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履歴書に印鑑は必要?印鑑の選び方・押印のコツを解説

履歴書と朱肉と印鑑

履歴書の書式によって、印鑑を押す欄(押印欄)が用意されていることがあります。

昨今では押印欄がない履歴書が多くなっていますが、欄がなければ印鑑を押さなくても良いのでしょうか。それとも、押した方が良いのでしょうか。

履歴書の押印について組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

履歴書に印鑑を押すこと(押印)は基本的に不要

基本的に、履歴書への押印は必要ありません。
履歴書の書式によって、押印欄があるもの・ないものがあるのは、行政の手続きの見直しによるものです。

従来の履歴書には押印欄がありましたが、1997年に申請や届出を簡略化し、電子化・ペーパーレス化を推進するため「押印見直しガイドライン」が定められ、履歴書は「押印を求める必要性や実質的意義が乏しく、押印を廃止しても支障のないものは廃止し、記名のみでよいこととする」とされました。

以降、行政の指導に従い、履歴書の押印欄は次第になくなる傾向にあります。

履歴書の押印が不要なケースと必要なケース

前述の通り、履歴書への押印は基本的に不要です。
ただ、履歴書フォーマットによっては押印欄がついているものもあり迷ってしまいます。

ここでは、押印が必要なケースと不要なケースを整理していきます。

押印欄がある履歴書

押印欄がある履歴書

▼ 押印欄がない履歴書

押印欄がない履歴書

【押印が必要なケース】履歴書に押印欄がある・企業から押印の指示があった

履歴書に押印欄がある場合や、企業から求められた場合は忘れずに押印します。

企業から押印の指示があったものの履歴書に押印欄がない場合は、名前の右横空欄に被らないよう押印します。

パソコン作成の履歴書で求められた場合は、書類をプリントアウトし、押印後にスキャンしてPDF化するやり方があります。

ただ、自宅にプリンターがない場合は手間がかかるかもしれません。電子印鑑(デジタル印鑑)を使うと便利です。

その際、企業に応募書類に電子印鑑を利用し問題ないかを確認します。

電子印鑑は無料で簡単に作成できるアプリやツールも多くあるので、作っておくと安心でしょう。

【押印が不要なケース】履歴書に押印欄がない

押印欄がない場合、あえて押す必要はありません。

履歴書の印鑑の選び方と押印のコツ

ビジネス文書として扱われる履歴書。そこに押す印鑑選びの注意点と押印のコツを紹介します。

履歴書の印鑑は認印を選ぶ

履歴書で使う印鑑として最適なのは、朱肉を使う「認印」です。

認印は、サイズや書体も自由ですが、読みやすい行書体や楷書体で、直径1.5㎝ほどの平均的なサイズを選ぶといいでしょう。

印鑑にはほかに、役所で印鑑登録した実印、銀行の口座開設に必要な銀行印などもありますが、個人情報が流出する恐れがあるので避けたほうが安心です。

インクが内蔵された浸透印は時間の経過によって劣化してしまったり、濡れたときににじんだりするので、履歴書には使わないほうがいいでしょう。

履歴書への押印は失敗するとやり直しに。押印のコツ

押印に失敗し、履歴書を書き直し(出力し直し)しなくては…。そんな事態にならないように、押すときは斜めになっていないか確認し、かすれないようにしっかりと押してください

キレイに押印するコツは、

  • 印字面の汚れをふき取る
  • 朱肉をポンポンと上から叩くようにしてつける
  • 捺印マットを使ってかすみを避ける(なければ厚みのある冊子などを敷く)

ことです。履歴書に押す前に別の紙で試し押ししてみるとより安心です。

履歴書への押印のOK例とNG例

履歴書への押印のOK例とNG例

押印に失敗した場合は、書き直しを推奨します。

ただ、応募締切まで時間がない、すでに何度も書き直しをしていて余裕がないなどの場合は、二重線と訂正印+添え状などに一言コメントして送付しても問題ありません

履歴書へ印鑑を押し忘れてしまった場合の対処法

企業から押印を指示されていたのに忘れてしまったら、気づいたときに速やかに連絡し、どう対応すべきかを確認しましょう。

履歴書の再送が必要なこともあれば、面接時に印鑑を持参し押印することもあります。

履歴書の印鑑に関するよくあるQ&A

履歴書の印鑑について、よくある質問をまとめました。

Q.印鑑はどこで手に入りますか?

A. 文具店や通販サイトなどで購入することができます。

Q.「名字」ではなく、フルネームや名前のみの印鑑でも良いですか?

A.フルネームでも問題ありません。

文字数が多くなるため偽造されにくく信頼性が高まりますが、画数が多い分、押印時に文字がにじみやすくなったり印影がつぶれて読みにくくなったりするデメリットがあります。

なお、名前のみの印鑑は、ビジネス書類には適しません。

Q.履歴書以外に印鑑が必要な応募書類はありますか?

A.個人情報の取り扱いに注意が必要な企業(プライバシーマークを取得している企業)などの場合、職務経歴書への押印を求められるケースもあります。

健康状態を申告する書類に押印が必要なこともあります。

また、面接でかかった往復交通費を支給する企業の場合、経費申請の書類に押印するために、「面接時に印鑑を持参してください」と言われることもあるでしょう。

Q.「印鑑の押し方」によって採否が決まることはありますか?

A.印鑑の押し方1つで採否が決まることはありません

ただ、極端なかすれやにじみにより書類が汚れていたり、大きく傾いたり欠けたりした押印のまま提出すると、「仕事でも細かいところで手を抜いてしまう人なのでは」「ビジネスマナーが守れない人なのではないか」と懸念される可能性はあるでしょう。

Q. 「修正印」を打つ場合、履歴書の押印で使う印鑑と同じものを使うことはできますか?

A.ビジネス文書なので、基本的に「修正印」は使わずに書き直します

ただ、前述の通り時間がなくて対応できない場合は、修正したい箇所に二重線を引き、押印した同じ印鑑を修正印として使うとよいでしょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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