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派遣期間の履歴書への書き方【ケース別見本つき】

派遣社員

派遣社員としての経歴を履歴書にどう書けばいいのか…という転職相談は珍しくありません。

本記事では、派遣元・派遣先の記載方法や退職理由の書き方を、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が基本から解説。

さらに、派遣先が複数ある場合や、短期・単発、守秘義務があるケースなど、実際の状況に即した記載例についても紹介します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

派遣で働いた期間の「職歴欄」の書き方見本

履歴書における派遣期間の職歴の書き方見本

派遣社員として働いた経験は「職歴」に該当します。

履歴書に記載しないと、場合によってはブランク期間と見なされたり、経歴詐称と誤解されたりする可能性もあります。

履歴書には、派遣社員を含めた全ての経歴を記載するようにしましょう。

▼「(登録型)派遣社員」としての職歴欄の書き方<基本ルール>

  • 派遣社員としてのすべての派遣元・派遣先企業を記載します。
  • 派遣元に「登録」、派遣先に「就業」または「派遣」を使います。
  • 契約終了時は、期間満了の場合「派遣期間満了につき退職」、自分都合の場合「一身上の都合により退職」とします。
  • スペースに余裕があれば業務内容を記載します。

なお、上記は「登録型派遣」についての書き方になります。

「常用型派遣」の職歴の書き方はこちらへジャンプ「紹介予定派遣」の職歴の書き方はこちらへジャンプ

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【ケース別】派遣期間の職歴欄の書き方とポイント

登録型派遣では、派遣会社に登録後、契約期間(最長3年)つきで派遣先の会社に就業する形を取ります。

中には、短期契約で様々な派遣先を経験しているケースもあるでしょう。

ここでは、派遣社員として複数の経歴を記載する方法や、常用方派遣・紹介予定派遣の書き方について紹介します。

「派遣元は1つだが派遣先が複数」のケース

派遣元が一貫して同じで、派遣先企業が複数にわたるケースです。

職歴欄には派遣元を記載したあと、派遣先をまとめて列挙すると見やすくなります。

▼書き方例:契約期間終了後、派遣元と派遣先双方を離れた場合

職歴
xxxxxx株式会社A(派遣元)に登録
xxxxxx  株式会社B(派遣先)にて事務スタッフとして就業(20XX年X月まで)
xxxxxx  株式会社C(派遣先)にて営業事務として就業(20XX年X月まで)
xxxxxx  株式会社D(派遣先)にて経理アシスタントとして就業(20XX年X月まで)
xxxxxx  株式会社E(派遣先)にて営業事務として就業(20XX年X月まで)
xxxxxx 派遣期間満了につき退職

▼書き方例:現在も派遣先で就業中の場合

職歴
xxxxxx株式会社A(派遣元)に登録
xxxxxx  株式会社B(派遣先)にて事務スタッフとして就業(20XX年X月まで)
xxxxxx  株式会社C(派遣先)にて営業事務とし就業(20XX年X月まで)
 現在に至る

複数の派遣元・派遣先を経験したケース

派遣元が異なる場合は、それぞれの会社で入社・退職日を明記し、派遣先も補足します。

勤務期間が短くても省略せず、簡潔に記載しましょう。

▼書き方例

職歴
xxxxxx株式会社A(派遣元)に登録
xxxxxx  B株式会社に一般事務として就業(20XX年X月まで)
xxxxxx  C株式会社に営業事務として就業(20XX年X月まで)
xxxxxx派遣期間満了につき退職
xxxxxx株式会社D(派遣元)に登録
xxxxxx  E株式会社に一般事務として就業
現在に至る

職歴多数などの理由で1行をできるだけシンプルにまとめたい場合

「1〜2か月程度の短期派遣や単発の仕事が多い」「派遣社員と正社員の職歴を合わせて複数に及ぶ」などのケースでは、派遣元と派遣先を1行でまとめて構いません。

履歴書では煩雑にならないようシンプルにまとめ、詳しい職務内容については職務経歴書でアピールしてください。

▼書き方例

職歴
xxxxxx株式会社A(派遣元)よりB株式会社(派遣先)に事務スタッフとして就業
xxxxxx派遣期間満了につき退職
xxxxxx株式会社C(派遣元)よりD株式会社(派遣先)に事務スタッフとして就業
xxxxxx派遣期間満了につき退職
xxxxxx株式会社E 入社(正社員)
    営業部に配属 営業事務として従事
xxxxxx一身上の都合により退職
xxxxxx株式会社F 入社(正社員)
    営業部に配属 営業事務として従事
  現在に至る

守秘義務を伴う派遣先を経験したケース

業務上の守秘義務により派遣先企業名や業務内容を公開できない場合は、企業名として「某衣料品メーカー」「某IT企業」などと、業界・職種が分かる程度に記載します。

併せて、「業務内容は守秘義務の関係で記載できません」などと補足します。

面接でも詳細を話せない場合は、その旨を丁寧に伝えましょう。

不明な点がある場合は、派遣元に確認してから記載してください。

職歴
xxxxxx株式会社A(派遣元)に登録
  某衣料品メーカーに営業アシスタントとして就業
  業務内容は守秘義務の関係で記載できません
xxxxxx派遣期間満了につき退職

常用型派遣の場合

常用型派遣とは、派遣会社に正社員または契約社員として入社し、派遣先で就業する働き方です。

基本的には「入社日」からの継続勤務となるため、履歴書でも一つの企業での勤務として記載し、その中で派遣先を補足してください。

また、常用型派遣は無期雇用契約のため「派遣期間満了につき退職」を使うことはありません。

退職時は、社員と同じく「一身上の都合により退職」と記載します。

▼書き方例

職歴
xxxxxx株式会社Aに入社
  B株式会社に常用型派遣社員として就業
  システムエンジニアとして、システム設計に従事
xxxxxx一身上の都合により退職

派遣期間中に直接雇用へ切り替わったケース(紹介予定派遣含む)

派遣先企業での勤務後に直接雇用へ切り替わった場合(紹介予定派遣※など)は、その旨と切り替え時期、雇用形態の変化を明記します。

※紹介予定派遣とは、派遣元で「紹介予定派遣」として紹介を受け、派遣先で一定期間(最長6ヶ月)勤務した後、企業側と本人の合意のもと直接雇用へ切り替える働き方のこと。▶参考:紹介予定派遣とは・・・│厚生労働省(PDF)

▼書き方例

職歴
xxxxxx株式会社A(派遣元)に登録
    B株式会社に派遣社員として就業(紹介予定派遣)
    経理事務として給与計算業務、勤怠管理業務などを担当
xxxxxxB株式会社に正社員として入社
xxxxxx  経理事務として給与計算業務、勤怠管理業務、社会保険事務などを担当
  現在に至る

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派遣期間を職歴欄に記載する際の注意点

  • 派遣元と派遣先を区別し、勤務実態が正しく伝わるようにしましょう。
  • 派遣元の社名は略さず、正式名称で記載してください。
  • 履歴書では、業務内容は簡潔に記載しましょう。
    詳細は職務経歴書で、さらに補足したい事情がある場合は面接時に伝えてください。

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派遣社員の職歴記載方法にまつわる質問集

Q. 派遣先を複数書いたら離職回数が多く見えてしまう?

派遣元が一貫していれば、派遣先の変更は「転職」としてカウントされません。
派遣先ごとに1行にまとめるなど工夫し、読み手がこれまでの経歴を把握できれば問題ありません。

Q. 日雇い派遣の職歴はどう書けばいい?

労働者派遣法では、原則として30日以内の短期派遣(いわゆる日雇い派遣)は制限されています。
ただし例外もあり、「ソフトウェア開発、財務処理、研究開発、広告デザイン、秘書などの業務」「60歳以上の者」「雇用保険の適用を受けない学生」「副業として従事する者(生業収入が500万円以上)」などは日雇い派遣として認められています。
こうした日雇い派遣で働いた職歴を全て詳細に記載する必要はなく、応募先企業に関連性のあるものや自分の強み・スキルをよりアピールできるものに絞って記載するといいでしょう。

Q. 職務経歴書にはどう書く?

職務経歴書には、より詳しい業務内容や実績を記載します。履歴書の職歴欄で業界・業種がわかるよう簡潔に伝え、詳細を職務経歴書で補完する、という形が一般的です。
詳しくは「職務経歴書の書き方ナビ|見本と職種別例文サンプルで簡単作成」記事をご覧ください。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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