志望動機についてなら、「長く働くことで専門性を身に着け会社に貢献し続けたいと考えました。御社のホームページを拝見しますと、勤続年数が長く、高い専門性を身に着けて活躍されている方が多数紹介されていました。まさにこうした働き方が、私が目指す姿なのです」というように答えることができるでしょう。

◇実際に会って話を聞くことも大切

「転職によって実現したいこと」を明確にするのは、何も面接のためだけというわけではありません。応募する企業を選ぶときにも役に立ちます。転職によって実現したいことを考えることで、企業を選択するときの「軸」が明確になるからです。

しかし、だからといって「自分の実現したいことと完全に一致しないと応募はしない」というスタンスは避けた方がいいでしょう。実際に求人情報や企業ホームページだけではわからない部分はあります。実際に面接に足を運んでみて、面接官とのやり取りを通じて判断してみてください。