転職活動をするなら働きながら?辞めてから?
転職を考えていても、どのタイミングで転職活動を始めればよいのか迷うはず。そこで、「働きながら転職活動した方がいいのか?辞めてから活動した方がいいのか?」を聞いてみた。転職活動の体験談から活動を始めるベストなタイミングが見えてきた。
小林智明氏
今回アドバイスをいただいたキャリアアドバイザー
小林智明氏
転職支援のキャリアカウンセリングをはじめ、企業向けの人材育成コンサルティングや気付き研修のファシリテーター・トレーナーとしても活躍。
転職活動経験者100人に調査「実際に転職活動をした時期はいつ?」
働きながらも辞めてからも半々!!
内訳を見てみると、“働きながら”と“辞めてから”がほぼ半々に分かれる結果に。しかも、どちらのケースでも“成功だった”の回答が圧倒的で、後は本人のスタイルによる
働きながら 辞めてから
その時期に転職をして成功だった?(成功だった93.6%|失敗だった6.4%) 辞めてから53%|働きながら47% その時期に転職をして成功だった?(成功だった73.6%|失敗だった26.4%)
「働きながら」派の人たちに聞きました! 何が良かった?悪かった?
お金の心配がないものの、忙しさがネックになるので本気度が問われる
ココが良かった
最大のメリットは、生活においてのお金の心配がないこと。この年齢で両親に迷惑をかけるわけにもいかないので、安定した生活基盤を保ちながら転職活動ができてよかった。(26歳/医薬品・化粧品メーカー)
キャリアが途絶えなかったことが大きい。今では採用のための応募者の経歴書を見る立場にあるのだが、失業中の期間が長いと前職の退職理由に懸念が生じる。(46歳/通信)
失業期間が長くなるとニートになりそうな性格なので、在職中に次の就職先を決めようと思って行動したのがよかった。(25歳/ソフトウェア・情報処理)
会社の先輩・上司に辞める意思を伝えたときはまだ転職活動を始める前で、さまざまな引きとめにあい、「次も決まっていないのに放り出すようなことはできない」と言われた。この調子だと次が決まらない限り、退職することが難しいと判断。また、転職先が決まることで、在職期間は新しい会社への入社日までという期限ができ、「辞める・辞めない」の水掛け論から、引き継ぎの問題など具体的な方向へと話が進められた。(26歳/ソフトウェア・情報処理)
ココが悪かった
後任の入社が遅れたため、業務の引き継ぎに時間を取られてしまった。そのため、思うように志望企業へのアプローチができなかった。(25歳/ソフトウェア・情報処理)
大阪から東京へのUターン転職だったため、面接に行く時間を工面するのに苦労した。(33歳/ビジネスコンサルタント)
仕事に時間をとられてしまって活動自体が中途半端になりがちだった。就職活動を成功させるに当たって最も大切なことを「必死さ」だと考えているので、もっと集中しないといい結果が出ないということを学んだ。(26歳/医薬品・化粧品メーカー)
今の会社に決まるまで転職することを内緒にしていたため、急に辞めることになってしまい、前の会社に迷惑をかけてしまった。(43歳/アパレル)
働きながら転職活動をする人たちへアドバイス
小林智明氏 メリット・デメリット
経済的な心配がない
モチベーションを維持しやすい
家族にも迷惑(心配)をかけない
時間がない
活動の目的があいまいになりがち
本来業務のプライオリティが落ちる
成功させるポイント
「いつまで」という目標を定めて、時間管理を徹底!
時間管理が最大のポイントです。勤務時間以外のプライベートな時間の大部分を転職活動に割く覚悟がないと上手くいく可能性は低くなります。特に休日をどのようにスケジューリングするかが大事で、情報収集と書類作成は休日に集中して行ったほうが効率的です。苦労するのが面接の時間調整。勤務時間後にしてもらうことは可能ですが、遅刻は厳禁なので面接当日は仕事のスケジューリングには配慮が必要です。現役であるがゆえに転職の意志そのものが薄くなりがちなので、「この日までに転職を決める」という強い意志を持って行動しましょう。また、採用が決まった後に採用側企業が不安に思うのが入社日。「後任の引き継ぎで1カ月程度の時間が欲しい」など、いつ入社できるのかをすり合わせておく必要があります。
「辞めてから」派の人たちに聞きました! 何が良かった?悪かった?
今後をじっくり考えたい人にはいいが、貯金残高が心配で焦る人も…
ココが良かった
今までの仕事を一度見直し、今後の方向性について考える時間が欲しかったため退職後に転職活動を開始。その結果、時間にゆとりが持てたため、新しい会社の考察や下見、面接の時間が十分に確保できた。(30歳/サービス業)
前の職場に辞める旨を伝えていたので、遠慮せずに転職活動ができ、精神的にもゆとりが持てた。(28歳/医療・福祉関連)
面接の日をいつ指定されても対応できたのが利点。指定された日に面接に行けないと心証がよくないし、仕事を休んで行くにしても後ろめたい気持ちになっていたと思う。(23歳/アパレル)
自由に時間が使えることで、転職の準備や勉強ができた。また、希望していた企業の求人を待つことが可能だった。(25歳/総合商社)
ココが悪かった
転職活動中に収入がなかったため、生活費や面接の交通費を補うために貯金を切り崩す羽目になってしまった。(36歳/銀行)
無給の時期が長引くのが嫌だったので、早く転職先を決めなければと焦った。その結果、本当に働きたい会社なのかの判断が鈍ってしまった。(36歳/サービス業)
辞めてから転職活動をする人たちへアドバイス
小林智明氏 メリット・デメリット
目標を絞って準備活動ができる
後がないという覚悟を持って
活動に臨める
スキルアップなどに集中して
取り組むことができる
孤立しがちになる
経済的な基盤が弱くなる
ストレスがたまりやすく健康を害する場合もある
成功させるポイント
ブランクが長引くと不利になるので、積極的な活動を!
退職後の転職活動はなんといっても時間の制約がないことが大きなメリットです。時間を有効活用するために、「求人情報を収集する曜日」「人脈を広げる曜日」など、やることをきちんと決めて行動しましょう。職種転換などキャリアチェンジを想定している場合は、自分の武器と戦略・戦術をよく検討する必要があるので、活動初期は自己分析に時間をあてたいですね。しかし、ブランク期間が半年を超えるようになると、変化や進化が激しい業界を筆頭にさまざまな企業が書類選考時にチェックを入れ、マイナス評価につながるので注意。求人側から転職活動が長引いたことによるブランクと受け取られないように、例えば公的機関の職業能力開発セミナーや民間の資格講習に通うなど、常にスキルアップを意識しておくことも大切です。また、辞めてから活動をする場合は経済的な心配がついてまわります。自己都合で辞めた場合、失業手当が出るまでに3カ月かかるので少なくともその間の生活費は貯えておくのがよいでしょう。
 
【調査概要】インターネット上でアンケートを実施
調査期間:2006年9月9日〜9月10日
調査対象:転職活動経験者100人(有効回答数100件)(インフォプラント調べ)
STAFF

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